のりりさんの京都府の旅行記
秋の京都2泊3日 歴史旧跡巡り 総歩数54,000超 九州夫婦筋肉痛の旅
- 1日目2019年11月2日(土)
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06:00-07:00
JR新鳥栖駅
昨年8月に大阪旅行の往路で半日だけ立ち寄り、東本願寺と元離宮二条城、京都御所を訪れたのですが、やはり京都、行くなら1週間程度かけてじっくり巡りたいな、というのがその時の我々夫婦の感想でした。まあ、1週間というのは退職後の楽しみにとっておくとして、涼しくなってくる11月2日〜4日の3連休を利用しての再訪を計画しました。2ヶ月前から図書館で旅雑誌を集めて情報収集。妻に前もって希望地をリスト・アップしてもらい、まずは地図で位置関係を纏める作業から開始しました。今回はバスや地下鉄の公共交通機関を縦横無尽に活用出来るか否かで行程の滑らかさに関わってきますので、時間をかけて練り込みました。宿泊先の予約は1ヶ月半前に。JR京都駅から徒歩圏内で比較的静かな八条口南東側を選定。1ヶ月前に往復切符を購入しにJR新鳥栖駅へ。そして当日。早朝4:00起床、5:20自宅発。JR新鳥栖駅到着は6:00過ぎ。まだ真っ暗。構内のコンビニで朝食用のサンドイッチ購入後、待合室でしばし時間を経てホームへ。いつもの6:38発さくら540号に乗り込むのですが、さくら号はJR新大阪駅止まりですので、10分強で到着のJR博多駅にて7:10発ののぞみ6号にに乗り換え。切符購入は10月5日でしたが既に指定席は満席でグリーン席。グリーンって何十年振りでしょう。妻もゆっくり眠れたようで結果オーライ、か。それにしても朝から凄い人の列。
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10:00-10:00
9:54JR京都駅着。修学旅行も含めると5回目の京都(内、1回は会社の京都オフィスでの会議絡みだったので観光はなし)。2泊するのは初めて。お天気は快晴。紅葉にはまだ早いようですが、秋の3連休、人の多さは覚悟して来たもののやはり別格の賑わい。まず改札口を出て案内所で地下鉄・バス二日券の発売所への道筋を尋ねる。自動券売機もあるそうですが、バス乗り場近くに臨時の発売カウンターを交通局が出しており、そこで2人分購入。1,700円×2の3,400円也。バスの場合、初回のみ機械を通すと裏面に日付が印字され、2回目以降は精算時にその面を見せるとOK、というシステム。ちなみに地下鉄は通常通りそのまま自動改札にカードを通すだけ。大変便利。しかしもう少しお高くても良いのでは。割安過ぎます。旅行者購入者がそう思うのですから。これ1枚持っておくだけでどれだけ心強いか分かりません。
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10:00-11:00
京都クリスタルホテルT
無事「通行手形」も入手出来たのでいざホテルへ移動。中央口方面から向かったので最初はちょっと分かり辛かったですが、実際、八条口からは本当に徒歩5分程度の距離。しかもその立地で極めて静か。この辺りは駅近ですがまだこれから再開発の余地あり、のような雰囲気です。夜は真っ暗です。フロントは殆ど外国のスタッフさんでしたが、人によって日本語の習得度に差があり、時に数字の間違いが散見されました。2日目の帰宿時に、違う部屋のキーカードを渡されました。エレベーターに乗る直前に気付いたので事なきを得ましたが。宿泊客は国内外半々、というところ。食事なしプランだったのが残念でした(フロント横に厨房設備はありますが、現在は稼働させておらず、荷物置き場兼休憩スペースになってるようです)が、昨年OPENとあって流石に部屋は綺麗。ツインルームも一部コメントにあったようなベッドだけ、ということはなく、備え付けの長テーブルや荷物スタンドもきちんとありました。極めつけはシャワーの水勢。これまで、勢いの弱いホテルは数多く体験してきましたが、痛いほど強いそれはここが初めてでした。しかも温度が熱い。びっくり。日頃は大変リーズナブルな料金で利用できるようですが、この3日間はやはり特別料金です。致し方なし。支払はチェック・イン時でOK、とのことで、前日電話で確認通り、大荷物のみ預けて屋外へ。
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11:00-12:00
