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2023.12.03

鳥取のおすすめ観光スポット17選!グルメ情報や1泊2日のモデルコースも<2023>

日本海や名峰・大山(だいせん)を望む絶景、温泉地をはじめ、海の幸や鳥取和牛などの豊富な食材にも恵まれる鳥取県。今回はエリア別におすすめの観光スポットと、ご当地グルメを紹介します。エリアをまたいだ1泊2日のモデルコースも提案しますので、鳥取観光をたっぷり楽しんでくださいね。

※この記事は2023年11月17日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

鳥取県ってどんなところ?

大自然に彩られる多彩なスポットが点在

鳥取県

東西に長く、日本海に面した山陰地方に位置する鳥取県。鳥取砂丘や浦富海岸などを巡れる自然豊かな「鳥取・岩美エリア(鳥取市周辺)」、日本遺産の三朝温泉に浸かり、三徳山三佛寺を参拝できる「中部エリア(三朝温泉周辺)」、とっとり花回廊や大山ますみず高原で癒やされる「大山エリア」、妖怪の世界を楽しめる水木しげるロードや海沿いの皆生温泉がある「米子・境港エリア」と、大きく4つの観光地に分けられます。

主要都市からのアクセス

■東京から飛行機を利用
・羽田空港から「鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港)」まで1時間15分。空港からJR鳥取駅・JR倉吉駅まで空港連絡バスが出ています。鳥取砂丘へはJR鳥取駅で路線バスに乗り換えてください。
・羽田空港から「米子空港(米子鬼太郎空港)」まで1時間20分。空港からJR米子駅まで空港連絡バス、JR境港駅まで、はまるーぷバス(境港市民バス)が出ています。

■大阪から電車を利用
・JR新大阪駅から特急スーパーはくとでJR鳥取駅まで2時間40分。
・JR新大阪駅から新幹線でJR岡山駅まで45分、JR岡山駅で特急スーパーやくもに乗り換えJR米子駅まで2時間20分。

■東京・大阪・京都・神戸から高速バスを利用
東京・大阪・京都・神戸からJR鳥取駅前・JR倉吉駅前・JR米子駅前への高速バスが出ています。

鳥取・岩美エリア(鳥取市周辺)のおすすめ観光スポット

鳥取砂丘【鳥取市】

鳥取砂丘

山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されている鳥取砂丘は、東西約16km、南北約2.4kmに広がる海岸砂丘です。1955(昭和30)年に国の天然記念物に、2007(平成19)年に「日本の地質百選」に選ばれました。

鳥取砂丘

条件が整えば年間を通して、風により一面に波のような模様が描かれる風紋が見られ、特に影がつく早朝や夕方は、息をのむほど美しいそうです。

季節ごとにも特徴的な姿を見られます。春は砂丘の階段入り口付近で「ハマヒルガオ」が咲き誇り、湾曲した急斜面に囲まれた凹地「追後スリバチ」でも群落が見られます。

夏は日本海に沈む夕陽や、日没後の海上をしだいに彩る漁船の漁火(いさりび)が幻想的です。

鳥取砂丘

秋はラッキョウ畑の花が見ごろ(10月末~11月上旬)を迎え、砂丘の一角に紫色の花園が生まれます。

冬はサンドベージュの砂丘が真っ白な世界に包まれ、足跡の少ない早朝は空気が澄んでいるため、65km離れている雪を纏った美しい大山を眺められるのも魅力です。

広大な砂丘を巡るには、まず「鳥取砂丘ビジターセンター」を訪れて、砂丘のマップを見ながら常駐するガイドに見所や上手な巡り方、当日の様子などのアドバイスを受けるのがおすすめ。訪れる前にも公式HPで詳細をチェックしてみてくださいね。

■鳥取砂丘
[TEL]0857-22-0021(山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター)
[住所]鳥取県鳥取市福部町湯山
[営業時間]散策自由
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【車】鳥取道鳥取ICより20分
[駐車場]鳥取砂丘駐車場250台(24時間500円)
「鳥取砂丘」の詳細はこちら
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鳥取砂丘 砂の美術館【鳥取市】

(画像提供:鳥取砂丘 砂の美術館)
イメージ画像

鳥取砂丘 砂の美術館は、1階は砂像制作の様子などを紹介するパネル展示、2階は砂像展示、3階は2階を見下ろせる回廊という造りです。3階にはミュージアムショップもあり、オリジナルグッズやお土産なども購入できます。

