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2022.02.13

7年に一度の善光寺御開帳!御朱印や周辺のおすすめ観光スポットも紹介【長野県・2022】

仲見世通りや門前のグルメ&おみやげ

画像提供:善光寺
賑やかな「仲見世通り」(画像提供:善光寺)

JR長野駅から善光寺まで約1.8km続く善光寺表参道。そして善光寺入口・仁王門から山門まで約400mにわたり賑わっているのが「仲見世通り」です。

参道界隈や「仲見世通り」には、おそばやおやきなどの信州グルメが楽しめるお店がずらり。これも善光寺まいりの魅力です。今回は仲見世通りを中心におすすめのお店を7軒選びました。参考にしてみてくださいね。

創業文政十年 門前そば 藤木庵

3種類の自家製つゆで味わう老舗の手打ちそば。

創業文政十年 門前そば 藤木庵
『ごくらくそば(十割)』1300円

1827年創業、8代続くそば店の老舗。長野県信濃町・黒姫山麓産のそばを自家製粉した信州そばを提供しています。

おすすめは写真の『ごくらくそば(十割)』。自家製のそばつゆ、長野県松代産の長芋を使ったとろろ汁、くるみ汁の3種のつゆで味わいます。そばつゆももちろん自家製。無添加で、化学調味料も一切使っていません。

店主おすすめの食べ方は、「普通のそばつゆ、とろろ汁、くるみ汁とコクの少ないつゆから多いつゆの順番」だそう。

創業文政十年 門前そば 藤木庵
善光寺表参道の中ほど。普段から土日祝は開店前から行列が絶えません

来店客の目当ては同店名物、十割そば。でも、「御開帳の期間中は(そばの)追い打ちをしている余裕がなく、打ったそばがなくなり次第閉店します。早い方だと開店30分前にはいらっしゃるので、結果的には開店前にお並びいただくのが一番待ち時間が少ないかもしれません」と店主。

創業文政十年 門前そば 藤木庵
お客様にいかに寛いでいただけるかを大事にしているそう

御開帳が始まる頃はちょうど山菜の天ぷら(時価)も旬。十割そばと一緒にいただきたいですね。

■創業文政十年 門前そば 藤木庵(ふじきあん)
026-232-2531
長野県長野市大門町67
11時~15時(LO 14時30分)
火曜(祝祭日、繁忙期は除く)
「創業文政十年 門前そば 藤木庵」の詳細はこちら

八幡屋礒五郎 本店

現地でしか手に入らないご当地限定デザイン缶も!

八幡屋礒五郎 本店
本店と、善光寺境内地のおみやげ店限定の『善光寺参り缶』1つ432円

長野で七味といえば『八幡屋礒五郎』。善光寺のお膝元、大門町に構えるこちらの本店ではおなじみの七味缶をはじめ全アイテムが揃います。

原料の一部は長野県内にある自社農場や周辺地域で契約栽培したものを使用。同じく県内にある自社工場で加工しているので、まさに長野生まれのスパイス。

なかでも創業以来、秘伝のやり方で調味した『七味唐からし』は香りのなかにも辛さが引き立ち、創業以来愛されてきた定番商品です。

八幡屋礒五郎 本店
インドの神様、ガネーシャをデザインした『七味ガラム・マサラ』540円
八幡屋礒五郎 本店
『梅七味ごま』648円はふりかけにしても美味

おみやげならこんな変わり種も喜ばれそう。写真上は同店の『七味唐からし』の焙煎技術をガラム・マサラに活かしたミックススパイス。そして写真下は七味にごま、梅肉を絡めたこちらも人気商品。ごはんとの相性も抜群です。

八幡屋礒五郎 本店
創業280年余。本店は門前の街並みに溶け込むよう蔵をイメージ

県内にある2店舗を含め、こちらの本店ではお好みの七味を調合してもらえる『カスタムブレンド』も好評。興味がある人はぜひぜひ~。2022年3月、内装を改装予定。

■八幡屋礒五郎 本店(やわたやいそごろう ほんてん)
026-232-8277
長野県長野市大門町83
9時~18時30分
なし
「八幡屋礒五郎 本店」の詳細はこちら

横町カフェ

カレーからスイーツまで、七味を効かせたオリジナルメニューに舌鼓。

横町カフェ
『黒カレー(信州牛ゴロゴロ)』1500円

『八幡屋礒五郎 本店』併設のこちらのカフェでは自社の七味や和のスパイスを取り入れた創作メニューが楽しめます。

人気はカレー各種。写真の『黒カレー(信州牛ゴロゴロ)』は、焙煎ガラム・マサラの香りと辛みをしっかり効かせた黒いルウが特徴の一品。じっくり煮込んだ信州牛はオープン当初に比べゴロゴロ感が増し、満足感UPと評判です。“追い”焙煎七味ガラム・マサラで辛さ調整もOK。

