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会津藩の歴史が色濃く残り、雄大な自然に抱かれる福島県。

赤瓦の天守閣が美しい鶴ヶ城、旧宿場町の雰囲気を受け継ぐ大内宿、表と裏で表情の異なる磐梯山、四季折々の姿を映す猪苗代湖などの大自然スポット、千円札でおなじみの野口英世記念館など、福島には見どころが満載！

この記事では、温泉や絶景スポット、エリア別のモデルコースまで、福島県のおすすめ観光地をご紹介します。

※この記事は2022年5月31日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信：じゃらんニュース

福島の観光エリアMAP

東北地方の南部に位置し、首都圏からも比較的行きやすい福島県。磐梯山や桧原湖など豊かな自然が育んできた風光明媚な景色、鶴ヶ城や大内宿など古の時代の面影を色濃く残す歴史遺産、温泉郷や体験スポットなど、さまざまな見どころが集まっています。今回は会津若松市や磐梯周辺の「会津」、いわき市や浜通りのある「いわき」、福島市などの「県北」、郡山市・須賀川市などの「県中」、白河市などの「県南エリア」、相馬市周辺の「相双エリア」と区分し、電車や徒歩での散策できるスポットや、ドライブで巡りたいコースをご紹介します。観光やグルメを楽しんだら、福島ならではのお土産もぜひ選んでくださいね。

福島のエリア別観光モデルコース

鶴ヶ城から大内宿まで、歴史ある街並みをたどるコース＜会津エリア＞

大正ロマンが薫るレトロな観光スポットで街歩きを満喫したら、東北屈指の名城、国の名勝に指定された日本庭園、会津若松の歴史に触れられる武家屋敷、国指定重要文化財のお堂、茅葺き屋根の古民家が並ぶ観光スポットと、会津の歴史を存分に体感できるコースです。

※徒歩分数・車での移動距離は、GoogleMAPより算出しています
JR七日町駅
↓徒歩6分
1.七日町通り
↓徒歩26分
2.鶴ヶ城（若松城）
↓車6分
3.御薬園（会津松平氏庭園）
↓徒歩18分
21.会津武家屋敷
↓車6分
5.会津さざえ堂
↓車　46分
6.大内宿

マリンスポットと鍾乳洞、キャラクターなりきり体験も＜いわきエリア＋県中エリア＞

「アクアマリンふくしま」で魚たちの姿に癒された後は、眺望抜群の「いわきマリンタワー」でひと休み。さらに、キュートな「リカちゃんキャッスル」、冒険気分で楽しめる「あぶくま洞」と、童心に返って遊べます。カップル、友人、家族などシーンを問わないおすすめのコースです。

※徒歩分数・車での移動距離は、GoogleMAPより算出しています
常磐線泉駅
↓車で13分
8.アクアマリンふくしま
↓車で8分
9.いわきマリンタワー
↓車で1時間1分
10.リカちゃんキャッスル
↓車で17分
11.あぶくま洞

福島の観光スポット

1.七日町通り【会津エリア】

若松城下にあり、かつて毎月七のつく日に市場が立ったことから「七日町（なぬかまち）通り」と名付けられました。

明治～昭和初期の洋館や商家、蔵が軒を連ねるほか、お寺や神社も多く点在し、戊辰戦争で没した会津藩士の墓地もあることから、歴史散歩やレトロ観光スポットとして注目されています。

会津の歴史にふれ、七福寺社めぐりを楽しんだら、カフェや飲食店でほっとひと息入れては。

2.鶴ヶ城（若松城）【会津エリア】

「鶴ヶ城」は至徳元年（1384年）に葦名直盛が東黒川館を築いたのがはじまりといわれ、蒲生氏郷によって7層の天守閣、加藤時代に五層の天守閣と変遷の歴史があります。1868年に行われた戊辰戦争では約1カ月の激しい攻防戦に耐え、難攻不落の名城として名を轟かせました。

明治時代に取り壊されたものの、昭和40年（1965年）に再建。平成12年（2000年）に干飯櫓と南走長屋を本格復元し、平成23年（2011年）には天守閣の屋根を幕末当時の赤瓦に蘇らせました。

堀や土塁は当時のまま残り、城郭全体が国の史跡に指定されています。春の約1000本のソメイヨシノも有名で、「桜の名所100選」に選ばれています。

3.国指定名勝　会津松平氏庭園　御薬園【会津エリア】

室町時代、会津領主の葦名氏が、霊泉の湧きだしたこの地に別荘を建てたのがはじまり。以降、歴代会津松平藩主に愛されてきました。

「御薬園」は池の周りをぐるりと散策できる回遊式庭園で、四季折々の風景に癒されます。庭園を眺めながら、ファンも多い手作りのごま羊羹と抹茶を楽しんでみては（一席600円）。

