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2022.08.22

【神奈川県】川崎のおすすめ工場夜景スポット8選!千鳥町やドライブで楽しめる場所を紹介

美しい工場夜景で知られる川崎市。夜間も動き続ける工場は、夜になると美しく輝き、時に煙や炎が相まって異次元のような世界を作り出します。

ドライブにおすすめの浮島町や夜景撮影スポットの多い千鳥町など、同じ工場夜景でも見どころはさまざま!魅力あふれる川崎夜景の名所を紹介します。

※この記事は2022年8月2日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

川崎市の工場夜景とは

川崎市といえば、高度経済成長期の日本を支えた工業都市です。京浜工業地帯には、プラントやガスタンクなど工場夜景ならではの建物が立ち並び、それぞれに美しく光り輝きます。真っ暗な中に照らし出されるプラントが作り出す工場夜景の非日常な雰囲気に、とりこになる人も多いのだとか。

川崎の工場夜景は間近で見られることが特徴です。迫力があるのは言うまでもなく、異世界に迷い込んだような気分になります。

プラントの形や色、配管や設備などの構造美、吐き出される煙や噴き上がる炎など、スポットごとに異なる魅力があります。特に煙や炎が上がった瞬間は絶好のシャッターチャンス!臨場感のある写真を撮りに訪れる人、ツーリングやドライブをする人など、たくさんの工場夜景ファンが集まるのだそうです。

夜景撮影のポイント

工場夜景のあまりの美しさに、写真に収めたいと思う人は少なくありません。しかし工場夜景は夜間の撮影かつ被写体が大きいため、撮影時にはポイントをおさえておく必要があります。

まず、カメラの性能は写真の出来上がりに大きな差をつけます。センサーサイズの大きい高性能なレンズであるほど、きれいな写真を撮れるでしょう。遠くの夜景を撮影するのであれば、高倍率ズームレンズは必需品です。

シャッターボタンを指で押す微細な揺れがブレる原因になるので、シャッターボタンを押さずに撮影ができるリモートレリーズを使用するといいでしょう。

また、夜景を撮影するためにシャッタースピードを遅くすると、わずかな手ブレすら影響し、写真がボケてしまいます。そこで、おすすめしたいのが三脚の使用です。川崎の工場夜景は海辺のスポットが多く、強い海風が吹くことがあるため、風に耐えうる丈夫な三脚を選びましょう。

次に、カメラの設定についてご紹介します。工場夜景を撮影する際は、撮影前の設定が非常に重要です。

・フラッシュはOFF
・カメラの設定をマニュアルモード(Mモード)にする
・ISO感度を100に固定
・シャッタースピードは30秒に設定
・F値をF14~F20程度まで絞る

ISO感度を上げすぎると画質の低下を引き起こしますが、写りが暗くなってしまう場合は、200に上げます。撮影時の明るさはF値の絞り具合やホワイトバランスで調整をしましょう。何度か試し撮りをして、好みの設定を見つけることをおすすめします。

それでも明るくなってしまう場合は、シャッタースピードを短く調整します。反対に、撮影した写真が暗くなってしまう時には、F値をできるだけ小さくし、ISO感度を200~400程度に上げてみましょう。

もっと気軽に工場夜景の撮影をしたい人は、スマホのカメラを使います。最近のスマホは撮影機能の性能がよく、コツを掴めば夜景の撮影も可能です。最新機種ほど画素数やスペックが高いため、きれいに撮影できます。夜景撮影に特化したアプリを使用するのもいいでしょう。

スマホの場合はナイトモードを選択すれば、夜景撮影に最適な設定に自動で切り替わります。最近の機種は手で持ってもある程度ブレずに撮影できる仕様になっているものの、カメラ同様、スマホ用の三脚などで固定するとよりきれいに写すことができます。

最後に、撮影するタイミングですが、工場夜景のほとんどは夜間通して消灯することは滅多にありません。そのため、日没や真っ暗な深夜、夜明け前後のマジックアワーなど、どのタイミングにもその時々の美しさがあります。季節は問いませんが、特に空気の澄んだ冬は夜景がきれいに見え、迫力のある水蒸気が上がります。