今回の行程表を作成する際、まだ体力に余裕のある初日にウエイトを置くことを意識しました。且つ、その初日はJR京都駅から向かって東側を網羅するような計画にしました。その為にも今回の宿泊先の所在地は重要だったということです。詳細は後述しますが、初日に銀閣寺まで行けるか残してしまうかで大きく2日目以降に響いてきます。それはさておき、私は36年前の高校2年生の修学旅行で京都に行きました。記憶は定かではないですが、確か三十三間堂、清水寺、金閣寺、嵐山、新京極を見て回ったと思います。今回の旅行ではそのうち、嵐山と新京極を除く3ヶ所が再訪となる予定です。ホテルから三十三間堂までは徒歩15分程度。近いです。中へ。妻は初めてなので口あんぐり状態。私も改めてこの荘厳さ、静謐なる圧倒感に打ちのめされました。36年前は仏像はロクに見ずに、クラスの女の子がどこにいるかばかり気にしていたような感じでしたし。まだ青かったです。今回は精緻を極めた国宝オールスターズとの邂逅に感謝。
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12:00-13:00
三十三間堂前のバス停から初乗車。このエリアはバスも次から次に来るので心配要りません。慌てない慌てない。到着が100号系統だったので先にカードを通す。運転手さんが親切に機械の場所を指し示して下さる。成功。車内は当然満車で立ち乗車でしたが、しかしものの10分で五条坂下車。確かにJR京都駅から徒歩圏内とも言えますね。それにしても凄まじい人の波。交差点には複数の誘導員さん。今回の旅行中、金閣寺と並んで西洋系外国人観光客の多かった場所がここ。坂道を歩くのもままならない。36年前はここまでなかったけれど。途中の土産物屋には見向きもせず頂上を目指す。疲れ果て座り込んでいる外国人観光客、東西問わず多数。舞台付近は只今修復工事中。まあ、趣きは多少欠けますね。
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13:00-13:00
最後に音羽の滝の行列に並び、無理を言って妻に写真を撮ってもらう。後日36年前の写真と比較するつもりで、ここだけは自分を写そうと決めていました。30分程並びましたが。ちなみに、今回の旅行で余り心が動かなかった3大場所のうちのひとつがここでした。
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13:00-13:00
清水寺からの復路は往路と坂道を変え、所謂よりメインの参道を下ってそのまま高台寺へ、の筈だったのですが、どこでどう間違えたのかそのまま大通りまで出てしまい、仕方なく北へ向け歩を進めていたところ、この八坂の塔を発見。確かに絶好の目印となっていますね。助かりました。ありがとうございました。
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13:00-14:00
無事、高台寺に到着。駐車場も結構広いですね。ここは一口に高台寺と称されてはいますが、広大な敷地内に様々な建物が配置されている印象です。中でも秀吉とその正室ねねにまつわるものには感慨深いものがありました。途中までの建物が現代アート美術館のようでがっかりしたのもつかの間、400年前の天井絵がそのまま残されていたり、ねねの亡骸がある霊屋などは、丁寧に説明して下さる係の女性の優しさも加わり、ほんわか、またしみじみさせられました。
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13:00-14:00
妻が購入した拝観券には圓徳院や掌美術館の入館料も含まれていたようですが、それをすっかり忘れていたようで、そのままスルーしてスタスタと八坂神社方面へ行ってしまう。そうとは知らない私はおとなしく付いて行く。で、ホテル帰宿後半券の付いているそれを見て発覚した次第。残念でした。自宅帰宅後復習してみると、やはり行く価値満点の場所だったことが改めて分かり、妻にその旨伝えますと、本人非常に後悔しておりました。
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14:00-14:00
高台寺を降りるとすぐ八坂神社。正直、まあこんなものかとの印象。TV等で頻繁に眼にするだけに、実物を拝めて良かったかな、と。清水寺同様、今回の旅行で余り心が動かなかった3大場所のうちのひとつがここでした。
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14:00-15:00
