日本三名園の一つである兼六園や、重要伝統的建造物群保存地区のひがし茶屋街など歴史と伝統に彩られた景観が多い城下町・金沢。活気溢れる近江町市場や、現代アートを鑑賞できる金沢21世紀美術館といった観光スポットもたくさんあります。金沢までのアクセスや、市内での巡り方、初めて行く人も2回目以降の人も楽しめる3つのおすすめモデルコースを紹介します。
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金沢ってどんな街?楽しみ方は?

金沢市は石川県のほぼ中央にある城下町です。初代の前田利家から14代にわたって前田家がこの地を治め、加賀・能登・越中を合わせた加賀百万石として繁栄しました。金沢城を中心に半径2km以内に主な観光地があるので移動がしやすく、日帰りでもじゅうぶん主要スポットを巡ることができます。
金沢までのアクセス
[東京駅から]北陸新幹線で約2時間30分
[大阪駅から]特急サンダーバードで約2時間30分
[名古屋駅から]東海道新幹線と特急で約2時間30分
[福岡空港から]空路と特急バスで約1時間55分
金沢市内での移動手段
近江町市場や金沢城公園は金沢駅から徒歩でも移動が可能です。また、路線バスの本数も多く、「金沢市内1日フリー乗車券」(大人800円、子ども400円)を使ってバスを利用すると効率よく回れます。加賀温泉郷や能登半島などまで足を延ばす際には車があると便利です。
2泊3日で温泉を楽しむ

金沢でたくさんの観光スポットを訪れたい人は、市内に泊まって1泊2日で巡ってもよいですが、金沢駅から特急で約30分の加賀温泉郷や、特急で約1時間の能登・和倉温泉などに滞在しながら、2泊3日のプランを組むのも一案です。
加賀温泉郷は、柴山潟湖畔にある片山津温泉、昔ながらの温泉文化が色濃く残る山代温泉、1300年の歴史がある山中温泉の3つの温泉地があり、城下町や漁港、宿場町の雰囲気に浸れるのが魅力です。和倉温泉は開湯1200年の歴史があり、美しい海の景色と塩分を豊富に含んだ湯を堪能できます。
はじめての金沢ならハズせない!鉄板日帰りモデルコース
金沢ならではの雅な茶屋文化に触れ、新鮮な海産物をはじめ地元グルメを満喫し、現代アートと歴史ある庭園を鑑賞する、外せない定番スポットを巡るコースです。
1.ひがし茶屋街

金沢には江戸時代から続く茶屋街が3つあります。「ひがし茶屋街」はその中の1つで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。格式ある割烹や、おしゃれな町家カフェ、伝統工芸品を扱うセレクトショップなどが立ち並び、いつも観光客で賑わっていますが、午前中は比較的人が少ない時もあるので、ゆっくり散策ができますよ。

「ひがし茶屋休憩館」(9時~17時、12月~3月15日は9時30分~17時)は無料で利用できる休憩所です。観光案内のパンフレットが置かれており、観光ボランティアガイド「まいどさん」(約40分、無料)が常駐しています。

茶屋街の周辺には着物レンタル店がいくつかあるので、着物姿で散策をしてもいいですね。また、茶屋街入口にある「金沢 浅の川園遊会館」(10時~最終入館16時30分、入館料一般400円)には茶屋文化や金沢芸妓を紹介する資料などが展示されており、雅な雰囲気に浸れます。
076-232-5555(金沢市観光協会)※観光に関する問い合わせ
石川県金沢市東山
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より徒歩25分、城下まち金沢周遊バス「橋場町」バス停から徒歩5分 【車】北陸道金沢東IC・金沢森本ICより15分
市営東山観光駐車場15台、市営東山河畔観光駐車場14台(1時間以内350円、以降30分ごと150円)
「ひがし茶屋街」の詳細はこちら
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2.近江町市場

