願徳寺
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京都で一番小さな拝観寺院 - 願徳寺のクチコミ
神社ツウ しどーさん 男性/40代
- 一人
-
願徳寺
by しどーさん(2017年6月11日撮影)
いいね 4 -
願徳寺
by しどーさん(2017年6月11日撮影)
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寺のパンフレットに『京都で一番小さな拝観寺院』と書かれていました。
たしかに自称しているだけあり、収蔵庫と小さな庭があるだけの寺でした。
収蔵庫にある本尊の如意輪観世音菩薩半跏像は国宝に指定されている美しい像です。
渡来仏、もしくは渡来仏師の作だと言われている唐様式の像です。
半跏像では作例の少ない右足踏み下げの像で、2体あった左右対称の脇仏の1体が残ったという説もあります。
- 行った時期:2017年6月11日
- 投稿日:2017年7月3日
- このクチコミは参考になりましたか?4はい
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願徳寺の2021年11月の口コミ
超国宝!美仏「如意輪観音」独り占め!!本当にみんな来ないのが不思議・・。薬師如来立像もよい感じですね。コロナのためか説明はなく、自分で部屋に入って灯りをつけるようになったいた。
詳細情報をみる
- 行った時期:2021年11月24日
- 投稿日:2021年11月27日
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梅雨の大雨がやんだ わずかな時間を探して再訪した。どうしても行きたかったのだ。
願徳寺駐車場 マップコード:7 423 830*83
●衣服が興味深い
通常,菩薩像は天衣(てんね)という薄く細長い衣服をまとっている。そして条帛(じょうはく)という薄い帯のようなものを肩から斜めにかけている。
正確に述べれば,条帛を左肩から右脇に流し,その上に天衣を両肩からかける。これが普通なのである。例えば,滋賀県向源寺(渡岸寺観音堂)におられる十一面観音菩薩立像は,360度拝見できるが,正面もお背中も条帛が,左肩から右脇腹に流れている。その条帛の上,両肩に天衣がかかっている。
この如意輪観音様は,条帛を左肩から右脇腹に流し,その上に天衣をかけている。しかし天衣は両肩ではなく,右肩から左手に流れている。しかも右肩の天衣は細く絞られ,まるで条帛のよう。左手に回した天衣は,左の脇腹の前で,条帛の下をくぐって下へ落ちている。
背中では大きくX字のようにクロスしている天衣と条帛が,前では,小さく交叉し,風になびく天衣と条帛を軽く保持している。
●どうして半跏なのか?
片足をあげて組むスタイルは半跏趺坐(はんかふざ)といわれる。広隆寺などの半跏思惟(はんかしゆい)像は,思索沈潜しているので,とても「静的」だ。しかしこの如意輪観音様は違う。両足を組んで座っている結跏趺坐(けっかふざ)から,まさに立ち上がろうとして片足を降ろしているところなのだ。だから降ろした右足(特に親指)に力が入っているのだ。そう考えると,足下を隠す裳(も,「裙(くん)」とも)が大きく舞い,深い襞(ひだ)になっているのが理解できる。襞は翻波式(はんぱしき)のような強弱の一定リズム(拍節法)ではなく,ランダムになり大胆な表現。
裳(も)だけではない,上半身にまとう条帛(じょうはく)も天衣(てんね)も風をはらんで舞っている。
如来も菩薩も,もともと暑いインドから来ている。だからまとう衣服も極めて薄い。この薄さ・軽さが,榧(かや)の一木造の無塗装による黄金色(樹脂分により,経年変化で)と相まって美しい仏様を生み出したのだろう。
●お背中は
堂内に貼られた写真あるいは1枚 200円の写真で確認できる。
●以前は
10年くらい前までは,住職によるお話があったようだ。また法話を聞きたいものだ。詳細情報をみる