(画像提供:鳥取砂丘 砂の美術館)
イメージ画像

圧巻のスケールを誇る砂像は、世界を旅するような気分を味わえる作品が展示されています。

第14期の展示(2024年1月3日(水)まで)のテーマは、2022年に独立100年を迎えた「エジプト」。約3000tもの砂を使い、11カ国20名の砂像彫刻家が手掛けた21作品を見られます。「ギザのピラミッド」や「アブ・シンベル大神殿」、古代エジプト王朝のファラオたちや当時の様子、神話の時代から続くエジプトの歴史・文化を砂で表現しています。

2024年4月19日(金)~2025年1月5日(日)までは、2024年にオリンピックを開催する“フランス”をテーマに「第15期フランス編」を開催する予定です。

(画像提供:鳥取砂丘 砂の美術館)
イメージ画像

砂像を見学して自分も作ってみたいと思ったら、「ミニ砂像づくり体験」(1体500円)にチャレンジしてみるのもおすすめです。毎年5月後半~11月ごろまで開催され、15cm程度の土台をペインティングナイフなどで彫っていく砂像彫刻体験を楽しめますよ。※「ミニ砂像づくり体験」の詳細は公式HPを確認。

■鳥取砂丘 砂の美術館
[TEL]0857-20-2231
[住所]鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17
[営業時間]【平日・日】9時~17時(最終入館16時30分)【土】9時~18時(最終入館17時30分)
[定休日]なし※2024年1月4日~4月18日は次回の砂像制作のため休館
[料金]大人800円、小・中・高校生400円、小学生未満無料
[アクセス]【車】鳥取道鳥取ICより15分
[駐車場]メインゲート前30台、サブゲート展望駐車場180台
「鳥取砂丘 砂の美術館」の詳細はこちら
「鳥取砂丘 砂の美術館」のクチコミ・周辺情報はこちら

(画像提供:鳥取砂丘 砂の美術館)

浦富海岸【岩美町】

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

浦富海岸は、京都府から鳥取県まで、日本海沿岸のさまざまな地形や地質を観察できるエリア「山陰海岸ジオパーク」の一部です。鳥取県の東の端から続く、東西約15kmのリアス式海岸で、日本海の荒波や風雪に浸食された断崖絶壁や洞門、洞窟、奇岩などのダイナミックな絶景を見渡せます。

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

海岸沿いには、駐車場付きの展望所がいくつかあります。小島や松の木が連なる西脇海岸を望む「西脇海岸展望所」、浦富海岸を象徴する美景を見られる「城原(しろわら)展望所」、リアス式海岸の特徴がよくわかる「鴨ヶ磯(かもがいそ)展望所」など、ドライブで浦富海岸のフォトジェニックなスポットを巡るのもいいですね。

また、海岸に沿って遊歩道が整備されており、城原から網代までの片道約2.7kmのコースはアップダウンもあるややハードな道ですが、奇岩や絶壁などが連続する絶景を眺めながら歩けます。

時間や体力に合わせて、浦富海岸の散策を楽しんでください。

■浦富海岸(うらどめかいがん)
[TEL]0857-72-3481(岩美町観光協会)
[住所]鳥取県岩美郡岩美町浦富
[営業時間]散策自由
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【車】山陰近畿道浦富ICより城原展望所まで10分、山陰近畿道岩美ICより網代展望所まで10分
[駐車場]浦富海岸沿いの各所にあり(無料)
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中部エリア(三朝温泉周辺)エリアのおすすめ観光スポット

三徳山三佛寺【三朝町】

(画像提供:三徳山三佛寺)

三徳山三佛寺は、標高約900mの三徳山に広がる古刹です。三徳山は山岳修験の場として約1300年にわたり守られ、深いつながりのある三朝温泉と共に日本遺産に認定されました。

参拝で「六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)」を清め、三朝温泉で「六感(観・聴・香・味・触・心)」を癒すという、「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と「六感治癒(ろっかんちゆ)」の地として知られています。

修験道の開祖といわれる“役行者(えんのぎょうじゃ)”が造ったという伝説が残る国宝「三佛寺奥院投入堂」は、平安後期の建立とされ現存する神社建築最古級ともいわれています。内部拝観はできませんが、本堂裏の投入堂参拝登山受付から往復1時間30分~2時間かけて修行の道を登山して進み、大小9つの社寺建築を見ながら近くまで行くことができます。投入堂参拝登山(有料)は、注意点などの詳細を事前に公式HPで確認してください。

