都心部からアクセスしやすい立地でありながら、自然豊かな観光地が点在する茨城県。近年は、海沿いを中心に写真映えする絶景スポットも話題となっています。
水戸から大洗・ひたちなかエリアでは、梅やネモフィラなど晩冬から春にかけての花景色や秋の紅葉が人気。さらに海に立つ姿が神秘的な鳥居やアートな写真が撮れるリフレクションビーチなど、絶景を気軽に楽しみやすいのも魅力です。
茨城ならではの納豆とんかつや、旬の地魚がリーズナブルにいただける市場に立ち寄って、絶品の地元グルメを堪能。冬のあんこう鍋も名物です。
夜は、海沿いの温泉宿で海絶景と温泉を楽しむのもおすすめですよ。
※この記事は2022年2月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
茨城満喫!1泊2日おすすめモデルコース概要
【1日目】
水戸駅→偕楽園→とんかつ八戒→ひたち海浜公園
【2日目】
大洗サンビーチ→大洗磯前神社→那珂湊おさかな市場→海鮮すし 海花亭
茨城の1泊2日モデルコース【1日目】
偕楽園
「日本三名園」のひとつ。四季を通して見所満載。



1842年(天保13年)、水戸藩第9代藩主の徳川斉昭公が創設。「民と偕(とも)に楽しむ」という趣旨から、この名が付けられたそうです。
園内には約100種3000本の梅が植えられており、1月下旬から3月下旬までという長い期間、観梅が楽しめます。また、初夏のツツジ、初秋の萩、秋の紅葉など、梅以外に園内の様々な植栽も魅力です。
創設者・徳川斉昭公が自ら設計を手がけたという好文亭では、襖絵の見事な奥御殿が見もの。3階、楽寿楼からの眺望も見所のひとつです。
園内は斉昭公による陰陽思想の反映が見られ、園内に降り注ぐ陽の光に照らされた四季の花々や紅葉などが華やかな「陽」の世界と、孟宗竹林などが象徴する落ち着いた静けさの「陰」の世界、それらのコントラストを感じられるでしょう。
[住所]茨城県水戸市常磐町1-3-3
[営業時間]【2月中旬~9月30日】6時~19時【10月1日~2月中旬】7時~18時
[定休日]なし
[入場料]高校生以上300円、小・中学生150円、満70歳以上150円
[駐車場]あり(無料。梅まつり期間は有料)
[アクセス]【車】常磐道水戸ICより20分
とんかつ八戒
銘柄豚を使ったこだわりのとんかつ。



茨城県の銘柄豚ローズポークを使ったとんかつが自慢のお店。とんかつ一筋30年以上の店主が丁寧に仕込みから1人で行っています。
衣は、パン粉専門の工場に特別に作ってもらっているという特注品。揚げ油は、大豆白絞油をベースに、ラードなどをブレンドしたものを使用し、胸焼けしにくく食べやすいとんかつ作りにこだわっています。
また、ガーリックバター風味のオリジナル「八戒とんかつ」や、納豆を乗せた「水戸納豆とんかつ」など、とんかつの種類が多いのも特徴のひとつ。まずは店主おすすめのローズソルトでいただいてみることをおすすめします。
リピーターも多く、近隣の人はもちろん県外からのお客さんもたくさん訪れる人気店です。
[住所]茨城県水戸市笠原町600-54
[営業時間]11時~14時、17時30分~22時30分
[定休日]なし(臨時休業の場合あり)
[料金]「とんかつロース定食」1500円~
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】北関東道茨城町東ICより10分
国営ひたち海浜公園
自然豊かな園内に遊べる施設がたくさん。


広大な敷地が広がる国営公園。広い園内には季節の花々が咲き誇り、年間を通じてさまざまな景色が楽しめます。
中でも、『みはらしの丘』一面を彩る春のネモフィラと秋のコキアが特に人気。SNSでも話題となり、世界中の人からの注目を集める名所となっています。丘の上からは、太平洋の眺めも楽しめますよ。
園内には他にも、海抜100mからの眺望を楽しめる大観覧車をはじめとする25種類以上のアトラクションが揃う『プレジャーガーデン』や林間アスレチック広場などの遊べる施設がたくさん。広い園内を移動する際は、レンタルサイクルやシーサイドトレインが便利です。
散歩やピクニック、遊園地や食事など、自然の中で潮風を感じながらゆったりと過ごすことができるスポットです。
[住所]茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
[営業時間]9時30分~17時(時期により変動あり)
[定休日]火曜(祝日の場合は翌平日)
[入園料]高校生以上450円、シルバー(65歳以上)210円(時期により変動あり。のりもの券は別途有料)
[駐車場]あり(有料)
[アクセス]【車】常陸那珂有料道路ひたち海浜公園ICよりすぐ
茨城の1泊2日モデルコース【2日目】
大洗サンビーチ
話題のリフレクションビーチで写真映え。


