日に日に春の温かさを感じはじめた今日この頃。うららかな春の訪れとともに一斉に咲き出す春の花々の中でも、ひときわ美しい桜。関東近郊の開花もそろそろですね。
今回は、1500か所以上のお花見スポットを巡ったまさに花見のプロである中西さんに、関東近郊の各県で一番美しい桜スポットをお聞きしました。花見のプロ中西さんが教えてくれたそれぞれの場所の見どころにも注目!あなたの住んでいる県のナンバー1はどこかチェックして♪引っ越した先や旅先で、お出かけ先に迷ったらまずはココでお花見もよさそう。
春は出会いや別れが多い季節。忙しさや切なさも癒してくれる美しい桜の絶景を眺め、素敵な時間をお過ごしくださいね。
※イベントは変更・中止となる場合がございますので、事前に各所へお問い合わせください。
※掲載している写真は、本年イメージや昨年以前の様子となります。
※旅行・お出かけの際は、安全、体調に十分に配慮しましょう。お出かけの際は公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
\東京都 No.1/新宿御苑【新宿区】



高層ビル群と桜の共演を楽しめる、東京ならではの桜絶景地。園内では2月から65種約1000本の桜が次々と開花し、約2カ月にもわたって目を楽しませてくれる。
[開花時期]2月中旬~4月下旬
[桜の本数]約1000本
花見シーズンは約2カ月!都会の真ん中にある桜の園。
日本庭園の池の辺りから眺める桜×超高層ビルの光景が印象的。映り桜を探しながら、園内の池をたどって散歩するのがおすすめです。

[TEL]03-3350-0151
[住所]東京都新宿区内藤町11
[営業時間]9時~16時30分(最終入園16時)※季節により変動あり
[定休日]月(休日の場合は翌平日)※春の特別開園期間中はなし
[料金]入園料一般500円、学生・65歳以上250円(証明書提示必要)、中学生以下無料
[アクセス]JR新宿駅南口より徒歩10分
「新宿御苑」の詳細はこちら
\神奈川県 No.1/三渓園【横浜市】

約500m続く桜並木を通って到着する美しい日本庭園。京都などから移された古建築17棟が点在し、桜に彩られる春はとくに趣がある。園内の茶店で人気の「さくらアイス」もぜひ。
[開花時期]3月下旬~4月上旬
[桜の本数]約300本
古都の春をイメージさせる、和風建造物と桜のコラボ。
大池越しに見る三重塔と桜の組み合わせが素敵。風のない日は桜が水面に映り込んで絶景!

[TEL]045-621-0634
[住所]神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
[営業時間]9時~17時(時期により変動あり)※最終入場は閉園30分前
[定休日]12月29~31日
[料金]入園料大人700円、小中学生200円
[アクセス]首都高速本牧埠頭出口より5分
[駐車場]70台
「三渓園」の詳細はこちら
\埼玉県 No.1/幸手権現堂桜堤【幸手市】

約1kmに及ぶソメイヨシノのトンネルと広大な菜の花畑のコントラストで有名。
[開花時期]3月下旬~4月上旬
[桜の本数]約1000本
どこまでも続く桜並木と、見渡すかぎりの菜の花畑。
桜と菜の花のコラボで人気ですが、桜は立派な古木が多く、近くでじっくり風格を楽しむのもおすすめ。堤防に桜が並ぶ様子も素敵です。

[TEL]0480-44-0873
[住所]埼玉県幸手市大字内国府間887-3
[営業時間]8時30分~19時(3月は~18時、冬季~17時)
[定休日]なし
[アクセス]圏央道幸手ICより10分
[駐車場]1000台
「幸手権現堂桜堤」の詳細はこちら
\千葉県 No.1/清水公園【野田市】


駅から続く桜並木に始まり、公園内のあらゆる場所で花見を楽しめる。とくに、古木のうろの中から若い幹が生じて再生したという樹齢140年超の長寿桜「劫初の桜」は必見!
[開花時期]3月下旬~4月上旬
[桜の本数]約2000本
古桜に彩られた園内で、御長老ソメイヨシノに会う。
入口近くの桜並木や、第1公園広場の桜には迫力ある古木が多く、見ごたえたっぷり。金乗院の仁王門前の桜(劫初の桜)も素敵です。

[TEL]04-7125-3030
[住所]千葉県野田市清水906
[営業時間]入園自由
[定休日]なし
[アクセス]常磐道流山ICより24分
[駐車場]1200台
「清水公園」の詳細はこちら
\群馬県 No.1/赤城南面千本桜【前橋市】

道路の両側に連なるソメイヨシノの千本桜が1.3kmのトンネルを作る人気スポット。隣接する「みやぎ千本桜の森公園」には菜の花も植えられ、ピンクと黄色の華やかなコンビネーションを楽しめる。
[開花時期]4月上旬~中旬
[桜の本数]約1000本
1.3km続く桜のトンネルを夢見心地で歩いてみよう。
桜と菜の花のコンビは鉄板! 並木道を歩いて古木を愛でたい。

[TEL]027-235-2211(前橋観光コンベンション協会)
[住所]群馬県前橋市苗ヶ島町2511-2
[営業時間]園内自由
[アクセス]北関東道伊勢崎ICより30分
[駐車場]990台
「赤城南面千本桜」の詳細はこちら
\栃木県 No.1/中禅寺湖周辺【日光市】