それでは、川崎市の工場夜景のおすすめスポットを紹介します。

川崎市のおすすめ工場夜景スポット

市営埠頭

線路越しの工場夜景が撮影できるベストスポット

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)
埠頭や線路内への立ち入りはできないので、ご注意ください。

川崎工場夜景の聖地といえば、「市営埠頭」です。貨物列車が走る神奈川臨海鉄道千鳥線のレールの先にある工場夜景は、撮影スポットとしても有名です。

寒い季節には、工場から立ちこめる水蒸気が見られることも!フェンス越しに見える化学系プラントが圧巻です。歩いて回るとまた違った顔の夜景が見られるので、自分だけの構図を探してみるのもいいでしょう。近隣に駐車場がないため、車窓から楽しむことをおすすめします。

■市営埠頭
[住所]神奈川県川崎市川崎区千鳥町
[営業時間]終日開放
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR川崎駅より川崎市営バス「市営埠頭」停留所下車すぐ
[駐車場]なし
「市営埠頭」の詳細はこちら

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

浮島町

首都高速の左右に広がる圧巻の石油プラント

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)
(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

浮島町を貫くように走る首都高速神奈川6号川崎線を走ると、「浮島」から殿町間の左右に工場夜景が見られます。

川崎の工場地帯の中でも最北端に位置する「浮島」は、ぐるりと工場で囲まれています。プラントやタンクを間近に見られるので、大迫力の工場夜景が鑑賞できるでしょう。

■浮島町
[住所]神奈川県川崎市川崎区浮島町
[営業時間]終日開放
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【車】首都高速道路浮島ICよりすぐ
[駐車場]なし
「浮島町」の詳細はこちら

川崎マリエン

地上51mの展望室から眺める極上のパノラマビュー

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

「川崎マリエン」は川崎港と市民の交流を深めることを目的としたコミュニティー施設です。駐車場があるので、ドライブの途中に車を停めて立ち寄ることもできます。

展望室から臨む東京湾の先には、東京タワーや東京ゲートブリッジ、東京スカイツリー、羽田空港があります。

工場夜景を高い場所から見られる「川崎マリエン」は、工場夜景の撮影にも適しています。トワイライトタイムを狙って撮影すれば、富士山を背景にした工場夜景を写せるかもしれません。

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

パノラマビューの工場夜景を見るなら、「川崎マリエン」のタワー棟10階、地上51mの展望台へ!臨海部の工場地帯が遠目に広がる貴重なスポットです。展望台には望遠鏡もあるので、工場夜景をしっかりと観察できます。

■川崎マリエン
[住所]神奈川県川崎市川崎区東扇島38-1
[営業時間]9時~21時(入場は20時30分まで)
[定休日]例年12月29日~1月3日、会館が定める休館日及び設備点検日
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR川崎駅より市営バス「川崎マリエン前」停留所下車すぐ【車】首都高速道路東扇島ICより3分
[駐車場]あり(253台。1時間以上3時間未満200円、3時間以上5時間未満400円、5時間以上600円 ※当日24時まで)
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(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

東扇島東公園

煙突から噴き出る赤い炎が水面を明るく照らす

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

「東扇島東公園」の潮風デッキは工場群から距離があり、広範囲を写すことができるので、夜景撮影にぴったりのスポットです。

運河越しの対岸に広がるのは、浮島町や千鳥町のプラントです。煙突から噴き出る赤い炎が水面に映り、工場群を明るく照らします。

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

きれいに整備されているので、初めて工場夜景を見に行く人にもおすすめです。

■東扇島東公園
[住所]神奈川県川崎市川崎区東扇島58-1
[営業時間]終日開放
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR川崎駅より市営バス東扇島循環「東扇島東公園前」停留所下車すぐ【車】首都高速道路東扇島ICより3分
[駐車場]あり(230台。3時間未満200円、3~5時間400円、5~8時間600円、8時間以上800円)※20時30分~翌5時は入庫不可、出庫24時間可能
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(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

東扇島西公園

サンセットに合わせて訪れたい!オレンジ色の工場夜景

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)
(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