売店では御薬園ならではの薬草茶、会津特産品などのおみやげも取り揃えています。

4.会津さざえ堂【会津エリア】

1796年、福島県会津若松市の飯盛山に建立された、高さ16.5mを誇る六角三層のお堂は、国指定重要文化財です。正式名称は「円通三匝堂」（えんつうさんそうどう）ですが、「さざえ堂」の名で親しまれています。

内部は世界的にも希少な二重螺旋構造となっており、江戸時代まではスロープに沿って西国三十三観音参りができていたそうです。

昔の人の知恵と技術にぜひ、触れてみてください。

5.大内宿【会津エリア】

江戸時代に会津若松と日光を結んだ会津西街道の宿場町の雰囲気を今に残す集落です。1981年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、約30軒の茅葺き屋根の家々が街道に立ち並びます。

現在も住民が住み続けながら景観を維持し、茅葺き民家の縁側や家屋内を利用したお土産屋やそば屋、喫茶店、民宿などを営んでいます。

名物の「ネギそば」「しんごろう」もぜひ味わって。

6.野口英世記念館【会津エリア】

「千円札」の肖像画でおなじみの野口英世の生涯と業績を分かりやすく紹介する博物館。

国登録有形文化財の生家や、英世が挑んだ世界を体験できる展示などが充実し、子どもから大人までどの世代でも楽しめる施設です。

左手のやけどを乗り越えて医師となり、医療界に多大な貢献をした野口英世の偉業と生涯にぜひふれてください。母シカの愛情と絆には思わずほろりときますよ。

7.高清水自然公園ひめさゆり群生地【会津エリア】

「高清水自然公園」のひめさゆりは標高918mの山の上にあることから「天空のひめさゆり」のキャッチコピーで親しまれています。

ひめさゆり群生地は6月上旬～7月上旬のみ開園され、その期間中は「ひめさゆり祭り」や「ひめさゆり早朝撮影会」などが開催されます。

公園は設備が整っていて、美味しい清水が湧き出るスポットとしても有名です。高台の公園で夏の休日をゆったりと過ごせます。

8.アクアマリンふくしま（ふくしま海洋科学館）【いわきエリア】

福島県の海の特徴である黒潮と親潮が出合う「潮目」をテーマにした水族館。

自然環境を再現した展示で、水棲生物以外にも、哺乳類や鳥類、爬虫類など幅広い生き物を見ることができます。新種や世界初展示の生き物なども見どころ。

世界最大級のタッチプール「蛇の目ビーチ」ではヒトデやナマコなど海の生き物と触れ合うことも！釣り体験などの体験プログラムもおすすめです。

9.いわきマリンタワー【いわきエリア】

小名浜港東端の岬にある､総面積70万平方メートルの三崎公園一角に立つ塔屋59.99mの展望塔｡

2021年に35周年を迎えました。海抜106mの展望室から、いわき一円を一望することができ、さらに屋上の「スカイデッキ」からは、岬に吹く潮風を感じながら360度の大パノラマを楽しめます。

眺望を満喫したら、自然に囲まれた公園内を散策するのもおすすめです。

10.リカちゃんキャッスル【県中エリア】

世代を超えて愛されるリカちゃんのテーマパーク。リカちゃんの博物館や、人形の製造工程を見学できるオープンファクトリーを併設。

リカちゃんになりきることができる無料のドレスレンタルは、子どもから大人までOK！館内やお庭を散策しながら記念撮影を楽しんで。

お人形教室でお好みのドール・ドレス・小物を組み合わせ、自分だけのコーディネートのリカちゃんを購入するのもおすすめです。

11.あぶくま洞【県中エリア】

悠久の時を経て創られた大自然の造形美。全長約600mの洞内には鍾乳石や石筍などが連なり、三層に分かれる洞内で最大のホール「滝根御殿」は、なんと高さ29m。

クリスタルカーテンやボックスワーク、シールド、洞穴サンゴなど、ここならではの貴重な鍾乳石を間近に鑑賞することができます。

スリリングな探検コース（プラス200円）もぜひチャレンジしてみて。

12.白河 小峰城【県南エリア】

奥州関門の名城と言われた「小峰城」。結城親朝が興国・正平年間に小峰ヶ岡に城を構えたのがはじまりで、江戸時代の初代藩主、丹羽長重が4年かけて完成させた梯郭式の平山城です。

