【竹橋】科学技術館
約20テーマの展示室で、触れて動かして遊びながら科学を楽しめる

「科学技術館」は、公益財団法人日本科学技術振興財団が設立した施設です。
2階から5階までの4つのフロアに、約20のテーマの展示室があり、様々な科学の積み重ね、例えば身近な科学にまつわる不思議と仕組み、科学によって発展してきた生活に関わる技術など、多様な展示とワークショップによって紹介しています。

2階には車や自転車、ものづくりの展示、3階は電気や情報通信、気象など、4階は鉄鋼や建設、5階は機械や光など、多彩な展示と体験コーナーが揃っています。
展示の大部分は、実際に手で触れたり、シミュレータで体感できたりと、楽しみながら科学や技術への関心を深められるようになっています。小さな子どもはもちろんですが、大人も楽しめる、体験型科学ミュージアムです。
東京都千代田区北の丸公園2-1
9時30分~16時50分(入館は16時まで)
原則水、年始年末(詳細はこちら)
【大人】950円【中学生・高校生】600円【子ども(4歳以上)】500円
【電車】東京メトロ竹橋駅より徒歩7分、九段下駅より徒歩9分
なし
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(画像提供:科学技術館)
【後楽園】野球殿堂博物館
野球史に関する貴重な資料を多数展示

「野球殿堂博物館」は、1959年に日本初の野球専門博物館として開館。その後、東京ドーム内に移転しました。
プロ・アマチュア問わず、野球に関する様々な資料を収集・保管して展示しています。収蔵数は4万点を数え、その中から2000点余りが常設展示されています。

「野球殿堂」の名が示すとおり、野球界の発展に貢献し、功労者として表彰された“野球殿堂入りの人々”のレリーフが飾られているほか、往年の有名選手や現役選手のユニフォームやグラブなども展示されています。
また、映像資料や約5万冊の野球に関する図書資料を所蔵する図書室もあり、多くの野球情報に触れることが出来ます。野球の楽しさを再発見できる博物館といえるでしょう。
東京都文京区後楽1-3-61東京ドーム21ゲート右
10時~17時(東京ドームでのプロ野球開催日は18時まで)、入館は閉館時間の30分前まで
月(ただし祝日、東京ドームでのプロ野球開催日、春・夏休み期間中は開館)、年末年始(12月29日~1月1日)
【大人】600円【小・中学生】200円【高・大学生】400円【65歳以上】400円
【電車】JR水道橋駅・東京メトロ後楽園駅より徒歩5分
なし
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(画像提供:公益財団法人野球殿堂博物館)
【江戸川橋】印刷博物館
所蔵した活字や印刷体験で、印刷の歴史と技術に触れられる

「印刷博物館」は、印刷文化の伝承・発展への寄与を目的として2000年に創設されました。
常設展は、1200年を超える日本の印刷文化史を紹介する「印刷の日本史」を中心に、「印刷の世界史」、印刷の工程や版式を紹介する「印刷 × 技術」の3つのゾーンで構成されています。

活版印刷の保存や伝承、研究を行っている「印刷工房」では、600書体以上の活字を所蔵。印刷体験や工房見学ツアー(要事前予約)も行っています。活版印刷機や活字棚も展示され、活字の歴史と文化に触れることができます。
また、1階のP&Pギャラリーでは現代の印刷表現や技術の企画展やイベントも行っているほか、印刷関連分野の資料を約7万冊収蔵するライブラリーを常設。印刷のことが網羅的に分かるミュージアムです。
東京都文京区水道1-3-3 TOPPAN小石川本社ビル
10時~18 時(入場は17時30分まで)
月(ただし祝日・振替休日の場合は翌日)
【一般】400円【学生】200円【高校生】100円(企画展の開催時には入場料に変更あり)
【電車】東京メトロ江戸川橋駅より徒歩約8分、東京メトロ後楽園駅より徒歩約10分、JR・東京メトロ飯田橋駅より徒歩約13分
あり(20分毎に200円)
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(画像提供:TOPPANホールディングス株式会社 印刷博物館)
【駒込/千石】東洋文庫ミュージアム
東洋学を研究する図書館に併設。貴重な蔵書や収蔵品を展示するミュージアム

三菱財閥創始者・岩崎弥太郎の長男、岩崎久彌が当時の中華民国総統府顧問だったG・E・モリソンの膨大な蔵書を購入後、収集範囲をアジア全域へと拡大して蔵署の充実を図り、1924年に日本初の東洋学を専門とする図書館「東洋文庫」を設立。さらに、広く一般の人に東洋学に興味を持ってもらうことを目的として、2011年に開設されたのが「東洋文庫ミュージアム」です。

