北海道には、新鮮な海の幸からおいしいお肉、とれたて野菜など、魅力的な食材を生かしたおいしいご当地グルメがたくさん!どれを食べようか迷ってしまうほどですよね。
今回は北海道在住の人に聞いたおすすめのご当地グルメをランキング形式で紹介します。北海道に訪れた際には、ぜひ堪能してみてください!
1位 ジンギスカン
焼いた羊肉と野菜を一緒に味わう北海道民のソウルフード


「ジンギスカン」は、中央が山のように盛り上がった「ジンギスカン鍋」で羊肉と好みの野菜を一緒に焼いて味わう北海道の郷土料理です。
「ジンギスカン」の羊肉は大きく2種類。ラムと呼ばれるクセがなくやわらかな仔羊の肉と、マトンと呼ばれる羊本来の味わいが楽しめる成羊があります。
また、店や家庭によって個性が現れるタレも、焼き上がってから絡める後付けと事前に肉を漬けておくスタイルに分かれます。野菜も特に決まりはなく、タマネギやピーマン、とうもろこしやカボチャなどさまざま。
〆にはうどんやラーメンが登場することが多く、肉汁やタレと絡んで旨みをすった麺を堪能できます。
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2位 札幌ラーメン
コクのある味噌スープに中太のちぢれ麺が特徴

札幌で味噌ラーメンが誕生したのは70年ほど前。札幌市内のラーメン店が、みそ汁をヒントに工夫を重ね「味噌味メン」を生み出したことが始まりとも言われています。
具材は店によって異なりますが、一杯の丼で満足感が味わえるようにとタマネギやモヤシ、キャベツなど炒め野菜がたっぷり乗るのが主流。またコクのあるスープに絡みやすいように、中太のちぢれ麺がスタンダードスタイルです。
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3位 ザンギ
ごはんのおかず、お酒のおともに欠かせない一品


食卓にあがるのはもちろん、様々な飲食店でも提供される北海道を代表するソウルフードのひとつです。
「ザンギ」の定義は様々ですが、基本的には食材に醤油やニンニクで下味をつけ、小麦粉や片栗粉をつけて油であげたものを指すことが多いようで、食材も鶏肉だけでなく鮭やタコを使い「鮭ザンギ」「タコザンギ」などと呼ぶことも珍しくありません。

ルーツや語源も釧路発祥説、函館発祥説などありますが、釧路市末広の「鳥松」という店が1960年頃に出したのが始まりという説が最有力といわれています。
今では醤油味だけでなく塩味も市民権を獲得しつつ、甘辛いタレをかけた釧路発の「ザンタレ」なども注目を集めていますよ。
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4位 スープカレー
さらさらスープに野菜たっぷり。カスタマイズできるのも魅力!

今では北海道のソウルフードのひとつとして、全国的な知名度を持つ「スープカレー」。さらさらとスパイスの効いたカレー味のスープに、北海道ならではの新鮮な野菜がゴロゴロと入っているのが特徴です。


スープのベースはエビだしや豚骨など店によってもさまざま。辛さを好みで調整したり、トッピングとなる野菜や肉、海鮮を選んだりと組み合わせが幅広く、自分好みの一杯を作れるカスタマイズ感も魅力のひとつです。野菜をたっぷりと気軽にとれるので、栄養バランスが気になる人にもおすすめ。
店の基本となるメニューのほかに、季節の食材を生かした限定メニューが登場することも多いのでぜひチェックしてみてくださいね。
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5位 帯広の豚丼
炭火で焼いた豚肉に甘辛いタレでごはんが進む!

十勝地方を代表する郷土料理のひとつとして知られる「豚丼」。帯広市では養豚業が盛んで豚肉が広く親しまれており、1933年(昭和8年)に創業した「ぱんちょう」の初代が「庶民も味わえる十勝ならではのメニューを」と、考えたのが始まりと言われています。


豚肉に使用する部位はロースが基本、ほかにも脂身の旨さが楽しめるバラ肉、中にはヒレ肉が選べる店もあります。肉はグリルやフライパン、網などで焼き上げられ、とてもやわらか!店ごとに少しずつ味わいが異なる甘じょっぱいタレが肉に絡まり、白米がどんどんとすすむおいしさです。
市内を中心に行列のできる店も多いので、時間にゆとりをもって行くのがおすすめですよ。
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6位 札幌の夜パフェ
札幌の夜を締めくくるのは、見た目もかわいいパフェで♪

札幌の繁華街「すすきの」には、昔から「飲んだ後の締めにパフェを食べる」という文化がありました。それがどんどんと広まりこの10年ほどで1日を締めくくる「シメパフェ」というネーミングで、酒を飲まない人も含めて、たくさんの人たちが楽しめる文化として定着しました。

パフェに使われる食材の組み合わせも店のオリジナリティに溢れ、和洋だけにこだわらず酒と一緒に楽しむことを想定したパフェも登場しています。ビジュアルも「写真映え」するパフェがたくさん!
「飲んだ後はラーメンで締める」派の人も、札幌ではぜひ「シメパフェ」を楽しんでみてくださいね。
7位 室蘭やきとり
豚肉、タマネギ、洋がらしで食べるのが室蘭流!

