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2021.10.06

10月14日は鉄道の日!実物の車両が見られる鉄道博物館&資料館14選【全国】

1872年の10月14日、新橋~横浜間に日本で最初の鉄道が開通しました。その誕生と発展を記念し、平成6年に毎年10月14日を「鉄道の日」と定められたそうです。今回は、電車好きのみなさんへ向けて、また鉄道への理解と関心がより深まるよう、実物車両が見られるおすすめの鉄道博物館、鉄道ミュージアム、鉄道テーマパークなどをご紹介します。

※この記事は2021年10月5日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

小樽市総合博物館 【北海道】

小樽市総合博物館
蒸気機関車「しづか号」

北海道の交通史、小樽市の歴史と自然、科学技術をテーマに、さまざまな展示と活動を行っている総合博物館です。博物館の本館に入ると最初に見えるメイン展示の「しづか号」は、1884年製の蒸気機関車で、「い一号」は1892年製で一等客車として活躍していた車両です。これらの他に、屋外には北海道内で活躍していた40両ほどの車両が展示されています。(冬期は養生のため見学不可)

夏期に体験乗車を実施している蒸気機関車「アイアンホース号」の客車が、来年度から新しくなり、その新客車を紹介する「アイアンホース号新客車『一等客車』お披露目」イベントが、2021年10月30日、31日、11月3日(11時~11時10分)に開催されます。また、お披露目イベント後には歴史体感プログラム「新客車の内部公開—明治期にタイムスリップ!」が11時20分~15時まで開催されるので要チェックです。

小樽市総合博物館
一等客車「い一号」
小樽市総合博物館
総合博物館「本館」。徒歩20分ほどの場所に「運河館」もある
■小樽市総合博物館
[TEL]0134-33-2523
[住所]北海道小樽市手宮1-3-6
[営業時間]9時30分~17時
[定休日]火(祝日の場合は翌日)
[アクセス]【電車】小樽駅より北海道中央バス高島3丁目行き、総合博物館バス停より徒歩3分
【車】札樽道小樽ICより10分
[料金]夏期:大人400円、高校生200円、中学生以下無料、冬期:大人300円、高校生150円、中学生以下無料(冬期:11月上旬~4月下旬)
[駐車場]120台
「小樽市総合博物館」の詳細はこちら

碓氷峠鉄道文化むら 【群馬県】

碓氷峠鉄道文化むら
屋外に展示された多数の車両

展示車両は40両、資料館の歴史展示、運転シミュレーターもある体験型の鉄道テーマパークです。EF63形電気機関車は4両が動態保存されているほか、園内約800mを周回するイギリス生まれの蒸気機関車「グリーンブリーズ」で気持ちよく園内をまわることもできます。車両はほとんど屋外に展示されているので、天気がいい日は青空に車両がよく映えます。芝生の広場でお弁当を広げて、珍しい電車を眺めながらピクニックするのもおすすめです。

資料館1階で毎時30分~演出運転をしているHOゲージの「碓氷峠の鉄道ジオラマ」では、碓氷峠の歴史をはじめ、1997年当時の列車の紹介も行っています。SLや懐かしい列車がたくさん走行するので、子どもだけでなく大人も楽しめます。

碓氷峠鉄道文化むら
蒸気機関車「グリーンブリーズ」通称あぷとくん
碓氷峠鉄道文化むら
鉄道展示館前に展示されている189系特急「あさま号」
■碓氷峠鉄道文化むら
[TEL]027-380-4163
[住所]群馬県安中市松井田町横川407-16
[営業時間]【3~10月】9時~17時 【11~2月】9時~16時30分(最終入園は30分前)
[定休日]火 (祝日の場合は翌日。8月は無休)、12月29日~1月4日
[アクセス]【電車】JR信越本線横川駅より徒歩3分
【車】上信越道松井田妙義ICより7分
[料金]中学生以上500円、小学生300円、乳幼児無料(乗り物等は別途料金)
[駐車場]200台
「碓氷峠鉄道文化むら」の詳細はこちら

