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2023.09.01

徳島のおすすめ美術館・博物館8選!大塚国際美術館や阿波おどり会館の見どころも

徳島県には個性豊かな美術館や博物館がたくさんあることをご存じですか?世界中の名画が集まる「大塚国際美術館」から、伝統の阿波おどりを楽しめる「阿波おどり会館」まで、魅力的なスポットが満載です。

今回はそんな徳島県でおすすめの美術館・博物館について紹介します。徳島ならではの文化をたっぷり楽しんでくださいね。

※この記事は2023年8月22日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

大塚国際美術館【鳴門北ICより車で3分】

見どころは臨場感たっぷりの原寸大名画

大塚国際美術館
モネの『大睡蓮』
大塚国際美術館
修復前(左)と修復後(右)レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』

うず潮で有名な徳島県の鳴門市にある「大塚国際美術館」。世界26カ国、1000点を越える名画が陶板で再現されています。約4kmにも及ぶ鑑賞ルートに並ぶ作品は、すべて原寸大で迫力満点です。

時代ごとに分けて展示されたフロアには、ボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』、ピカソの『ゲルニカ』といった有名な西洋絵画がずらり。

他にも、屋外に展示されたモネの『大睡蓮』や修復前のレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』など、なかなか観ることができない作品も多数あります。

大塚国際美術館
ゴッホの『ヒマワリ』

陶板で作られた作品は職人の手で細かい筆遣いまで再現されています。ぜひ近づいて見てみてください。

また、展示されている絵には解説がついているので、美術館にあまり行ったことがない人でも、作者の想いや歴史的背景を知ることができます。

大塚国際美術館内のランチスポット

大塚国際美術館
うずしお海鮮丼(1500円)

館内にはカフェが2店舗、レストランが1店舗あり、鑑賞の合間にランチを楽しめます。
※B3Fの「カフェ フィンセント」は当面休業、1F「レストラン ガーデン」は土・日のみ営業(2023年8月現在)

見た目にも美しい「うずしお海鮮丼」には、地元産の新鮮な海の幸がたっぷり。

大塚国際美術館
カフェ・ド・ジヴェルニー

広々とした空間に日の光が差し込む「カフェ・ド・ジヴェルニー」では、ケーキやコーヒーの他に、旬の果物などを使った季節限定メニューも提供されていておすすめです。夏にはテラス席から池に咲く色とりどりな睡蓮も眺められます。

ミュージアムショップならではのお土産を買おう

大塚国際美術館

地下3階にある「ミュージアムショップ」には図録や雑貨、お菓子など、お土産にぴったりのオリジナルグッズが揃っています。

大塚国際美術館
レスポワールクッキー缶「夜のカフェテラス」 (1080円)
大塚国際美術館
牛乳を注ぐ女マンマローザ(864円)

「レスポワールクッキー缶」は、濃厚なバターの味がたまらない一品。季節やイベントで限定絵柄も登場します。

ミルク餡が詰まった「牛乳を注ぐ女マンマローザ」は、『牛乳を注ぐ女』がデザインされたオリジナルパッケージ。徳島銘菓でお土産にもぴったりです。

大塚国際美術館
オリジナル紙クリップ (500円)

『モナ・リザ』『叫び』『真珠の耳飾りの少女』がゆるく描かれている「オリジナル紙クリップ」は、紙製で錆びることなく書類をまとめられます。

※写真は大塚国際美術館の展示作品を撮影したものです

■大塚国際美術館
[TEL]088-687-3737
[住所]徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
[営業時間]9時30分~17時(入館券の販売は16時まで)
[定休日]月(祝日の場合は翌日)、1月は連続休館あり、その他特別休館あり、8月は無休
[入館料]一般3300円、大学生2200円、小・中・高生550円
[アクセス]【電車】JR 鳴門駅より徳島バスで15分※大塚国際美術館下車徒歩すぐ【車】神戸淡路鳴門自動車道 鳴門北ICより3分
[駐車場]450台
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大鳴門橋架橋記念館 エディ【鳴門北ICより車で5分】

大鳴門橋やうず潮の魅力を学べる!絶景のパノラマ展望台も

大鳴門橋架橋記念館 エディ

鳴門のうず潮や大鳴門橋について遊びながら学べるミュージアム。3階建ての館内は渦巻き状になっていて、随所に遊び心があります。

特に人気の展示物が、動きに合わせて映像が変化するデジタルアトラクションの「Play the Eddy!」。壁に映し出された海に触るとうず潮が生まれたり、メガホンに向けて音を出すと渦のモニュメントが光りだしたりと、幻想的な空間が広がります。

大鳴門橋架橋記念館 エディ
4Kシアターawa

他にも、阿波おどりや徳島の自然を臨場感あふれる映像で360度全周に投影する「4Kシアターawa」、ジオラマを使った渦のメカニズムの解説、鳴門に生息している生き物の剥製展示など盛りだくさん。