(画像提供:三徳山三佛寺)

登山をしない場合は、境内を散策するのがおすすめです(入山志納金が必要)。入堂可能な本堂や、外からの見学が可能な三院と庭など、自然の中に立つ歴史的な建造物を見られます。

(画像提供:三徳山三佛寺)

「三佛寺奥院投入堂」に祀られていた御本尊金剛蔵王権現立像や、観音菩薩像、神像などが展示された「宝物殿」も拝観できます。訪れる季節や時間、体力も考慮しながら、ゆっくりお参りしてくださいね。

■三徳山三佛寺(みとくさんさんぶつじ)
[TEL]0858-43-2666
[住所]鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
[参拝時間]8時~17時 ※投入堂参拝登山~15時
[定休日]なし【投入堂参拝登山】雨天・悪天候時、12月頃~3月ぐらいまで(積雪のため)
[料金]【入山志納金】大人400円、小・中学生200円、小学生未満無料【入山志納金+投入堂参拝登山料】大人1200円、小・中学生600円、小学生未満は投入堂参拝登山不可
[アクセス]【車】中国道院庄ICより1時間15分、米子道湯原ICより50分
[駐車場]徒歩約15分の場所に60台
「三徳山三佛寺」の詳細はこちら
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(画像提供:三徳山三佛寺)

三朝温泉【三朝町】

(画像提供:三朝温泉観光協会)

三徳川に沿って温泉街が広がる三朝温泉は、850年以上の歴史を持つ温泉。高濃度のラドン含有量を誇る日本有数の放射能泉です。温泉に浸かり“三たび朝を迎えると元気になる”といわれ、地名の由来にもなっています。

温泉街には公営の浴場や、温泉の蒸気を吸って吐く“ラドン蒸気浴”ができる施設、露天風呂、足湯・飲泉場など、さまざまな施設があります。

(画像提供:三朝温泉観光協会)

三朝大橋そばの「露天風呂 河原風呂」は、河原に造られた混浴露天風呂で、三朝温泉のシンボル的な存在です。水着の着用はできませんが、女性はバスタオルを巻いての入浴もOKです。

(画像提供:三朝温泉観光協会)

足湯は「露天風呂 河原風呂」に併設された「河原の湯」を含め3つ。

温泉街の神様“お薬師さん”を祀る広場に備えられた「薬師の湯」は、飲泉場も併設しています(9時~21時30分、無料)。

5月~7月ごろには“かじか蛙”の鳴き声を聞きながら入れることもある「かじかの湯」は、三徳川の下流に架かる「かじか橋」の中央に造られた足湯です(9時~21時、無料※12月~3月は休み)。

温泉街には、温泉本通りを中心に旅館や店が小さな博物館としての役目も果たす「湯の街ギャラリー」が約18カ所あります。世界の珍しい理容器具が並ぶレトロな理容館など、こだわりのコレクションを見られるので、オレンジ色の看板を目印に訪れてみるのもおすすめ。

また、三朝温泉の源泉を使ったミストやフェイスマスクなどの多彩な温泉コスメは、「三朝温泉観光案内所」をはじめ、各旅館の売店でも購入できるのでチェックしてみてくださいね。

■三朝温泉(みささおんせん)
[TEL]0858-43-0431(三朝温泉観光協会)
[住所]鳥取県東伯郡三朝町三朝
[営業時間]街中は散策自由※「露天風呂 河原風呂」、足湯「河原の湯」は24時間利用可能、無料。奇数日の午前中は清掃のため入浴不可
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【車】中国道院庄ICより1時間、米子道湯原ICより40分
[駐車場]多目的駐車場54台(1時間以内無料、以降30分ごとに100円)
「三朝温泉」の詳細はこちら
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(画像提供:三朝温泉観光協会)

白壁土蔵群【倉吉市】

(画像提供:倉吉観光MICE協会)

室町時代に打吹城の城下町として栄えた倉吉。

玉川沿いにある白壁土蔵群には、現在も江戸時代後期から明治時代に建てられた町家や土蔵が残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

石橋をはじめ、白い漆喰壁と赤瓦の建物が特徴的な街並みが魅力。古い蔵や商家をリノベーションした飲食店・土産物店・雑貨店・体験施設などの店舗が点在しています。

(画像提供:倉吉観光MICE協会)