江戸時代に加賀藩によって開設されて以来、300年以上の歴史をもつ“金沢市民の台所”です。鮮魚や野菜、果物などの多彩な食品や衣料、工芸品、飲食店など170以上の店が軒を連ねています。金沢駅にほど近く、市内の観光スポットも徒歩圏内なので、大勢の観光客が訪れます。

鮮度抜群の旬の食材や、かまぼこ、惣菜、豆腐などの自家製加工品、和菓子や花、日用雑貨に至るまで様々な商品がいっぱい。対面販売なので、お買い得品やおすすめの調理法などを店の人に教えてもらいながら、楽しく買い物ができますよ。

飲食店も充実しており、日本海で獲れた魚介を使った海鮮丼は近江町(おうみちょう)市場の名物。どの店もネタが大きくておいしいと評判です。金沢カレーや金沢おでんなどの名物グルメもあり、ランチに利用したい店ばかり。コロッケや能登牛の串焼きなどのテイクアウトグルメ、金箔ソフトクリームなどのスイーツも味わえるので、お気に入りを見つけてその場で食べるのもいいですね。
076-231-1462
石川県金沢市上近江町50
9時~17時(店舗により異なる)
水、日(店舗により異なる)
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より徒歩15分、城下まち金沢周遊バス「武蔵ヶ辻・近江町市場」バス停より徒歩すぐ 【車】北陸道金沢東ICより15分
近江町いちば館94台、近江町ふれあい館225台(いずれも最初の30分100円、1時間150円ほか)、近江町パーキング228台(最初の1時間100円ほか)
「近江町市場」の詳細はこちら
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3.金沢21世紀美術館

金沢市の中心部にある“まちに開かれた公園のような美術館”が建築コンセプトの現代アート美術館です。建物は円形で様々な場所から入ることができ、外壁はガラス張りでトップライトや光庭を備え、明るく開放感があります。無料で入場できる“交流ゾーン”にはミュージアムショップやレストランがあり、“展覧会ゾーン”は金・土は20時まで開館しています。

館内には感性を刺激する作品が多く、楽しみながらアートに触れられます。恒久展示作品の “スイミング・プール”は、深く水で満たされているように見えます。事前予約または当日順番待ち受付をすると、プールの内部に入ることができます。プールを上から見下ろすと、水の中に人がいて驚きますよ。

外の芝生には、無料で鑑賞できる作品もあります。地面から12個のチューバ状に開いた筒が出ている“アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3”は、地中で管が2個ずつつながっていて声が伝わり、思わぬところから声が聞こえてきます。現代を生きる世界の作家たちの美術表現に触れ、心豊かな時間を過ごせる施設です。
076-220-2800
石川県金沢市広坂1-2-1
【展覧会ゾーン】10時~18時(金・土は~20時)【交流ゾーン】9時~22時
【展覧会ゾーン】月(祝日の場合は直後の平日)、年末年始【交流ゾーン】年末年始
【展覧会ゾーン】有料(展覧会ごとに異なる)【交流ゾーン】無料
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「広坂・21世紀美術館」バス停より徒歩1分、まちバス「金沢21世紀美術館・兼六園」バス停より徒歩1分、金沢ふらっとバス菊川ルート「21世紀美術館」・材木ルート「市役所・21世紀美術館」バス停より徒歩1分 【車】北陸道金沢西ICより約20分、金沢東ICより約20分、金沢森本ICより約25分
31台(最初の30分無料、以降30分ごとに150円、23時~翌8時30分は1000円)
「金沢21世紀美術館」の詳細はこちら
4.兼六園

前田家歴代藩主により約180年の歳月をかけて形作られてきた庭園「兼六園」は、日本三名園の一つに数えられ、国の特別名勝に指定されています。広大な敷地を活かし、大きな池を大海に見立てて、その中に不老不死の神仙人が住むといわれる島を配するなど、長寿と永劫の繁栄の願いが投影されています。