横町カフェ
『カカオニブスムージー』700円
横町カフェ
『2つのスパイス・チーズケーキ<バスクとクレームダンジュ>』650円

スイーツにも七味が!写真上は、『七味唐からし』と相性がいいカカオを組み合わせた同店特製スパイスチョコレートと、カカオニブジェラートのコラボドリンク。

写真下も同店オリジナル、2種類のチーズケーキ。向かって右側は一味と七味辛みそが刺激的なバスクチーズケーキ。そして左奥は柚子果汁が爽やかなふんわり真っ白なクレームダンジュで、鮮やかなソースは万願寺唐辛子が使われているんだそうです。まったく味の想像がつきませんよね。ぜひ自分の舌でお確かめを。

横町カフェ
『八幡屋礒五郎 本店』の店内奥にあります

2022年3月にはカフェの内装をリニューアル予定。一部メニューも盛り付けなどが変わる可能性があります。『八幡屋礒五郎』でおみやげを選んだらこちらで一服していきましょう。

■横町カフェ
026-232-8770
長野県長野市横町86-1(『八幡屋礒五郎 本店』併設)
10時~17時(LO 16時30分)
なし
「横町カフェ」の詳細はこちら

九九や旬粋

善光寺ゆかりのかわいい鳩型最中。

九九や旬粋
『門前鳩合せ 最中』7個入1296円

善光寺山門の正面、駒返り橋前に構えるみやげ店。そばや長野産のフルーツジャム、はちみつ、漬物といった地元名物や特産品、はたまた地元銘菓や地酒など信州の恵みが揃うセレクトショップです。

種類が豊富でどれにしようか迷いますが、善光寺まいりのおみやげにぴったりのかわいらしい銘菓を見つけました!その名も『門前鳩合せ 最中』。

九九や旬粋
最中が7枚と豆餡入り。ギフトBOXもすてき。ばら売りはありません

鳩を模った最中の皮に自分で餡を詰めて味わいます。餡は4種類の豆入りの白餡。最中の皮は新潟県産もち米100%で、一つひとつ手作業で香ばしく焼き上げているそうで、「召し上がる直前に最中の皮に餡を詰めるので、パリッとした食感と白餡との絶妙なハーモニーを楽しんでいただけます」と広報スタッフ。

さらにもう一つの人気商品『善光寺九九福』(6個入702円、他)が7年に一度の御開帳を記念し、御開帳限定パッケージで登場するそう。「国内産の花豆と白餡を丁寧に裏ごししシナモンとジンジャーを加えた餡を、練乳を練りこんだ生地で包みしっとり焼き上げた洋風のお饅頭です」と広報スタッフ。どちらも気になりますね。

■九九や旬粋(くくやしゅんすい)
026-235-5557
長野県長野市元善町486
8時~18時 ※善光寺のイベントに応じ変動の場合あり
なし
「九九や旬粋」の詳細はこちら

門前農館さんやそう

添加物不使用。農家のお母さんたち手作りのもっちりおやき。

門前農館さんやそう
薄めの皮に具がぎっしり。11種類の定番のほか季節限定も

善光寺の表参道には信州のソウルフード、おやきを提供するお店も数多くあります。今回はその一つ、『門前農館さんやそう』をご紹介。

門前農館さんやそう
表参道にあります

こちらのおやきは地元の農家のお母さんたちが、地元で採れた野菜や果物を使い、昔ながらの製法で手作りしています。

門前農館さんやそう
代表の芳川さん。その日販売する分だけ手作り。保存料や着色料などは使っていません

おやきの皮にもこだわりがあり、ベーキングパウダーといった膨らまし粉や、保存料などの類は一切使わず、小麦粉のみ使用。毎朝その日販売する分だけ生地を手で練ってのばし作っています。薄めの皮が特徴で、食べるともっちりしています。

門前農館さんやそう
人気No.1の『辛大根おやき』1個145円
門前農館さんやそう
長野産の丸なすのとろみと甘味噌にほっとします。『丸なすおやき』1個145円
門前農館さんやそう
こちらは例年3月から6月に登場する『ふきみそおやき』値段未定

中に入っている具もいろいろ。人気&リピーター率No.1は、茹でた輪切り大根と一緒に甘辛みそを挟んだ『辛大根おやき』。

他にも『丸なすおやき』、『野菜ミックスおやき』、信州名物の野沢菜漬け入りの『野沢菜おやき』といった定番から、春頃限定の『ふきみそ』(写真一番下)や『ふきのとう』、『のびる(ネギ)』など季節限定おやきも好評です。

店舗ではおやきのほかにもすいとん、おでん、甘酒などあったかグルメも充実。春先だとまだまだ肌寒い日もあるので、蒸したてほかほかのおやきと一緒に味わいたいですね。

■門前農館さんやそう(もんぜんのやかた)
026-235-0330
長野県長野市大門町518
10時~17時30分
年末年始 ※他、臨時休みあり
「門前農館さんやそう」の詳細はこちら