大正時代に建てられた醤油の仕込み蔵を改装した「赤瓦一号館」は、1階に地元の特産物やお土産、2階に手作りの工芸品などが並んでいます。

「倉吉白壁土蔵群観光案内所」では、所要時間に合わせたモデルコースや、フォトジェニックな場所を教えてくれるので、気軽に立ち寄ってみてください。

■白壁土蔵群
[TEL]0858-22-1200(倉吉白壁土蔵群観光案内所)
[住所]鳥取県倉吉市魚町、東仲町、新町1周辺
[営業時間]散策自由
[定休日]各店舗ごとに異なる
[料金]無料
[アクセス]【車】中国道院庄ICより1時間、米子道湯原ICより40分
[駐車場]約400台
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(画像提供:倉吉観光MICE協会)

大山エリアのおすすめ観光スポット

とっとり花回廊【南部町】

(画像提供:とっとり花回廊)

とっとり花回廊は、年間約400種類の花々を見られる広大なフラワーパークです。

園内の中央には500株以上の洋ランなどが咲く、直径50m、高さ21mの巨大なガラス温室があり、その周りを囲むように1周約1kmの屋根付き展望回廊を散歩できるので、雨の日でも園内の風景を楽しめます。

レストランやお土産ショップ、多彩なイベント、園芸教室なども充実しているため、一日たっぷり過ごせます。

(画像提供:とっとり花回廊)

園内にはさまざまなエリアがあり、大山を借景に広がる約1万平方メートルもの花畑「花の丘」は、フォトジェニックな装い。春はアイスランドポピー、夏はマリーゴールド、秋は真っ赤なサルビアなどが花の絨毯を創ります。

園内の主なポイントを巡れるのが「フラワートレイン」。通常コース1周約15分で、車窓から季節の花を満喫できますよ。※料金や運行時間などの詳細は公式HPを確認。

(画像提供:とっとり花回廊)

四季折々にさまざまな花を見られますが、冬の夜にはキラキラ輝く光の花が咲き誇ります。

2023年11月10日(金)~2024年1月8日(月・祝)は、約100万球が煌めく「フラワーイルミネーション2023」が開催されます。スタッフが手掛けたオリジナルのイルミに加え、米子工業専門学校と連携しAI技術を取り入れた体験型のイルミネーションも多数新設されるそう。週末を中心に約400発が打ち上がる「花回廊冬花火」も華やかで好評です。

■とっとり花回廊
[TEL]0859-48-3030
[住所]鳥取県西伯郡南部町鶴田110
[営業時間]【2023年11月1日~9日・2024年1月10日~3月】9時~16時30分(最終入園16時)【2023年11月10日~2024年1月8日】13時~21時(最終入園20時30分)【2024年4月~10月】9時~17時(最終入園16時30分)
※このほかイベント開催時は変動あり
[定休日]時期・イベント開催時により変動あり。詳細はHPを確認
[料金]時期・イベント開催時により変動あり。詳細はHPを確認
[アクセス]【車】米子道溝口ICより10分・米子ICより20分
[駐車場]2000台
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(画像提供:とっとり花回廊)

鍵掛峠【江府町】

鍵掛峠

鳥取県の自然遺産でもある「大山(だいせん)」は、標高1709mの名峰。その南壁の絶景を眺められるのが、鳥取県西部の江府町側にある鍵掛峠の展望駐車場です。

標高約910mに位置する展望駐車場から見られるのは、ゴツゴツした大山南壁の岩肌と、季節によって彩りを変えるブナ森の風景。日の当たり具合や、雲の流れによってどんどん変化する景色は、朝日や夕暮れ時などもおすすめで、いつ訪れても絶景を楽しめます。

鍵掛峠

そんな鍵掛峠へと向かうドライブコースにも、見所がたくさん。奥大山スキー場から鍵掛峠の間には、ブナの原生林中を走れる通称“ブナのトンネル”があり、春や夏は眩しい緑、紅葉シーズンは黄金のアーチが生まれる絶景スポットです。

冬は積雪のため峠までの道路が通行止めになりますが、秋は露出する山肌と中腹から続く紅葉のコントラストが絵になります。ドライブで大山の大自然を堪能してくださいね。

■鍵掛峠(かぎかけとうげ)
[TEL]0859-75-6007(江府町観光協会)
[住所]鳥取県日野郡江府町大河原1531-29(鍵掛峠展望駐車場)
[営業時間]利用自由
[定休日]2023年12月1日~2024年3月31日※大山環状道路(県道45号線)奥大山スキー場から桝水高原までが冬季通行止めのため利用不可、延期になる場合あり
[料金]無料
[アクセス]【車】米子道江府ICより20分
[駐車場]20台
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大山ますみず高原【伯耆町】

