シトラさんの和歌山県の旅行記
高野山で一泊 宿坊体験
- 1日目2016年12月17日(土)
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大阪難波駅から南海電鉄・南海高野線の特急こうやで極楽橋駅まで。 南海電鉄 往復乗車券・往路特急券 南海りんかんバス 高野山内フリー乗車券 4ヶ所の拝観料割引券 おみやげ割引券がセットで3,400円のお得な《高野山・世界遺産きっぷ》もあります。
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極楽橋駅からそのままケーブルカーに乗り換えて高野山駅へ。
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【高野山駅】に降りた瞬間、とても空気が冷たくて驚きました。 それもそのはず、ここは標高約1,000mに位置する場所なんですね。
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高野山駅から山内(さんない)へは南海りんかんバスで行きます。 まずは【奥之院】へ行ってみます。 バス停は【奥の院口】で下車。
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【一の橋】を渡り奥之院参道を歩きます。
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数日前に雪が降ったようで、辺りに白く積もっていました。
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参道には約20万基を超える墓石や供養塔があります。 ここには戦国武将や大名が敵味方関係なく数多く祀られています。 これは《徳川吉宗》の墓です。
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そして《武田信玄勝頼》の墓です。
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こちらは《石田三成》の墓です。
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高野杉や檜がまっすぐに伸びて凛としています。 厳粛な空気の中を約2km歩いて行きます。
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途中、【中の橋】を渡ると《汗かき地蔵》があります。
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その横に《姿見の井戸》があります。
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のぞいてみて、自分の姿が映っていなかったら3年以内に亡くなると言われている、怖〜い井戸です。
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【御廟橋】を渡り、【燈籠堂(とうろうどう)】手前に《みろく石》のお堂がありました。 * ここから先は撮影禁止なので写真がありません。
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格子から片手を入れて、自分の願いを唱えながら《みろく石》を持ち上げ奥の段へ乗せる。 叶えられる願いであれば、石が軽く感じられて持ち上がる、と言われています。 いやいや!そう簡単には持ち上がらない、結構重い石でした。
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弘法大師の入定留身の地=平たく言えば弘法大師のお墓です。 が、大師は今も変わらない姿でおられると信じられています。
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奥之院からの帰り道は歩いてみました。 途中【麩善】に寄りました。
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《笹巻きあんぷ=140円》を買って食べました。…ばら売り可能。 お麩がもっちもちで超美味しい!
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【みろく石本舗 かさ國】にも寄りました。
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《焼き餅=110円》と《くるみ餅=110円》をいただきました。 お店の奥で食べることができます。
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高野山真言宗の総本山【金剛峯寺(こんごうぶじ)】に参拝します。
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金剛峯寺には見事な襖絵の《柳の間》があったり、総金箔押しの壁の《上壇の間》などがあります。 * 写真撮影禁止なので写真はありません。
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《蟷龍庭》は日本最大(2,340平方メートル)の石庭です。
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【高野山霊宝館】は高野山の国宝や貴重な文化財が保存されているところです。
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鮮やかな【中門】から入って行きます。
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高野山のランドマークというべき【根本大塔(こんぽんだいとう)】です。 高さは約50mあり圧巻です!…人が小さく見えます。
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広々とした壇上伽藍(だんじょうがらん)に澄んだ空気が流れているようでした。
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高野山の総門である【大門】へ来ました。 ここから奥之院までが約4kmだそうです。 風格のある立派な門です。
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大門近くの【つくも食堂】で遅い昼食をとりました。
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つくも食堂は《釜飯》が有名! 『山菜か、しめじか、じゃこでしたらすぐにご用意できますよ』とオススメされ、じゃこの釜飯をいただきました。 お出汁がきいて、じゃこの風味が絶妙! 超まいう〜(^^)
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さて、今日お世話になる宿坊【一乗院】へチェックインします。
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高野山の数ある宿坊の中でも評判の良い【一乗院】を選びました。 宿坊ですが、お部屋には暖房もしてあり、こたつも入れてありました。
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早速、冷えた身体を温めにお風呂をいただきました。 利用は16時〜22時まで。
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ほどなく夕食の時間…17時30分からです。 精進料理でしたが品数も結構あり、お腹いっぱいになりました。 肉や魚が苦手な私にはうってつけのごちそうでした。
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食事が終わるとお布団を敷いてくださいました。 門限は21時。 夜は心穏やかに《写経》をして過ごしました。
- 2日目2016年12月18日(日)
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おはようございます。 今朝は6時30分から《朝の勤行》に参加させていただきました。 清々しい気分になり、一乗院のお庭を眺めたり…
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素晴らしい襖絵のお座敷を見せていただきました。
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朝食をいただきました。 工夫されたお料理は、上品な薄味で本当に美味しかったです。
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食事のあと、《阿字観(あじかん)》の入門編である《阿息観(あそくかん)》の体験をさせていただきました。 禅宗でいう《座禅》、真言密教では《阿字観》というそうで、要するに《瞑想》で心を浄めることをします。
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約1時間ほどの阿息観のあと一乗院をチェックアウト。 そのあと《胡麻豆腐》で有名な【濱田屋】へ。
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胡麻豆腐と、スイーツ感覚の抹茶胡麻豆腐を店内でいただきました。
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さて、高野山駅から再びケーブルカーに乗って下山します。
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極楽橋駅から特急こうやで帰りますが、ここから橋本駅まで特別列車《天空》という電車に乗ることもできます。
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今回、貴重な体験ができ、その上宿坊での僧侶の心のこもったおもてなしや心温まるお言葉とご配慮が本当にありがたく、『宿坊がよかったよ』という知人の言葉がよくわかりました。 私も僧侶を見習って周りの人にいつも思いやりの気持で接したいと思いました。 今回の旅行もありがとうございました。
高野山で一泊 宿坊体験
1日目の旅ルート
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