鉄道博物館 【埼玉県】

鉄道博物館
車両ステーションは、まるで車両基地にいるかのような臨場感

JR東日本創立20周年記念事業として、2007年10月14日に開館した大規模な博物館です。館内を車両・歴史・仕事・科学・未来の5つのステーションに分け、多彩な切り口で鉄道の歴史・技術の発展と人びとの暮らし、文化との関わり、現代の鉄道システム、未来の鉄道の姿に触れることができる博物館となっています。

展示車両は全部で41両。本館「車両ステーション」1階では、36両の実物車両が一堂に会し圧巻です。シミュレータホールではE233系電車などの鉄道車両の疑似運転体験ができます。(土日祝は抽選)そのほか、「ミニはやぶさ号」や「ミニ運転列車」、日本最大級の「鉄道ジオラマ」も好評です。2021年10月9日~2022年1月31日までは企画展「山手線展」を開催予定なので要チェック。

鉄道博物館
細部まで作りこまれた巨大鉄道ジオラマ
■鉄道博物館
[TEL]048-651-0088
[住所]埼玉県さいたま市大宮区大成3-47
[営業時間]10時~17時(入館は16時30分まで) ※変更の場合あり
[定休日]火、年末年始
[アクセス]【電車】JR大宮駅よりニューシャトル鉄道博物館駅下車徒歩1分
【車】首都高埼玉大宮線(5号線)新都心西口より10分、東北道岩槻ICより30分
[料金]【前売券】大人1230円、小中高生510円、3歳以上210円、2歳以下無料
【当日券】大人1330円、小中高生620円、3歳以上310円、2歳以下無料
※入館の際は、必ず予め指定のコンビエンスストアで時間指定の「入館券」(枚数限定)をご購入ください。
[駐車場]288台(820円)
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地下鉄博物館 【東京都】

地下鉄博物館
「丸ノ内線301号車」と「東京地下鉄道1001号車」(写真提供:地下鉄博物館)

こちらはその名の通り、地下鉄に特化した鉄道系の博物館。地下鉄の歴史から新しい技術までを、「みて、ふれて、動かして」をコンセプトに学習できる参加型ミュージアムです。地下鉄の生い立ちなどを楽しみながらいろいろな角度から眺め、知ることができ、普段地下鉄に乗っているだけではわからない、新しい発見をすることができます。

車両は、「丸ノ内線301号車」や「東京地下鉄道1001号車」(国の重要文化財指定)が展示されています。地下鉄プレイランドには、運転中の揺れまで体験できる臨場感あふれる電車運転シミュレーターがあります。東京の地下をどのように電車(鉄道)が走っているのかが分かる「メトロパノラマ」は、11時~、13時~、14時~、15時30分~の計4回運行しているので、精密なジオラマをぜひ一度体感してください。(新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当面の間平日のみ自動運転)

地下鉄博物館
揺れまで体験できる「電車運転シミュレーター」(写真提供:地下鉄博物館)
地下鉄博物館
東京の地下鉄の様子がわかる「メトロパノラマ」(写真提供:地下鉄博物館)
地下鉄博物館
トンネルを作るための「シールドマシンカッターディスク」(写真提供:地下鉄博物館)
■地下鉄博物館
[TEL]03-3878-5011
[住所]東京都江戸川区東葛西6-3-1
[営業時間]10時~17時(入館は16時30分まで)
[定休日]月(祝日・振替休日の場合翌日)、12月30日~1月3日
[アクセス]東京メトロ東西線葛西駅徒歩すぐ
[料金]大人220円、4歳~中学生100円、3歳以下無料
[駐車場]なし
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東武博物館 【東京都】

東武博物館
東武鉄道の開業時に走った「5号蒸気機関車」

東武鉄道の創立90周年を記念して、1989年5月オープンした博物館です。身近な交通機関である鉄道やバスに親しみ、より深く理解できるよう、館内は8つのコーナーに分かれています。それぞれのコーナーでは東武鉄道の歴史や文化、電車のしくみを学ぶことができるほか、電車やバスの運転を実物の運転席で体験できるシミュレーションコーナーもあります。

東武博物館
電車やバスの運転を実物の運転席で体験
東武博物館
実際の列車が間近に見られる「ウォッチングプロムナード」

東向島駅のホーム下に位置する「ウォッチングプロムナード」では、実際に走っている電車の車輪やモーター、ロングレールの伸縮継ぎ目など、通常では見ることが難しい電車下部を至近距離から観察できると好評です。ほかにも、1日3回のSLショーや、1日5回の巨大ジオラマに電車模型を走らせるパノラマショーなど見どころ満載です。

