■はさ木（岩室村ほか） 新潟の田園地帯で見られる「はさ木」とは、刈り取った稲を乾かすために植えられた木のこと。かつては越後平野全体で見られた「はさ木」は、地域の人々に守られ、昔と変わらない姿を見せてくれる。心なごむ風景が広がる田園地域だ。

	■笹川流れ 山北町から約11km続く笹川流れは、日本海の荒波がつくりあげた芸術。海岸線には波に削られた奇岩が連なり、青い松と白い砂浜が鮮やかなコントラストを描いている。岩間に流れる透き通った海水の美しさも魅力だ。

	■青山海岸海水浴場 国道402号に沿った海岸線には多くの海水浴場が点在する。なかでも新潟市の青山海岸海水浴場は、白砂のビーチが続きリゾートムード満点。ウィンドサーフィンなどのマリンスポーツも盛んだ。夏には日本海夕日コンサートも開催される。

	■阿賀野川ライン下り 新緑、紅葉、雪景色など山水画のような自然が広がる阿賀野川。その絶景を船上から眺められるのが、阿賀野川ライン下り。約13kmをじっくり下る船旅は、船頭さんの楽しい語りを聞きながら景観美を楽しめる。

	■村上の町屋風景 城下町村上には、黒塀や漆喰壁など落ち着いた景観を持つ、昔ながらの町屋や武家屋敷が並ぶ。この城下町を舞台に3月には、各家に受け継がれた人形を公開する「人形さま巡り」が、9月には「屏風まつり」も行われる。

	■五泉チューリップ 五泉市は県内でも有数のチューリップの産地。春は「チューリップまつり」が開催され、150万本もの花を開かせる。色鮮やかなじゅうたんを敷き詰めたように彩られた花畑では、即売会や花びら染め体験も行われる。

	■鷹の巣遊歩道、荒川峡 荒川峡は、磐梯朝日国立公園内にある約20kmの渓谷。一年を通して絶景を楽しめるが、特におすすめなのが秋の紅葉シーズン。渓谷を一望する鷹の巣展望台に登れば、色づいた山並みや温泉郷のパノラマが広がる。

	■豪農の館 広大な農地を有し、地域の発展に尽力した越後の豪農たち。県内には、豪農の屋敷や別荘など当時の面影を残す建造物が多い。庭園も見事な市島邸や、街道の要衝に立つ渡辺邸、また、当主が集めた絵画や陶磁器なども展示する北方文化博物館等は、建物のつくりや重厚な佇まいなどに、歴史の風を感じさせる。

	■越後七浦シーサイドライン 寺泊町から巻町を結ぶ、越後七浦シーサイドラインは海の上を走っているような感覚を味わえる、潮風の心地よいドライブコース。海岸には立岩、獅子ケ鼻などの奇岩が続き、水平線の向こうには佐渡の島影も見える。

	■福島潟 福島潟は天然記念物・オオヒシクイの越冬地として知られる。飛来数は5000羽とその数も日本一。また、葉の大きさが2ｍにもなるオニバスの北限でもあり、水を舞台に生息するいろいろな自然にふれることができる。