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ラーメン官僚が厳選!東京の絶品ラーメン30選。絶対食べたい、極上の一杯はこれだ!

2019.04.26

下頭橋ラーメン 【ときわ台】

ラーメン好き中高年のソウルフード・背脂チャッチャ系を実直に紡ぎ続ける佳店

下頭橋ラーメン

下頭橋ラーメン

20世紀の終盤、都内を中心に一世を風靡した「背脂チャッチャ系」ラーメン。
丼に背脂を振り掛ける際に生じる「チャッチャ!!」という音がジャンル名の由来となるほど、大量の背脂が搭載された1杯は「ラーメン=B級グルメ」と考えていた当時の人たちの琴線に触れ、幹線が交通渋滞を引き起こす程の人気に。

『下頭橋ラーメン』は、そんな背脂チャッチャ系提供店舗の中でも、圧倒的な支持を獲得していた環状七号線沿いの名店の味をトレース。

大半が背脂で構成されているかと錯覚しそうになるほどインパクトが強いスープと、麺が褐色に染まるほど濃密で味わい深いカエシ。今でもなお、十二分に通用する味わいだ。

■下頭橋ラーメン
[住所]東京都板橋区常盤台3-10-3
[営業時間]18時~翌4時
[定休日]水曜

つけ麺 和 【竹ノ塚】

疑問の余地なし。21世紀最高峰の動物+魚介系つけ麺

つけ麺 和

つけ麺 和

スープは、脂肪分が少なく臭みがない「あべどり」を軸に豚骨等を合わせ、強火で2日間煮込んだ動物系出汁と、サバ節・煮干し・アゴ・宗田節・上質な鰹節から採った魚介出汁とを、絶妙なバランスでブレンドしたもの。一滴一滴に凝縮された山海の滋味が、食べ手を圧倒する。

カエシ作りにも勿論、全力が注がれる。濃口醤油のみを用いコク深さを演出するとともに、塩味を抑え甘みをフィーチャー。スープとカエシの合わせ技で、舌が肥えたラーメン通にさえ、別格と認めさせるだけの説得力を持たせている。

都内屈指の名店『つけ麺道』での修業経験がフルに活かされた、珠玉の1杯だ。

■つけ麺 和
[住所]東京都足立区西竹ノ塚1-12-9 共栄ビル1F
[営業時間]11時~15時、18時~21時※日曜は11時~18時前後※売り切れ次第終了
[定休日]月曜

燦燦斗 【東十条】

丁寧な仕事が生んだ、後世に残したい名杯

燦燦斗

燦燦斗

営業時間は18:00から20:30までの2時間半、定休日は月曜と木曜というハードルの高さは驚異的だが、万難を排してでも足を運ぶ価値はある。

 「らーめん」「つけめん」「油そば」等の定番メニューも丁寧な仕事ぶりが光り、それぞれのジャンルを代表する「お手本」としてのオーラをまとうが、「中華そば塩」の完成度の高さも、それらに負けず劣らず。

塩カドをキリリと立たせながらもタレ頼みに陥らず、豚骨・鶏のモミジ・煮干し・サバ節の素材感を緻密に拾い上げたスープは、いつまでも飲み続けたくなるほど魅惑的。スープを受け止め支える自家製麺の出来映えも、100点満点。

後世に残していきたい「豚骨魚介塩」のマスターピースだ。

■燦燦斗
[住所]東京都北区中十条3-16-15
[営業時間]18時~20時30分
[定休日]月曜・木曜

蒲田・羽田周辺エリア

煮干しつけ麺 宮元【蒲田】

つけ麺の進化の歴史が凝縮された、濃厚つけ麺の模範解答

煮干しつけ麺 宮元
味玉極濃煮干しつけ麺

煮干しつけ麺 宮元

店主は、都内のラーメン好きであれば誰しもが知る、新小岩の超人気店『一燈』のご出身。

オープンから既に数年の歳月が経過したが、衰えを知らない人気の秘訣は、誰しもが親しんでいる当たり前の味を、当たり前からかけ離れた労力を掛けて創り上げていることに尽きるだろう。