■東武博物館
[TEL]03-3614-8811
[住所]東京都墨田区東向島4-28-16 
[営業時間]【平日】10時~15時30分(入館は15時まで)※2021年9月現在
[定休日]月 (祝日・振替休日の場合翌日)、12月29日~1月3日
[アクセス]【電車】 東武スカイツリーライン東向島駅下車徒歩すぐ
[料金]おとな(電子マネー) 200円、(現金)210円、4歳~中学生100円、3歳以下無料
[駐車場]12台
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電車とバスの博物館 【神奈川県】

電車とバスの博物館
美しい状態で保存されている「デハ204号」

東急電鉄の電車とバスについて楽しく学べる博物館です。電車の車両としては、デハ200形、デハ3450形、モハ510形などが展示されています。モハ510形のあるB棟は、2021年8月より個人向けシェアオフィスとして活用中。見学はできない代わりに仕事ができるので、電車好きな大人の方にはたまらないワークスペースになっています。

電車とバスの博物館
「8090系運転シミュレーター」で運転士気分
電車とバスの博物館
「Nゲージパーク」では車両の貸し出しも対応
電車とバスの博物館
映像と音楽の演出で一味違う「パノラマシアター」

「8090系運転シミュレーター」は、実写の映像、実録の音を再現した本格型運転シミュレーターです。3つの運転モードを選択でき、「ノーマルモード」、「ガイダンスモード」のほか、朝ラッシュを再現した「エキスパートモード」まであります。持ちこんだ模型車両をジオラマ内で走らせることができる「Nゲージパーク」、HOゲージの模型車両が音楽や映像に合わせジオラマの中を走行する「パノラマシアター」など楽しい展示や体験が盛りだくさんです。

■電車とバスの博物館
[TEL]044-861-6787
[住所]神奈川県川崎市宮前区宮崎2-10-12
[営業時間]10時~16時(最終入館15時30分)
[定休日]木(祝日の場合翌日)
[アクセス]【電車】 田園都市線宮崎台駅徒歩すぐ
[料金]高校生以上200円、3歳~中学生100円
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングをご利用ください)
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横浜市電保存館 【神奈川県】

横浜市電保存館
レトロで貴重な市電の車両が並ぶ「展示コーナー」
横浜市電保存館
昔にタイムスリップした気分になれる車内

約70年間にわたって“ちんちん電車”の愛称で親しまれ、横浜市民の足として活躍した「横浜市電」。この市電を保存することを目的に、廃止された翌年「滝頭車両工場跡地」に開館したのが「横浜市電保存館」の始まりです。その後、1983年に現在の市営住宅1階に建て直されました。館内には7両の市電車両、停留所標識、敷石を当時の姿で保存してあり、市電が走っていた時代の「時間」と「空気」を感じられるよう再現しています。

市電を中心とした横浜の都市交通のあゆみを学べる「歴史展示コーナー」、レトロな車内の座席や運転台に座り、置いてある制帽をかぶって記念撮影もできる「車両展示コーナー」などがあります。地下鉄、私鉄、JRの0ゲージ車両や市電の模型車両が走る「0ゲージ鉄道ジオラマ」は、運転ショーを見るだけでなく、自分で運転して楽しむこともできます。(市電運転は無料、地下鉄運転は1回100円)

■横浜市電保存館
[TEL]045-754-8505
[住所]神奈川県横浜市磯子区滝頭3-1-53
[営業時間]9時30分~17時(最終入館16時30分)
[定休日]月(祝日の場合は翌日)、年末年始
[アクセス]【電車】JR京浜東北線根岸駅より市営バス21系統市電保存館行78系統磯子駅行、133系統上大岡駅行で7分市電保存館前下車すぐ
[料金]大人300円、3歳~中学生100円、2歳以下無料
[駐車場]16台
「横浜市電保存館」の詳細はこちら

