神奈川県の藤沢市へ旅行するなら知っておきたいことを紹介します。有名な観光スポットはもちろん、季節別の見どころやおすすめの遊び・体験スポット、グルメにイベント、お土産情報も。
古き良き寺院や文化財が多く、相模湾に面した海岸や江の島と絵になるスポットが多い藤沢市の魅力が満載!宿泊情報や主要都市からのアクセス情報もまとめています。
藤沢市のエリアと観光スポット紹介

神奈川県藤沢市は、“江の島”が有名ですが、江戸時代、東海道五十三次の6番目の宿場町だったことから、ゆかりの寺院や歴史スポットが多くあるのも特長。
美しい景色や海のレジャーが楽しめる相模湾側の「辻堂・片瀬エリア」と「江の島エリア」、豊かな自然と史跡が多く残されている「北部エリア」があります。
さっそく各エリアの見どころをご紹介!

北部エリア
小田急線や湘南新宿ライン、東海道線に湘南モノレールと多くの電車が停まる藤沢駅を中心にしたエリア。
大小様々な寺院があるなかでも押さえておきたいのが遊行寺(清浄光寺)です。延文元年(1356年)の銘を持つ梵鐘は県の重要文化財に指定されている他、境内中央の大きなイチョウの木は藤沢市指定の天然記念物とされており、隣接する遊行寺宝物館には、約1万点もの貴重な史料(国宝の「絹本著色一遍上人絵伝」など)が収められているなど見どころ満載!
藤沢市ふじさわ宿交流館では、旧東海道藤沢宿の歴史と文化に触れられる他、観光客や地域の人の交流の場としても親しまれています。
また、自然を感じられる広々とした公園が多く点在し、大庭城を改修してアスレチック広場や散歩路がある大庭城址公園や、約2.7haの都市型公園である湘南台公園、斜面地形を利用した竹林や梅が楽しめる庭園的な円行公園などもおすすめです。
辻堂・片瀬エリア
相模湾を望む海岸沿いの辻堂・片瀬エリアには、海を楽しむスポットが多数。
相模湾沿いには、県立湘南海岸公園に、鵠沼海浜公園、辻堂海浜公園と海を感じながら過ごせる公園が連なっています。
またクラゲ展示が特に有名な新江ノ島水族館があるのもこのエリア。地元の海をさまざまな角度から紹介しており、大水槽で行われる2万匹の美しい群泳の中でのダイビングショーや、幻想的なクラゲショーも人気です。
新宿から小田急江ノ島線特急ロマンスカーで1時間ちょっとで着く片瀬江ノ島駅は、関東の駅百選にも認定された竜宮城を思わせる面白い景観で、このエリアのシンボル的スポットとしても親しまれています。
江の島エリア
藤沢市最大の観光スポットともいえる江の島エリア。日本三大弁財天とされている江島神社はパワースポットとして注目されており、江島神社までの江の島弁財天仲見世通りは多くの人で賑わっています。
また、恋人の丘「龍恋の鐘」や展望台からの眺めが美しい江の島シーキャンドルなどがカップルに人気でデートコースにもぴったりです。
小田急線の片瀬江ノ島駅から歩いて10分ほどで入口に到着します。天気の良い日には富士山も見える海を眺めながら、江の島弁天橋を渡るのも楽しいひと時になるでしょう。
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藤沢市の季節別見どころ