ナトリウム灯のオレンジ色の光がまばゆい「東扇島西公園」の夜景。展望広場から海越しに見る夜景は、対岸の工場群が放つ強い光で照らされる海面との美しいコントラストが見られます。

夜空に昇っていく煙もまた一興!川崎の工場夜景スポットの中では派手さや迫力に欠けるものの、西方向を向いている「東扇島西公園」のトワイライトタイムは別格です。茜色に染まる工場夜景を撮影するために、サンセットに合わせて訪れる人が多くいるようです。

■東扇島西公園
[住所]神奈川県川崎市川崎区東扇島94-1
[営業時間]終日開放
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR川崎駅より市営バス東扇島西公園前行「東扇島西公園前」停留所下車すぐ【車】首都高速道路東扇島ICより3分
[駐車場]あり(165台。3時間未満200円、3~5時間400円、5~8時間600円、8時間以上800円)
「東扇島西公園」の詳細はこちら

千鳥橋

輝く海面はウォーターフロントならではの美しさ!

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)
(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

「千鳥橋」は川崎市街地から千鳥町に向かう途中にあり、川崎工場夜景のエントランスともいわれるスポットです。工場群が目の前に見える場所ではありませんが、色とりどりの夜景を見渡せることで定評があります。

工場群の灯りが海面に映る様子や、停泊する消防艇も見どころです。駐車場がないので、ドライブのルートに組み込んでみてはいかがでしょう。

■千鳥橋
[住所]神奈川県川崎市川崎区千鳥町
[営業時間]24時間通行可能
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR川崎駅より市営バス「日本触媒前」停留所下車徒歩3分
[駐車場]なし
「千鳥橋」の詳細はこちら

扇橋

まるで要塞!圧倒的存在感を持つホワイトキャッスル

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)
(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

南渡田運河に架かる扇橋から見られるのは、川崎工場夜景のランドマーク、通称「ホワイトキャッスル」と呼ばれる撮影スポット!メタルランプの白い灯りがまばゆい、まるで要塞のような巨大なプラントがホワイトキャッスルです。

南渡田運河に架かる扇橋は車を近くに停められないため、ドライブしながら鑑賞するか電車で向かうのがおすすめです。

■扇橋
[住所]神奈川県川崎市川崎区扇町
[営業時間]終日開放
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR川崎駅より臨港バスまたは市営バス「扇橋」停留所下車すぐ、JR昭和駅より徒歩5分【車】首都高速道路浅田ICより20分
[駐車場]なし
「扇橋」の詳細はこちら

川崎工場夜景屋形船クルーズ

工場夜景が目の前に!屋形船でまわる約2時間のツアー

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

展望デッキのある屋形船に乗り込んで、川崎の工場夜景をめぐるツアーです。所要時間はたっぷり2時間!塩浜運河や田辺運河、南渡田運河、京浜運河、大師運河など、川崎の8つの運河をめぐります。

クルーズ中は、煙突から噴き出るガスの迫力や炎の熱に驚くことも。

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

「川崎工場夜景屋形船クルーズ」には市民ガイドである「川崎工場夜景ナビゲーター」が同行します。各スポットを解説するので、川崎の工場夜景の魅力を余すことなく鑑賞できます。

■川崎工場夜景屋形船クルーズ
[住所]神奈川県川崎市川崎区日進町一番地(日航ホテル)※出発地点
[集合時間]【3~9月】18時20分集合【10~2月】17時20分集合
[定休日]公式予約サイトにて確認
[料金]【大人(中学生以上)】4000円【小学生】3000円 ※小学生以上から参加可能
[アクセス]【電車】JR川崎駅中央東口より徒歩1分 ※出発地点へのアクセス
[駐車場]船着き場への駐車は要相談
「川崎工場夜景屋形船クルーズ」の詳細はこちら

(画像提供:(一社)川崎市観光協会)

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エニママ編集部  エニママ編集部

子育てを優先しながら、自分たちらしいはたらき方を実現するママの社会復帰支援サービス「Any MaMa(エニママ)」に登録する、精鋭ライターチームです。女性、ママならではのリアリティある視点での記事をご提供しています。

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