八坂神社の後は本日の最終目的地の銀閣寺。少しバスの乗車時間もあると思うので、祇園周辺で遅めの昼食を摂りたいところと考えるも、場所が場所なだけにどこも混雑、と眼をこらすと100メートル程北に何やら見覚えのある看板が。私もそうですが妻がとにかく天下一品の大ファンで、九州の店舗にもよく行くのですが、一度は本場の味を試したい、とかねがね希望しておりました。昨年は時間がなく断念。今回、このような形で実現しようとは幸運でした。超コンパクトな店舗ですが、店員さんの動きがとても良いですね。頭上に最近納税問題で話題になったあの芸人さんの色紙が飾られていました。今となってはかえって貴重かも。こってりの大×2とギョーザ1皿。私は生のマグナムサイズも(これが嬉しい程デカかった。1,400円しましたが)。粋なおつまみも付けてくれました。結論。スープや麺の個々の味は九州も同じ。しかしながら、全体の一体感はやはり京都が上。九州の店舗は麺だけがスープから浮いているような感じなのです。美味しかったです。ごちそうさま。
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15:00-16:00
勿論、何度も自宅で移動シュミレーションは繰り返しましたものの、今回は目的地別にじゃらんMAPの遠・中・近景地図を印刷して綴じ、観光完了毎に妻のリュックに仕舞う、という流れを3日間続けました。また、バス路線図と乗換早見表は常に携帯していましたが、特に乗換早見表は便利で役に立ち、現在地と目的地を縦横で合致させると最適な系統を教えてくれます。今回は100及び200号系統にかなりお世話になりました。さて、祇園からは座ることも出来、横目で八坂神社他を眺めながら銀閣道到着。余談ですが、ここに関わらず、観光地には「○○道」と「○○前」という良く似た名称のバス停があったりしますが、かなり離れていることもありますのでご注意下さい。そのまま人の流れに乗って銀閣寺到着。ここは近年立て替えたものではないだけに貴重。
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ちょうど陽も傾き始めた時刻となり、一層風情も増します。JR京都駅への帰路のバスも最初から座席を確保することが出来ました。いつものことなのでしょうが祇園界隈で大渋滞となり、結局丸1時間の乗車と相成りました。座席の確保がここで効いてきます。初日に計画通り巡れるかが鍵だったのですが、順調で何よりでした。これが銀閣寺残しで翌日送りになっていたら大変なスケジュールになるところでした。
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16:00-18:00
京都クリスタルホテルT
JR京都駅到着は16:00過ぎ。改めて八条口から抜けてみて距離の近さには驚かされました。2日間共夕食はこの辺りを予約しておいて正解との感、強し。それにしてもこちら側は1本通りを外れると本当に静かです。ホテルまで歩きチェック・イン。部屋で荷物整理及び休息。エアコンが部屋で個別設定可能なのも、超が付く暑がりの私にとっては嬉しいことこの上なし。
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18:00-19:00
十二季家 歓 アバンティ京都
京都市東山区
靴下を履き替えて17:30ホテル発。予約場所は京都アバンティのB1F。脚の筋肉痛、特に下り坂が多かった為、日頃滅多に使わない向こう脛両脇の筋肉に疲労が。エスカレーターを降りてすぐのマツキヨで8枚入りの湿布購入。17:55入店。ネット予約時に禁煙席を希望していたのですが、何とそこは入り口横のカウンター末席。レジやサーバー置き場。平たく言えば従業員が立っているところ。やれやれ。私はコース料理は好きではないのですが、同じく予約時にコースも頼まないといけなかった為、止む無く写真の印象で豚しゃぶコースにしたのですが、席上には既に皿に盛られて干からびかかっている肉や野菜が。「こだわりの付け出汁」はどれを選ぶかを何回も訊きに来る割に、鍋に水を張って昆布を沈めて持ってくるだけに10分以上かかるし。消しゴムのようなお通し、3種数片ずつのお造り。2人前とは信じ難い量の鍋。〆のうどんで終わりです。飲み放題は付いていたものの、これで一人4,500円はいかがなものかと。悲しかったです。最後にデザートが来る予定のようでしたが、待っていたら明日になりそうでしたので19:00に店を出ました。前々日の木曜日の夕方にお店から予約確認の連絡が入り、その時の応対に好感が持て、これは期待出来るかも、と何となく良い予感がしていたのですが、その連絡は別の意味での確認だったようですね。ちゃんと行きましたよ。