標高の高い中禅寺湖周辺では例年GW以降にやっと桜が満開に。山中に点々と自生するオオヤマザクラは花がやや大きく色が濃い目。ソメイヨシノとはまた異なる美しさを堪能したい。
[開花時期]4月下旬~5月上旬
[桜の本数]中禅寺湖と男体山一帯
標高約1300mの景勝地でひと足遅い春を味わう。
男体山と中禅寺湖、オオヤマザクラの共演が見もの。光徳牧場、湯ノ湖畔の桜もおすすめです。こんな時期に関東で桜が、という意外性も。
\茨城県 No.1/静峰ふるさと公園【那珂市】

12haの広大な園内に約2000本10種類の八重桜が咲き誇る景勝地。満開を迎える時期には圧巻の眺めに。八重桜ならではの艶やかな色とボリュームを存分に楽しみたい。
[開花時期]4月中旬~5月上旬
[桜の本数]約2000本
鮮やかな色とボリューム!八重桜の魅力にハマる。
桜の斜面が始まるあたりで上を見上げると、一面の桜といった趣の写真が撮れます。花の形と色に個性があるのでじっくり観賞を。

[TEL]029-298-1111(那珂市商工観光課)
[住所]茨城県那珂市静1720-1
[営業時間]9時~17時(時期により変動あり)
[定休日]月(休日の場合は翌日)
[アクセス]常磐道水戸北スマートICより16分
[駐車場]340台
「静峰ふるさと公園」の詳細はこちら
\長野県 No.1/高遠城址公園【伊那市】


古くから「天下第一の桜」と全国的に有名だった名所。小ぶりで赤みのある花を枝いっぱいに咲かせる固有種タカトオコヒガンザクラが特徴的で、中には樹齢140年を超える大木もある。
[開花時期]4月上旬~中旬
[桜の本数]約1500本
あたり一面が桃源郷を思わせる桜雲。
桜雲橋を覆い隠すほどの勢いで咲く桜に注目です。また、晴れた日には桜の向こうに中央アルプスの山々も見えることがあります。

[TEL]0265-78-4111(代)((一社)伊那市観光協会)
[住所]長野県伊那市高遠町東高遠
[営業時間]入園自由
[料金]観桜期は大人500円、15歳未満250円
[アクセス]中央道伊那ICより車で30分
「高遠城址公園」の詳細はこちら
\山梨県 No.1/山高神代桜【北杜市】

樹齢2000年と言われる日本最古にして最大級のエドヒガンザクラ。日本三大桜の1つであり、国の天然記念物に指定されている。古木が放つ圧倒的なオーラをすぐそばで感じてみよう。
[開花時期]3月下旬~4月上旬
[桜の本数]1本桜
日本武尊が植えたと伝わる神々しさ満点のカリスマ桜。
2方向から眺められるので、ぜひ両方から見て幹の風格を楽しんでください。古木ですが、小さめの花が可憐に咲く様子が印象的です。

[TEL]0551-30-7866(北杜市観光協会)
[住所]山梨県北杜市武川町山高2763実相寺
[営業時間]見学自由
[アクセス]中央道須玉ICより15分
[駐車場]100台(有料)※臨時駐車場あり
「山高神代桜」の詳細はこちら
\新潟県 No.1/高田城【上越市】


「日本三大夜桜」の1つに数えられる名所。約300mのさくらロードも必見だ。
[開花時期]4月上旬~中旬
[桜の本数]約4000本
光に包まれた桜とお城が夜の闇に浮かび上がる。
最大の見どころはもちろんライトアップ。内堀の横に立つ三重櫓と周囲の桜が光に照らされて水面に映る様子はとにかく優美です!

[TEL]025-543-2777(上越観光コンベンション協会)
[住所]新潟県上越市本城町44-1
[営業時間]見学自由
[アクセス]上信越道上越高田ICより10分
[駐車場]平日500台、土日祝2500台
「高田城」の詳細はこちら
\静岡県 No.1/伊豆高原桜並木【伊東市】

伊豆高原駅から約3km延びる桜並木で、早咲きのオオカンザクラからソメイヨシノまで、長期間花見を楽しめるのが魅力。全盛の頃には桜のトンネルができる。
[開花時期]3月中旬~4月上旬
[桜の本数]約600本
長い桜のトンネルをくぐって、寄り道しながら高原散歩。
伊豆高原駅からカフェや博物館に寄りながら歩いて見るのがおすすめ。高原中央バス停から東は交通量も少なく、ゆったり観賞できます。

[TEL]0557-53-1116(伊豆高原桜まつり実行委員会事務局、伊豆急行内)
[住所]静岡県伊東市八幡野
[営業時間]見学自由
[アクセス]東名厚木ICより小田原厚木道路経由1時間50分
[駐車場]付近の駐車場を利用
今回教えていただいたのはお花見のプロ!中西さん

30歳の頃に桜に魅了され、以来5回会社を辞めて九州から北海道まで桜前線を追い続ける。日本のどこかで常に桜が咲き続けていることを知ってからは、休日は花見のため全国を飛び回る。
桜にハマったきっかけを教えてください!
30歳を機に退職して日本一周の旅に出ようと考えたとき、思いついたテーマが桜でした。九州から北海道まで桜前線を追いかけた旅の中で、青森県の弘前公園の桜に衝撃を受けたのが、桜を追い続けることになったきっかけです。
桜を見に行くときの1日はどんな感じですか?
毎晩桜のニュースをチェックしていて、休日の行き先は直前に決めることが多いです。東京近郊なら電車を駆使して名所を回ります。ソメイヨシノがピークの時期は、早朝から深夜まで15ヵ所以上(!)はしごすることもあります。
気象予報士の資格をお持ちの中西さんに質問です。ずばり今年の開花予想は?
今年は暖冬だったので、全国の多くの場所で平年より早咲きになる傾向が。開花予想や桜のニュースをこまめにチェックしてください!
※この記事は2020年3月時点での情報です
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。