鶏肉ではなく豚肉を使いタマネギと串に刺し焼き上げるのが室蘭ならではのやきとり。昭和の初め頃から、豚のモツや野鳥の串焼きが屋台で食べられていたこともあり、次第に鶏肉よりも安く手に入りやすい豚肉が、「室蘭やきとり」となったそう。

長ネギではなくタマネギを使っているのも、タマネギの一大産地である北海道ならでは。また、洋がらしをつけて食べるのも、室蘭流。理由ははっきりとしていませんが、おでんやトンカツにつけていたことが始まりなど諸説あります。
鉄鋼業が盛んな室蘭の労働者たちを支え続けたやきとりは、室蘭の味としてしっかりと定着。人口に対するやきとり店の割合も高く、「やきとりの街・室蘭」と言っても過言ではありません。
8位 函館ラーメン
透明な塩味のスープに、細めのストレート麺が特徴

塩ラーメンは函館を代表する名物グルメのひとつ。札幌の味噌ラーメン、旭川の醤油ラーメンと並び北海道を代表するラーメンのひとつとして愛されています。


函館ラーメンの一番の特徴はすっきりと透明なスープ。豚骨や鶏ガラ、昆布や野菜などの材料をにごりが出ないように、ゆっくりと火にかけ、旨みを引きだします。でき上がったスープはあっさりなのにコク豊か。最後のひと口まで飲み干しても、飽きの来ないおいしさです。
スープに合わせる麺は、細めのストレートがほとんどなので、なめらかで喉ごしの良い食感が楽しめます。
スープのおいしさを引きたてるため、具材はチャーシューやネギ、なるとなど、シンプルにとどめる店が多く、昔ながらのやさしい味わいのラーメンが市内のあちこちで食べられますよ。
9位 小樽の寿司
旬の魚のおいしさを、職人技が引き立てる

寿司の町としても寿司屋が多い小樽は、かつてニシン漁で栄えた港町で、港に水揚げされた新鮮な魚介が豊富に手に入りました。腕の良い寿司職人たちが次々に店を開くと、最盛期には市内に200軒近くの寿司屋があったと言われ、今でも「おたる寿司屋通り」と名のつく通りがあるほどで、市内のあちこちでおいしい寿司を食べることができます。
小樽近海で獲れる魚介は冷たい海水により、たっぷりと脂肪を蓄え身の締まりがよいのが特徴。また、北海道の太平洋側で獲れる魚介も市場を通して手に入りやすいことから、ネタの幅広さも魅力です。


例年5月中旬からウニ漁が始まり、春と秋はシャコもおいしい時季。2月にはニシンの握りを食べさせてくれる寿司屋もあるので、小樽ならではのおいしさを楽しんでみては。
10位 小樽のあんかけ焼きそば
とろりと麺に絡んだ餡で寒い冬でも体ポカポカ!

小樽市民に長年親しまれてきた「あんかけ焼きそば」。昭和30年代頃には市内で食べられ始め、2010年代には小樽市のPR活動の一環として、精力的に普及活動も始まりました。
麺や使用する具材に明確な定義はありませんが、多くの店では注文が入ると麺をパリッと固焼きにし、イカやエビ、豚肉に白菜、ニンジンなどたっぷりと具が入った醤油ベースの餡をかけて提供します。


とろみの付いた餡は冷めにくく、小樽の寒い冬にもぴったりのグルメ。中華料理店だけでなく、ラーメン店をはじめ喫茶店、居酒屋やカラオケボックスでも提供されているので、思い立った時にすぐ食べに行ける気軽さも広く愛される一因です。
途中で酢をまわしかけさっぱりとさせたり、からしをたっぷりつけたりなど、最後までおいしく食べきる味変にもチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
広い北海道だけに、海鮮やラーメンだけでなく、さまざまなご当地グルメが存在。その土地の文化もおいしさに隠された大事なスパイスなのでいただいちゃいましょう♪
【アンケート調査概要】
インターネット調査:選択方式によるアンケート
調査時期: 2023年9月22日~2023年9月27日
調査対象:北海道在住20~50代男女
有効回答数:160名
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※この記事は2024年3月21日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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横内あゆみ
旅行雑誌編集部を経て、現在はフリーの編集者・ライターとして雑誌・WEBサイトの制作などに携わっています。今欲しいものは、仕事も遊びも全力で楽しめる体力。