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19:00-23:00
京都クリスタルホテルT
コンビニで口直しの夜食と飲み物を購入して帰宿。まだラグビーW杯の決勝が終わっていませんでした。入浴して本日の行程の整理をし、脚に湿布を貼って就寝。本日の総歩数:22,442。驚異の2万歩越え。それも平地ではないし。ひぇ〜、痛くもなるわけだわ。お疲れさま。おやすみなさい。
- 2日目2019年11月3日(日)
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00:00-08:00
京都クリスタルホテルT
2日目。7:00起床。シャワーを浴び、身支度をして8:00過ぎホテル発。昨晩、就寝前の一杯のおつまみピーナッツの茶色の薄皮が床に散乱してしまったので、フロントで室内清掃を依頼する際に正直に申告。掃除機をかけて対応して下さるとの回答。ありがたい。清掃完了は15:30頃になるとのこと。今日もお天気には恵まれそうです。行ってきます。
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08:00-09:00
2日目は朝ラーメンを狙っていました。有名なここは偶然今回のホテルとJR京都駅の中間地点にあり、楽しみにしていました。ところが8:10頃に到着してびっくり。既に長蛇の列。私は食べ物で、わざわざ行列に加わって並んでまでして食べるのが大嫌いなのですが、今回ばかりは禁忌を破ります。妻を説得し待つこと40分。注文したのは特製ラーメン。美味い。美味いがこの味、どこかで経験があるような。そう、山口県は下松市を中心とした下松ラーメンのそれに酷似しています。私が足繁く通っていたのはもう15年も前になりますが、当時は4、5軒の有名店があり、現在も営業しているか定かではありませんが、見た目まんま喫茶店の1軒が元祖と称され、味も最高でした。下松ラーメンの特徴は黒っぽい牛骨醤油スープともっちり麺のコンビネーションなのですが、ここの味も正にそれ。ここの味がお好みの方は、少し遠いですが錦帯橋や秋芳洞などの観光の計画に組み込んで、是非、下松市まで足を延ばしてはいかがでしょう。近隣の山口市や防府市は小京都と称される程、寺社をはじめ名所旧跡の多い地域ですよ。結果、並んで良かった。名店でした。ごちそうさま。店舗拡張は、しないでしょうね・・・。並ぶのも味、か。
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09:00-10:00
朝食後は徒歩でJR京都駅へ。金閣寺へはそのままバス乗り場B2・B3から乗り込むか、地下鉄とバスの合わせ技で行くか、大きく2種類あるのですが、昨年元離宮二条城や京都御所を巡った時に利用した経験から後者を選択することに。本日までの地下鉄・バス共通二日券も持っているし。ただ景色は全く見えないので、京都の市街地そのものも観光、という視点からすればALLバスもありかと。地下鉄烏山線北大路下車。事前学習通り改札を抜けて青のバスターミナルに向かう。典型的な地下バスターミナルです。ものの10秒で205号系統のバス到着。10分程度で金閣寺道バス停到着。横断歩道の枠線内を正しく青信号で渡るように、と大声で厳しく諭す誘導員さんの横をすり抜け、敷地内へ。
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09:00-10:00
36年前と比較して煌びやかさを増しているなあ、と思っていたら私が修学旅行で訪れた数年後に金箔の葺き替えをしていたのですね。そんなことを書いてありました。いずれにせよ、見た目の絢爛さや清水寺のような規模の巨大さに海外からの観光客は魅了されるようですね。比喩が正確かどうか定かではありませんが、ツタンカーメン王の黄金のマスクやグランドキャニオンとイメージは似ているような気がします。さて、次は大きく京都市内を東西に移動予定。下鴨神社まで直通路線のバスがあるということも驚きですが、ここで乗り場に多少注意。目立つバス停から更にほんのちょっとだけ北側のバス停に停まります。私の時は係員が複数名立っていましたので、訊けば何でもないことですが。ここでもものの数分でバス到着。何だか、京都のバスにも慣れてきた感じがします。