ロマンスカーミュージアム 【神奈川県】

ロマンスカーミュージアム
歴代のロマンスカーたちが並ぶ「ロマンスカーギャラリー」

2021年4月19日に海老名にオープンした、小田急電鉄初の鉄道ミュージアムである「ロマンスカーミュージアム」。時代を彩ったロマンスカー5車種と、小田急線開業当時の車両「モハ1」が展示されています。

新宿から箱根までの沿線を再現した約190平米の巨大なジオラマが見られる「ジオラマパーク」や、子どもたちが遊べる「キッズロマンスカーパーク」などがあります。「キッズロマンスカーパーク」には、自分で作ったペーパークラフトのロマンスカーを走らせて遊ぶことができる「こうさくしつ」コーナーなど、ワクワクするコンテンツが盛りだくさんです。

ロマンスカーミュージアム
かつて狭軌鉄道世界最高速度145km/hを達成したSE(3000形)
ロマンスカーミュージアム
小田急線沿線を再現したジオラマが見られる「ジオラマパーク」
ロマンスカーミュージアム
キッズロマンスカーパーク

これまで水族館や小惑星探査機など様々なコンテンツとコラボしたイベントを実施しており、鉄道好きに限らず楽しめるのが魅力です。2021年10月1日(金)より特別なアングルからNSE(3100形)とLSE(7000形)と一緒に記念撮影ができる「上からロマンスフォトスポット」を開催するなど、日々進化中。2021年10月14日「鉄道の日」に合わせて「ロマンスカーミュージアムで鉄道の日しよう!」も開催されていますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

ロマンスカーミュージアムの詳しい情報はこちらもチェック!

■ロマンスカーミュージアム
[TEL]046-233-0909
[住所]神奈川県海老名市めぐみ町1-3
[営業時間]10時~18時(最終入館 17時30分)
[定休日]第2 ・第4 火(季節により変更の場合あり)
[アクセス]【電車】小田急線海老名駅よりすぐ
[料金]中学生以上900円、小学生400円、3歳以上100円、3歳未満無料
[駐車場]なし
「ロマンスカーミュージアム」の詳細はこちら

新潟市新津鉄道資料館 【新潟県】

新潟市新津鉄道資料館
展示車両「E4系新幹線」と「115系近郊形直流電車」

信越本線、磐越西線、羽越本線が乗り入れる鉄道の要衝として発展してきた「鉄道のまち新津」に1983年にオープンした鉄道資料館です。1998年には現在地に移転、2014年に大幅にリニューアルし、「シゴナナ」の愛称で知られる「C57形蒸気機関車」やだんご鼻がかわいい「200系新幹線」、「Maxとき」でおなじみの「E4系新幹線」など実物車両7両を展示しています。

3月から11月の毎月第4日曜日には、一部実物車両の運転席・客室を公開しています(事前予約制、人数制限あり)。また、2021年11月8日(月)まで特別展「瀬古龍雄鉄道写真展II」を開催しているほか、2021年10月末まで、土日祝日はミニSLを運転しているなどイベントも多いので公式HPは欠かさずチェックしましょう。(ミニSLは雨天中止。1回100円、未就学児は無料で要大人付き添い)

新潟市新津鉄道資料館
展示車両「200系新幹線」と「C57形蒸気機関車」
新潟市新津鉄道資料館
車輪やシート、連結器など貴重なコレクションも多数
■新潟市新津鉄道資料館
[TEL]0250-24-5700
[住所]新潟県新潟市秋葉区新津東町2-5-6
[定休日]火(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月3日
[アクセス]【電車】信越本線新津駅より新潟交通観光バス「S94」新潟駅・万代シテイ行き又はさくら交通バス下新行きで新津工業高校前下車徒歩約2分
【車】磐越道新津ICより2分
[料金]大人300円、高校・大学生200円、小中学生100円(土日祝日は中学生以下無料)
[駐車場]100台
「新潟市新津鉄道資料館」の詳細はこちら

リニア・鉄道館 【愛知県】

リニア・鉄道館
世界最高速を記録した三車両

鉄道の技術やデザイン、歴史的意義、産業的側面や背景などが学べ、圧倒的な迫力を持つ本物の車両がすべての世代を魅了する、夢と想い出のミュージアムです。東海道新幹線を中心に、在来線から超電導リニアまでの39両の実物車両展示を通じて「高速鉄道技術の進歩」を紹介しています。

