九州には混雑必死の鉄板紅葉名所がいくつかありますが、「渋滞は避けたい」「あまり人がいない名所に行きたい」という方のために、穴場の名所をこっそりとご紹介します。
水辺の紅葉に、吊橋紅葉、トロッコに乗って眺める乗り物紅葉など…落ち着いてゆっくりと観賞を楽しみたい人におすすめです。ぜひ出かけてみてください。
1.【福岡県・北九州市】河内藤園
足元から頭の先までモミジに包まれる世界。

5月は藤棚のアーチが世界的に話題となったスポット。紅葉シーズンに入ると「モミジの森」が開放され、絶景の紅葉トンネルを散策できる。樹齢約30年のモミジが約700本、樹齢70~80年のものも、18本植えられているとか。散策路の両側に背の高いモミジが並び、赤いトンネルのようだ
穴場攻略法
紅葉観賞は1周約1時間で歩ける周遊コースが整備されている。紅葉のじゅうたんを楽しもう♪
TEL/093-652-0334
住所/福岡県北九州市八幡東区河内2-2-46
営業時間/9時〜17時
定休日/なし
料金/大人300円
アクセス/北九州都市高速大谷出口より20分
駐車場/120台
「河内藤園」の詳細はこちら
2.【熊本県・菊池市】菊池渓谷
清流のせせらぎに耳をすませて紅葉観賞

見ごろ 11月上旬~11月中旬
名水100選のひとつである「菊池水源」にある、約4kmの渓谷。エメラルドグリーンの水面にカエデやイチョウ、ケヤキなど濃い赤色が引き立つ。「掛幕の滝」「黎明の滝」など滝の名所が5カ所あり、特に「紅葉ヶ瀬」はその名の通り紅葉が見もの。

穴場攻略法
「紅葉ヶ瀬」の他、おすすめスポットは一面に紅葉が広がる「広河原」。
TEL/0968-25-0513(菊池観光協会)
住所/熊本県菊池市原
営業時間/8時30分~17時
料金/高校生以上100円(協力金)
アクセス/九州道植木ICより50分
駐車場/465台
「菊池渓谷」の詳細はこちら
3.【大分県・佐伯市】藤河内渓谷
ハイキングにもおすすめ。見どころ満載の紅葉名所。

全長約8kmの渓谷で、つるりとした平らな花崗岩(かこうがん)が特徴。そのうえには見事な紅葉が広がっており、見どころも「ひょうたん渕」、「千枚平」など多数。遊歩道を1時間ほど歩くと高さ77mの「観音滝」にたどり着くので、散策目当てに訪れる人も多いとか。防寒して散策に出かけよう!
穴場攻略法
渓谷入口から観音滝を目指して約1時間。岩肌の合間を流れる落ち葉を写真におさめよう。
TEL/0972-23-3400(佐伯市観光案内所)
住所/大分県佐伯市宇目
営業時間/散策自由
アクセス/東九州道佐伯ICより1時間25分
駐車場/30台
「藤河内渓谷」の詳細はこちら
4.【大分県・竹田市】清滝
遊歩道を歩いて水流の美しい滝へ。

見ごろ 11月中旬~下旬
滝データ 高さ40m
水量は多くないが、落差が大きく、まるで霧状のシャワーのように岩山から湧き出る水が心地よい。広葉樹が生い茂り、秋は辺り一面が美しく色づく。滝壺近くまで木製のデッキがそなえられ、繊細な水流と紅葉の競演を間近で眺められる。散策はすべりにくい靴で行くのがおすすめ!
穴場攻略法
遊歩道の入口に駐車スペースあり。景色を眺めながら滝を目指そう!
TEL/0974-75-2214(竹田市役所直入支所)
住所/大分県竹田市直入町長湯
営業時間/散策自由
料金/無料
アクセス/大分道湯布院ICより44分
駐車場/15台
「清滝」の詳細はこちら
5.【鹿児島県・伊佐市】曽木の滝公園
真っ赤に色づくモミジ×滝。壮大な演出の秋景色

別名「東洋のナイアガラ」と呼ばれる名瀑。豪快に流れ落ちる滝の白い水しぶきとともに、モミジやイチョウはよりつややかに映える。例年開催される「曽木の滝もみじ祭り」(11月23日(月・祝)に実施)では、滝や紅葉のライトアップが行われる。赤く色づく紅葉にうっとり。
見ごろ 11月中旬~下旬
滝データ 高さ12m/幅210m
穴場攻略法
ライトアップの11月21日(土)・22(日)の17時~が狙い目。日暮前に訪れて昼夜を見比べて!
TEL/0995-23-1311(伊佐市役所)
住所/鹿児島県伊佐市大口宮人628-41
営業時間/散策自由
定休日/無料
アクセス/九州道栗野ICより1時間
駐車場/200台
「曽木の滝公園」の詳細はこちら
6.【福岡県・八女市】杣の里吊橋
ぐるり秋色に包まれるのどかな山間の里。

見ごろ 10月下旬〜11月中旬
標高640mに位置する杣の里渓流公園内にある巨大な吊橋。園内の各所で紅葉が見られるが、吊橋からは釈迦(しゃか)岳をはじめ、辺り一面色づいた山々の眺望が。懐かしくて鮮やかな風景に包み込まれる。
穴場攻略法
山奥ゆえ、天気が変わりやすい。事前に天気予報のチェックをしてお出かけの計画を立てよう。
イベント情報【八女矢部まつり】
11月21日(土)、22日(日)
矢部の特産品の直売や、「コケッコ競鶏レース」などのイベントも多数開催される。
TEL/0943-47-3111(八女市矢部支所建設経済課)
住所/福岡県八女市矢部村北矢部6707-7杣の里渓流公園
営業時間/10時~17時
定休日/なし
アクセス/九州道八女ICより1時間
駐車場/30台
「杣の里吊橋」の詳細はこちら
7.【熊本県・八代市】五家荘(樅木の吊橋)
2連の親子橋がスリル満点山深い秘境で愛でる紅葉美。

