真っ白な毛色で神秘的な佇まいの「ホワイトタイガー」。野生ではほとんど見ることができず、日本の動物園でも30頭ほどしか飼育されていない貴重な生き物です。
今回は、ホワイトタイガーの特徴などと合わせて、ホワイトタイガーに会うことができる全国の動物園もご紹介します♪
ホワイトタイガーとは
概要

ホワイトタイガーは、その名の通り、真っ白な毛色のトラのこと。ところが、ホワイトタイガーという種がいるわけではないんです。
ホワイトタイガーはインド周辺に生息している、ネコ目ネコ科に分類されるベンガルトラの白変種、つまり突然変異によって誕生したものだそう。そのため、野生では見ることができません。
生態の特徴

ベンガルトラの白変種のため、生態についてはベンガルトラと変わりません。
もちろん一番の違いは見た目。白色やクリーム色の毛に、目は澄んだ⻘色、鼻先や肉球はピンク色をしています。体長は1.5mから2m、体重は90kgから230kgくらいです。
夜行性のため、昼間動物園で見る際は眠そうな姿を見ることが多いでしょう。しかし時には、水浴びしたり泳いだりする活発な姿を見られる場合もありますよ。
日本では44頭ほどが飼育されているそうですが、今回はホワイトタイガーに会える全国の5つの施設をご紹介します!
【栃木県】宇都宮動物園

「宇都宮動物園」では2021年3月に赤ちゃんが生まれ、現在は4頭のホワイトタイガーを飼育。小さな赤ちゃんだったイーサンも、今ではたくましく成長した姿を見ることができますよ。
母親のシラナミや、父親のアースに比べるとまだまだあどけない、かわいらしい仕草が見られます。
イーサンとは人気映画の主人公の名前が由来だそうですが、ヘブライ語で「強い」という意味の言葉だそう。臆病でなかなか外に出られない性格だったため、強く元気に育ってほしいという思いで付けられた名前だそうです。

1日5組限定で、「ホワイトタイガーのお昼ご飯」も開催(有料)。ライオンやホワイトタイガーへのエサやり体験ができます。季節や天候により開催日・時間等が異なるため、当日園内で確認してみてくださいね。
028-665-4255
栃木県宇都宮市上金井町552-2
9時~17時(最終入園16時30分) ※季節により変動あり
なし
入園料(動物園・遊園地):中学生以上1400円、3歳~小学生700円
【電車】JR宇都宮駅西口より関東バスで40分、下金井町より徒歩5分 【車】東北道宇都宮ICより5分
あり(無料)
「宇都宮動物園」の詳細はこちら
【埼玉県】東武動物公園

「東武動物公園」ではオス3頭、メス1頭の計4頭のホワイトタイガーを飼育しています。
名物は、毎週土曜に行われる「ホワイトタイガーおやつタイム」(1組500円、10時45分受付、先着15組限定)。檻越しで、ホワイトタイガーにお肉を食べさせることができるイベントです。
また毎週土曜・日曜は、飼育係による「ホワイトタイガーガイド」も開催。ホワイトタイガーがお肉を食べる姿を見ながら、トラの生態などについて飼育係がお話ししてくれます。

アジアの水の遺跡をイメージしたという展示場は、ガラスビューで小さな子どもでもより近くでホワイトタイガーの迫力ある姿を観察することができますよ。
0480-93-1200
埼玉県南埼玉郡宮代町須賀110
9時30分~17時 ※季節・曜日により変動あり
1月1日、【1月】火・水 【2月】 火~木 【6月】水
入園料:18歳以上1800円、中・高生1500円、3歳~小学生800円、60歳以上1100円 ※要証明
【電車】東武スカイツリーライン東武動物公園駅西口より徒歩10分 【車】東北道久喜IC・圏央道白岡菖蒲ICより各20分
あり(1日1000円)
「東武動物公園」の詳細はこちら
【和歌山県】アドベンチャーワールド

