6月15日が「オウムとインコの日」というのをご存知ですか?06月「オウム」、15日「インコ」と読む語呂合わせから、鳥類を飼養する人たちへの啓蒙活動などを行う認定NPO法人「TSUBASA」が制定したのだそうです。今回は、オウムとインコの日に合わせて、人気者のオウムとインコに会える、オウムやインコについて深く学べる、おすすめのスポットをご紹介します。
オウムやインコはどんな生きものなのか、どんな種類がいるのか、おしゃべりが上手なのは何故か、動物たちの「可愛さ」のその先を、ぜひ現地で学んでみてください。
※この記事は2022年6月10日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
八木山動物公園フジサキの杜(宮城県)

絶滅危惧種を含む114種約600頭を飼育する東北最大級の動物園で、生息域の環境の再現を目指した環境生態展示が特徴です。「ふれあい/えさやり体験」も毎日開催していて、ヤギ・ヒツジ、ウサギ、モルモットのふれあいに加え、アフリカゾウやカバのえさやりなども体験できます。
鳥の飛翔の様子を間近に観察できる「フリーフライト」も毎日開催。こちらには普段展示されていないオウムやインコも登場します。青と黄色の色鮮やかな羽の色が特徴のルリコンゴウインコ「ラブリー」は、旋回や建物屋上からのフライトなど、いろいろな飛び方を見せてくれます。また、興奮すると頭の上の冠羽がパッと開くソロモンオウムの「ハッピー」は、人の言葉や動作を真似するのが得意な人気者です。
「フリーフライト」は毎日13時30分から開催。さらに、2022年6月19日(日)には、オウムとインコの日を記念して、オウムとインコについてのクイズや、実物の鳥を見ながらの特別ガイドを実施。絶滅の危機に瀕しているインコやオウムの現状や、適切な飼育についての知識を学んでみては?(13時30分~13時50分)


[TEL]022-229-0631(案内窓口)
[住所]宮城県仙台市太白区八木山本町1-43
[営業時間]【3月~10月】9時~16時45分(最終入園16時)【11月~2月】9時~16時(最終入園15時)
[定休日]月(月曜が祝日の場合は翌火曜休園)
[料金]高校生以上480円、小中学生120円、未就学児無料
[アクセス]【電車】仙台市営地下鉄八木山動物公園駅より徒歩2分
【車】東北道仙台南ICより20分、仙台宮城ICより15分
[駐車場]370台(最初の30分までは無料、以降30分毎100円、上限500円)
「八木山動物公園フジサキの杜」の詳細はこちら
川崎市夢見ヶ崎動物公園(神奈川県)

レッサーパンダ、ヤマシマウマ、フンボルトペンギン、キツネザルの仲間、リクガメの仲間など57種約330点を飼育展示している自然豊かな動物園。園内では自然林が残り、四季折々の自然を楽しむことができます。動物の柵と来園者の距離が近く、間近で動物を観察することができるのも魅力です。
この動物園で展示しているパナマボウシインコは、美しい黄緑色に、額の鮮やかな黄色い羽根がポイント。名前は「サッチー」といいます。「おはよう」「こんにちは」「ルルル」とおしゃべりをしてくれるので、出会えたらぜひ名前を呼んで話しかけてみてくださいね。
[TEL]044-588-4030
[住所]神奈川県川崎市幸区南加瀬1-2-1
[営業時間]9時~16時
[定休日]なし
[料金]入園無料
[アクセス]【電車】JR鹿島田駅より約20分、JR新川崎駅より約15分
「川崎市夢見ケ崎動物公園」の詳細はこちら
須坂市動物園(長野県)


