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2021.06.29

動物園・水族館で会える「世界の生き物」37選!珍しい生態の豆知識や秘密も<2021>

サバンナや熱帯雨林、北極・南極に広い海の中…。世界には様々な生き物が暮らしています。そんな中でも今回は、動物園・水族館で会える「世界の生き物」と題し、日本国内で見ることができる生き物たちを集めました!

パンダやライオン、ペンギンなどみんなが知っている生き物をはじめ、離島にしか生息しない珍しい生き物まで、思わず唸ってしまう生態や豆知識、秘密、面白い発見がたくさん!棲む場所によって体の仕組みや暮らし方はどう違うのか、実際に訪れた時はぜひ観察してみてくださいね。

※この記事は2021年5月13日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

熱帯雨林で暮らす動物

いわゆる「ジャングル」!エサとなる食べ物がたくさんあるので、色々な動物がいるよ。一年中気温が高く、雨がよく降る地域は樹木が豊かに茂る。木の上や森の中で生活する動物たちはどんな手や足の特徴があるのかな?

ニシゴリラ

生息地は西アフリカ。人と同じ二足歩行ができるが、基本は四足歩行。木に実る果物や枝葉を食べるので樹上にいる時間が長く、木に登りやすいように腕に比べ足が短い。

ニシゴリラ
京都市動物園のモモタロウ。ニシゴリラ一家の2児の父。見た目に似合わず平和主義で神経質。きれい好きでお尻が土で汚れないよう麻袋の上に座ることも
ニシゴリラ
大人のオスは背中からお尻の毛が白いのが目印
ニシゴリラ
土で汚れないように、足を上にあげているところ。足の指が長いのがわかる

短足なのは木登り上手の証!大きな体で身のこなしが俊敏。ゴリラは手だけでなく、足でも器用に物を掴めます。足も手のように使えるから樹上で身軽に生活できる。

[ニシゴリラに会える動物園はこちら]
京都市動物園 など

マルミミゾウ

生息地はアフリカ西部から中部の熱帯雨林。森林に棲むので、木の枝などの障害物を避けるため、サバンナのアフリカゾウに比べて体も耳も少し小さい。木々の間を歩きやすいよう足長でスマート。

マルミミゾウ
秋吉台サファリランドのダイ。体長約2.9m、体重約3トン。夏は水浴びが大好き
マルミミゾウ
森の中では木々が太陽光を遮るので、体温調節の役目をする耳は小さい。牙は下向きなのが特徴

[マルミミゾウに会える動物園はこちら]
秋吉台サファリランド など※国内2施設のみ飼育

アフリカゾウ

生息地はアフリカのサバンナ。陸上動物では最大。太陽光を直に浴びるサバンナでは耳をうちわのようにあおぎ、体温を調整。

アフリカゾウ
秋吉台サファリランドのアキ。体長約4m、体重約3.5トン。とっても食いしん坊
アフリカゾウ
血管が集まる耳の裏を空気に当てると、血液が冷える仕組み

[アフリカゾウに会える動物園はこちら]
秋吉台サファリランド など

マレーバク

生息地はマレー半島、タイ、インドネシア。バクの仲間は4種類いて、中でもツートンカラーはマレーバクのみ!長い口先は上唇と鼻が一緒に伸びたもの。伸び縮みするので食べ物を引き寄せるのに便利。

泳ぎが得意なバクは、敵に襲われると水中に逃げる
草やフルーツを食べる

森林暮らしのため、敵から見つかりづらいように白黒模様に。黒は木陰、白は陽光に馴染んで森の中では見つけづらい。

[マレーバクに会える動物園はこちら]
アドベンチャーワールド など

サバンナ・熱帯草原で暮らす動物

雨季と乾季があるアフリカの熱帯地域。大型動物が比較的多いのも特徴。キリンやヌーなどの草食動物と、それを食べるライオンやチーターなどの肉食動物が暮らす。

シロヒゲオグロヌー

生息地はサハラ砂漠より南のアフリカ。乾季に草と水を求めて集団で大移動する。草原には隠れる所がないので、肉食動物が迫る危険を察知するために大勢で情報を伝達し合い、素早く逃げることで生き抜く。

