炊きあがったときのツヤ、噛みしめると口中に広がるほんのりとした甘味は新潟のコシヒカリならではの魅力。水と大地と人が育む米は、自然と愛情がつくりだした旨味がたっぷり注がれている。ふっくら炊き上がった、その味わいは誰もがおかわりしたくなる。

	清らかな水と、旨い米。その2つが揃う新潟は、当然日本酒も旨い。すっきりとしながらも、米の旨味を感じさせる味は越後杜氏の技と多くの雪があいまった自然の賜物。新潟の豊富な食材との相性も良く、ついつい盃が進んでしまうおいしさだ。

	100種類上もあるという新潟の鮭料理。塩を擦り込み乾燥させ、手間と時間をかけて熟成させた塩引き鮭、その塩引きに地酒をかけた「酒びたし」など、独特の食文化が生み出した、さまざまな味わい方を楽しめる。

	佐渡沖で揚がる海の幸は、日本海で育っただけに身の締まりがまったく違う。丸々と太った寒ブリは口でとろける脂とプリプリの食感がたまらない。甘エビは、その名の通り甘く、透き通るような身が特徴。そして冬の味覚の楽しみといえば、上品な甘さとコクのあるミソが魅力のカニ。旨味がぎゅっと詰まり、刺身でも、焼いても、鍋にしても美味！