見ごろ 11月上旬〜中旬
山々を越えた先にある、まさに秘境。滝や歴史ある古民家「緒方家」など見どころが点在し、あやとり橋としゃくなげ橋の2連の親子橋「樅木の吊橋」からは、スリリングな紅葉観賞が…!木の吊橋と調和した山景色が趣あふれる。
穴場攻略法
周辺にある「五家荘 平家の里」や「梅の木轟吊橋」、「せんだん轟の滝」など主な紅葉スポットも一緒に。
TEL/0965-67-2111(八代市泉支所地域振興課)
住所/熊本県八代市泉町樅木
営業時間/終日開放
料金/観覧自由
アクセス/九州道松橋ICより1時間30分
駐車場/50台
「五家荘(樅木の吊橋)」の詳細はこちら
8.【福岡県・太宰府市】太宰府
天満宮周辺の名所へも参拝の前後に立ち寄りたい。
太宰府天満宮を中心に、周辺に紅葉スポットが点在する太宰府エリア。天満宮内の天開稲荷社やだざいふ遊園地内の散策を楽しんだら、車で10分ほどの竈門神社へも足を延ばそう。
穴場攻略法
太宰府天満宮から歩いて行ける光明禅寺をはじめ、車で竈門神社、観世音寺なども巡ろう。
太宰府天満宮
山手にあるお社まで行こう。

本殿を裏手に進んだ先にある天開稲荷社までの道は紅葉ルート。また、天満宮では紅葉シーズンの11月頃まで、おみくじがオレンジなど3色の紅葉色になる予定だそう。
TEL/092-922-8225(9時~17時)
住所/福岡県太宰府市宰府4-7-1
営業時間/開門時間6時30分~19時
定休日/なし
料金/観覧自由
アクセス/電車:西鉄太宰府駅より徒歩20分 車:九州道太宰府ICより15分
駐車場/周辺に有料駐車場有り
「太宰府天満宮」の詳細はこちら
だざいふ遊園地
真っ赤なもみじ山とアトラクションを満喫。

見ごろ 11月上旬
太宰府天満宮の敷地内にあり、トレインコースターやパットゴルフなど20種類以上のアトラクションで遊べる。園内の「もみじ山」は知る人ぞ知る穴場スポット
TEL/092-922-3551
住所/福岡県太宰府市宰府4-7-8
営業時間/10時30分~16時30分※季節変動あり
定休日/不定
料金/入園料中学生以上500円、3歳~小学生・65歳以上400円
アクセス/電車:西鉄太宰府駅より徒歩10分 車:九州道太宰府ICより15分
駐車場/なし(周辺に有料駐車場有り)
「だざいふ遊園地」の詳細はこちら
9.【熊本県・高森町】
南阿蘇鉄道トロッコ列車
各駅停車でのんびりと♪車窓から秋衣の外輪山。

土日祝で立野駅~高森駅間を1日2往復するトロッコ列車「ゆうすげ」号から阿蘇山や外輪山、南阿蘇を望む。通常30分の立野駅~高森駅間を50分かけ、各駅停車で運行。眺望ポイントで徐行してくれるのもうれしい。白川と赤く染まった谷を望む第一白川橋は必見。

穴場攻略法
行きはトロッコ列車、戻りは普通列車を利用し、南阿蘇観光も楽しもう。
TEL/0967-62-0058(南阿蘇鉄道高森駅)
住所/熊本県阿蘇郡高森町高森1537-2高森駅
営業時間/運行時間:全席指定・要予約
往路発車時刻:高森駅発9時45分、13時33分(復路発車時刻:立野駅発11時25分、14時35分)
定休日/月曜日~金曜日 ※土日祝のみ運行、12月~2月は運行なし
料金/大人 片道1280円 (復路:普通列車480円)、3歳~12歳740円 (復路:普通列車240円)
アクセス/九州道熊本ICより1時間30分
駐車場/30台
「南阿蘇鉄道トロッコ列車」の詳細はこちら
10.【宮崎県・高千穂町】
あまてらす鉄道スーパーカート
高さ105mの紅葉鉄橋をスーパーカートで爽快に。

見ごろ 11月中旬〜下旬
10年前の台風被害で廃線になった高千穂鉄道の線路で運行を開始。2013年から鉄橋を渡る「スーパーカート」は、オープンエアー。高千穂鉄橋の上で、気持ちいい風と紅葉を!

穴場攻略法
スーパーカートは1日10便運行。天岩戸駅周辺の紅葉も見応えあり。
TEL/0982-72-3216(高千穂あまてらす鉄道株式会社)
住所/宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1425-1
営業時間/10時~16時
定休日/木曜日 ※悪天候の場合は運休
料金/高校生以上1300円、小・中学生800円、未就学児400円
アクセス/北方延岡道北方ICより40分
駐車場/15台(高千穂駅バス停横共同駐車場)
「あまてらす鉄道スーパーカート」の詳細はこちら
※この記事は2015年10月時点での情報です
じゃらん編集部
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