いくつかの池とそれを結ぶ曲水、堀上げた土でつくった築山、御亭などが点在する“回遊式”の庭園です。桜や紅葉、初夏のツツジやサツキなど、約160種・約8200本の樹木や草花に彩られて四季折々に異なる表情を見せ、雪害から樹木を守る雪吊りは冬の風物詩となっています。

例年9月下旬~11月下旬に開催される「金沢城・兼六園四季物語~秋の段~」は、紅葉の兼六園や金沢市役所前のアメリカ楓通り、金沢城公園などがライトアップされ、その時間帯は入園が無料になります。ライトアップは桜の季節やGW、6月の「金沢百万石まつり」の際、2月初旬~中旬にも行われています。
076-234-3800(石川県 金沢城・兼六園管理事務所)
石川県金沢市兼六町1
【3月1日~10月15日】7時~18時(最終入園17時30分)【10月16日~2月末】8時~17時(最終入園16時30分)
なし
【18歳以上】320円【6歳~18歳未満】100円
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「兼六園下・金沢城」バス停より徒歩3分、金沢ふらっとバス材木ルート「兼六園下」バス停より徒歩3分 【車】北陸道金沢東IC・金沢森本ICより20分、金沢西ICより25分
なし
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2度目の金沢旅行で訪れたい日帰りモデルコース
にし茶屋街と長町武家屋敷跡、金沢城を巡っていにしえの情緒にたっぷり浸り、お土産選びもばっちりできるコースです。1つ目で紹介したコースと合わせて、1泊2日で巡るのもおすすめです。
1.にし茶屋街

ひがし茶屋街、主計町茶屋街と並ぶ金沢三茶屋街の一つで、約100mの目抜き通りに出格子の茶屋建築が連なり、江戸時代の面影を色濃く残しています。現在も4軒のお茶屋があるので、通りを歩いていると三味線や太鼓の音が聞こえたり、芸妓さんの姿を見かけたりするかもしれません。

茶屋街の一角にある「金沢市西茶屋資料館」は、大正期の作家・島田清次郎が過ごしたお茶屋「吉米楼」の跡地に建てられており、島田氏に関する資料の展示や、お茶屋の様子が再現されています。また、常駐する観光ボランティアガイド“まいどさん”(約30分、無料)が常駐しているので、茶屋街周辺を案内してもらえます。
076-232-5555(金沢市観光協会)※観光に関する問い合わせ
石川県金沢市野町
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より城下まち金沢周遊バス「広小路」バス停より徒歩3分 【車】北陸道金沢西ICより15分
なし※付近に市営観光駐車場あり
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2.長町武家屋敷跡界隈

武士の屋敷跡が並び、金沢市の伝統環境保存区域および景観地区に指定されています。土塀や石畳の小路が今も残されており、かつて木材の運搬に使われた大野庄用水の清らかな流れも健在です。冬には土塀を雪や凍結から守る“こも掛け”が行われ、兼六園の“雪吊り”とともに、金沢の冬の風物詩となっています。

「武家屋敷跡 野村家」(入場料大人550円)では、藩主を招いた“上段の間”や“茶室”などの格式ある建物、庭園などを見学できます。

野村家から長町三の橋を渡ったところにある「長町武家屋敷休憩館」には、休憩室やトイレ、展示コーナーがあり、無料のボランティアガイド“まいどさん”(30分~60分、無料)が常駐しており無料で案内してもらえます。
長町武家屋敷界隈から繁華街の香林坊に抜ける鞍月(くらつき)用水沿いには割烹、郷土料理店、カフェなどが立ち並んでいるので、この辺りでランチを食べてもいいですね。
076-232-5555(金沢市観光協会)※観光に関する問い合わせ
石川県金沢市長町
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より城下まち金沢周遊バス「香林坊」バス停より徒歩5分 【車】北陸道金沢西ICより15分、金沢東IC・金沢森本ICより20分
【長町観光駐車場】20台(1時間350円、以降30分ごとに150円)
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3.金沢城公園