2022年10月1日で開園60周年をむかえる須坂市動物園は、以前は縮小・廃園の危機にあったといいます。職員のアイデアと工夫で「夜の動物園(サタデーナイトZOO)」や、「身近な生き物展」、「各種動物ガイド」などの面白いイベントを数々実施。動物園の南園には大型複合遊具やバッテリーカー、休憩所、D51蒸気機関車も整備され、現在では新しい魅力がいっぱいの、市民の憩いの場になっています。
こちらで飼育されている人気者のインコは、ルリコンゴウインコの「ソラ」と「ルロ」。気分によっておしゃべりしてくれます。また、「ソラ」はケージの中から羽を振ってくれ、「ルロ」はお辞儀をしてくれるのだとか。
2022年6月11(土)・12(日)・15(水)の10時30分~15時30分には、オウムやインコの生態、野生下の現状を知れるクイズイベントも開催。オウム1種、インコ3種が展示され、その生態や野生下の現状を知れる看板展示もあります。また、来園者参加型の大きな絵の塗り絵もあるのでぜひ参加してみてください。
[TEL]026-245-1770
[住所]長野県須坂市臥竜2-4-8
[営業時間]9時~16時45分(最終入園16時)
[定休日]月(祝日の場合翌日)
[料金]高校生以上200円、中学生以下70円
[アクセス]【電車】長野電鉄須坂駅よりタクシー5分 【車】上信越道須坂長野東ICより10分
[駐車場]700台(4月の桜まつり期間のみ有料)
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掛川花鳥園(静岡県)

多くの鳥が放し飼いになっており、間近で観察したり、ふれあったりすることができる大規模な花と鳥のテーマパーク。1日3回バードショーを行っており、無料で楽しむことができます。
注目はミヤマオウムの「オリーブ」。非常に頭のいいオウムで、ヨウムと並び世界で一番頭がいいとも言われています。バードショー出演時には、マイクを向けると鳴いてくれたり、ダンスを披露したり、ボルダリングをしたりと、多才な特技を披露してくれます。食事にはうるさくこだわりが強いそうで、日によって好みが替わるのでいろいろな食材を準備しているのだとか。
全身緑色のきれいな大型インコ「ホクト」は、不定期のイベント「インコのおまいり」に参加している賢くてかわいいインコです。おまいり料500円玉を渡すと、クチバシで500円玉をくわえてお賽銭箱に入れ、鈴を鳴らし、いくつかあるおみくじの中から1つを選びクチバシにくわえて、お客さんの手まで届けてくれるというもの。おみくじをもらった人からは歓声があがります。※インコのおまいりのイベントは年間6カ月程度開催。


自分で鍵を開ける賢いミヤマオウムの様子や、「インコのおまいり」イベントができるまでの「ホクト」の奮闘記は、掛川花鳥園の公式You tubeでも見られるのでぜひチェックしてみてください!
「夜間は施錠するミヤマオウム」
「インコのおまいりができるまで」
[TEL]0537-62-6363
[住所]静岡県掛川市南西郷1517
[営業時間]9時~16時30分(最終入園16時)
[定休日]第2・第4木
[料金]中学生以上1500円、小学生700円、未就学児無料、65歳以上1100円
[アクセス]【電車】JR掛川駅よりタクシー3分 【車】東名道掛川ICより約5分
[駐車場]400台
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富士花鳥園(静岡県)


一面に広がる色とりどりの花、あちこちから聞こえる鳥たちの声。富士花鳥園は身も心も癒してくれる花と鳥の別天地です。約30種類ものフクロウ・ミミズクをはじめ、ペンギン、エミュー、ロリキート(インコ)など、多くの鳥たちに出会えます。バードショーやふれあい、腕乗せ体験、エサやりなど鳥を身近に感じるイベントや体験も充実しています。
花鳥園の賢いインコたちにも注目です。ムラクモインコの「オロチ」は、最初は遠くからこちらの様子を伺いますが、優しく名前を呼んでオロチが安心すると、誰でもフレンドリーに頭をなでさせてくれるのだとか。また、ヒインコの「幸村」は、名前を呼びながら指を横に差し出すと、脚を伸ばして握手してくれるそうです。
色とりどりのインコたちが飛び回る「ロリキートランディング」では、エサを持っていると順番待ちの鳥たちが頭や肩、腕などにとまってくれます。

