京都といえば和のイメージですが、実はパンの消費量が国内有数!それだけに美味しいパン屋さんが多いのだそう。
おうち時間が増えている今、美味しいパンを食べたくなりますよね。そこで今回はパン激戦区の京都市周辺のベーカリーをご紹介。老舗から有名パン職人さんの店まで多彩なラインナップです。
【京都市中京区】天狗堂海野製パン所(てんぐどううみの)
●こしあんぱん 165円

●レーズンブレッド1斤 550円


創業は1922年、現在は3代目が継ぐ、京都の老舗パン店の1つ。今も創業当時の面影を残したショーケースのパンを対面販売しています。
100年近く愛される名物は「こしあんぱん」。初代からのレシピで炊いた柔らかめ自家製あんと優しい食感のパン生地がなじんで、まるで和菓子のような味わいです。ほか、焼き上がりと同時に完売することもある「レーズンブレッド」(1斤550円)はぜひ予約を!パンの中には約1カ月間じっくりとラム酒に漬けたレーズンがシロップごと入っているので、芳醇な香りが楽しめます。
075-841-9883
京都府京都市中京区壬生中川町9
7時~20時(売切次第終了)
日・月
地下鉄・JR 二条駅、阪急 西院駅より各徒歩11分
「天狗堂海野製パン所」のInstagramはこちら
【京都市中京区】walder(ワルダー)
●プリンデニッシュ 324円

●森半のほうじ茶クリームパン 270円

●京のおだしパン 270円


天然酵母を使い、バターや砂糖を極力控えめにして小麦本来の味を大切にするお店です。プンパニッケル・プレッツェルといったドイツパン、カンパーニュやライ麦系のハードなパン、デニッシュにクリームパンなど毎日70種以上が並ぶそう。
一押しは「プリンデニッシュ」。デニッシュ生地にプリンが丸ごと1個入って幸せな気分になれます。ほかに、宇治の老舗「森半」のほうじ茶を使うクリームパンもおすすめ。ほろ苦くてちょっぴり大人の味わいです。
075-256-2850
京都府京都市中京区坂井町452 ハイマート・ふや町1階
9時~19時
水(月1回)・木
阪急 京都河原町駅より徒歩5分
「walder」の詳細はこちら
【京都市中京区】fiveran(ファイブラン)
●パティシエール テイクアウト205円、イートイン209円


「生地の美味しさが際立つパンを!」がモットー。国産小麦のみを使用し、小麦の味を引き出すことを大切にしています。福岡の名店で修業したオーナーは、ハード系から調理パン、スイーツパンまで幅広く作れるのが強みです。
必食は1日約150個焼くというクリームパン「パティシエール」。モチモチの生地に、手炊きのとろとろカスタードが詰まっています。生地の水分量が多い製法なので、もっちりした美味しさは翌日もそのまま!
※カフェスペースあり
【京都市中京区】ブーランジェリー リベルテ
●バロン 1本440円・1/2本230円


パリの有名ベーカリーでの修業経験がある店長が、京都で本場フランスの味を再現!フランス産の小麦粉や高品質バターなどこだわりぬいた素材のみを使用し、すべてを店舗内で作っています。
ぜひ味わって欲しいのが、人気No.1のハード系パン「バロン」。フランス産と日本産の小麦を独自配合でブレンドし、低温長時間発酵で小麦の風味を引き出しています。そのまま食べると皮までもっちり食感を楽しめて、トーストの場合は厚切りにすると美味しく味わえます!
ほか、「木の実のタルト」や、秋冬限定の「しみチョコ」などの焼き菓子もおすすめです。
075-253-0500
京都府京都市中京区寺町通二条上る常磐木町65-2
7時~18時
月・火
地下鉄 京都市役所前駅より徒歩5分
「ブーランジェリー リベルテ」の詳細はこちら
【京都市中京区】HANAKAGO
●フランスパン 320円~360円 ※2022年9月以降は360円

●クロワッサン 194円 ※2022年9月以降は240円


フランス・東京・大阪の有名フレンチ店などで修業した元パティシエの店。「食事にあわせたパン作り」がモットーで、卸先である京都名店のシェフたちからも絶大な信頼を得ています。
店頭にはハード系を中心に、ブルーチーズやサラミを使ったパンなど、ワインを片手に楽しみたい食事パンが充実。どんな料理やワインとあわせたいのか相談すればおすすめを選んでくれますよ。また焼き菓子も好評。種類も年々増えているのでお見逃しなく。
075-231-8945
京都府京都市中京区鯉山町516-4
8時30分~17時(売切次第閉店)
月・水
阪急 烏丸駅より徒歩7分
「HANAKAGO」のInstagramはこちら
【京都市中京区】panscape 三条本店
●全粒粉100%食パン 343円

