美しいビーチと透き通った海が広がる沖縄の宮古島。シュノーケリングや透明カヤックなどで海の中の絶景を楽しんだり、新鮮な魚介や南国フルーツなどのグルメを味わったりと魅力がいっぱいです。
今回は、そんな宮古島のおすすめ観光スポットを紹介します。絶景やマリンアクティビティなどここでしか体験できない楽しみがたくさん!最後にモデルコースも紹介します。
宮古島はどこにある?主要都市からのアクセスは?
沖縄本島から南西約300kmの場所にある島

宮古島、池間島、来間島(くりまじま)、伊良部島(いらぶじま)、下地島(しもじじま)、大神島(おおがみじま)、多良間島(たらまじま)、水納島(みんなじま)の大小8つの島で構成される宮古諸島。宮古島はその中心の島です。
宮古島市の総面積は204平方キロメートル、人口は約5万5000人。年間の平均気温は23度と1年を通して暖かく、「全日本トライアスロン宮古島大会」やプロ野球のキャンプなども開催されています。
アクセス方法は飛行機のみ
宮古島へのアクセス方法は飛行機のみです。宮古空港と下地島空港の2つの空港があり、沖縄本島の那覇空港以外に、東京(羽田・成田)、名古屋(中部)、大阪(関西)からも直行便が就航しています。
2024年1月現在、旅客フェリーの運航はありませんが、周辺に位置する離島の多良間島、大神島からはフェリーで渡ることができます。
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島内の移動はレンタカーが便利
島内では、宮古島全域に路線を展開する宮古協栄バス、宮古島本島と池間島を結ぶ八千代バス、宮古島本島と伊良部島を結ぶ共和バスの3つのバス会社が路線バスを運行しています。ただ、本数が限られているため、レンタカーやタクシーの利用が便利。レンタカーは空港で借りられますが、台数が限られているので早めに予約しておくのがおすすめです。
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次からはおすすめの観光スポットを紹介します。
【宮古空港から車で15分】前浜ビーチ(与那覇前浜)
白砂と青い海、非日常の風景に包まれる

「前浜ビーチ(与那覇前浜 よなはまえはま)」は7kmにわたって続く白い砂浜が特徴のビーチ。サラサラできめ細やかなパウダーサンドと、“宮古ブルー”ともいわれるエメラルドグリーンの海の色のコントラストが息を呑むような美しさです。

例年4月~10月末は海水浴が楽しめます。ビーチ横にはBBQも楽しむことができる「マイパマ エスカーサ」をはじめ、ビーチ近くにレストランやバーがあり、飲食やグッズのレンタルなども可能です。
また様々なマリンアクティビティができ、トライアスロン宮古島大会のスタート地点としても知られています。
0980-72-3751(宮古島市観光商工スポーツ部観光商工課)
沖縄県宮古島市下地字与那覇1199
散策自由
なし
38台(無料)
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【宮古空港から車で15分】伊良部大橋
海の上を走る約4kmの絶景ドライブ

2015年に開通した、宮古本島と伊良部島を結ぶ「伊良部大橋」。全長3540mの“海絶景ドライブ”が楽しめます。

橋からの眺めだけでなく、海に架かる橋そのものの眺めも圧巻。宮古島側の橋のたもとにある駐車スペースがビュースポットとしておすすめです。橋の上は駐停車禁止なのでご注意を。
伊良部島で最も標高の高い場所にある牧山展望台も、橋と周囲の島まで見渡せる絶景ポイントとして知られています。
また、運が良ければ橋の近辺でウミガメを見られることがあるそうなので、ぜひ探してみてくださいね。
【下地島空港から車で15分】いんしゃの駅・佐良浜
見て、食べて、魚さばき体験にもチャレンジ

「いんしゃの駅・佐良浜(さらはま)」は、伊良部漁業協同組合が管理・運営する施設です。食堂と鮮魚店が併設されており、観光客も多く訪れるスポットです。
体験工房では、魚のプロの指導による魚さばき体験も開催されています。さばいた魚はそのままランチとして食べることができるので、子どもの食育にもぴったりです。

食堂は水揚げ作業を見ながら食事ができる海側のカウンター席がおすすめ。漁港ならではの新鮮なカツオやマグロが味わえます。人気メニューの『おーばんまい定食』は、刺身やマグロメンチカツをはじめ、小鉢が種類豊富で満足感がありますよ。
0980-79-7677
沖縄県宮古島市伊良部字前里添1
【伊良部漁業協同組合】8時30分〜17時【おーばんまい食堂】11時〜15時(LO14時30分)【鮮魚店】正午~夕方頃 ※鮮魚店は当日、漁に出ている船がいる場合のみ営業。臨時休業の場合あり
【伊良部漁業協同組合】土・日・祝【おーばんまい食堂】火、年末年始【鮮魚店】漁に出ている船がいない日
30台(無料)
「いんしゃの駅・佐良浜」の詳細はこちら
【宮古空港から車で30分】雪塩ミュージアム
特産品・雪塩の魅力を楽しく学ぶ