資料展示だけでなく、新幹線・在来線のシミュレーターや、走行や浮上の原理などを体験装置や模型を使って紹介する超電導リニアの体験型展示、夜間作業も含めた「鉄道の24時間」を見ることができる巨大なジオラマなど盛りだくさんの内容で、鉄道好きなら1日中楽しめる博物館です。

リニア・鉄道館
1階の車両展示エリアにずらりと並ぶ車両は圧巻
リニア・鉄道館
東海道新幹線沿線の代表的な建物や情景を再現し、昼夜の変化も楽しめるジオラマ
■リニア・鉄道館
[TEL]052-389-6100
[住所]愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
[営業時間]10時~17時30分(最終入館は30分前)
[定休日]火(祝日の場合翌日)、12月28日~1月1日
※春休み・ゴールデンウィーク・夏休み等は火曜日も開館(開館情報は公式ホームページを要確認)
[アクセス]【電車】 あおなみ線金城ふ頭駅より徒歩約2分
[料金]大人1000円、小中高生500円、3歳以上未就学児200円
[駐車場]なし(近隣の名古屋市営金城ふ頭駐車場をご利用ください)
「リニア・鉄道館」の詳細はこちら

軽便鉄道博物館 【三重県】

軽便鉄道博物館
今となっては希少な軽便車両

軽便(けいべん)鉄道とは、大正時代には全国で300路線もつくられた762ミリゲージの鉄道で、小型の車両がかわいい鉄道です。北勢線の終着駅、阿下喜(あげき)駅に隣接する「軽便鉄道博物館」は、現代では希少となった実物の軽便鉄道の車両と資料が展示してある個性的でとても貴重なミニ博物館です。

軽便鉄道博物館
子どもにピッタリサイズのかわいいミニ電車

北勢線のミニチュア電車「ミニ電車ホクさん」の乗車体験は、ミニ電車の運転士になった気分で子どもに大好評。毎月第1第3日曜だけオープンするので気になる方はタイミングを逃さないようご注意を。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、「ミニ電車ホクさん走行体験」は中止になる可能性があります、詳しくは公式HP等でご確認下さい。

■軽便鉄道博物館
[TEL]0594-72-2478(安藤建材店)
[住所]三重県いなべ市北勢町阿下喜3735
[営業時間]10時~16時
[営業日]毎月第1・3日曜(1月は第2・3日曜)のみ開館
[アクセス]【電車】 三岐鉄道北勢線 阿下喜駅 よりすぐ 【車】東海道 大安ICより15分
[料金]無料
[駐車場]なし
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京都鉄道博物館 【京都府】

京都鉄道博物館
「扇形車庫」には蒸気機関車20両が保存されている(画像:京都鉄道博物館提供)

2016年4月29日にグランドオープンした、「見る、さわる、体験する」を重視した鉄道の総合博物館です。明治から昭和にかけて活躍した実物の鉄道車両53両が保存・展示されています。現存する日本最古の鉄筋コンクリート造りの扇形車庫に並ぶ蒸気機関車は大迫力!そのうち8両は動態保存されています。中央に設置されている転車台では、蒸気機関車が方向転換する様子は感動ものです。

本物の蒸気機関車が引く客車に乗車できる「SLスチーム号」の体験乗車や、運転士気分を味わえる「運転シミュレータ」、幅約30m×奥行約10mの日本最大級規模の「鉄道ジオラマ」などもあります。
イベントも多数開催されており、2022 年1月 10 日までは「扇形車庫にきかんしゃトーマスがやってくる」を開催。きかんしゃトーマスが転車台に乗ってお話します。(土日祝日のみ)

京都鉄道博物館
「運転シミュレータ」は抽選制(画像:京都鉄道博物館提供)
(画像:京都鉄道博物館提供)
駅のプラットホームをイメージした全長約120mの「プロムナード」で展示されている車両(画像:京都鉄道博物館提供)
■京都鉄道博物館
[TEL]0570-080-462
[住所]京都市下京区観喜寺町
[営業時間]10時~17時(入館は16時30分まで)
[定休日]水、12月30日~1月1日(祝日、春休み、夏休み等は開館) ※詳細はHPをご確認ください。
[アクセス]【電車】 JR嵯峨野線 梅小路京都西駅 より 徒歩約2分
[料金]大人1200円 大学生 高校生1000円 中学生 小学生500円、3歳以上 200円
[駐車場]なし
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津山まなびの鉄道館 【岡山県】