大山ますみず高原

国立公園大山の麓に広がる大山ますみず高原は、雄大な大山と日本海を眺められる“天空のリゾート”です。

春から夏は一面の緑に包まれ、秋は鮮やかな紅葉に彩られます。標高約900mに位置する展望台までは「大山ますみず天空リフト」も運行。ハートなどが描かれたカップルシートも7種類あり、目当てのシートが来るまで待つカップルもいるそうです。

大山ますみず高原

リフトで片道約8分の空中散歩を楽しみながら展望台に到着すると、そこに広がるのは大山の豊かな緑と日本海の青い海の絶景。“恋人の聖地”でもあり、モニュメントの手前のスペースに座ると、ふたりの間からハートが見えるようになっています。

大山ますみず高原

冬は白銀の世界に装いを変え、スノーボード、スキー、ソリなどのウインタースポーツを満喫できる“スノーパーク”になります。昼間は日本海を眺められるパノラマ絶景のゲレンデは、キラキラの夜景を見られるナイター営業も好評です。

キッカー(ジャンプ台)やボックス(スノーボードのジブアイテム)などを備えたアイテムパークや、子どもたちが遊べるキッズパークもあるので、ファミリーでも楽しめますね。スノーシーズン中の日曜日は、オリジナルキャラクターの“ラムくん”がゲレンデに登場(時間は不定期)。一緒に写真を撮ってみるのもおすすめです。

高原散策やスキーの拠点となる「桝水フィールドステーション」は、年間を通して利用可能。ハンバーガーを食べられる「MR.BURGER」もあるので、休憩に利用しましょう。春から秋は、高原サイクリングのための電動アシスト自転車のレンタルもありますよ。

■大山ますみず高原
[TEL]0859-52-2420(桝水フィールドステーション)
[住所]鳥取県西伯郡伯耆町大内桝水高原1069-50
[営業時間]時期などにより変動あり、詳細は公式HPを確認
[定休日]【桝水フィールドステーション】火※スキーシーズン中はなし【天空リフト】期間中なし※悪天候の場合運休あり【スキー場】期間中なし※悪天候の場合休業あり
[料金]【天空リフト】4歳以上往復1000円【スキー場】リフト券(入場料含む)利用回数や時間により異なる、詳細は公式HPを確認
[アクセス]【車】米子道溝口ICより10分
[駐車場]周辺に250台分の無料駐車場あり
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米子・境港エリアのおすすめ観光スポット

皆生温泉【米子市】

皆生温泉

皆生(かいけ)温泉は、日本海に面した海辺の温泉地。明治時代、地元の漁師が源泉を発見したのが始まりだと伝わり、「日本の白砂青松百選」「日本の夕陽百選」「日本の朝日百選」などにも選ばれている名所です。

海辺にある「渚の遊歩道」は、散歩しながら海と大山を撮影できる絶景スポット。2023年3月のリニューアルによって夜は海に向かってライトが照らされます。砂浜には光の模様が描き出され、幻想的でロマンティックな雰囲気を満喫できますよ。

皆生温泉

温泉街には、季節の花々を見ながら入れる「花風の足湯」と、海を眺めながら入れる「潮風の足湯」があります。散策途中に休憩がてら利用し、癒やしの時間を過ごすのも良いですよ。※足湯の利用は10時~21時、無料。お湯は毎日入れ替え。

東西約700m、南北約300mの温泉街は、徒歩でも十分巡れますが、レンタサイクルの利用もおすすめです。「米子市観光センター」で自転車を借りられるので、ぜひ立ち寄ってみてください。※詳細は「米子市観光センター」の公式HPを確認。

■皆生温泉(かいけおんせん)
[TEL]0859-35-0175(米子市観光センター)
[住所]鳥取県米子市皆生温泉
[営業時間]散策自由
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【車】米子道米子ICより10分
[駐車場]あり(利用時は「米子市観光センター」に要問合せ)
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水木しげるロード【境港市】