また、屋上のパノラマ展望台「High Up in the Sky」は、鳴門海峡や大鳴門橋の雄大な景色を眺められる絶景スポットです。

■大鳴門橋架橋記念館 エディ
[TEL]088-687-1330
[住所]徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内
[営業時間]9時~17時
[定休日]臨時休館あり
[料金]大人620円、中学・高校生410円、小学生260円
[アクセス]【電車】JR 鳴門駅より徳島バスで25分※鳴門公園下車徒歩すぐ【車】神戸淡路鳴門自動車道 鳴門北ICより5分
[駐車場]200台(500円)
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NFT鳴門美術館【鳴門ICより車で10分】

先進的なアートが並ぶ新しい形の美術館

NFT鳴門美術館
NFT鳴門美術館

NFT美術品の展示や販売などを行っている「NFT鳴門美術館」。NFTとは、ブロックチェーンを活用した代替不可能なデジタルデータで、美術品が本物である価値を保証する技術のことです。

シルクスクリーンや彫刻の他に、NFTならではの画像や映像を使用したデジタルアートが観覧できるのが「NFT鳴門美術館」の魅力。ディスプレイに映し出された映画や、アパレルブランドとコラボした作品など、先進的なアートの世界が広がります。

また、美術館の会員権を持っている人が所有する作品を館内に展示できる企画もあるため、幅広い作品と出会えるのも魅力です。

■NFT鳴門美術館
[TEL]088-684-4445
[住所]徳島県鳴門市撫養町林崎北殿町149
[営業時間]10時~17時
[定休日]木、年末年始
[料金]一般800円、学生500円、小学生300円
[アクセス]【電車】JR 鳴門駅より徒歩20分【車】神戸淡路鳴門自動車道 鳴門ICより10分
[駐車場]約100台
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阿波おどり会館【徳島ICより車で15分】

徳島伝統の阿波おどりの公演を生で見られる

阿波おどり会館
阿波おどり会館

「阿波おどり会館」は日本三大盆踊りの一つで、400年以上もの歴史があるといわれている阿波おどりの公演や展示を行っている文化施設です。

客席数250席の「阿波おどりホール」では昼と夜にそれぞれ公演をしていて、一年を通して生の阿波おどりを見られます。体験コーナーでは初めての人でも踊り方を習いながら、一緒に踊ることもできます。

会館3階の「阿波おどりミュージアム」は歴史や文化を学べる場所で、衣装や小道具などを展示。目玉の臨場感たっぷりのVR映像は、実際に街中で行われた阿波おどりの様子が360度映し出され、自由に見ることができます。

1階にある土産物店の「あるでよ徳島」には、藍染やすだちなど徳島県の特産品が揃っているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

■阿波おどり会館
[TEL]088-611-1611
[住所]徳島県徳島市新町橋2-20
[営業時間]施設により異なる。詳細は公式ホームページを確認
[定休日]2月、6月、9月、12月の第2水(祝日の場合は翌日)、年末年始
[料金]【阿波おどりホール】大人800円~、小・中学生400円~※公演によって異なる【阿波おどりミュージアム】高校生以上300円
[アクセス]【電車】JR 徳島駅より徒歩10分【車】徳島自動車道 徳島ICより15分
[駐車場]あり(1時間330円、超過30分毎にプラス170円)
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徳島県立文学書道館【徳島ICより車で15分】

徳島ゆかりの作家の言葉と文字の世界に浸る

徳島県立文学書道館
徳島県立文学書道館

「徳島県立文学書道館」は、徳島にゆかりのある50名以上の文学・書道の作品を収蔵している複合文化施設で、“言の葉ミュージアム”の愛称でも親しまれています。

小坂奇石や中林梧竹など、書家の個性が現れた作品が並んでいるのが「書道美術常設展示室」です。温かみや躍動感のある文字など、ぜひ見比べてみてください。

「文学常設展示室」は北條民雄、海野十三、モラエスら、徳島ゆかりの作家が展示されている文学回廊です。

徳島県立文学書道館

徳島市出身の作家、瀬戸内寂聴の記念室には著書が壁一面に飾られています。記念室は京都「寂庵」にあった書斎が再現されていて、寂聴の人生をたどることができます。

■徳島県立文学書道館
[TEL]088-625-7485
[住所]徳島県徳島市中前川町2-22-1
[営業時間]9時30分~17時
[定休日]月(祝日の場合は翌日)、年末年始
[料金]常設展観覧料一般310円、高校・大学生200円、小・中学生100円
[アクセス]【電車】JR 徳島駅より徒歩15分【車】徳島自動車道 徳島ICより15分
[駐車場]43台
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徳島木のおもちゃ美術館【板野ICより車で5分】

木のぬくもりを感じるおもちゃの空間

徳島木のおもちゃ美術館
徳島木のおもちゃ美術館

「徳島木のおもちゃ美術館」は、県立公園「あすたむらんど徳島」内にある徳島の木の魅力と文化を楽しめる美術館。徳島県産の木材を使用して作られた内装は、眉山や吉野川といった県内の名所を再現していて、圧巻の美しさです。

