世界遺産の白神山地や奥入瀬渓流・十和田湖などスケールの大きな大自然、三方を海に囲まれた豊富な漁場で捕れる新鮮な魚介、そして冬の間たっぷりと栄養を蓄えた大地で育つ野菜やりんごと「ここにしかない」魅力が満載の青森県。
旅の出発は東北新幹線の終点・新青森駅から。1日目は2021年に世界遺産登録となった三内丸山遺跡や新鮮魚介の海鮮丼など青森市内を満喫。2日目は十和田・奥入瀬エリアへ移動し大自然の中で心も体もリフレッシュしましょう。
宿泊は2つのエリアの間にある八甲田山麓で酸ヶ湯温泉など山の秘湯にどっぷりと浸かる時間を楽しんでもいいですし、奥入瀬渓流や十和田湖周辺の温泉ホテルもオススメです。
※この記事は2022年2月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
青森満喫!1泊2日おすすめモデルコース概要
【1日目】
JR新青森駅→青森魚菜センター内「青森のっけ丼」でランチ→三内丸山遺跡
【2日目】
奥入瀬渓流館→奥入瀬渓流→十和田湖→オルトラーナ→奥入瀬モスボールパーク
青森の1泊2日モデルコース【1日目】
青森魚菜センター内「青森のっけ丼」
好きなネタだけのせてつくる自分だけの海鮮丼


青森駅からほど近い場所にある市場の名物は、好きな具材をのせてつくる「のっけ丼」。
まずはのっけ丼案内所で食事券を購入し、次に券と引き換えに丼ぶりに入ったご飯を受け取ります。あとは、場内をまわり、好きな具材を食事券と交換してごはんの上にのせてもらいましょう。
場内は3本の通りに約30店舗が並んでいます。青森ならではのホタテやマグロ、旬のお魚はもちろん、お肉やお惣菜なら市民のソウルフード「いかメンチ」を選んでも。お味噌汁や漬物もありますよ。
理想の丼ができあがったら、休憩所でいただきます。まだのせたりないなぁ、という場合は食事券の追加購入を。追加購入の場合は、ばら売りもしてもらえますよ。
[住所]青森県青森市古川1-11-16
[営業時間]7時~15時(店により異なる)
[定休日]火(臨時休業あり)
[食事券]10枚券1500円、5枚券750円
[駐車場]なし
[アクセス]【車】青森道青森中央ICより15分 【電車】JR青森駅より徒歩5分
三内丸山遺跡センター
縄文文化を知る、世界文化遺産の特別史跡



国の特別史跡・三内丸山遺跡、ガイダンス施設「縄文時遊館」で、縄文文化を知り、体感、親しみを深めることができるスポットです。
特に三内丸山遺跡は2021年に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産のひとつとしても、注目が集まっています。遺跡は約5900年~4200年前の縄文時代の大規模な集落跡。たくさんの出土品からこの場所で定住生活が営まれていたことが窺えます。
現在は、数多くの竪穴建物や大型掘立柱建物が立体で復元されている姿を、間近で見学することができますよ。
「縄文時遊館」内の常設展示室「さんまるミュージアム」では、出土品など総数約1700点を展示。縄文人の暮らしぶりも人形やデジタルフォトフレームでわかりやすく説明されています。
写真提供:JOMON ARCHIVES
[住所]青森県青森市三内字丸山305
[営業時間]9時~17時(GW中と6月1日~9月30日は~18時)※最終入館は各30分前
[定休日]第4月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日~1月1日
[入館料]一般410円 ※特別展の観覧料は別途
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】青森道青森ICより5分
青森の1泊2日モデルコース【2日目】
奥入瀬渓流館
カフェも併設。奥入瀬エコツーリズムの拠点地



奥入瀬渓流の入口に位置し、自然情報の展示やミュージアムショップ、青森りんご専門店「あら、りんご。」カフェなどが入っているので、散策前後にぜひ立ち寄りたいスポットです。
ショップには奥入瀬渓流の動植物をテーマにアクセサリーやインテリア、ネイチャークラフト、オリジナルスイーツなどをラインアップ。旅のお土産探しにもぴったりです。
「あら、りんご。」は、おいしく、かわいく、体に良い青森りんごの魅力を届けるカフェ。
お店の人気No.1は「りんごパイ」です。店内で焼き上げるので出来たてのサクサク感とジューシーな果肉がたまりません。
喉をさわやかに潤してくれる「りんごサイダー」には、小粒で愛らしい姫りんごを凍らせた「こおりんご」をトッピングするのがオススメです。
[住所]青森県十和田市奥瀬栃久保183
[営業時間]9時~17時30分 (11月15日~4月19日 は9時~16時30分)
[定休日]なし※「フィールドミュージアムショップ」及び「あら、 りんご。」は11月~3月は第1・3火
[料金]りんごパイ(390円)、りんごサイダー(432円)、トッピングのこおりんご(姫りんご110円)
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】百石道下田百石ICより1時間
奥入瀬渓流
四季折々に美しい、変化に富んだ渓流景観