松平定信をはじめ、7家21代の大名が居城しましたが、戊辰戦争白河口の戦いで落城。約120年の時を経て、1991年に三重櫓、1994年に前御門が江戸時代の絵図に基づき忠実に木造で復元。

2010年8月5日に国指定史跡となった市のシンボル的存在です。

13_磐梯山【会津エリア】

1888年に水蒸気爆発によって山の一部が崩壊し、川をせき止め桧原湖など多くの湖沼群ができました。

崩壊壁に成層火山の断面が見える、世界的に貴重なジオサイトです。表側“猪苗代方面”から見る磐梯山と裏側“裏磐梯方面”から見る磐梯山ではまるで表情が異なります。

標高が1816mとそれほど高くないため、行楽シーズンに、比較的気軽に登山と絶景を楽しみたい人にもおすすめです。

福島の絶景スポット

14.桧原湖【会津エリア】

磐梯山の噴火で川がせき止められ、裏磐梯には多くの湖沼ができました。中でも最大の湖が、周囲約31kmの「桧原湖」です。

例年1月中旬から3月中旬まで湖が氷結し、湖上でワカサギ釣りができます。グリーンシーズンには湖岸を一周するドライブや、非日常気分を味わえる湖畔キャンプもできます。

5月上旬からは桧原湖観光船も就航し、船上から雄大な磐梯山や裏磐梯の絶景に圧倒されますよ。

15.五色沼湖沼群【会津エリア】

かつて磐梯山の山体崩壊で岩なだれが川をせき止め、裏磐梯には多くの湖沼ができました。そのうちの一つが「五色沼湖沼群」です。

毘沙門沼、るり沼、弁沼など多くの沼の総称である五色沼は沼によって様々な色彩がみられることから「五色沼（ごしきぬま）」と名づけられました。

季節・天候や時間帯などで微妙に違って見えるので、一度だけでなく、何度か訪れることをおすすめします。トレッキングコースも整備されているので、ぜひ、散策しながら神秘的な景色を堪能してみてくださいね。

16.会津高原たかつえスキー場【会津エリア】

東北の美しい山々を見渡せる絶景が広がり、夏は高原リゾートとして、冬はスキースポットとして愛されています。

「たかつえパウダー」の呼び名も高いサラサラの雪質は、スキーヤーの間でも好評。上級者からビギナーまで楽しめるコースレイアウトになっていて、本格的なモーグルバーンも！

第6山頂からは樹氷と霧氷に包まれた眺望を360度見渡せ、スキーができない人も行く価値ありです。

17.磐梯吾妻スカイライン【会津エリア】

福島の高湯温泉と土湯峠を結ぶ全長29km、平均標高1350mの道中、車の窓から見える絶景に思わず感動！

荒涼とした岩肌が心に迫る一切経山。緑の樹林に囲まれた噴火口跡の桶沼、寂しげな雰囲気が漂う浄土平の緑の湿原等、迫力ある景色も広がっています。

春夏は濃く爽やかな緑、秋は紅色や黄金色に染まる紅葉と、荒々しい景観とコラボレーションした四季の魅力を楽しんでください。

18. かがみいし田んぼアート（福島県鏡石町）【県中エリア】

鏡石町では、“福幸”（復興）のシンボルとして一般参加者と町民が一体となって自然のアートを作る“窓から眺める絵本～もう一つの図書館～”をコンセプトに事業を展開。

色の異なる稲を絵の具の代わりに、田んぼを1枚のキャンバスに見立てて絵を描く“田んぼアート”はここならではの絶景。鏡石町図書館の4階展望室から観ることができます。（写真は2021かがみいし田んぼアートの「“たのしい”おむすびころりん」）

19.南湖公園【県南エリア】

「南湖」は、名君であり茶人や優れた作庭家であった白河藩主・松平定信によって享和元年（1801年）に築造。「南湖」の名は李白の詩句「南湖秋水夜無煙」から、また「小峰城」の南に位置していたことから名づけられたといわれています。