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10:00-11:00
それにしても京都市内のバスの運転手さんは大変だと思います。激務です。停留所に係員か常駐しているメインスポットはまだ幾分か負担軽減出来るでしょうが、外国人観光客を相手にほぼ独りで対応しないといけないのですから。お客さんに対しても言うべきことはきちんと言っています。それで良いと思います。運転もメリハリ付けています。渋滞は我慢しますが、交通が空いたところはグッと加速します。停車すると乗降し易いように左側の車底がフワーッと沈み込むシステムも斬新ですね。先端技術に驚かされました。バスに揺られて十数分、下鴨神社前バス停到着。前となっていますが正確には横からお邪魔するような配置かと。ここには殆ど観光客はいない、いても目立たない。むしろ結婚式や七五三等の利用も多く、地元の方の為の神社という印象でした、新婦さんの白無垢姿、素敵でした。訳あって式を挙げていない私の感想でした。ここで交通安全と干支のお守りを購入。ここからY字の合流点(で、良いのかな)まで移動。
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10:00-11:00
糺の森を散策。清々しくも神々しい太古の森です。先々月、宮崎県の高千穂まで行ってきましたが、同様に綺麗な水と美しい樹々が織りなす光景は格別です。「ラグビー第一蹴の地」の表示には時節柄思わず微笑。途中で摂社の河合神社にも立ち寄る。女性にとってご利益の大きな神社とのこと。妻もお祈り。さて、ここから次の目的地である御金神社に行く為に烏丸御池に向かいたいのですが、ここの乗り換えのみ予習が出来ていません。まあ、南北、上下間違えなければ大丈夫かと高を括り、来たバスに乗車。車内で路線図と次の停車表示を見比べながら検討。結果、今年は御所を東西に歩くことになりましたが、烏丸丸太町から地下鉄乗車、次の烏丸御池下車。
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11:00-13:00
確かここだったな、と通りの角を曲がってびっくり。凄い行列。これ全部御金神社の、と念の為最前列まで確認に行った程。昨年8月にも訪れましたが、その時は誰もいませんでしたよ。お守り等の売り場も無人で、お金を箱に入れる野菜販売所方式。通常はカメラで売り場が監視され、何か用事のある時だけボタンを押して神職さんを呼ぶシステム。それが1年でこれとは。ネットの情報力、拡散力って凄まじいですね。神社の前には交通指導兼警備員さんが配置。曰く、平日はそうでもない、通常の土日もここまでない、今日は特別、とのことでしたが、いやはや・・・。昨年お参りしてから、宝くじが当選したり大金持ちにこそなってはいないものの、財布の金保ちが確かに良くなりました。お金が減り難くなったとも言うのでしょうか。その時に購入したお守りの先端部分、金の銀杏が夫婦共無くなってしまったので、今回は買い改めようと考えたのですが。1時間とはいかないまでも、それに近い時間並び、ようやく境内へ。とは言え本当に小さな神社ですよ。あれれ、巫女さんが何名もいらっしゃる。お祈りを済ませ、お守りの切れ端をお返しし新品購入後、手持ちの硬貨を洗い清めて終了。2日目は初日の予備日、代替日という位置付けであまりタイトなスケジュールを入れ込んでいませんでしたが、それが幸いしました。来た道を戻り、地下鉄烏丸線乗車、京都下車。
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13:00-14:00
とりあえず我々のベースのJR京都駅着。この時点で予備地の京都鉄道博物館へ行くことを決めていましたが、その前に昼食を、と地下レストラン街をウロウロするものの、秋の3連休の中日、時刻は14:00近いとは言えどこも行列。食事は諦め、ベンチに腰かけて暫時休憩。B3バス乗り場から乗車、水族館を経て間もなく目的地下車。
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14:00-16:00