鳥たちの様子は富士花鳥園の公式You tubeでもアップされているのでぜひ覗いてみてください。
富士花鳥園公式You tubeはこちら
[TEL]0544-52-0880
[住所]静岡県富士宮市根原480-1
[営業時間]【4月~11月】9時~17時 【12月~3月】9時~16時
[定休日]木(繫忙期は営業)
[料金]大人1100円、小学生550円、未就学児無料
[アクセス]【車】東名道富士ICより約45分、新東名道新富士ICより約45分、中央道河口湖ICより約40分
[駐車場]200台
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天王寺動物園(大阪府)


100年以上の長い歴史を持つ動物園で、現在約11haの園内におよそ180種1000点の動物を飼育している都心のオアシスです。動物の生息地の景観を可能な限り再現したうえで、そこに暮らす動物の様子を紹介する「生態的展示」や、餌を食べるいきいきとした動物の姿が見られる「ごはんタイム・おやつタイム」、ふれあい体験、期間限定の”ナイトzoo”などの様々なイベントがあり賑わっています。
注目はキバタン(アルーキバタン)の「コバちゃん」。オウムの仲間で、頭にある冠羽を使い感情を表現することもできるのだとか。警戒していたり、驚いたりしていると大きく冠羽を広げるので注目してみてください。また、オーストラリアの全域に生息しているモモイロインコは、名前のとおり頭から胸、腹にかけてピンク色のオウムの仲間です。野生では、大きな群れを作っていることも多く、社会性を持っており、「シンセカイ」と「ナツコ」の仲睦まじい様子を見ることができます。
[TEL]06-6771-8401
[住所]大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108
[営業時間]9時30分~17時(最終入園16時)※5~9月の土日祝は9時30分~18時(最終入園17時)
[定休日]月(休日の場合翌平日)、12月29日~1月1日
[料金]大人500円、小中学生200円、未就学児無料(大阪市の在住者や、小中学生、65歳以上のシニアなど無料あり※要証明)
[アクセス]【電車】新世界ゲート:OsakaMetro動物園前駅より徒歩10分、OsakaMetro恵美須町駅より徒歩10分、JR新今宮駅より徒歩10分 てんしばゲート:OsakaMetro天王寺駅より徒歩10分、JR天王寺駅より徒歩10分、近鉄大阪阿部野橋駅より徒歩10分 【車】阪神道松原線天王寺出口よりすぐ
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングをご利用ください)
「天王寺動物園」の詳細はこちら
神戸どうぶつ王国(兵庫県)


動物たちの住むジャングルに遊びに来たかのような感覚で遊べる動物王国。鮮やかな花々が咲き誇るグラスハウスの屋内エリアと開放的な屋外エリアがあり、動物たちの生息環境を再現した展示場では柵や檻がなく、間近で動物たちの生き生きとした姿が見られます。
動物たちのパフォーマンスも充実しており、開園以来不動の人気なのが「バードパフォーマンスwing’s」。8種類の鳥たちが大空を舞台に大きな翼を広げ迫力あるパフォーマンスを見せてくれます。
こちらの人気者オウムは、オオバタンの「オオちゃん」。お喋りが上手なのですが、スタッフたちが楽しく談笑している笑い声を覚えてしまったので、笑い声が妙に不気味で面白いのだとか。バンザイやバイバイなどのパフォーマンスも豊富ですが飛ぶのが苦手で、フライトパフォーマンスではとっても低空飛行。でもそこが人気でファンが多いそうです。
[TEL]078-302-8899
[住所]神戸市中央区港島南町7-1-9
[営業時間]【平日】10時~16時 【土日祝】10時~17時
[定休日]木
[料金]中学生以上1800円、小学生1000円、4・5歳300円、3歳以下無料、65歳以上1300円
[アクセス]【電車】ポートライナー計算科学センター駅(神戸どうぶつ王国「富岳」前)より徒歩すぐ
【車】阪神道神戸線生田川ICまたは京橋ICより約15分
[駐車場]850台(1日700円)
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愛媛県立とべ動物園(愛媛県)