開店当初からの不動の看板メニュー「極濃煮干しつけ麺」は、つけダレに浸した極太麺を啜り上げた瞬間、目が醒めるようなフルボディの煮干しの滋味が、食べ手を強襲。一滴一滴に凝縮されたうま味の密度が桁違いに高く、想像を上回る満足感を抱かせてくれる。

麺は硬めに茹で上げられ、直線的なシルエットが特徴的。「同店のつけ麺こそ、濃厚つけ麺の模範解答」という見解に異論を唱える人は、皆無に近いだろう。

■煮干しつけ麺 宮元
[住所]東京都大田区西蒲田7-8-1
[営業時間]11時~15時、18時~21時
[定休日]なし

中華ソバ ちゃるめ 【糀谷】

1日2回採るスープの鮮度は抜群。糀谷という立地は空の旅の強い味方

中華ソバ ちゃるめ
ワンタン中華ソバ

中華ソバ ちゃるめ

店主は、独立に至るまでにラーメン職人として着実な研鑽を積み重ねてきた実力派。同店は、地元仲間から命名された店主のニックネーム(ちゃるめ)を屋号に冠した、地元密着型の1軒だ。

推奨メニューは「中華ソバ」。スープは、豚ゲンコツ・豚背ガラ・鶏ガラを丁寧に炊いた動物系出汁と、羅臼昆布・宗田節・サバ節の滋味を凝縮させた魚介出汁とを、提供直前でブレンドしたもの。

常にフレッシュな状態を維持できるよう、動物系出汁は1日に2回採る念の入れよう。

舌上でスープを転がせば、各種素材が代わる代わる頭をもたげ存在を主張。複雑玄妙なうま味が生む複層的な味わいに、歓声を上げてしまいそうになる。それでいて、全体的な印象は質実剛健そのもの。

次世代にまで引き継ぎたい、頼もしい1杯だ。

■中華ソバ ちゃるめ
[住所]東京都大田区萩中2-1-4丸栄ビルEAST 1F
[営業時間]【月曜~土曜】11時~15時、18時~21時【日曜、祝日】11時~15時
[定休日]月曜

中華そば 梟 【蓮沼】

名店で実力を蓄えた店主が紡ぐ、渾身のノスタルジック中華そば

中華そば 梟
中華そば&懐かしの固ゆで玉子

中華そば 梟

数々の名店で実力を蓄え、晴れて一国一城の主となった店主。現在、同店が手掛けるのは、看板メニューの「アジ煮干中華そば」と、それに自家製ラー油を加えた「辛いそば」。
もちろん、初訪問時に食すべきは「アジ煮干中華そば」だ。

スープの主役は、メニュー名のとおり「鰺の煮干し」。その出汁は、香りだけで胃袋にスペースを作り出し、啜った瞬間、圧倒的な和風味が頬を緩ませる渾身の力作。
中盤以降は、丸鶏の滋味とミョウガの薫香が鰺のうま味に折り重なり、食味に更なる彩りを添える。

タレにも一切手を抜かない。名門醸造所である『岡直三郎商店』と『小豆島マルキン』の醤油を採用。全てのパーツに抜かりのない、盤石の仕上がりだ。

■中華そば 梟
[住所]東京都大田区東矢口3-1-11
[営業時間]11時~16時、18時~21時
[定休日]火曜

八王子・小金井・日野エリア

中華料理 宝華 【東小金井】

独創性高き、油そばの源流。汁なしの概念が変わる1杯

中華料理 宝華

中華料理 宝華

21世紀に入ってから急速に人口に膾炙し、今やすっかりお馴染みの1杯となった「油そば」。しかしながら「油そば」は、決して目新しい存在ではない。20世紀においても武蔵野エリアのご当地麺として親しまれてきたという歴史がある、由緒正しき食べ物だ。

そんな「油そば」の中で、是非とも召し上がっていただきたいのが、『中華料理宝華』の「宝ソバ」。

最大の特徴は、汁そばに迫るほどタップリと丼に注ぎ込まれた自家製ダレの存在。自家製液状油・醤油ダレ・鶏ガラスープの三者を絶妙なバランスでブレンドし、特製のタレを創作。