●全粒粉バゲット 340円

●バターロール 155円


全粒粉の小麦にこだわったパン屋さん。小麦粉になる前の玄麦を仕入れ、工房内にある電動石臼を使った挽きたての全粒粉でパンを焼いています。
中でも人気は、「全粒粉100%食パン」。食感が柔らかく、軽くトーストすると一層、小麦の香ばしさが際立ちます。まずは何もつけずに味わってみるのがおすすめ。ハード系が好きな人は全粒粉20%配合の「全粒粉バゲット」をチェック。こちらは噛みしめるほどに深い味わいです。
【京都市中京区】グランディール 御池店
●黄金のメロンパン 170円

●バゲット 320円


ベーグルやパニーニが人気の、オフィス街にあるお店です。
注目の商品は、「黄金のメロンパン」。卵黄仕立てのさっくりとしたメロン皮と、バターを包み込んだ生地が特徴で、口の中にジュワーと広がるバターのコクがたまりません。もう1つチェックしたいのが「バゲット」。生地を仕込むときに熟成した生地を入れることで、小麦本来の味や香りを引き出す製法を採用しているので風味豊か。クリスマスはもちろん、お正月の食卓にもぜひ。
075-231-1537
京都府京都市中京区寺町御池上る上本能寺前町480-2 1階
8時~19時(売切次第終了)
なし(年末年始は除く)
地下鉄 京都市役所前駅より徒歩3分、または烏丸御池駅より徒歩10分
「グランディール 御池店」の詳細はこちら
【京都市東山区】グランマーブル祇園
●京都三色 1296円

●フォンダンショコラ 1728円 ※12月から販売の冬季限定商品


京都を拠点にするマーブルデニッシュ専門店。和と洋の食材を美しいマーブル模様に織り上げたデニッシュを販売しています。
定番は宇治茶専門店「祇園辻利」の抹茶と苺とプレーンの生地を織り交ぜた「京都三色」。ほか、祇園店限定の「祇園辻利抹茶くろみつ」や期間限定のものなどフレーバーは多数!BOXパッケージ入りなので贈り物にもぴったりです。また、祇園店の2階「カフェ&シャンパーニュ祇園ちから」では、デニッシュを使ったオリジナルメニューも楽しめます。
075-533-7600
京都府京都市東山区祇園町南側
11時~18時(最新の営業時間はホームページで要確認)
なし
京阪 祇園四条駅より徒歩5分
「グランマーブル祇園」の詳細はこちら
【京都市下京区】ブランジェリー まっしゅ京都
●クロワッサン 210円

●藤壺 286円(左)、花のいろは、、、 210円(右)


京都で育ち、フランスでパン修業したオーナーが「京都らしさ」をふんだんに織り込んだパンを創作。抹茶や西京味噌、京野菜などを取り入れたパンから、王道のフランスパン、クロワッサンまで約30~40種が店頭を賑わします。
見た目もかわいい京菓子のようなパンにも注目。トップのすみれの花が優美な「花のいろは、、、」は、日本酒を使用した酒種生地の白パンで、紫芋のあんを包んでいます。源氏物語の登場人物をイメージした「藤壺」は、お茶の老舗・一保堂の抹茶と玉露粉を練り込んだ生地に、粒あんと抹茶白玉の組み合わせがマッチ。京テイストのスイーツパンが乙女心をくすぐります。
※2階にカフェ「cafe 8 huit」あり、ただし2022年8月現在休業中
075-352-0478
京都府京都市下京区東洞院通高辻下る燈籠町568
8時~19時30分
火・水
阪急 烏丸駅または地下鉄 四条駅より各徒歩5分
「ブランジェリー まっしゅ京都」の詳細はこちら
【京都市上京区】大正製パン所
●中辛カレーパン 180円


その名の通り、大正8(1919)年創業の西陣の町に根付いた老舗です。生地は低温長時間発酵を採用し、小麦本来の香り・甘みを生かしています。
人気No.1の「カレーパン」をはじめ、クリームパンやあんパンなど昔ながらの懐かしいパンのなかに、アイデアパンが並ぶのも魅力!祈合格の文字が書かれた「合格パン」や、つぶあん・生クリーム・いちごを包んだ「苺デニッシュあんぱん」(1~4月限定)など個性豊かです。
075-441-3888
京都府京都市上京区今出川通千本東入般舟院前町136
8時30分~18時
日・月・祝
地下鉄 今出川駅よりバスで10分、市バス千本今出川バス停から1分
「大正製パン所」の詳細はこちら
【京都市左京区】ナカガワ小麦店
●パン・コンプレ 680円(手前)、トースト・モンターニュ 680円(中央)