加賀藩前田家の居城跡につくられた国指定史跡の公園で、多種多様な石垣をはじめとする城郭建築や動植物が見られます。国の重要文化財に指定されている石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫は、現存する藩政期の貴重な建物です。また、河北門、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門、鼠多門、玉泉院丸庭園などが復元整備されています。

2020年7月には、「鼠多門(ねずみたもん)・鼠多門橋」が140年ぶりに復元整備されました。鼠多門は黒い海鼠漆喰(なまこじっくい)が特徴で、鼠多門橋は城内最大規模の木橋です。

「玉泉院丸庭園」は、三代藩主・前田利常が作庭を始め、歴代の藩主により手を加えられて廃藩時まで藩主の目を楽しませていた庭園です。園内の「玉泉庵」で、抹茶(730円、オリジナル上生菓子付き)をいただきながら、石垣を庭の構成要素とする独創的な風景を眺めるのも風流です。
毎週土曜日と指定日には夜間開園(日没~21時)し、玉泉院丸庭園や鼠多門、石川門などがライトアップされます。また、外周の石垣などは毎日日没~22時までライトアップされています。
076-234-3800(石川県 金沢城・兼六園管理事務所)
石川県金沢市丸の内1-1
【3月1日~10月15日】7時~18時【10月16日~2月末日】8時~17時、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門(有料)、河北門、鼠多門9時~16時30分(最終入館16時)、玉泉庵9時~16時30分(最終入亭16時、12時~13時は清掃のため入亭不可)
なし(玉泉庵は年末年始休み)
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より城下まち金沢周遊バス「兼六園下・金沢城」バス停より徒歩5分 【車】北陸道金沢東IC・金沢森本ICより15分、金沢西ICより20分
なし
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4.石川県観光物産館

銘菓・佃煮・伝統工芸品など金沢はもとより石川県内の名産・特産品を一堂に集めた商業施設です。
藩政期に茶の湯が庶民にまで浸透し、菓子文化が育まれた金沢には、おいしいお菓子がたくさんあります。色とりどりの丸い最中にぶどうやレモンなどの和風ゼリーが入った新感覚の和菓子「紙ふうせん」や、艶やかな大納言小豆を薄皮で包んだ中田屋の「きんつば」(5個入972円)など、1階の販売フロアにはお土産にぴったりのお菓子が豊富に揃っています。

3階の体験コーナーでは、和菓子の手作り体験ができます。和菓子職人に教えてもらいながら自分で3種が作れ、職人が作った1個を合わせた計4個のお菓子を持ち帰れます。

金沢は金箔の産地です。体験コーナーでは、銘々皿・小箱・コンパクトミラーなどに、40種類ほどのデザインフィルムから1~2点選んで作れる「金箔貼り体験」(銘々皿1250円~)もできます。
ほかにも「加賀八幡起上り手描体験」(1200円)など計6つの体験を行っているので、体験を通して金沢の文化に触れてみてください。
076-222-7788
石川県金沢市兼六町2-20
9時30分~17時50分(季節により異なる)
【12月~2月】火(他の期間は公式サイトにて要確認)
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「兼六園下・金沢城」バス停より徒歩1分、金沢ふらっとバス材木ルート「兼六園下」バス停より徒歩2分 【車】北陸道金沢森本ICより15分、金沢東IC・金沢西ICより20分
4台※ほか兼六園下交差点そばの「県営兼六駐車場」480台を利用(1時間350円、以降30分ごとに150円)
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3度目以降の金沢リピーター向け日帰りモデルコース
哲学や工芸がテーマのミュージアムと建築美が見どころの神社を巡る、金沢の文化をより深堀りできるコースです。これまで紹介したコースと合わせて2泊3日で巡ってもいいですね。
1.鈴木大拙館

金沢出身の仏教哲学者・鈴木大拙の考えや足跡を伝え、来館者自らが思索する場となることを目的に開設された博物館です。館内は展示空間・学習空間・思索空間の3つの空間が回廊で結ばれており、玄関の庭・露地の庭・水鏡の庭の3つの庭によって構成されています。展示空間には書や写真、著作など鈴木大拙を伝える作品、学習空間には大拙関連書籍や絵本があります。

