離島にだけいる動物
大陸から離れた島では、長い時間をかけて島で進化したいきものが暮らしている。同じ仲間の動物と特徴を比べながら観察してみて。
ツシマヤマネコ
長崎県対馬だけにいる野生ネコ。10万年前に当時陸続きだったアジア大陸からやってきたベンガルヤマネコの仲間。イエネコとの違いは胴長短足で、耳の裏に白い斑点がある。


自然が豊かな離島・対馬でエサに恵まれたグルメなネコ。対馬にはエサが豊富。ネズミやモグラなど哺乳類から渡り鳥、両生類のほか、昆虫もたくさん食べるのはネコでは珍しいようです。
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名古屋市東山動植物園 など
パプアヒクイドリ
生息地はニューギニア島、ヤーペン島。頭に角質のトサカがある飛ばない鳥。足が発達して地上を走り回り、長い指の爪が昆虫などを捕まえる武器になる。

飛ばずに地上を走るのが得意。長い爪がエサ捕りに重宝!ヒクイドリは飛べなくなったのではなく、ほかの鳥が進化の過程で飛ぶようになっただけ!ある意味こちらが本来の姿。
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愛媛県立とべ動物園 ※国内で唯一飼育
ムーアモンキー
生息地はスラウェシ島西南部。ずんぐりした体と短い尾が特徴。海岸の近くや低地に棲んでいて、地上で生活することが多いので、後足より前足が長い。

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愛媛県立とべ動物園 ※国内で唯一飼育
クロザル
生息地はスラウェシ島北側先端部。全身の毛と顔面の皮膚は黒色。頭の毛がふさふさとしてモヒカンのようなスタイル!地上を移動することが多い。

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愛媛県立とべ動物園 など※国内5施設のみ飼育
スマトラオランウータン
スマトラ島の熱帯雨林に棲み、ほとんど木から下りずに樹上で生活しているので腕や手の指が長い。オレンジ色の長い体毛が特徴。

オランウータンの種類は3種類しかおらず、どれも生息地は離島。スマトラ島とボルネオ島だけ。
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愛媛県立とべ動物園 など
寒冷地で暮らす動物
シベリアや中国東北部など寒~い地域に棲む動物たちをご紹介。体を覆った毛は、体温を維持するのに重要な役割をしているよ。海の生き物は、オホーツク海や日本近海など、日本の近くの海にも棲む。冬~春は流氷に乗って海上を移動するよ。
アムールヒョウ
生息地はシベリア、中国東北部、北朝鮮。ヒョウの中では最も寒い地域に生息。寒さに耐えられるよう長くて厚い毛を持つ。

アムールヒョウは獲物の貯蔵方法が独特!獲物を地面に置いて落ち葉をかぶせて保存。腐りにくくするため。
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神戸市立王子動物園 など
アムールトラ
生息地はシベリア、中国東北部。最も寒いところに棲むトラでネコ科の中でも最大。体毛は長くて厚く、冬毛は4~5cmの長さになる。大型草食動物を単独で狩るハンター!

野生では約500頭しか生息していない絶滅危惧種!神戸市立王子動物園の展示場には冷風を入れ、寝室も涼しく空調管理し、健康を見ている。
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神戸市立王子動物園 など
マヌルネコ
生息地はシベリア南部からアジア中央部、イラン、アフガニスタン。寒冷地に棲むので毛が長く多い。耳が左右に広がっているので岩陰で見つかりにくいとの説も。

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名古屋市東山動植物園 など
ゴマフアザラシ
生息地はベーリング海、オホーツク海。前後の足の指の間に水かきがあり、ヒレのような形に見えるため鰭脚類(ききゃくるい)とも呼ばれる。水を弾く毛を持っているので寒さに強い!


生まれた時は、敵に見つかりにくいよう、流氷色と同じ真っ白な毛。アドベンチャーワールドの赤ちゃん、今はゴマ模様がくっきりしてきました♪
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アドベンチャーワールド など
トド
生息地は北海道から北。アシカの仲間なので、陸上を歩き、ちょこんと耳たぶもある。巨大な体格で大きく幅広い頭と鼻をしている。


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伊勢シーパラダイス など
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。