津山まなびの鉄道館
「転車台」は全国的にも貴重な現役の施設

国内に現存する扇形機関車庫の中では2番目の規模をほこる「旧津山扇形機関車庫」や収蔵車両を中心とするさまざまな展示が魅力の鉄道館です。機関車庫の中に収蔵されている車両は全部で13両あり、1両のみ製造された“DE50-1”や、「デゴイチ」で知られる“D51-2”など貴重な車両を展示しています。

岡山の鉄道の歴史にスポットを当てながら、日本における鉄道の歴史が学べる「あゆみルーム」や、鉄道の技術や工夫について体験設備も交えて紹介する「しくみルーム」、旧津山扇形機関車庫を中心に津山のまちなみをジオラマで再現した「まちなみルーム」などがあります。2021年11月28日(日)までは、スマートフォンで参加できるQRクイズラリーが開催されています。

津山まなびの鉄道館
「まちなみルーム」には津山の街を再現したジオラマ
津山まなびの鉄道館
安全で快適な鉄道について知る「しくみルーム」
■津山まなびの鉄道館
[TEL]0868-35-3343
[住所]岡山県津山市大谷
[営業時間]9時~15時30分
[定休日]月 (祝日の場合翌日)、12月29日~12月31日
[アクセス]【電車】JR津山線津山駅より徒歩10分 【車】中国道津山ICより15分
[料金]高校生以上310円、小中学生100円、乳幼児・障がい者無料
[駐車場]40台
「津山まなびの鉄道館」の詳細はこちら

九州鉄道記念館 【福岡県】

九州鉄道記念館
駅のホームを思わせる車両展示場

九州で最初にできた「九州鉄道会社」の本社として1891年に建てられた本館をはじめ、九州で活躍した蒸気機関車から電車特急「にちりん」など懐かしい車両展示がある鉄道記念館です。本館の車両展示場に展示車両9台と前頭部車両3台があり、運転シミュレーターで電車の操作体験ができます。

レール幅450ミリの鉄道で、単線と複線の線路に信号機が置かれ、「つばめ」や「かもめ」などの5つの列車が走る「ミニ鉄道公園」では、本物の列車と同じような運転がミニ鉄道で体験できます。懐かしい明治の客車や、811系の運転台が本格的な「運転シミュレーター」、博多駅、門司港駅からJR九州を代表する列車が次々と発車する「九州の鉄道大パノラマ」など、広い世代に親しまれる鉄道ミュージアムとなっています。

九州鉄道記念館
準鉄道記念物の「C59 1号」
九州鉄道記念館
九州鉄道会社の本社をリニューアルした本館
■九州鉄道記念館
[TEL]093-322-1006
[住所]福岡県北九州市門司区清滝 2-3-29
[営業時間]9時~17時(最終入館16時30分)
[定休日]第 2 水(7月は第2水・木、8月は無休)
[アクセス]【電車】JR門司港駅より徒歩3分
[料金]大人300円、中学生まで150円、3歳以下無料
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングをご利用ください)
「九州鉄道記念館」の詳細はこちら

まとめ

いかがでしたか?一言に鉄道博物館と言っても、見せ方や魅力は多種多様。実物車両に乗れる、動いている足元まで詳しくみられる、転車台で回転している様子が見学できるなど、魅力的な展示がたくさんあります。興味がある方は是非一度足を運んでみてくださいね。

※掲載の価格は全て税込み価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。
※駐車場の料金は特別な記載がない限り普通車1台1回(1日)の駐車料金です。

鳥井 晴風  鳥井 晴風

5人の子どもを持つママ編集ライター。 子供に大好きな漫画の主人公の名前を付けてしまうほど漫画アニメ好き。キャラ弁やキャラケーキづくりが得意。好きなお出かけ先は道の駅や直売所など食材が豊富なところ。 自分で収穫する味覚狩りや芋ほりも大好き。

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