館内のおもちゃはどれも実際に手に取って遊べるのが特徴。“0歳から100歳まで楽しめる”をコンセプトに、子どもから大人まで遊べる施設になっています。

館内最大のエリア「ごっこフォレスト」では、木製の色鮮やかな野菜や果物の収穫遊びや、ロープで組まれた橋を渡り螺旋のすべり台を滑るアスレチック体験ができます。

他にも、世界中から厳選したおもちゃで遊べる「グッド・トイひろば」や、「阿波人形浄瑠璃」「遊山箱」などの徳島の伝統文化にも触れられます。

■徳島木のおもちゃ美術館
[TEL]088-672-1122
[住所]徳島県板野郡板野町那東字キビガ谷45-22 (あすたむらんど徳島内)
[営業時間]【9月~6月】9時30分~16時30分【7~8月】9時30分~17時※入館受付は閉館30分前まで
[定休日]水(祝日の場合は翌日、8月12日~15日までの水は開館)
[料金]入館料高校生以上800円、小・中学生300円
[アクセス]高松自動車道 板野ICより車で5分
[駐車場]約1300台(「あすたむらんど徳島」駐車場)
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徳島県立近代美術館【徳島ICより車で20分】

ピカソやマティス、国内外の絵画から彫刻まで幅広い近代美術を楽しむ

徳島県立近代美術館

徳島市の南側、緑豊かな丘陵地の「文化の森総合公園」内にある美術館。国内外の絵画、彫刻、版画など、近代の美術品を収蔵しています。

展示室がある2階のロビーに入ると、イギリスの彫刻家ヘンリー・ムーアの『着衣の横たわる母と子』とコロンビアの芸術家フェルナンド・ボテロの『アダムとイヴ』の彫刻が目に入ります。

西洋近代美術では、ピカソ、マティス、シャガールなど現代美術に大きな影響を与えた画家の作品がずらり。ピカソの『ドラ・マールの肖像』は、ピカソの恋人を描いた作品で、デフォルメされていますが穏やかで知的な女性の表情が特徴です。

徳島県立近代美術館
三宅克己『ハンプステッド・ヒース(ロンドン)』1930年

他にも、近代洋画家の伊原宇三郎、近代日本水彩画家の三宅克己といった徳島県にゆかりのある作家の作品も数多く収蔵。定期的に展示替えが行われています。

■徳島県立近代美術館
[TEL]088-668-1088
[住所]徳島県徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内
[営業時間]9時30分~17時
[定休日]月(祝日の場合は翌日)、年末年始※展示替などで臨時休館あり
[料金]所蔵作品展観覧料一般200円、高校・大学生100円、小・中学生50円※特別展は展覧会ごとに異なる料金
[アクセス]【電車】JR 徳島駅より徳島バスで20分※文化の森停留所下車徒歩すぐ【車】徳島自動車道 徳島ICより20分
[駐車場]430台(文化の森総合公園無料駐車場利用)
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徳島県立博物館【徳島ICより車で20分】

VRで徳島の恐竜時代にタイムスリップ

徳島県立博物館
徳島の自然とくらし
徳島県立博物館
地質時代の徳島

徳島の歴史や文化、動植物、地質など人文分野と自然分野両方の幅広いジャンルを取り扱っている総合博物館。

常設展は、「徳島恐竜コレクション」、「先史・古代の徳島」、「徳島のまつりと芸能」、「徳島の自然とくらし」など13のテーマにまとめられています。はるか1億年以上も前の太古から、阿波国の誕生を経て現在に至る徳島の移り変わりを幅広く体感することができます。

徳島県立博物館

「地球と生命の歴史」には、肉食恐竜のティラノサウルスや草食恐竜のティタノサウルスの全身骨格があり、迫力満点。「生物の多様性」に展示されている動物の剥製や昆虫の標本は種類豊富です。

先進技術を使用した「VR体験ルーム」では、恐竜時代の徳島にタイムスリップしたり、化石発掘が仮想体験できたりします。

■徳島県立博物館
[TEL]088-668-3636
[住所]徳島県徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内
[営業時間]9時30分~17時
[定休日]月(祝日の場合は翌日)、年末年始
[料金]観覧料一般400円、高校・大学生200円 、小・中学生100円
[アクセス]【電車】JR 徳島駅より徳島バスで20分※文化の森下車徒歩すぐ【車】徳島自動車道 徳島ICより20分
[駐車場]430台(文化の森総合公園無料駐車場利用)
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まとめ

徳島には個性的な美術館と博物館がたくさんあり、どこも見ごたえ抜群!ぜひ今回の記事を参考に、徳島の文化に浸る旅を楽しんでみてくださいね。

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

UM@(ゆ〜ま)  UM@(ゆ〜ま)

自然豊かな東京都北区に住んでいるライター。椅子を置いて自然や空間を楽しむ「チェアリング」が趣味で、都内を中心に毎週どこかを歩きまわって面白いことを探しています。

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