約2万4千冊ものコレクションを揃える「モリソン書庫」をはじめ、所蔵する国宝や重要文化財、浮世絵の名品などを所蔵する「岩崎文庫」など、ここでしか見られない貴重な蔵書が展示されています。
展示は資料保存のため企画展ごとに変更されるので、観覧のたびに違ったものが楽しめます。年に3回ほどの企画展示ではテーマごとの所蔵品が見られ、常に新しい発見があるでしょう。
東京都文京区本駒込2-28-21
10時~17時(入館は16時30分まで)
火(火が祝日の場合は開館し、翌平日が休館)、年末年始、その他臨時に開館・休館あり※施設工事のためミュージアムは2024年12月27日~2025年秋ごろまで休館予定
【一般】900円【65歳以上】800円【大学生】700円【高校生】600円【小・中学生】無料(ただし、小学生は保護者同伴)
【電車】都営地下鉄千石駅より徒歩7分、JR・東京メトロ駒込駅より徒歩8分
あり(無料、普通車8台まで)
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(画像提供:東洋文庫ミュージアム)
【目黒】目黒寄生虫館
世界的にも珍しい寄生虫だけの博物館

寄生虫のコレクションを所蔵・展示している一風変わった博物館「目黒寄生虫館」。医学博士の亀谷了氏の熱意と私財によって、1953年に創設されました。
世界でも珍しい寄生虫の博物館は、寄生虫分類学の拠点としての役割を担い、およそ6万点もの寄生虫標本を収蔵し、その中で多様な分類群に属するもの、ヒトに関わるものの標本や関連資料約300点が展示されています。

1階は「寄生虫の多様性」ゾーンと銘打って、様々な寄生虫の世界を紹介しています。ガラス瓶に入った標本がずらりと並んだ展示は、代表的な見どころの1つとなっています。2階は「人体に関わる寄生虫」ゾーンで、ヒトに寄生する寄生虫について紹介されています。
創設者で内科医でもあった亀谷氏が患者から取り出した8.8mものサナダムシの標本は目黒寄生虫館の目玉展示となっています。寄生虫学を学ぶ医学生のために作られた寄生虫の拡大蝋模型など、ほかでは見られない歴史的資料もあります。
東京都目黒区下目黒4-1-1
10時~17時
月・火(月・火が祝日の場合は開館し、直近の平日に休館)
無料(寄付は随時受け付け)
【電車】JR目黒駅より徒歩12分
なし
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(画像提供:公益財団法人目黒寄生虫館)
【渋谷】國學院大學博物館
埴輪や土器などの考古学資料と、神道の祭具などの展示が充実

「國學院大學博物館」は小規模ながら充実した展示が特徴の博物館です。國學院大學は日本史や考古学研究の有力な学部、さらに珍しい神道関連の学部もあり、関連の文化財・資料を約10万点収蔵しています。

館内は、考古ゾーン、神道ゾーン、校史ゾーンの3つのテーマに分かれた展示室があり、ほかに企画展示室も備えています。
考古ゾーンには約1000点を超える資料が展示され、埴輪や土偶、縄文土器などずらりと並ぶものはすべて写真撮影が可能。お気に入りの土器を見つけるのも楽しいでしょう。
考古ゾーンと神道ゾーンの間には古代の祭祀に使われた磐座のレプリカがあり、神道ゾーンには神像や祭具など、珍しい資料が並びます。また、年に6~7回様々なテーマでの企画展を実施しています。
東京都渋谷区東4-10-28(國學院大學渋谷キャンパス内)
10時~18時(最終入館17時30分)
不定(館内保守及び大学の定める休日)
無料
【電車】JR・東京メトロ渋谷駅より徒歩約13分
なし
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(画像提供:國學院大學博物館)
【四谷三丁目】東京消防庁消防防災資料センター(消防博物館)
消防署の活動や、防火・防災について学べる博物館

消防博物館は、正式名称を「東京消防庁消防防災資料センター」といい、1992年に開館しました。
消防署の歴史や、防火・防災の知識を学ぶことができる博物館です。館内には、消防関係の資材、書籍などを含む、約1万1千点の資料が所蔵されています。

江戸時代の消防に関する錦絵、瓦版、古文書、消火道具に始まり、明治時代から現在にいたるまでの消防ポンプ、防火衣、消防活動資器材などの実物を展示しています。
1階エントランスには消防ヘリコプターが展示されているほか、地下1階には消防自動車が所狭しと並んでいるので、乗り物好きの人も楽しめます。
東京都新宿区四谷3-10
9時30分~17時(最終入館16時30分)
月(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)、館内整備日
無料
【電車】東京メトロ四谷三丁目駅より徒歩1分【車】首都高速4号新宿線外苑出口
なし
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(画像提供:東京消防庁消防防災資料センター(消防博物館))
【池袋】池袋防災館
各種コーナーや防災体験ツアーを通して、防火防災について学べる

「池袋防災館」は地震などの自然災害や火災対する防災の知識や技術を学べる施設です。

実際の揺れを体験できる地震コーナー、消火器の使い方を学べる消火コーナー、火災現場での煙から避難する煙コーナー、救令処置を体験することができます。
インストラクターが一連の体験コーナーを案内してくれます。実際に災害に遭遇した時に119番通報を体験できる通報訓練コーナーあり、すべて回り終える頃には防災への意識が高まっていることでしょう。
東京都豊島区西池袋2-37-8
9時~17時(金は21時まで)
第1火、第3火、第3火の翌日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
無料
【電車】池袋駅西口より徒歩約5分
なし
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(画像提供:池袋防災館)
【池袋】古代オリエント博物館
人類文明発祥の地、古代オリエント世界の歴史と文化を知る