相模湾を望むと同時に、多くの自然を感じる公園や寺院がある藤沢市には季節によって様々な楽しみ方が可能です。季節ならではの見どころをご紹介します!
春の見どころ
春のお花見といえば桜が定番ですが、藤沢市では市の花として制定されている“藤”がおすすめ。市内には、藤の花の名所を巡るコース、引地川・フジ史跡ロードと境川・フジ水辺ロードのふたつがあります。
引地川・フジ史跡ロードは湘南台駅近くの円行公園(北部エリア)からはじまり、桜も楽しめる大庭城址公園(北部エリア)に長久保公園(辻堂・片瀬エリア)を通って八部公園(辻堂・片瀬エリア)まで全長9.8㎞のコースで、存分に春の花を楽しめます。
境川・フジ水辺ロードは、白旗神社(北部エリア)を始点に、御殿辺公園(北部エリア)から遊行寺(北部エリア)を通過し、新林公園(北部エリア)まで4.4㎞と短めです。そのあと、江の島まで足を延ばして、江の島サムエル・コッキング苑(江の島エリア)の植物園の花々を堪能するのも良いでしょう。
夏の見どころ
夏はなんといっても、海!相模湾沿いには、多くの海水浴場があり海の家やイベントも多く行われています。
新江ノ島水族館(辻堂・片瀬エリア)の裏手から長いビーチが続き、江の島や富士山を望む雄大な景観のもと砂浜遊びやマリンスポーツが楽しめる片瀬西浜・鵠沼海水浴場(辻堂・片瀬エリア)に、片瀬東浜海水浴場(辻堂・片瀬エリア)は、日本屈指のリゾート海岸といえるでしょう。
鵠沼海岸ビーチレクリエーションゾーン(辻堂・片瀬エリア)は、ビーチバレーの代表的スポットとしても知られており、ビーチでのスポーツを楽しめます。
湘南港江の島ヨットハーバー(江の島エリア)は、センタープロナードを散策するだけでも夏の空気を感じられるはず。
また、海辺には多くのカフェやレストランがあるので、海を眺めながら優雅に夏を堪能するのもおすすめです!
秋の見どころ
寺院や神社が多い藤沢市のなかでも、秋に訪れたいのが遊行寺(清浄光寺)(北部エリア)。藤沢市指定の天然記念物でもある境内中央にある大きなイチョウの木を含めた紅葉が楽しめます。
遠藤地区に流れる小出川(北部エリア)では、9月下旬から10月上旬にかけて数万株の彼岸花が咲き誇るので、3kmの川沿いを歩いてみるのも素敵です。
寺社や遺跡などの文化財や、古き良き時代の面影を残す街並みをハイキングするのにも良い季節!
東海道の宿場町藤沢宿から江の島までの4㎞ほどの道のりは「江の島道」と呼ばれています。
藤沢駅近くにある旧近藤邸(北部エリア)(国の登録文化財)をはじめ、静かな時を過ごせる常立寺(辻堂・片瀬エリア)や、県内唯一にして神奈川建築物百選にも選定された五重塔がある龍口寺(辻堂・片瀬エリア)へ。
最後は江の島エスカー(江の島エリア)を登り、江島神社(江の島エリア)を参拝する歴史巡りもおすすめです。
冬の見どころ
寒い時期になって空気が澄む季節におすすめなのが、江の島サムエル・コッキング苑(江の島エリア)の中にある江の島シーキャンドル(展望灯台)(江の島エリア)。
富士山から丹沢までワイドな眺望が楽しめ、冬はライトアップされることでよりロマンチックな雰囲気です。
江の島に残る「天女と五頭龍」の恋物語にちなんで造られた鐘がある恋人の丘 龍恋の鐘(江の島エリア)もこの時期がおすすめ!恋人たちによってかけられた南京錠と伊豆大島まで見渡せる眺望は必見です。
初詣の時期には、縁結びのパワースポットとしても有名な江島神社(江の島エリア)に訪れて1年間の良縁を祈願してはいかがでしょう。
幻想的なクラゲファンタジーホールがある新江ノ島水族館(辻堂・片瀬エリア)も、この時期ならではの展示やイベントがあるのでおすすめです。
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藤沢市のおすすめ遊び・体験

湘南の潮風を受けながらのサイクリングがおすすめ!鵠沼海浜公園(辻堂・片瀬エリア)から辻堂海岸をぬけていく8.4㎞のサイクリングロードは、富士山を望む絶景を楽しみながら走れます。砂浜がすぐそこにあるから、波打ち際に立ち寄るのも一興です。
また、ぶどうや梨、イチゴなどを育てている果樹園が多くあり、新鮮な果物を堪能できるフルーツ狩りもすることができます。
江の島サムエル・コッキング苑(江の島エリア)内北側にあるそば道場松本館(江の島エリア)ではそば打ち体験教室も!
藤沢市のおすすめグルメ

相模湾に面した藤沢市では、なんといっても海の幸をつかったグルメがおすすめ!
藤沢市定番ご当地グルメ
湘南しらすや湘南はまぐりをはじめとする、江の島沖でとれる鮮魚が人気です。
江の島の入口には、藤沢市で獲れた魚介を使ったしらす丼やはまぐり焼きを提供するお店が軒を連ねています。また、江の島弁天橋(江の島エリア)をわたってすぐ横には、海の幸を使った新食感の湘南バーガーが売られていたりと、海の幸を堪能できます。
江の島弁財天仲見世通り(江の島エリア)にある食べ歩きにもぴったりのしらすコロッケやたこせんべいもおすすめ。しらすのペペロンチーノなど、江の島の海の幸を使ったイタリアンはデート向き!
その他の藤沢市おすすめグルメ
パンケーキやフレンチトーストなどの人気のカフェメニューが堪能できるおしゃれなカフェも多数! お散歩の休憩にもぴったりです。
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藤沢市のおすすめお土産
藤沢には、和菓子から洋菓子までお土産にぴったりの名産品が揃っています。
特に老舗の和菓子屋さんが多く、観光客からも評判です。
湘南しらすをはじめとした魚介のお土産も。そんなに日持ちはしないので、近隣からのお出かけ・観光客向けですが、家族へのお土産にぜひ。
江の島弁財天仲見世通り(江の島エリア)は、お土産屋もたくさん軒を連ねているので、江の島散策の帰りに寄ってみてください。
藤沢市へのアクセス
藤沢市への主要都市からのアクセスは以下の通り。
※藤沢市観光公式HPアクセス情報より抜粋
<新幹線で行く場合>
・東京駅-藤沢駅/電車で約46分
・新大阪駅-藤沢駅/新幹線で約3時間16分(東京駅で乗り継ぎ)
<飛行機で行く場合>
・大阪(関西国際空港)-羽田空港/空路で約1時間20分
・福岡(福岡空港)-羽田空港/空路で約1時間45分
羽田空港から藤沢駅までは電車で約46分、空港連絡バスで約1時間30分。
藤沢駅から片瀬江ノ島までは、電車で約7分です。
※この記事は2020年7月時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性がありますので、事前に公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
※お出かけの際は、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの徹底などにご協力ください。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください
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