国内でも有数の遠浅ビーチとして有名で、快水浴場百選にも選定され、GWや夏場には多くの家族連れで賑わいます。ビーチに隣接する「大洗サンビーチキャンプ場」ではキャンプも楽しめますよ。
また、満潮から干潮に向かう時間は、浜辺が海水で鏡のように反射する“リフレクションビーチ”という現象を見ることもできます。リフレクションビーチの撮影に最適の時間については季節・日によって変動するので、大洗観光協会のホームページで確認してみてください。人混みの多い時間帯、特に海水浴場開設期間は撮影を控えるなど、注意も必要です。
季節や時間帯によってさまざまな楽しみ方ができるのも、このビーチの魅力です。
撮影/八木千賀子(東京カメラ部10選)
写真提供:大洗町・(一社)大洗観光協会
[住所]茨城県東茨城郡大洗町大貫町 地先
[営業時間]24時間開放
[駐車場]あり(無料※土日祝、GW、夏期などは有料。詳細はHPにて確認を)
[アクセス]【車】東水戸道路水戸大洗ICより15分
大洗磯前神社
海に建つ鳥居と歴史的な建築物が見どころ。



平安時代初期の856年、災害・病気に苦しむ人々を救うためにご降臨されたという大己貴命(おおあなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)をお祀りする神社。福徳円満、家内安全、商売繁盛、農業、漁業、知徳剛健の神として信仰を集めています。
参道の正面、海上の岩礁に建つ『神磯の鳥居』が絶景スポットとして有名。御祭神ご降臨の地と伝わるパワースポットです。特に、冬至の時期に見ることができる鳥居越しの朝日は圧巻。多くの風景写真家たちも訪れます。
また現在の御社殿は、水戸藩第2代藩主である徳川光圀公から第3代綱篠公の時代に建てられたもの。茨城県の文化財に指定され、江戸初期の建築様式を今に伝えています。
[住所]茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890
[拝観時間]【開門時間】4月~9月:5時30分~18時、10月~3月:6時~17時【各種受付】祈祷9時~15時、朱印8時30分~16時
[定休日]なし
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】北関東道水戸大洗ICより10分
那珂湊おさかな市場
お買い物も食事も。新鮮な地魚や旬の魚介が揃う。



那珂湊漁港前に12店舗が軒を連ねる観光市場。茨城の県魚であるヒラメはもちろん、那珂湊や近海でとれる新鮮な地魚、旬の魚介類を豊富に取り揃えています。
お店は、鮮魚や干物、水産加工品を扱うのが5店舗、海鮮丼や浜定食、寿司店などの飲食店が7店舗。お店巡りをしながら、スタッフとのトークを楽しんでお買い物ができます。
市場の目の前には那珂湊漁港と太平洋が広がり、毎朝ここで水揚げされた魚がそのまま市場に並びます。お買い物には早めの時間帯がおすすめですよ。
[住所]茨城県ひたちなか市湊本町19-8
[営業時間]店舗により異なる
[定休日]店舗により異なる
[駐車場]あり(有料)
[アクセス]【車】東水戸道・常陸那珂有料道路ひたちなかICより10分
海鮮すし 海花亭
市場でいただく絶品寿司。一品料理も充実。



「那珂湊おさかな市場」内にある人気の寿司店。お休みの日などには、行列ができることもあります。鮮度はもちろん抜群。お寿司のシャリや醤油にもこだわっています。
那珂湊、水戸市場から毎日新鮮な魚介類を仕入れ、握り寿司だけでなく海鮮丼、刺身や焼き物、汁物などの単品料理も充実。ヒラメ、ホウボウ、スズキ、カレイ、マダイなどの地魚を中心に取り揃えていますが、秋には他県からサンマやカツオ船が寄港するほか、冬のあんこう鍋や地ダコ料理など、旬の味覚も楽しめます。
おさかな市場内で一番遅い時間まで開いているお店なので、ランチはもちろん早めの夕食にも使えますよ。
[住所]茨城県ひたちなか市湊本町19-8 那珂湊おさかな市場内
[営業時間]平日11時00分~17時00分LO、土曜10時30分~18時30分LO、日祝 10時30分~18時30分LO
[定休日]水曜(祝日の場合は営業)
[駐車場]あり(有料)
[アクセス]【車】東水戸道・常陸那珂有料道路ひたちなかICより10分
※掲載の価格は全て税込み価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。
じゃらん編集部
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