温帯・熱帯の海にいる生き物
地球表面の約70%を占める海洋の中でも、温帯・熱帯の海で暮らすいきものをクローズアップ!北極・南極よりも過ごしやすい海洋。ほ乳類、サメ類など、多彩ないきものをチェックしよう。体を足で支える必要がないので大きくなることができる!
ジュゴン
生息地は大西洋を除く熱帯・亜熱帯の海域。海牛類(カイギュウルイ)に分類。草食動物で、海の底に生える海草を食べる姿が牛と似ていることが、名前の由来になったといわれている。



人間と同じほ乳類なので、赤ちゃんには授乳をします。乳首は胸びれの脇の部分にあります。鳥羽水族館の飼育員さんによると、セレナは海草を食べる草食系女子でオナラは草のような匂いがします(笑)。
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鳥羽水族館 ※国内で唯一飼育
アフリカマナティー
生息地はアフリカの河川(汽水域も含む)。ジュゴンと同じ海牛類の仲間。水面付近の水草を食べるためジュゴンと比べると、口は少し上向き。成長すると最大で体長約3m、体重は500kgを越える

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鳥羽水族館 ※国内で唯一飼育
ジンベエザメ
生息地は世界中の熱帯や温帯の海。魚の仲間では最大種で通常オスは6m、メスは8m以上にもなるとか!エネルギー消費が少なくすむよう熱帯・温帯の海で暮らし、体力の消耗を最小限に抑えている。



おっとり性格のジンベエザメ。巨大な体は「省エネ」のため!?外洋で暮らすため、いつエサにありつけるかわからない…。だから体を大きくして、たくさんエネルギーを蓄えている。
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のとじま水族館 など
カマイルカ
生息地は北太平洋の冷海域の南部から熱帯海域の北部。基本的に温帯に生息、冷海域のアラスカ湾などでも見られることもあり、分布はかなり広い!カマのような形をした背ビレが特徴。冷海水に生息する場合もある。



カマイルカの体の模様は天敵から身を守るために進化!海中から上を見上げた時には明るく、水面から見ると暗く見えるような体の模様が特徴。これは天敵から見えにくくするためと言われていますよ!
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城崎マリンワールド など
アカシュモクザメ
生息地は全世界の温帯~熱帯海域。両側に突き出た眼は、砂に潜っている獲物の位置を正確に知る測距儀(そっきょぎ:目標までの距離を測る)の役割!泳ぐ時のカジとりの役目も。


T字型をしたユニークな頭は距離の測定やカジとりも!頭部は昔から眼が出ていたのではなく、徐々に身体が小さくなって眼だけが飛び出してきたとか!
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四国水族館 など
オキゴンドウ
生息地は世界中の熱帯、亜熱帯、温帯域の海。人間と同じように歯を持つ「ハクジラ」の仲間。温かい海で群れを作って暮らす。身体は細長く、頭が丸い。


歯はとがっていて、形はどの歯も同じ!魚をくわえた時には逃げられないように、鋭い歯で捕まえている。
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アドベンチャーワールド など
亜寒帯林で暮らす動物
中国の標高が高い竹林にはパンダ、高山ではゴールデンターキンが過ごす。寒さもへっちゃら。
ジャイアントパンダ
生息地は中国四川省中西部。野生では標高2500m以上に広がる森林と竹林に単独で暮らす。エサの竹の栄養をほとんど吸収できずにフンとして出してしまうため、1日20kgも食べるんだとか。

起きている間はモグモグ、食いしん坊な理由とは…?パンダは1日のほとんどを食事と寝ることに費やし、12~16時間眠ります。寝相にも個性が出る♪
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アドベンチャーワールド など※国内3施設のみ飼育
ゴールデンターキン
生息地は中国陝西省南部。ウシの仲間。標高2000~3000mの急な山地の森林で暮らす。大人のオスは黄金色の毛が特徴。群れで行動するため、赤ちゃんは群れのみんなに育てられている。


赤ちゃんの頃は濃い茶色の毛で、背中に黒い縦縞が!敵に見つかりにくいように高山にとけこむ色。
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アドベンチャーワールド など
草原帯(熱帯以外)で暮らす動物
野生では、オーストラリア大陸の草原を中心に生息する。主に草を食べて暮らしている。
アカカンガルー
生息地はオーストラリア。メスのお腹にある袋「育児のう」の中で子どもを育てる有袋類(ゆうたいるい)。生まれたての赤ちゃんは約2cm、体重は1gほど!約8カ月の間、袋の中で暮らす。



生まれるとすぐに自力でお母さんのお腹をよじ上って袋へ。なんと袋の中におっぱいがあり、ミルクをもらいながら成長する。
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アドベンチャーワールド など
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。