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2020.01.13

大河ドラマ主人公「明智光秀」ゆかりの地を巡ろう!岐阜から福井・滋賀・京都まで生涯をたどる

第六章<ときは、今> 京都【京都府京都市】

謎多き本能寺の変。現地を訪ねて人生を思う。
いよいよ舞台は最終章・京都へ。天正十(1582)年6月2日、明智軍は亀山城から老ノ坂を越えて京の本能寺へ向かう。直前の5月末には愛宕神社で連歌会を催し「時は今 あめが下しる(なる) 五月哉」のあの句を詠んだ。

現在でも謎に包まれた本能寺の変。パワハラ説、黒幕説、四国問題説など新説は後をたたないが、旅を通してひとりの戦国武将が何かの思いをもって京へ向かったのは確かだと思えた。これにて明智光秀の人生を辿る旅の幕を閉じよう。

<本能寺へ>
[アクセス]【電車】京都市営地下鉄市役所前駅より徒歩2分【車】名神高速京都南ICより20分

\ゆかりの地/法華宗大本山本能寺【京都府京都市】

法華宗大本山本能寺
恭明宮の門を移築した総門。街中にあり門は商店街に面していて時の流れを感じる
法華宗大本山本能寺
信長公廟の供養塔の下には、信長が使用していた刀が眠っている
法華宗大本山本能寺
1415年創建当時を思わせる総欅造りの本堂。日蓮聖人像は本能寺の変以前のもの
法華宗大本山本能寺
本能寺跡は油小路通蛸薬師にある
法華宗大本山本能寺
法華宗大本山本能寺
織田木瓜があしらわれた信長御守500円と御朱印帖1200円~2500円。本能寺の変の前夜に信長に異変を知らせたという三足の蛙(の香炉)の御守りなども

いざ、本能寺へ様々な思いが駆け抜ける。
本能寺の変後、豊臣秀吉の命により現在の場所に移転。信長の三男信孝により建てられた信長公廟が残る。宝物館では信長所有の天目茶碗や唐銅香炉「三足の蛙」などの名品を展示。

■法華宗大本山本能寺
[TEL]075-231-5335
[住所]京都府京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522
[営業時間]6時~17時、大寶殿宝物館9時~17時(最終入館16時30分)
[定休日]なし、宝物館は年末年始・展示替え日
[料金]参拝無料、宝物館500円
[駐車場]20台(30分200円)
「法華宗大本山本能寺」の詳細はこちら

\ゆかりの地/大本山妙心寺【京都府京都市】

大本山妙心寺
法堂(はっとう)の鏡天井には狩野探幽による迫力の雲龍図が
大本山妙心寺
特別公開の浴室内部は当時の蒸し風呂式の興味深い様式
大本山妙心寺
特別公開の仏殿

1337年創建の臨済宗妙心寺派の大本山で京都最大の禅宗寺院。特別公開で拝観できる浴室は「明智風呂」とも呼ばれ、光秀の叔父・密宗和尚が光秀の菩提を弔うために創建されたといわれる。

<非公開文化財特別公開>
2020年1月10日~3月18日の期間、「京の冬の旅」キャンペーンでは「明智光秀と戦国の英傑たち」と称して特別公開を実施。妙心寺(明智光秀)、大徳寺総見院(織田信長)、高台寺(豊臣秀吉)、知恩院(徳川家康)などで通常非公開の文化財を見学できる(1カ所600円 一部期間・料金異なる)。定期観光バスも運行予定。問い合わせ:京都市観光協会[TEL]075-213-1717

■大本山妙心寺
[TEL]075-466-5381
[住所]京都府京都市右京区花園妙心寺町1
[営業時間]法堂・大庫裏9時10分~11時50分、12時30分、13時~16時40分の20分毎(11月~2月は15時40分迄)
[定休日]なし
[料金]拝観料大人700円
[駐車場]80台
「大本山妙心寺」の詳細はこちら

\ゆかりの地/餅寅【京都府京都市】

餅寅
光秀饅頭各160円
餅寅
「親しみを込めて光秀さんと呼ぶのよ」と女将さん
餅寅
風情ある白川沿い。1軒隣では京町家一棟貸しの「白川庵」も営む
餅寅
餅寅の脇の路地を入ったところにただただ静かに佇む明智塚
餅寅
明治時代のものといわれる写真。真ん中の五輪塔墓は今でも明智塚に残る
餅寅
明智塚。厨子の奥には光秀の木像が安置されている

250年間光秀の首塚を守り続ける和菓子店。
天保年間より続く餅寅では、江戸中期から現在に至るまで代々光秀の首塚といわれる梅宮社を守り続けている。明智塚にお参りしたら、餡たっぷりの光秀饅頭を。

■餅寅(もちとら)
[TEL]075-561-2806
[住所]京都府京都市東山区白川筋三条下る梅宮町475
[営業時間]9時~17時
[定休日]不定※電話確認がベター
[駐車場]周辺有料駐車場利用
「餅寅」の詳細はこちら

\グルメ/本家尾張屋【京都府京都市】

本家尾張屋
江戸中期より禅寺との関わりが深く、今でも毎月禅宗の寺の僧侶がお経をあげに訪れる
本家尾張屋
菓子のそば餅と蕎麦板。盛り合わせ(そば餅1個と蕎麦板6枚)330円
本家尾張屋
14代目考案の尾張屋名物。宝来そば2530円
本家尾張屋
築130年の木造建築。1階部分は当時のまま

宝を集める縁起の良い名物「宝来そば」を味わう。
1465年に尾張から京へ来て550年余り。京都の良質な地下水と音威子府(おといねっぷ)のそば粉で打つ二八そばが5段の漆器に盛られ、一椀ごとに違う薬味で楽しめる。

■本家尾張屋(ほんけおわりや)
[TEL]075-231-3446
[住所]京都府京都市中京区車屋町通二条下る
[営業時間]11時~19時( LO18時)※お菓子販売は9時~
[定休日]1月1日、2日
[駐車場]周辺有料駐車場利用
「本家尾張屋」の詳細はこちら

\ゆかりの地/亀屋陸奥【京都府京都市】

亀屋陸奥
もちっとした食感と白みそのふんわりした香りがクセになる。松風8枚650円
亀屋陸奥
西本願寺の堀川通りを挟んだ向かい。看板には「本派本山/松風調進所」とある

合戦の兵糧代わりだった?京都銘菓「松風」。
1421年創業。本願寺の御供物司として代々菓子を納める。1570年の石山本願寺と信長の合戦の際、僧たちの兵糧代わりとなったのがはじまりとも。

■亀屋陸奥(かめやむつ)
[TEL]075-371-1447
[住所]京都府京都市下京区西中筋通七条上る菱屋町153
[営業時間]8時30分~17時
[定休日]水、ほか臨時休業日あり、1月1日~3日
[駐車場]周辺有料駐車場利用
「亀屋陸奥」の詳細はこちら

※この記事は2019年10月時点での情報です

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