宮古島の地下海水を汲み上げて製塩された「雪塩」。「雪塩ミュージアム」は、雪塩の原料となる海水の特徴から、製塩方法や使い方などを学べる入場無料の施設です。
ガイドスタッフが雪塩について説明してくれるほか、工場の稼働日であれば製造工程の一部をガラス越しに見学することもできます。

雪塩は含有成分が多いことで知られており、食べ物だけでなく美容商品も製造・販売されています。施設内では、雪塩を使ったセルフスキンケアを試す『ホームスパ体験』もおすすめです。

また併設のショップでは、雪塩関連商品やミュージアム限定品などが購入できます。店頭で雪塩のシーズニングソルトをかけて食べる『雪塩ソフトクリーム』も人気です。
0980-72-5667
沖縄県宮古島市平良字狩俣191
【4月〜8月】9時〜18時【9月〜3月】9時〜17時
なし
入場無料
8台(無料)
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【宮古空港から車で15分】まいぱり宮古島熱帯果樹園
南国ムードや宮古馬とのふれあいを満喫

「まいぱり宮古島熱帯果樹園」は前浜ビーチ(与那覇前浜)に隣接する観光農園。ヤシの木や熱帯の植物をはじめ、パイナップル畑やバナナ畑など南国の果物を見られます。

園内ではカートに乗ってスタッフが案内してくれる『トロピカルガイドツアー』がおすすめ。宮古馬を間近で見たり、エサやりなどのふれあいを体験したりできます。
そのほかトロピカルフルーツの収穫体験など、様々なアクティビティが楽しめます。

また、カフェ&ショップでは、自社生産の果物を使用したトロピカルジュースやソフトクリームが人気です。旬のフルーツを使った期間限定メニューもありますよ。
0980-74-7830
沖縄県宮古島市下地字与那覇1210
10時〜17時(ガイドツアー最終受付16時30分)
【4月〜9月】なし【10月〜3月】水
【入園料】中学生以上700円、小学生350円【入園料+トロピカルガイドツアー】中学生以上1400円、小学生700円
30台(無料)
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【宮古空港から車で15分】泡盛と沖縄料理 郷家
宮古島グルメと三線ライブで盛り上がる

「泡盛と沖縄料理 郷家(ごーや)」では、宮古島の食材を使った創作料理や泡盛と一緒に三線ライブなどが楽しめる店です。
島唄三線ライブは毎晩19時から約50分間、開催されます。宮古島の民謡から、早弾きの沖縄民謡まで、鑑賞するだけでなく客同士も一緒に踊って一体感を味わえるのが魅力です。

一番人気のメニューは、宮古そばをアレンジした『宮古焼きヤキソバ』(968円)。かつお出汁ベースの旨みを活かした味わいで〆にもぴったりです。
週末は満席の場合も多いので、公式ホームページからのWeb予約がおすすめです。
0980-74-2358
沖縄県宮古島市平良字西里570-2
17時30分〜22時(LO21時)
不定
8台
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【宮古空港から車で20分】cheerful宮古島
“宮古ブルー”の美しい海を体感

マリンショップ「cheerful(チアフル)宮古島」では、宮古島出身・在住の熟練スタッフによる様々な自然体験アクティビティを提供しています。
初めての人には、気軽なビーチシュノーケリングのツアーがおすすめ。また別プランで船に乗って行く、国の名勝・天然記念物指定の八重干瀬(やびじ)で行う本格的なシュノーケリングツアーも人気です。

透明なSUP(サップ)やカヤックに乗るツアーでは、ドローンによる空撮も無料サービスで、SNS映え間違いなしの写真が撮影してもらえます。
どちらのツアーもウミガメとの遭遇率99%、そして撮影画像のデータは後日無料プレゼントしてもらえるそうですよ。
また悪天候の日には、シーサーの色塗りなどのクラフト体験も行っています。
ビーチシュノーケリング ~ウミガメ探索ツアー~
中学生以上6500円、4歳〜小学生5000円 ※3歳以下は要問合せ
「ビーチシュノーケリング ~ウミガメ探索ツアー~」の詳細はこちら
クリアサップ or クリアカヤック -1時間プラン-
小学生以上6500円、4歳〜未就学児無料 ※3歳以下の子連れにはクリアカヤック推奨
「クリアサップ or クリアカヤック -1時間プラン-」の詳細はこちら
0980-79-7345
沖縄県宮古島市伊良部字仲地126
8時〜20時
なし
30台(無料)※ツアー開催場所には有料駐車場あり
「cheerful宮古島」の詳細はこちら
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【宮古空港から車で10分】宮古島市体験工芸村
沖縄ならではの体験メニューが20以上