「日々の糧(かて)」をコンセプトに、粉や素材に寄り添ったパンを提供しています。店名に冠するようにこだわりは小麦。有機玄麦を仕入れ、仕込む前日にヨーロッパ製の石臼で自家製粉。玄麦を丸ごと挽く全粒粉には小麦の栄養が詰めこまれ、さらに天然酵母による低温長時間発酵という昔ながらの製法で小麦の美味しさを実感できます。
「パン・コンプレ」は挽きたての粉の香りと旨みを余すことなく楽しめます。「トースト・モンターニュ」は水分量が多く、モチモチとした食感。ハード系のパンが中心ですが、有機シナモンを使った「シナモンロール」などスイーツ系パンも人気です。
【京都市北区】雨の日も風の日も
●クルクルセイバリー 302円

●パン・オ・ルヴァン ホール454円・ハーフ227円


あんぱんやメロンパンといった昔ながらの日本のパンから製菓・料理の技法を取り入れてアレンジしたアイデア多彩なパンが揃います。
中でもナッツ入りのパンに定評があり、「クルクルセイバリー」は『第20回全日本カリフォルニアくるみ製菓・製パンコンテスト』でグランプリを受賞!べシャメルソースを織り込んだ食パン生地に、ベーコン、くるみを混ぜ、さらにくるみ入りのフランスパン生地で包んでいます。
また、自家培養酵母を使用したカンパーニュ「パン・オ・ルヴァン」はハード系好きには必食。6年程種継ぎをした自家培養酵母を使用し、生地は給水が多いため、外はガリッと噛みごたえがあり、中はモチモチ食感。ほのかな酸味と小麦の旨みを感じられます。
[075-432-7352
京都府京都市北区紫野東野町6
8時~18時
木・日
地下鉄 北大路駅より徒歩20分。または市バスで6分、建勲神社前バス停より徒歩3分
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【京都市北区】レディオベーグル
●クルミベーグル テイクアウト190円

●プルドポーク テイクアウト540円 ※12月限定メニュー


京都・北山にあるご夫婦で営むベーグル専門店。基本の材料は北海道産小麦粉、三温糖、天日塩、イースト、水の5種類。卵やバターなどの動物性由来の素材は使わず、1晩寝かした生地をひとつずつハンドロール、ボイルした後、焼成。このシンプルさがどんなフィリングにも合うベーグルを生み出しています。
ベーグルは、プレーンやクルミ、シナモンなど10種。ほか、サンドイッチメニューも10種あり、ほぼ毎月限定メニューが登場するので要チェック。
※カフェスペースあり(2022年8月現在、コロナ感染症対策のため閉鎖中)
【京都市伏見区】eight
●あんパーニュ 240円

●シュトーレン 2400円 ※11月中旬~12月下旬販売(なくなり次第終了)


地元伏見の出身で、祖父・父ともにパン職人という、オーナーシェフの山本英伸さん。神戸や京都で修業したのち、2011年にお店をオープン。
人気の「あんパーニュ」をはじめ、ハード系を中心に、惣菜系やスイーツ系など約50種のパンが並びます。素材にこだわり、小麦粉は国産をはじめ、フランス産、ドイツ産を使い分け、酵母は自家製のルヴァン酵母とぶどう酵母。コクとうまみが強い生地なので、パンだけで食べても料理と合わせても美味しい!
075-645-7131
京都府京都市伏見区深草直違橋3-400
8時~18時
日・月
京阪 藤森駅より徒歩1分
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【宇治市】たま木亭
●クロワッサンたま木 226円

●ロデヴ 大442円、小291円



オーナーの玉木潤氏は、ホテルベーカリーや神戸の老舗パン店で経験を積んだ有名パン職人。常に「喜んでもらえるパン」を追求し、粉や具材など納得のいく素材がなければ、その種類のパンは焼かないこともあるそう。
「クロワッサン」1つを取っても、表面にカンパーニュ生地を貼ってバリッとした食感を出すなど、ここにしかないオリジナリティが魅力。角食パンから惣菜パン、お菓子パンまで約80種と種類豊富なのも嬉しいですね。
0774-38-1801
京都府宇治市五ヶ庄平野57-14
7時~18時45分
月・火・水
JR 黄檗駅より徒歩5分、京阪黄檗駅より徒歩6分
「たま木亭」の詳細はこちら
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まとめ
昔ながらの日本のおやつパンや本場仕込みのバゲットが人気の店、ベーグル専門店などバラエティに富んだ京都のパン屋さん。好みのお店は見つかりましたか?どのお店も本当に美味しいので、「パン巡り」を楽しんで、お気に入りのパン屋さんを増やしてください♪
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※この記事は2022年8月18日にじゃらん編集部が更新しました。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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※掲載の価格は全て税込価格です。
CLIP(土井真由美、小林佐知子)
「旅」を中心に、グルメ、温泉、カルチャーなどの情報を発信するライター集団。食いしん坊が揃い、特にグルメネタが得意!