- 行った時期:2021年7月9日
- 混雑具合:空いていた
- 滞在時間:1時間未満
- 投稿日:2021年7月17日
-
ただただ お美しい如意輪観音さま。渡されたパンフレットに………
●リアリズム
リアリズムと言って良いお顔は美しい。しかし玉眼がわずかに見え,厳しい顔つきだ。
遊戯坐(ゆげざ)に組まれた脚部,そして舞うような深い襞(ひだ)の衣紋(えもん)。右手は与願印(よがんいん)。左手は修復され,施無畏印(せむいいん,与願印の対称として)。
仏様のうしろを見ることはできないが,堂内に貼られた写真で確認できる。そのお背中は,薄衣(うすごろも)が両肩にクロスしてまとわれている。
脚部の裳(も:下半身を覆う布),肩から腕に落ちる薄衣,いずれも宙に浮いているように軽い。風になびいている感じはないので,空中に浮いてるのか。衣紋の襞が深く,衣の薄さ,そして軽さが感じられる。
●如意輪観音菩薩か
通常,6本の腕(六臂:ろっぴ)をお持ちになり,そのうち1本を頬に当てているのが,如意輪観音である。にもかかわらず,この像は2本(二臂:にひ)である。六臂の如意輪観音としては,例えば,室生寺 本堂(潅頂堂)におられる仏様が有名である。
「虚空蔵菩薩」という説があるが,持物(じもつ)からみて「弥勒菩薩」に近いと思う。密教以前の顕教では,
如意輪観音は二臂であったので,寺伝どおり,如意輪観音菩薩とみて良いのではないか。専門家ではないので,勝手な意見だが。
●ルート
沓掛交差点を左折。南進して T字交差点を右折。二股を左。少し進むと,駐車場。
●お参りの方法
クルマをとめて,石段をあがると,閉じられた門がある。インターフォンのボタンがあるので,住職と会話。ここで,「見学したい」と話すと,「見学できる庭はない」と断られる。このため,「国宝を拝顔したい」と伝えると,許可が出る。
トイレはあるが,住職にことわって入れてもらう。
●パンフレット
『法味 47』というパンフレットを渡された。いつもならスルーするのだが,気になって読んだ。すると「あたりまえ 前 願徳寺 宝菩提院 副住職 中村 瑛真(平成二年遺稿)」で始まる一文があった。当たり前の日常こそ,本当に感謝すべきことという内容だ。どうしてこの《平成の最初》に書かれた一文が《令和二年》のパンフレットにあるのだろう。現住職の思いが感じられる。
時々,この文章と購入した如意輪観音の写真を眺めながら,何か暖かい物を感じる。
京都に行く際,再訪したい。詳細情報をみる
- 行った時期:2020年5月12日
- 混雑具合:空いていた
- 滞在時間:1時間未満
- 投稿日:2021年6月3日
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願徳寺の2019年06月の口コミ
京都市西京区大原野南春日町1223-2。勝持寺の隣にあるお寺で、通常山門は閉じているので、インターホンを押す。願徳寺には本尊の「如意輪観世音菩薩像@国宝」の他、薬師瑠璃光如来像@重文や青不動明王、聖徳太子二歳像など、貴重な仏像が安置されている。見仏前に暗闇で説明をしていただき、説明後にライトアップというショー形式となっている!?奈良・中宮寺、京都・神護寺、京都・蟹満寺、奈良・當麻寺などと同じく、日本式仏像様式完成前の作風を感じる。
詳細情報をみる
- 行った時期:2019年6月16日
- 投稿日:2019年6月16日
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願徳寺の2018年06月の口コミ
超ド級の「如意輪観音坐像@国宝」が安置されている。見仏前に暗闇で説明をしていただき、説明後にライトアップというショー形式となっている!?奈良・中宮寺、京都・神護寺、京都・蟹満寺、奈良・當麻寺などと同じく、日本式仏像様式完成前の作風を感じる。
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- 行った時期:2018年6月3日
- 投稿日:2018年6月4日