十和田湖の子ノ口から続く約14㎞の渓流。緩急がついた水の流れと奇岩や大小の滝、豊かな苔たちや木々などが作り出す景観は、一年を通して感動的な美しさです。
奥入瀬の春は少し遅めの5月。長い冬の眠りから覚めた木々が一斉に芽吹きます。日本でも指折りの苔スポットでもあるので、ルーペを片手にミクロの世界を覗いてみるのもオススメです。
初夏から夏にかけては、マイナスイオンがあふれるグリーンのトンネルをレンタル自転車で散策するのも爽快!自転車は奥入瀬湧水館、石ヶ戸休憩所、JRバス子ノ口で借りられます。
見どころは、石ヶ戸から十和田湖の子ノ口の間に集中しているため、石ヶ戸休憩所の駐車場に車を止めて散策するのもオススメ。
広葉樹の葉が黄色、橙色、赤色と華やかに渓谷を彩る秋。そして冬は、滝の水が流れたまま時を止めたような大迫力の景観が広がります。日中はまるで水墨画のような風景を、夜はバスツアーでライトアップされた氷瀑や氷柱を観賞できます。
写真提供/一般社団法人十和田奥入瀬観光機構
[住所]青森県十和田市大字奥瀬
[営業時間]常時
[定休日]なし
[料金]見学無料、レンタサイクル有料(最大4時間/シティサイクル1000円、電動アシスト2000円 ※延長料金は30分毎300円)
[駐車場]30台(無料/奥入瀬渓流館)
[アクセス]【車】百石道下田百石ICより1時間
十和田湖
森と湖の深い色に心奪われる神秘の湖



青森県十和田市と秋田県小坂町にまたがる、大昔の火山の影響でできたカルデラ湖。
奥入瀬渓流を作る水流の源でもあり、一帯は国立公園にも指定されています。
「十和田湖ブルー」と呼ばれる青く澄んだ湖と、それを取り囲むようにして広がる深い山々が織り成す景観は、新緑、紅葉、雪の白さと四季折々の美しさをみせてくれます。
5月の終わりから7月には、雲海に出合える確率もアップ。雲海を眺めるなら、早朝をねらって湖を望む展望台を訪れてみては。
雄大な光景は趣向を変えて湖上から眺めるという方法もあります。グリーンシーズンに運航する遊覧船からは、断崖やいくつもの小島、入江など自然のアートが次々と目に飛び込んできます。コースは2つ。どちらも乗船時間は約50分です。
また、湖畔にはカフェや飲食店がちらほらと点在。湖畔をぐるりとドライブしたり、天気がいい日にはピクニックを楽しむのもオススメです。十和田湖の中山半島に位置する十和田神社も見どころのひとつで、恋愛運UPにご利益があるとされています。
[住所]青森県十和田市大字奥入瀬字十和田湖畔
[営業時間]見学自由
[定休日]なし ※遊覧船の運航は4月下旬~11月中旬
[遊覧船乗船料]中学生以上1430円
[駐車場]あり(有料)
[アクセス]【車】東北道十和田ICより1時間
オルトラーナ
奥入瀬渓流の玄関口で石窯焼きのピザを



奥入瀬渓流エリアでランチをとるなら、石窯焼きピザが評判の「オルトラーナ」がオススメです。
お店があるのは十和田市側から奥入瀬渓流エリアへの入り口。向かいには「渓流の駅おいらせ」があります。
周囲の景観になじむような、ログハウス風の建物に足を踏み入れると、ふんわりと薪とピザの良い香りが。
4月下旬から11月の中頃まではビュッフェスタイルで営業し、青森の旬を感じるフレッシュな野菜がピザやサラダでふんだんに使われています。
店内に設置された石窯で焼かれるピザはカリっとクリスピーな食感。天気が良い日には、奥入瀬の風を感じるテラス席でいただくこともできます。
冬の間は、ピザやカレーをオーダー制で提供。しっとりとした雰囲気の中でゆっくりと青森の旬を堪能できます。
[住所]青森県十和田市奥瀬字栃久保11-253
[営業時間]11時~15時30分(LO14時30分)
[定休日]年末年始
[入場料]ビュッフェ高校生以上1920円、ホールピザ1760円~ ※価格変更の予定あり。最新情報は要問合せ
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】百石道下田百石ICより1時間
奥入瀬モスボールパーク
苔で「小さな奥入瀬」を表現。制作体験も可能



こけ玉・ひょうたんランプで「小さな奥入瀬」を表現しているテーマパークです。
こけ玉は、植物の根を土で包み、その表面を苔で貼り付けたものです。屋外テラス展示場では、奥入瀬に生息する苔や樹木、シダ植物をイメージした小さな奥入瀬を表現しています。こけ玉工房は、開放的なテラス空間で約800個のこけ玉が眺められる奥入瀬ならではの景色が広がっています。
ひょうたんランプは、自家栽培のひょうたんを乾燥させ穴を開けたランプです。デザインは奥入瀬で眺められる苔のデザインをモチーフにしています。ランプ工房では、無数のランプが暗がりの幻想的な空間で展示されており、写真映え間違いなし!
こけ玉やひょうたんランプは自分で作れる制作体験もあり、小さなお子さんでも簡単に作ることができるようです。
奥入瀬の世界観をオリジナルのこけ玉で自宅へ持ち帰るのも素敵ですね。
[住所]青森県十和田市法量字焼山64-195
[営業時間]9時~16時
[定休日]※冬期休業
[体験料]こけ玉作り体験 2000円~(所要時間 約30分)、ひょうたんランプ制作体験 5000円~(所要時間 約60分)
※事前のネット予約推奨
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】百石道下田百石ICより55分
※掲載の価格は全て税込み価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。
じゃらん編集部
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