大正13年（1924年）に「南湖公園」として国の史跡名勝となり、現在に受け継がれています。

松・桜、楓など四季折々の美しい風景を楽しむことができますよ。

20.鹿狼山（福島県新地町）【相双エリア】

ふくしま緑の百景にも選定され、絶景スポットとしても親しまれている鹿狼山（かろうさん）。

福島県と宮城県の県境に位置する山で、標高430mあります。鹿狼山という名は、昔この地には、鹿と狼を連れた手長明神が住んでいたという言い伝えが由来です。

鹿狼山の元旦登山では、毎年多くの登山者が山頂で初日の出を迎えます。ドライブやハイキングで気軽に訪れ、大自然と絶景を楽しんでください。

福島の体験スポット

21.歴史感動ミュージアム　会津武家屋敷【会津エリア】

会津藩23万石の家老西郷頼母邸を復元した施設を中心に、福島県の重要文化財を含む歴史的な家屋や資料館からなる歴史テーマパークです。

敷地面積2400坪、建築面積280坪に及ぶ家老屋敷内には生活調度品がおかれ、当時の暮らしぶりを伺うことができます。

サムライ文化を満喫できる観覧ゾーンのほか、食事やショッピング「赤べこ絵付け」や「弓道体験」コーナーも楽しめます。近くには「松平家御廟」「近藤勇の墓」など、歴史散策資源にも恵まれています。

22.民芸の館　松良【会津エリア】

白虎隊で有名な飯盛山すぐの会津若松の魅力体験型スポットであり、雨の日でも楽しめます。

会津の民芸品の赤べこ・起き上がり小法師・木刀の絵付け体験、ステンドグラス風の好きな絵柄をガラスやTシャツに描く体験、白虎隊の衣装を着てのなりきり体験など、子どもから大人まで30分程度で気軽に楽しめるワークショップが満載です。

たくさん遊んだらソフトクリームやレストランの食事を味わってみては。

23.磐梯高原南ヶ丘牧場【会津エリア】

磐梯山を望む大自然の中で牛や馬、羊、ウサギなどさまざまな動物たちとふれあえる観光牧場です。

馬やロバに乗ったり、アーチェリーやパターゴルフを楽しんだりと、一日満喫できます。牧場ならではの希少なガーンジィ牛のミルクをぜひ飲んでください。

青い三角屋根がシンボルのロッジレストランでは食事もできて、新鮮なお肉を使ったジンギスカンや、珍しいロシア料理も味わえます。

24.ホテルリステル猪苗代 ＆ 猪苗代ハーブ園【会津エリア】

猪苗代湖と磐梯山を見渡せる場所に佇む、ヨーロピアンクラシカル調のエレガントなホテル。隣接する猪苗代ハーブ園では、花々に囲まれ季節の花摘みを楽しめます。

敷地内にはアクティビティ施設が充実しており、4月～10月末までは冒険気分が満喫できる「ツリーアドベンチャー」を体験できます。

冬にはリステルスキーファンタジアが営業。四季を通して楽しめるのが魅力です。

（画像提供：ホテルリステル猪苗代 ＆ 猪苗代ハーブ園）

25. 福島市農村マニュファクチャー公園　四季の里【県北エリア】

福島市の南西部に位置する約8haの農村公園です。園内は広々とした芝生に覆われ、花壇には季節の花が咲き誇ります。

16世紀の西欧風建築をイメージしたレンガ造りの建物には手作り体験ができる「工芸館」や福島の農産物を販売する「農村いちば」、雨の日でも身体を動かして遊べる屋根付きの遊び場「こもれび広場」があります。

屋外のロープアスレチックは登りきると眺めも良く、達成感も抜群ですよ。

福島の温泉スポット

26.会津芦ノ牧温泉【会津エリア】

会津若松市の南、大川渓谷沿いの山々に囲まれた温泉街です。自然をたっぷり満喫できる玄関口として古くから親しまれた温泉郷です。

会津若松市街地から、車で約25分とアクセスも良く、手軽な旅情感を味わうことができます。旅館での日帰り温泉、温泉街に足湯など、まさに温泉三昧のスポット。

日常の喧騒を離れ、ゆったりとした時間と緑を感じる秘湯で、心身を癒してください。

27.高湯温泉【県北エリア】

福島の市街地を一望する標高750mの高原に位置し、6軒の温泉宿と1軒の日帰り公衆浴場「あったか湯」のある温泉スポットです。

地区内の温泉浴槽は、自然に湧出した温泉水をそのまま給湯・排出する源泉100％かけ流しで、硫黄の成分が強い白濁の硫黄泉が特徴。

2021年じゃらんが選ぶ全国温泉地満足度ランキング第1位にも輝いた温泉郷で、日頃の疲れを癒してみては？

福島のお土産・宿情報

絶対喜ばれる！福島県のお土産15選！地元民「人気ランキング」＆編集部おすすめ

福島のホテル・宿泊施設

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