「アドベンチャーワールド」では、サファリワールド肉食動物ゾーンでホワイトタイガーに会うことができます。涼しい気候の日には、活発に動く姿を見られることもあるそうですよ。

また、お土産にはアドベンチャーワールドオリジナルのぬいぐるみがおすすめです。飼育スタッフが監修したというこのぬいぐるみ、一番のこだわりは縞模様の色を黒色ではなく本来の焦げ茶色にしたことだそう。現地で見た姿を、お家でもリアルに思い出せるでしょう。ぬいぐるみには、飼育スタッフだからこそ知るエピソードが書かれたタグ付きです♪
0570-064-481
和歌山県⻄牟婁郡白浜町堅田2399
10時~17時(最終入園16時)
不定
入園料(1DAY):大人(18歳以上)4800円、セニア(65歳以上)4300円、中人(12~17歳)3800 円、小人(4歳~11歳)2800円
【電車】JR白浜駅より明光バスで6分、アドベンチャーワールドより徒歩すぐ 【車】紀勢道南紀白浜ICより10分
あり(1日1200円)
「アドベンチャーワールド」の詳細はこちら
【愛媛県】愛媛県立とべ動物園

「愛媛県立とべ動物園」では、ゾウストリートのトラ舎で1頭のホワイトタイガー、ソソノに会うことができます。
ソソノは何事にも慎重な性格で、2016年にこちらの動物園にやって来た時も最初はなかなか環境に慣れてくれなかったそうです。今ではすっかり慣れ、展示場で寛いで過ごす姿も見ることができます。まるで大きなネコのような仕草や、寝ている姿はとっても愛らしいですよ♪
黄色のトラと同じゾーンに展示されているので、毛色はもちろん、ブルーの瞳やピンクの肉球など、違いを比べて観察してみてくださいね。

お土産には、とべ動物園の人気者であるホッキョクグマのピースがホワイトタイガーの着ぐるみを着た「着ぐるみピース」もおすすめです。
画像提供:愛媛県立とべ動物園
089-962-6000
愛媛県伊予郡砥部町上原町240
9時~17時(最終入場16時30分)
月(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)
入園料:一般500円、高校生・65歳以上200円、小・中学生100円
【電車】JR松山駅より伊予鉄バス砥部線「えひめこどもの城行き」で36分、とべ動物園前より徒歩すぐ 【車】松山道松山ICより10分
あり(1回300円)
「愛媛県立とべ動物園」の詳細はこちら
【鹿児島県】鹿児島市 平川動物公園

「鹿児島市 平川動物公園」では母親のコハクと、その三つ子の子ども達、計4頭のホワイトタイガーを飼育。この4頭は、ベンガルトラのベルと交代で展示を行っています。
トラは繁殖期以外は基本的に単独で暮らすため、4頭も単独で過ごしていますが、展示場で過ごす様子を観察していると、性格も少しずつ違うことが分かるそうです。

母親のコハクは7頭の子どもを育て上げた、どっしり構えるお母さん。メスのメイはちょっぴり臆病、おっとりした性格のリクとやんちゃなカイ、それぞれの違いにも注目して観察してみるのも面白そうです。
また、ホワイトタイガー展示場にはカメラが設置されており、ウェブ上でライブカメラを視聴することもできますよ♪
099-261-2326
鹿児島県鹿児島市平川町5669-1
9時~17時(最終入園16時30分)
12月29日~1月1日
入園料:一般(高校生以上)500円、小・中学生100円
【電車】JR五位野駅より徒歩20分 【車】指宿スカイライン・南薩縦貫道谷山ICより15分
あり(1回200円)
「鹿児島市 平川動物公園」の詳細はこちら
まとめ
数は少ないながらも個性豊かな全国のホワイトタイガー達!イベントやお土産情報にも注目して、ホワイトタイガーに会いに行ってみてくださいね。
※この記事は2021年1月6日時点での情報です。
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