「古代オリエント博物館」は、西アジア・エジプト地域の古代文明を研究・紹介した博物館として1978年に開館しました。人類最古の文明発祥地といわれるオリエント世界、つまりメソポタミア、エジプト、イラン、ギリシャの、紀元前3000年~紀元後600年の間の歴史を知ることができます。

シリアの遺跡発掘で実際に出土した品々を含む、約5000点の収蔵品から展示されています。メソポタミアで出土した本物の粘土板や、正倉院にも収められている円形切子装飾椀など、珍しい展示品がずらり。
ナポレオンのエジプト遠征隊が発見し神聖文字解読の手がかりとなったロゼッタストーンのレプリカもあり「歴史の教科書で見たことある!」と思わず駆け寄りたくなる展示物が随所に見られます。
オリエント世界の文化や研究成果の紹介や解説などを行う各種講座(要事前申し込み)も定期的に開催されているので、興味を深めたい人にもうってつけです。
東京都豊島区東池袋3-1-4 サンシャインシティ文化会館ビル7F
10時~17時(入館は16時30分まで)
展示替え休館、年末年始休館
【一般】600円【大・高校生】500円【中・小学生】200円(館蔵品展の会期中の土・日は、小(保護者同伴)・中・高校生は無料。特別展開催中は料金変更の場合あり)
JR池袋駅より徒歩約13分
あり(サンシャインシティ地下駐車場、30分400円)
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(画像提供:公益財団法人 古代オリエント博物館)
【経堂】東京農業大学「食と農」の博物館
古い農機具や珍しい鶏の剥製など、食と農に関する資料を展示

東京農業大学「食と農」の博物館は、食と農、環境などをテーマに研究情報発信の場として開館しました。
建物は世界的建築家の隈研吾氏の設計によるものです。古民家を再現したジオラマには、東京農大で研究資料として収集されてきた約3600点のうち数十点ほどの古い農機具が置かれ、当時どのように使われてきたかを想像しやすい展示がされています。

ニワトリの先祖とされるセキショクヤケイなどの野鶏種をはじめ天然記念物の日本鶏など約120体の剥製、木材の標本である材鑑標本を展示のほか、酒の文化的側面を紹介する酒器を中心としたコレクションも展示されています。
博物館に隣接した大型展示温室「バイオリウム」では、マダガスカルを中心とした貴重な動植物のコレクションを展示。(一財)進化生物学研究所の研究員がガイドをしてくれるツアー(要事前予約)も開催しています。
東京都世田谷区上用賀2-4-28
9時30分~16時30分
日、祝日、月、大学が定めた日(詳細は「食と農」の博物館ホームページで確認)
無料
【電車】小田急電鉄経堂駅・千歳船橋駅より徒歩20分、東急電鉄用賀駅からバス10分「農大前」バス停下車徒歩3分
なし
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(画像提供:東京農業大学「食と農」の博物館)
【小金井公園】江戸東京たてもの園
歴史的建造物を移築し、ノスタルジックな町並みを再現

「江戸東京たてもの園」は、都立小金井公園の中に開園した野外博物館です。
7haもの敷地には、現地保存が難しい文化的価値の高い歴史的建造物30棟を移築し、復元・保存・展示しています。江戸時代から昭和中期までの様々な建造物が並ぶ中を歩くと、まるでタイムスリップしたかのよう。

園内は西、センター、東の3つのゾーンに分かれています。西ゾーンは茅葺きの民家や建築家が設計したモダンな邸宅などが、センターゾーンは政治家の邸宅や徳川家ゆかりの霊廟など歴史的な建物が並んでいます。
東ゾーンには懐かしい下町の文具店や和傘問屋、銭湯などの商店建築が軒を連ねています。映画やアニメで見たようなレトロな文具店や銭湯は、どこかノスタルジックな気分にさせてくれるでしょう。
東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
【4~9月】9時30分~17時30分【10月~3月】9時30分~16時30分(入園は閉園の30分前まで)
月(月が祝休日の場合はその翌平日)、年末年始
【一般】400円【65歳以上】200円【大学生】320円【中学生(都外)・高校生】200円【中学生(都内在住または在学)・小学生以下】無料
【電車】JR武蔵小金井駅からバスで5分「小金井公園西口」バス停より徒歩5分、西武鉄道西武新宿線花小金井駅からバスで5分「小金井公園西口」バス停より徒歩5分
なし(都立小金井公園に有料駐車場あり)
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(画像提供:江戸東京たてもの園)
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※この記事は2024年10月30日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。
いづやん
島旅ブログ「ISLAND TRIP」運営の島旅フォトライター/島旅研究家。日本の離島を北から南まであちこち旅して周り、島旅の楽しさをブログやメディア、イベントなどで発信しています。