(C)水木プロ
(C)水木プロ

境港出身の漫画家・水木しげる氏の作品『ゲゲゲの鬼太郎』などに登場する妖怪たちのブロンズ像が道の両側に177体もある水木しげるロード。JR境港駅前から「水木しげる記念館」(建て替え工事のため休館中。2024年4月リニューアルオープン予定)まで約800m続きます。

(C)水木プロ
(C)水木プロ

道沿いには、9体の妖怪たちが寛ぐ「河童の泉」などの妖怪スポットや、妖怪をモチーフにしたグッズなどを販売するショップや、カフェが点在しています。

より楽しみながら散策するなら「妖怪スタンプラリー」がおすすめです。35カ所に妖怪スタンプが設置されているので、スタンプを集めてゴールの「境港市観光案内所」でプレゼントをもらってくださいね。スタンプラリーの台帳「妖怪ガイドブック(500円)」は、「境港市観光案内所」や道沿いの約30店舗などで販売しています。

(C)水木プロ
(C)水木プロ

水木しげるロードは、妖怪たちの影絵が道に現れたり、妖怪ブロンズ像や樹木がライトアップされたり、夜になると演出照明で幻想的な雰囲気に包まれます。怪しげな街をさまよい歩くようなゾクゾク感を味わえるので、妖怪の世界を堪能してください。※夜間演出照明は毎日、日没~22時まで実施。

■水木しげるロード
[TEL]0859-47-0121(境港市観光案内所)
[住所]鳥取県境港市大正町~本町
[営業時間]散策自由
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR境港駅よりすぐ【車】米子道米子ICより40分
[駐車場]なし※近隣の有料駐車場を利用
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境港水産物直売センター【境港市】

境港水産物直売センター
魚介の価格は変動あり

鮮魚やカニ、干物などを販売する12の専門店が軒を連ねる境港水産物直売センター。

春は境港サーモン、夏は天然生本マグロや白イカ、秋はベニズワイガニ、冬は松葉ガニやブリなど、地元の港で水揚げされた魚介がその日のうちに店頭に並びます。

境港水産物直売センター

2022年のリニューアルでより広くなったイートインスペースでは、寿司や刺身、カニ、揚げたての蒲鉾など、各店舗で購入した料理を食べられるのも嬉しいですね。

境港水産物直売センター
上海鮮丼2000円 ※「境港のさかな塾」(10時~15時)

また、新鮮な魚介を提供する食事処も「境港のさかな塾」など2店舗併設。中でも、その日水揚げされた魚介を味わえる海鮮の丼はおすすめです。

鮮魚はもちろん、海産加工品や菓子も揃うので、お土産の購入にもぴったり。全国配送も可能だから、自宅に帰ってからまた境港の魚介を味わえる贅沢も叶いますよ。

■境港水産物直売センター
[TEL]0859-30-3857
[住所]鳥取県境港市昭和町9-5
[営業時間]8時~16時ごろ※変更の場合あり
[定休日]火(祝日の場合は営業で翌平日休み)、2024年1月1日~4日
[料金]入場無料
[アクセス]【車】米子道米子ICより25分
[駐車場]200台
「境港水産物直売センター」の詳細はこちら

鳥取県のおすすめグルメ

松葉ガニ/海鮮どんぶり 山芳亭【米子・境港エリア】

(画像提供:海鮮どんぶり 山芳亭)
松葉ガニ スペシャル丼2800円

松葉ガニは、山陰沖で獲れるズワイガニの中でも成長した雄のカニのことです。鳥取の冬の味覚として知られており、毎年11月上旬から翌年3月にかけ、日本海で漁が行われます。ぎっしりと詰まった身は上品な旨みを感じられるのが魅力です。

そんな松葉ガニを手ごろに丼で食べられるおすすめの店が、海鮮どんぶり 山芳亭です。

3月中旬まで提供している「松葉ガニ スペシャル丼」(当日の水揚げ状況により売り切れの場合あり)は、ご飯の上に松葉ガニの足身が4本~8本と紅ズワイガニの身が乗っています。鳥取・島根産の松葉ガニを店内で丁寧に蒸すため、旨みが凝縮した濃厚な味わいを楽しめるのが魅力です。カニ・アサリ・シジミなど日替わりのみそ汁も付きます。

(画像提供:海鮮どんぶり 山芳亭)