水鏡の庭を眺めながら外部回廊を通って入る思索空間は、四方が開けており、自然を感じながら畳イスに座っていると自然に心が落ち着いて、考えにふけることができます。
奇数月の最終日曜日の朝には、事前予約制の思索体験プログラム「朝・思索のすゝめ」(参加費300円)が開催されます(※詳細は公式サイトを確認)。静寂な朝のひとときを過ごしてみてはいかがですか。
076-221-8011
石川県金沢市本多町3-4-20
9時30分~17時(最終入館16時30分)
月(祝日の場合はその直後の平日)、年末年始、展示替え期間、長期休館2023年11月27日~2024年3月中
一般310円、65歳以上210円、高校生以下無料
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より城下まち金沢周遊バス「本多町」バス停より徒歩4分 【車】北陸道金沢東IC・西ICより20分
なし
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2.国立工芸館

近現代工芸・デザインを専門とする美術館です。約4000点の作品を収蔵しており、特定のテーマに基づいた所蔵作品展のほか、特別展や共催展が開催されます。また、漆芸家・松田権六の工房の移築展示やデジタル鑑賞システム、専門図書を揃えたアートライブラリ、オリジナルグッズが充実したミュージアムショップなどがあります。明治後期の旧陸軍施設を移築活用した建物も見どころの一つです。

重要文化財の指定を受けた鈴木長吉≪十二の鷹≫のほか、人間国宝の名品や現役作家の近作などを揃えており、作品を通して日本の近代工芸の歴史を知ることができます。

日本美術に影響を受けた作品をはじめ各国の歴史や風土から生まれた海外の工芸・デザイン作品も数多く所蔵しています。陶磁、ガラス、漆工、工業デザイン、グラフィック・デザインなど各分野に渡っているので、心惹かれる作品に出会えそうですね。
050-5541-8600(ハローダイヤル)
石川県金沢市出羽町3-2
[開館時間]9時30分~17時30分(最終入館17時)
[休館日]月(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替え期間
[観覧料]展覧会によって異なる
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より路線バス・城下まち金沢周遊バス「広坂・21世紀美術館」バス停より徒歩7~9分 【車】北陸道金沢西・金沢森本ICより20~30分
約250台(文化施設共用駐車場)
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3.尾山神社

加賀藩祖・前田利家公と正室・お松の方を祀る神社です。境内の入り口にある「神門」は、和漢洋の3つの様式が用いられた全国的にも珍しい建築で、夜には3層目のギヤマン(ステンドグラス)がライトアップされ幻想的に映ります。

境内には瓦葺き屋根の入母屋造りの拝殿、三間社流造りの本殿のほか、利家公像やお松の方の像、二代藩主利長公から十七代までの藩主、当主と正室をお祭りする金谷神社などがあります。池に浮かぶ島や橋などに雅楽にちなんだ名前がつけられている地泉廻遊式の庭園・神苑もあり、散策するのにぴったりです。

現在も金沢市の総社的神社として市民に親しまれており、“文武両道”や“必勝”のご利益があるといわれています。ご夫婦でお祀りしているので“夫婦円満”や“子宝安産”を祈願する人も多いそうです。
076-231-7210
石川県金沢市尾山町11-1
[参拝時間]24時間【授与所】9時~17時
なし
【電車】JR・IRいしかわ鉄道 金沢駅より城下まち金沢周遊バス「南町・尾山神社」バス停より徒歩3分 【車】北陸道金沢東ICより20分
15台
「尾山神社」の詳細はこちら
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まとめ
歴史ある風景が今も残る金沢には、伝統工芸や茶道文化が息づいていて、日本海の魚介などのおいしい食もたくさんあります。日帰りで出かけても、宿泊してゆっくり滞在しても楽しめ、何度訪れても新たな発見がある素敵な街です。
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※この記事は2023年9月6日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。
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じゃらん編集部
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