生息地や動物の種類ごとに10のゾーンに分かれ、約150種662点(4月末時点)の動物たちを展示しています。国内で初めて人工哺育で育ったホッキョクグマのピースや、アフリカゾウの家族など、見どころたくさん。2021年にはカバの赤ちゃん「まんぷく」が誕生、2022年にはライオンの赤ちゃんが誕生し話題に。週末にはエサやり体験イベントや、飼育員によるガイドイベントなども実施しています。
とべ動物園には、おしゃべり上手なオウムやインコもたくさん!全身真っ白な毛に覆われ、頭の上にある黄色い冠羽が特徴的なキバタンの「タロー」はおしゃべりが大好きで、「タローちゃん」「バイバイ」「こんにちは」「ピーッピーッ(トラックのバック音)」などたくさんおしゃべりしてくれます。
他にも、鮮やかな緑色の体が特徴のキボウシインコ「ミント」は「ワハハハ」と笑う真似が上手で、目の周りの赤い模様が特徴的なベニコンゴウインコの「リン」は、「おはよう」「こんにちは」「バイバイ」などおしゃべりしてくれます。ぜひ、その特技を見に行ってみてください。


[TEL]089-962-6000
[住所]愛媛県伊予郡砥部町上原町240
[営業時間]9時~17時(最終入園16時30分)
[定休日]月(祝日の場合は翌日)
[料金]大人500円、高校生・65歳以上200円、小中学生100円、未就学児無料
[アクセス]【電車】伊予鉄道いよ立花駅より伊予鉄バスで25分、とべ動物園前バス停より徒歩10分 【車】松山道松山ICより10分
[駐車場]2000台(1回300円)
「愛媛県立とべ動物園」の詳細はこちら
長崎バイオパーク(長崎県)

いたるところで動物たちにさわったり、園内で販売しているエサをあげたりすることができる長崎バイオパーク。キツネザルやリスザル、カピバラ、さらにはカバやバクといった大型の動物たちにエサをあげる体験など、日常では味わうことの出来ない感動体験が目白押しです。
イヌやネコ、モルモットなど、少し身近な動物たちとゆっくりくつろげる空間「PAW」では、館内でタイハクオウムやワシミミズクなどの鳥を自由に放し飼いにしています。タイハクオウムは体毛が白色で、人によく慣れ、言葉を覚えるため、日本に古くからペットとして輸入されている鳥です。PAWの人気者タイハクオウムの「ダイちゃん」は、「ダイちゃん、ダイちゃん」と名前を連呼されると調子に乗り、ダイちゃんダンスを踊ってくれるのだとか。
2022年6月15日(水)の11時~15時30分、インコとオウムの日を記念して羽を使ったハーバリウム製作体験を実施。換羽や羽ばたきなどにより抜けた羽を活用し、出来上がったらPAWの鳥(ランダム)と記念撮影できる思い出に残るイベントです。※体験人数には限りがあります
[TEL]0959-27-1090
[住所]長崎県西海市西彼町中山郷2291-1
[営業時間]10時~17時(入園締切 16時)
[定休日]なし(天候により休園する場合があり)
[料金]大人1900円、中高生1300円、3歳~小学生900円
[アクセス]【車】九州道佐世保大塔ICより約40分
[駐車場]800台
「長崎バイオパーク」の詳細はこちら
まとめ
いかがでしたか?おしゃべり上手な子やショーで活躍する子、驚きの芸や特技がある子など、人気者のオウム・インコと会えるスポットをご紹介しました。オウムとインコについてより深く知るきっかけになれば幸いです。ぜひ実際に足を運んでみてくださいね。
※掲載の価格はすべて税込価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。
鳥井 晴風
5人の子どもを持つママ編集ライター。 子供に大好きな漫画の主人公の名前を付けてしまうほど漫画アニメ好き。キャラ弁やキャラケーキづくりが得意。好きなお出かけ先は道の駅や直売所など食材が豊富なところ。 自分で収穫する味覚狩りや芋ほりも大好き。