鮮魚店が営む海鮮どんぶり専門店で、新鮮な海の幸を使った豪快な丼が約20種類も揃っているので、迷ってしまいそうですね。

■海鮮どんぶり 山芳亭
[TEL]0859-37-1011
[住所]鳥取県西伯郡日吉津村日吉津1026-1 イオンモール日吉津店駐車場内「新鮮市場」
[営業時間]11時30分~LO15時
[定休日]水、このほか不定休あり、2023年12月27日~2024年1月5日
[アクセス]【車】米子道米子ICより5分
[駐車場]3200台(イオンモール日吉津店と共用)
「海鮮どんぶり 山芳亭」の詳細はこちら

(画像提供:海鮮どんぶり 山芳亭)

ホルモン焼きそば/お好み工房 こな【鳥取・岩美エリア】

お好み工房 こな
ホルモンそば920円

鳥取県東部で昭和30年代に始まったといわれる牛ホルモン入りの焼きそば。“ホルそば”の愛称で呼ばれることが多く、焼肉店などで誕生したという当時は、牛ホルモンと野菜をみそだれで炒めた中に中華そばを入れて焼くことが主流だったそう。現在は、それぞれの店によって具材もタレの味付けも異なるようです。

お好み工房 こなで提供している「ホルモンそば」は、黒毛和牛のホルモンを使い、火力の強い大きな鉄板で豪快に焼くため、研究・開発を重ねた秘伝のみそダレと具材が絶妙に絡み合うなどのオリジナルポイントが魅力。ホルモン増量(500円)、そばW(220円)も可能なので、カスタマイズもおすすめです。

お好み工房 こな

鉄板付きのテーブル席やカウンターのある店内で、大阪・広島のお好み焼きをはじめ、一品料理、「鳥取カレーそばめし」(950円)など、手間ひま掛けた多彩な料理を味わってみてくださいね。

■お好み工房 こな
[TEL]0857-22-7066
[住所]鳥取県鳥取市末広温泉町773
[営業時間]11時30分~23時(LO22時30分)
[定休日]火、2023年12月31日、2024年1月1日
[アクセス]【電車】JR鳥取駅より徒歩8分【車】鳥取道鳥取南ICより10分
[駐車場]なし※近隣の有料駐車場を利用
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鳥取牛骨ラーメン/満洲味【米子・境港エリア】

満洲味
ラーメン750円

鳥取県中西部で昭和20年代から食べられていたと伝わるご当地ラーメン。牛の骨でだしを取るスープは、深い旨みとほんのり甘みも感じられます。具材はチャーシューやネギなどシンプルな店が多いようです。

1946(昭和21)年創業の満洲味は、2代目の女将さんが創業当時の味を守り続けている老舗。

牛の大腿骨を使い、野菜も加えて丁寧にだしを取ったスープが好評。店を代表する「ラーメン」は、豚のもも肉で作った自家製のチャーシュー・もやし・ネギが乗り、醤油ベースのスープとの相性も抜群です。

この「ラーメン」に自家製の「唐揚げ」(2個250円)や、「煮たまご」(1個120円)などをトッピングするのもおすすめ。いろいろな食べ方を楽しんでみてくださいね。

■満洲味(ますみ)
[TEL]0859-22-9405
[住所]鳥取県米子市西福原9-21-15
[営業時間]11時~18時(LO17時45分)
[定休日]月、第3火、2024年1月1日~3日
[アクセス]【車】米子道米子ICより15分
[駐車場]15台
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鳥取和牛/焼肉大平門 倉吉本店【中部エリア】

焼肉大平門 倉吉本店
牛すじ丼ランチ770円

江戸時代から和牛の産地だったという鳥取県。県内で肥育され、肉質が3等級以上の黒毛和種などの厳しい条件を満たした鳥取和牛は、オレイン酸が多いことでも知られています。豊かな自然の中で育ち、赤身と脂身のバランスが絶妙で、口溶けや風味の良さも好評です。

焼肉大平門 倉吉本店は、鳥取和牛を肥育農家から一頭買いし、自社の調理センターでさばき、部位ごとに分けているため、多彩なメニューを味わえるのが魅力。

「牛すじ丼ランチ」は、じっくり煮込まれた牛すじ・温玉・焼きコチュジャンが乗っている丼に、サラダ、漬物、スープがセットになっています。最初から全部混ぜたり、途中から焼きコチュジャンを混ぜて味変をしたり、さまざまな食べ方を楽しめます。さらにランチタイムはセルフコーヒーが無料です。