信州りんご菓子工房 BENI-BENI

甘い香りがたまりません!実演付きアップルパイ工房。

信州りんご菓子工房 BENI-BENI
『信州カスタードアップルパイ』1個420円

長野県須坂市で8代続く和洋菓子の老舗「二葉堂」が手がけるアップルパイ専門店。りんごは100%長野県産。カスタードクリームにも長野県小布施町産のオブセ牛乳が使われ、長野県産にとことんこだわり作られています。

信州りんご菓子工房 BENI-BENI
カスタードクリームたっぷり。大きめにカットされたりんごの食感も贅沢
信州りんご菓子工房 BENI-BENI
店内の工房で焼き上げているので焼きたてアツアツ

「焼きたてアツアツホカホカをお楽しみください」と広報スタッフ。

信州りんご菓子工房 BENI-BENI
『りんごカップソフトクリーム』420円

もう一つ、アップルパイと並ぶ大人気スイーツがこちら。冷え冷えの信州りんごの上にあっさりなめらかなソフトクリームがたっぷり。仕上げに特製りんごソースとキャラメルソースをかけたオリジナルソフトで、トッピングのピンクのりんご型チョコレートが「かわいすぎる」「映える」と評判です。

信州りんご菓子工房 BENI-BENI
りんごの名産地、長野発のアップルパイ専門店

御開帳期間中は、善光寺から御公許(商標使用の許可)を得ている『善光寺鐘楼最中』や『栗まんじゅう おびんずるさん』、他にも信州りんごを使った四角いバウムクーヘン『りんご小径(りんごみち)』も販売予定なのでチェックしてみてください。

■信州りんご菓子工房 BENI-BENI(ベニベニ)
026-219-2881
長野県長野市元善町484
9時~18時
なし
「信州りんご菓子工房 BENI-BENI」の詳細はこちら

すや亀 善光寺店

味噌の老舗が手がけるみそソフト&焼きおむすび。

すや亀 善光寺店
『みそソフト』350円

1902年創業、味噌醸造の老舗『すや亀』が手がけるアンテナショップ。善光寺の仁王門をくぐってすぐ、仲見世通り入口にあります。店では秘伝の自家製味噌や関連商品が購入できるほか、オリジナルのフードメニューも楽しめます。

写真が一番人気の『みそソフト』。濃厚バニラソフトと自家製の合わせ味噌で作ったオリジナルで、キャラメルフレーバーのような味わいだとSNSなどで話題に。

「前回の御開帳に比べ、約3割弱のお店が入れ替わりました。テイクアウトできる飲食店も増えましたね。おいしいソフトクリームを提供しているお店もたくさんありますが、みそ味のソフトはなかなかありません(笑)。ぜひ試してみてください」と店主。

すや亀 善光寺店
おこげもおいしい!『のり巻 焼むすび』1個250円

写真の『のり巻 焼むすび』も人気メニュー。焼きたてを提供しているので味噌の香ばしい匂いが楽しめます。お米は長野県産コシヒカリ、味噌は自家製の『門前みそ こがね』を焼むすび専用に調合した『おにぎり大好き』という銘柄を使用。この味噌も店頭で購入できます。

すや亀 善光寺店
写真は善光寺店。御開帳期間中は行列必至です

今回紹介した善光寺店のほかに、市内循環バス『セントラルスクエア』停留所近く(善光寺仁王門から徒歩10分)には、食事処を併設した『すや亀本店』もあります。こちらでは自慢の門前みそを使った各種定食やうどんなどの麺類も提供。ちなみに定食のお味噌汁は3種類から選べるそう。時間がある人は本店まで足をのばし、ゆっくり腰かけてお食事もいいかも。

■すや亀 善光寺店
026-237-2239
長野県長野市元善町仁王門北
9時~17時 ※夏季は9時~18時
なし
「すや亀 善光寺店」の詳細はこちら

まとめ

善光寺の御開帳は七年に一度の特別なご縁とご利益をいただくいい機会。今年の春は善光寺まいりをメインに信州をめぐってみませんか。

ちなみに、善光寺とご縁が深い上田市の「北向観音堂(きたむきかんのんどう)」や、飯田市の「元善光寺(もとぜんこうじ)」のどちらかも一緒にお参りすると“両まいり”といってご利益がアップするといわれています。

「北向観音堂」は別所温泉や上田城址、「元善光寺」は天竜峡など名湯や景勝も楽しめますよ。

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※この記事は2022年2月2日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
※掲載の価格はすべて税込価格です。
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児島あさこ  児島あさこ

編集者・ライター。旅先での楽しみは日頃おせわになっている人へのおみやげ選び。道の駅、美術館、セレクトショップ、うつわ屋さん…など贈る人の好みに合わせて物色している時間が幸せです。好きな町は金沢。

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