宮古島市熱帯植物園の中に8つの工房を構える「宮古島市体験工芸村」。子どもから大人まで楽しめる体験メニューが合わせて20種類以上用意されています。

「陶芸工房」のシーサー作りや「貝がら工房」の貝がらを使った小物作り、「万華鏡工房」での沖縄伝統衣装を着ての写真撮影、「料理工房」のサーターアンダギー作りなど、多種多様な体験から選べます。宮古馬の乗馬体験もできますよ。
また、入園は無料なので、園内を散策して宮古島の町らしい景色や雰囲気を味わうのもおすすめです。
0980-73-4111
沖縄県宮古島市平良東仲宗根添1166-286
10時〜18時(最終受付16時)
工房により異なる
入園無料
20台(無料)
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【宮古空港から車で25分】宮古島海中公園
服を着たまま気軽に海中散歩


宮古島の海中や様々な生き物を観察できる「宮古島海中公園」。水深3~5mの海底で自然に泳ぐ魚たちに、服のまま出会えます。
見られる魚の種類は、ソラスズメダイやカクレクマノミなど合計200以上が確認できているそう。季節や時間によって見える魚が異なりますが、平均で80種類前後が見られます。また、年間50回程はウミガメも現れるとのことで、運が良ければあえるかもしれません。
気になることや分からないことは、施設内にいるお魚ガイドさんに聞けば、詳しく教えてもらえます。

施設内には体験工作コーナーや物販コーナー、「シーサイドカフェ海遊」も併設されています。海岸に打ち寄せられた貝殻を使った手作りクラフトは旅の思い出作りにぴったりです。
0980-74-6335
沖縄県宮古島市平良字狩俣2511-1
9時〜17時(採取受付16時45分)
なし
【入園料】大学生以上1000円、高校生800円、小・中学生500円
50台(無料)
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【宮古空港から車で15分】おきなわ雑貨市場わとわと
島の魅力を凝縮した雑貨&カフェ

「おきなわ雑貨市場わとわと」は、沖縄県産の雑貨、陶器のやちむん、琉球ガラスなどを扱うセレクトショップです。

土産におすすめの商品は、宮古島在住の作家さんが製作したレジンのオーシャンパネル。宮古ブルーの色鮮やかなパネルは1点1点手作りされています。宮古の海をどこにいても感じられそうな商品です。

またカフェも併設されており、宮古島産フルーツを使用したドリンク、かき氷、パフェなども販売しています。
おすすめはマンゴーを使った商品。収穫したマンゴーを追熟し、甘味を最大限に引き出したタイミングで冷凍したものを使用しています。『マンゴースムージー』のほか、『マンゴーかき氷』(Mサイズ1200円)も人気です。
【宮古空港から車で10分】島の駅みやこ
島のおいしいものが勢揃い

生鮮食品から土産品、イートインコーナーなども揃うショッピング施設「島の駅みやこ」。宮古島でとれた新鮮な野菜や果物などが購入できます。フードコートでは、宮古そばや沖縄天ぷらなども食べられますよ。

おすすめ商品は12月〜4月頃限定の『宮古島メロン』。糖度14度以上の物だけを『宮古島メロン』として出荷しているそう。追熟によって果肉が更に柔らかく口当たりも良くなり、甘みや香りが際立ちます。
宮古島特産のマンゴーや雪塩を使ったお菓子・パンなど、通年で食べられる商品もありますよ。土産選びにも便利です。
0980-79-5151
沖縄県宮古島市平良字久貝870-1
【6~9月】9時〜19時【10月〜5月】9時〜18時
なし
46台(無料)
「島の駅みやこ」の詳細はこちら
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宮古島で過ごす1日のモデルコース
【アクティブ派】海を五感で味わうコース

Cheerful宮古島(体験場所は沖縄県宮古島市城辺新城)
↓車で35分
伊良部大橋
↓車で10分
いんしゃの駅・佐良浜
↓車で30分
まいぱり宮古島熱帯果樹園
↓車で3分
前浜ビーチ(与那覇前浜)
↓車で20分
泡盛と沖縄料理 郷家
シュノーケリングなどでアクティブに過ごした後は、一気に伊良部島まで絶景ドライブ。新鮮な魚介を味わって、果樹園では散策やおやつタイムを楽しみましょう。前浜ビーチ(与那覇前浜)は、夕日や星空のビュースポットとしても知られています。
【リラックス派】自然、文化、伝統を満喫コース

宮古島市体験工芸村
↓車で20分
宮古島海中公園
↓車で7分
雪塩ミュージアム
↓車で22分
泡盛と沖縄料理 郷家
午前は、地元の文化に触れる手作り体験に没頭。ランチの後は宮古島海中公園で、美しい海底の眺めを堪能します。雪塩ミュージアムで楽しく学んだ後は、雪塩スイーツでひと息。時間があれば、池間島まで足をのばしてみるのもおすすめです。
まとめ
宮古島のおすすめ観光スポットとモデルコースを紹介しました。美しい“宮古ブルー”の海に囲まれ、絶景や島グルメ、マリンアクティビティなどの様々な体験を楽しみに訪れてみてくださいね。
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※この記事は2024年1月23日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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岡本 いつか
3人の子を持つ、ママ編集ライター。たまにひとり旅に出かけます。奈良とウィーンが大好き。今一番欲しいものは、加齢とともに失った「睡眠1時間で働ける身体」。