焼肉大平門 倉吉本店

小上がりもある店内では、昼も夜も焼肉を食べることができます。

鳥取県産の梨を使った自家製のナシダレに漬けた「ナシハラミ」「ナシカルビ」は、梨の酵素で肉がやわらかくなり甘みも増すそうです。

そのほか、和牛のミンチを使い店内で手作りしている焼きコチュジャンが味のアクセントの「大平門の石焼ピビンパ」は、ランチでは「石焼セット」(990円)、「ハーフ石焼セット」(1034円)で味わえます。

■焼肉大平門 倉吉本店
[TEL]0858-26-4082
[住所]鳥取県倉吉市上井町1-10-15
[営業時間]【火~木・日】11時~15時(LO14時30分)、17時~21時30分(LO21時)【金・土】11時~15時(LO14時30分)、17時~22時(LO21時30分)
[定休日]月(祝日の場合は翌火休み)、2024年1月1日
[アクセス]【電車】JR倉吉駅より徒歩2分【車】米子道湯原ICより50分
[駐車場]37台
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大山おこわ/いっぷく処 天狗茶屋【大山エリア】

いっぷく処 天狗茶屋
大山おこわ御膳1150円

鳥取県西部の郷土料理である大山おこわは、大山の麓の食材を使ったしょうゆ味のおこわです。山菜や野菜など、使われる具材は店や家庭によってさまざま。その昔、僧兵が山草を入れたご飯を炊いたのが始まりという説もあります。祭りや祝い事のごちそうとして受け継がれ、大山おこわと呼ばれるようになったのは明治時代以降のようです。

いっぷく処 天狗茶屋では、四季折々の山の幸と餅米を蒸し、動物性のものを使わない精進の「大山おこわ御膳」を提供しています。大山の清らかな水で作るおぼろ豆腐・中付・旬の山菜などを使うみそ汁、大山地方の漬物“やたら漬け”もセットなので、地元の味を堪能してください。

いっぷく処 天狗茶屋

大山寺山門前の木立に囲まれた静かな場所に立つ茶屋は、ほっと一息つける居心地の良さ。

精進料理の食材を使った「禅バーガー大山寺」(700円)、「精進カリーうどん」(920円)、「精進ベジラーメン」(800円)など、オリジナルのメニューを味わえます。

■いっぷく処 天狗茶屋(てんぐちゃや)
[TEL]0859-52-2006
[住所]鳥取県西伯郡大山町大山14
[営業時間]9時30分~16時30分
[定休日]【3月下旬~12月初旬】木【12月初旬~翌年3月下旬】冬季休業
[アクセス]【車】米子道溝口ICより15分・米子ICより20分
[駐車場]10台(宿坊 観證院 山楽荘と共用)
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1泊2日おすすめモデルコース

鳥取・岩美エリアと中部エリアを巡るコース

(画像提供:倉吉観光MICE協会)
(画像提供:倉吉観光MICE協会)

1日目は歴史ある街並みを散策したら、鳥取和牛のランチに舌鼓。三朝温泉に移動して足湯や宿の温泉で疲れを取ってください。2日目は、鳥取砂丘や絶景が広がる海岸を歩きながら、自然に癒やされましょう。

【1日目】
白壁土蔵群
↓車で10分
焼肉大平門 倉吉本店
↓車で15分
三朝温泉(宿泊)

【2日目】
↓車で1時間5分
鳥取砂丘
↓車で20分
浦富海岸

大山エリアと米子・境港エリアを巡るコース

(画像提供:とっとり花回廊)
(画像提供:とっとり花回廊)

1日目は、まず季節の花々を観賞してから、新鮮な海の幸を堪能!皆生温泉では海沿いを散歩して、宿では温泉三昧の時間を過ごします。2日目は境港で妖怪スポットを楽しみ、海鮮のお土産を買って帰りましょう。

【1日目】
とっとり花回廊
↓車で25分
海鮮どんぶり 山芳亭
↓車で10分
皆生温泉(宿泊)

【2日目】
↓車で30分
水木しげるロード
↓車で5分
境港水産物直売センター

まとめ

鳥取県は、海沿いや高原などエリアごとに豊かな自然を満喫できるのが魅力。新鮮な魚介はもちろんですが、鳥取和牛などのご当地ならではの食材やメニューを味わえるのも鳥取旅の醍醐味ですね。

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

滝澤 えつこ  滝澤 えつこ

情報誌を中心に活動するフリーランスライター。中古の和歌を現代の感覚で訳した詩、童謡詩、少年少女詩なども創作する。

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