今回の行程で唯一の近代〜現代展示館。横の梅小路公園では野外フェスティバル開催中のようで大賑わい。我々夫婦は九州在住ですので北九州は門司の九州鉄道記念館には行ったことがありますが、そちらは実物も勿論置いてありますが、当時の制服やプレートやバッジ等、小物が充実していました。一方こちらはどーんと現物重視、これでもかと列車実物で押し切ってくれます。子供(特に男の子)が喜びますね。まずはお腹を落ち着かせたい、とのことで2Fのレストランへ。既に14:00を回っているのに巨大なフードコートのような敷地はほぼ満席。私は生、妻がウーロン茶。軽食にチキンとポテトセットの食券を購入。席を確保して待つも、なかなか出来上がりのお知らせブザーが鳴らない。業を煮やして訊きに行こうと思った矢先にビー。どうやら複数オーダーが集まってからまとめて調理するようですね。3皿並んでいましたよ。バスに乗り、明日の目的地のひとつでもある西本願寺を横目で眺めながらJR京都駅着。ホテルにて暫時休憩。
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18:00-20:00
17:30ホテル発。本日の夕食は昨日の京都アバンティの南側。1本裏に入ると本当に静か。京町家の雰囲気を醸し出しているかのような外観。中は奥行きのある細長い造り。予約時はカウンター席でしたが、煙草が苦手な旨コメントしていたら2Fの個室を準備しておいてくれました。感謝です。ここは席のみの予約も可能でしたが、おすすめの9品コースがなかなか良さそうでしたのでそれにしました。飲み放題付ひとり4,000円です。鯖の1本焼きが絶品でした。個々のメニューも殆どがお品書きに乗っているもの。お造りとご飯ものは比較対象が難しかったのですが、残りの7品合計で3,600円程度。飲み放題がひとり1,500円換算で3,000円。2,000円なら4,000円。確かにお得でした。係の方の心配りも細やかでした。ごちそうさま。コンビニに寄ってからホテル着。本日の総歩数:16,171。流石に昨日まではいかない、か。入浴して湿布を貼って就寝。おやすみなさい。
- 3日目2019年11月4日(月)
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00:00-09:00
京都クリスタルホテルT
最終日。8:00起床。妻は私の鼾がうるさくて熟睡できなかったとご立腹。申し訳ない。シャワーを浴び、身支度を整え9:10チェック・アウト。3日間お世話になりました。JR京都駅から徒歩でものの5分であの静寂さ。館内の防音設備も流石に新築だけあって満足のいく水準。欲を言えば、ベッドの幅がもう少し広いと良かったかなあ。場所柄、体格の良い海外からの宿泊客も多いでしょうし。我々夫婦は2台くっつけてハリウッドスタイルにして使用しました。また、窓が開いて景色が少しでも見ることが出来たらモアベターでしたが、総じて気持の良い宿泊先でした。
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09:00-10:00
ホテルを出てJR京都駅まで徒歩5分。八条口のコインロッカーに大荷物を預けた後、朝食。京都まで来てやよい軒もないだろう、と思われるかもしれませんが、我々九州人にとってやよい軒は身近な存在。しかし昨今、朝食を提供する店舗が少なくなったことを残念に感じておりましたが、旅行前、最終日の朝食場所を探していた時にJR京都駅から東寺に向かう途中にあることを発見し、迷わず突入が9:40頃。久し振りの納豆朝食。390円です。たまりません。食後に落ち着いてコーヒーを味わいました。10:00発。最終日は徒歩のみ。駅ビルを除けば本日の目的地は2ヶ所のみですが、午後早目に京都を離れないといけませんのでそんなに余裕はないかも。筋肉痛継続ですが、頑張ろう。
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10:00-12:00
新幹線の高架沿いを歩く。静かで人もまばら。大半が地元の方々の様子。今朝は少し風もあって肌寒いらしい。超暑がりの私は半袖シャツ、ハーフパンツで問題なし。東寺まで15分程度で到着。ここまで来ると人も集まっていますね。並んで拝観券購入。秋の特別公開分もセットになったお得券を選ぶ。まずは五重塔。うわあ、たくさん並んでるよ〜。実はこの日、初層特別公開中で、その為の行列が出来ていました。その長さおよそ50m。御金神社の時もそうでしたが、こういった想定外がままあるので、やはり余裕を持った計画が大事だったな、と我ながらニンマリ。にしてもここで小一時間費やす。覗き込んで中の像を拝見するのはほんの数秒ずつでした。