シロヒゲオグロヌー
名の通り白いヒゲと黒い尾を持つ。性格はちょっと臆病
シロヒゲオグロヌー
体型は胴体がウシで足はカモシカの特徴を合わせたよう

国内の動物園の「ヌー」はシロヒゲオグロヌーだけ。最高時速約80kmの俊足は草原で生き抜くための武器!集団で動く野生の習性で、当園の2頭も1頭が動くともう1頭も動き出します。

[シロヒゲオグロヌーに会える動物園はこちら]
姫路セントラルパーク など※国内2施設のみ飼育

ローンアンテロープ

生息地はサハラ砂漠より南のアフリカ。ウシ科の草食動物。耳が大きく、首の後ろから背にかけて、たてがみ状の長い毛がある。乾燥した草原に棲み、敵から身を守るために時速50km以上とこちらも足が速い。

ローンアンテロープ
外敵はライオンやヒョウなどだが、足が速く、成獣が襲われることは少ないそう

臆病な性質だが、オスは怒ると攻撃的に。野生ではライオンなどの肉食動物にも角で応戦するそう。

[ローンアンテロープに会える動物園はこちら]
姫路セントラルパーク など※国内4施設のみ飼育

ハシビロコウ

生息地はアフリカ東部~中央部。湿地や草原地帯に生息し、動かないことで有名だが、これは水辺で魚を待ち続ける習性。クチバシの先端に獲物が引っかかると、一気に丸呑みする。

ハシビロコウ
高知県立のいち動物公園のささ。オス。行動派で来園者をよく観察している。挨拶してくれることも
ハシビロコウ
高知県立のいち動物公園のはるる。メス。「ささ」より体やクチバシが小さめ。日光浴が大好きで、よく羽を広げている

動かない、には理由がある!実はエサの魚を捕まえる作戦。エサは肺呼吸する肺魚などの大型魚。数時間に一度水面に上がって呼吸するのをじっと待ち伏せしている。

[ハシビロコウに会える動物園はこちら]
高知県立のいち動物公園 など

セネガルショウノガン

生息地はアフリカ大陸。警戒すると「クワッパ、クワッパ」と大声で鳴き、1羽が鳴くと大合唱になる。広い草原に生息するから、鳴き声で仲間に危険を知らせる。

セネガルショウノガン
つがいか家族群で生活。喉は細いが鳴く時は大きく膨らむ
セネガルショウノガン
雛はヒョウ柄。天敵から身を守る保護色
セネガルショウノガン
写真の草むらの中に、雛がいるのがわかるかな?

オス、メス関係なく群れ、全員で雛鳥を育てている。見つけたエサの虫を大人が数羽でリレーして、雛鳥に渡すことも! 

[セネガルショウノガンに会える動物園はこちら]
高知県立のいち動物公園 ※日本で唯一飼育

チーター

生息地はアフリカ~南アジア。陸上で最も速く走ることができる動物で最高時速は110km!強力な胸や足の筋肉と柔らかい背骨を使って、全身をバネのように伸び縮みさせて走る。

小さな顔と長い足は、速く走るのに適した体つき

むき出しの爪をスパイクのように使い、長い尻尾でバランスを取りながら走ります。アドベンチャーワールドでは、午後はお昼寝している様子が見られるかも♪

[チーターに会える動物園はこちら]
アドベンチャーワールド など

ライオン

生息地はアフリカ。肉食で大きな口と目、するどい歯と爪を持つ。オスだけにたてがみがあり、戦う時に首を守るためと、身体を大きくみせる役割に!

午後はお昼寝していることが比較的多い。体長は1.5m~2.5mにも

ネコ科では珍しく群れで暮らしており、「百獣の王」のライオンは実はメスがハンターの役割!群れでは、オスがなわばりを守り、メスが狩りを行ってオスとメスで役割分担している。

[ライオンに会える動物園はこちら]
アドベンチャーワールド など

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。