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10:00-12:00
続いて金堂、講堂、の内部へ。知識が乏しいので表現が稚拙になりますが、本当に凄かった。私の在住地で国宝なんて滅多にお目にかかれませんが、ここ京都では当たり前のように日常に存在しているのですね。宝物館の特別公開、観智院の宮本武蔵筆の襖絵等々、次の予定が入っていたので、限られた時間で泣く泣くその場を後にしましたが、少なくともあと1時間、出来れば2時間滞在を延長したかったです。今回の旅行で最も感銘を受けた場所でした。平安京の薫りと面影を残す小路を北に抜け、梅小路公園の際を通って西本願寺方面へ。
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12:00-13:00
今回の旅行の最終目的地。徒歩も流石にここまで来ると疲れます。龍谷大学の図書館横から向かったのですが、唐門は修復工事中でこちら側からは中に入れず。大きく迂回することに。けっこうきつい。阿弥陀堂も同じく修復工事中とのこと。昨年東本願寺を体験して感動した後だけに、大変失礼ですがまあこんなものかと。
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13:00-14:00
徒歩でJR京都駅まで戻る。妻がどんどん先へ行く。最後にこの距離はこたえました。妻が数か所の販売所で生八つ橋を中心としたお土産購入。加えて昼・夜・翌昼用のお弁当もまとめて。荷物が一気に増えました。
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14:00-14:00
出発まで45分程度あったので、京都アバンティB1Fの銀座ライオンで休憩することに。ハーフ&ハーフの大にミックスピザ。ビールは流石にライオン、美味しいですが、ミックスピザの到着に何故か時間がかかり、慌てて口中に押し込んで駅構内へ。火傷しそうでした。
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14:00-15:00
そのままのぞみ号に乗ればスムースなのでしょうが、今回は京都発14:30の特急はるか35号関西国際空港行に一旦乗車。理由は後述。当たり前ですが周りは全員海外旅行客。隣のカップルはこれからハワイのようです。さよなら京都。
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15:00-15:00
りくろーおじさんの店 エキマルシェ新大阪店
次駅のJR新大阪駅で下車、改札を抜け、新幹線改札口に上がる途中にある土産物スペースのエキマルシェに寄る。目指すはりくろーおじさんのチーズケーキ。これを購入する為だけにJR新大阪駅での乗り換えを選択したのです。ところが同じことを考えている人多数。長蛇の列。乗り換えまで20分しかないのに。こちらは妻に並んでもらい、私は隣のコンビニで飲み物購入。酷いことにここも行列。りくろーおじさんも何とか購入出来ましたが、微妙にチーズの風味が薄くなったような。人気のせいか。分かりません。【追記】そんなことを書いて送ったら後日連絡が。原料攪拌時の問題かもしれないので改めて商品を送らせてもらいたい、とのこと。びっくり。この会社の人気と成長の理由の一端が垣間見えたような気がします。ともかく無事に15:20JR新大阪発さくら563号乗車。弁当食べて私はビール飲んで夫婦爆睡。博多で乗り換えなしに新鳥栖まで行けるのが便利。
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18:00-19:00
JR新鳥栖駅
18:12JR新鳥栖駅到着。コンビニに寄って帰りは妻の運転で。駐車料金2泊3日900円は相変わらず格安。清水寺周辺の30分料金並みかと。19:00過ぎ、自宅着。旅支度を解き、まとめて洗濯。入浴して旅塵を落とす。最終日の総歩数:15,612。3日間合計54,000歩超。1日平均18,000歩以上という結果でした。今回、感銘を強く受けたベスト3は東寺、三十三間堂、高台寺になるでしょうか。2泊3日でしたが、秋の京都を堪能することが出来ました。次回は鹿児島の旅を計画中です。お疲れさまでした。
秋の京都2泊3日 歴史旧跡巡り 総歩数54,000超 九州夫婦筋肉痛の旅
1日目の旅ルート
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