口内で甘み・塩味・うま味が一体と化し、食べ手に鮮烈な印象を刻み込む。
汁なしの概念を一変させうる名杯だ。

■中華料理 宝華
[住所]東京都小金井市東町4-46-12
[営業時間]【平日】11時30分~15時、17時30分~21時【土曜・日曜・祝日】11時30分~21時
[定休日]月曜

分田上 【南大沢】

とことん真面目に創られた「熊本ラーメン」。接客も実に好印象

分田上

分田上

ロケーションは、最寄り駅である南大沢駅から2km程度。公共交通機関使用派にとってはややハードルが高いが、足を運ぶ価値は極めて高い。

惜しまれながらも閉店した相模原の名店『大石家』で腕を磨き、2000年にオープン。開業から20年近くの歳月を経た今でもなお、訪れる人が絶えない。

芳香が鼻腔を優しくくすぐり、上品な甘みが味覚中枢を心地良く刺激するスープは、本場・熊本の人気店も顔負けのクオリティの高さ。

マー油(焦がしニンニク油)の風味・分量の塩梅も絶妙。痒いところに手が届く接客も相まって、訪れる客に至福のひと時を約束する。

■分田上
[住所]東京都八王子市下柚木321-1
[営業時間]11時~17時
[定休日]毎週火曜、第2・4月曜

らーめん にじいろ 【高尾】

高尾駅から4km超の距離も苦にならない。絶品淡麗ラーメンが其処にある

らーめん にじいろ
味玉しょうゆらーめん

らーめん にじいろ

最寄り駅から4km超の距離がある同店。アクセスするには相応の労力が伴うが、ひとたび足を運べば、必ずや、ご満足いただけるに違いない。

期間限定メニューも精力的に提供するが、初訪問時に召し上がっていただきたいのは、レギュラーメニューである「醤油らーめん」。

スープは、鶏ガラベースの出汁と魚介出汁を、提供直前に絶妙なさじ加減で掛け合わせたもの。鶏ガラ出汁は、香味野菜を一緒に煮込むことで、ふくよかな野菜の香味が鶏をしっかりと支える枠組みを構築。

魚介出汁も、白口煮干・真昆布を水出しした後、80℃まで加熱。鰹節・さば節・宗田節を20分間漬け込み、仕上げに花鰹を加えるこだわりよう。

食べ進めるにつれ素材の滋味が際限なく拡がるダイナミックな味わいに、ノックアウト必至だ。

■らーめん にじいろ
[住所]東京都八王子市西寺方町67-4
[営業時間]【火曜~木曜】11時~14時、17時~20時【金曜~日曜・祝日】11時~15時
[定休日]月曜(祝日の場合翌日)

中華そば うお青【万願寺】

1回1杯主義を貫徹。待ち時間も苦にならない魚介淡麗系の最高峰

中華そば うお青

中華そば うお青

最寄り駅は、「多摩都市モノレール線」の万願寺駅。新撰組副隊長・土方歳三氏の生誕の地として知られる同地の路地裏にひっそりと佇む実力店が、こちらの『中華そば うお青』だ。

店主は以前、静岡県で魚を扱う仕事に従事。そんな店主が一念発起し独学でラーメンを開発。人気店で修業し独立するというパターンが主流となりつつある今日において、「独学」という経歴は貴重。

ラーメンの味も、独学であることを証明するかのように個性的で、その点が大きな強みとなっている。

静岡県伊豆産の原料を駆使した魚介スープは、口腔内にじわりと沁みわたる上質な甘みが、首都圏では中々お目に掛からない独特の風趣。食べ手に忘れがたい余韻を刻み込み、再訪を約束させる。

■中華そば うお青
[住所]東京都日野市石田 2-9-1
[営業時間]11時~14時、17時30分~※売切れ次第終了
[定休日]月曜

※この記事は2019年4月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください

田中 一明(たなか かずあき)  田中 一明(たなか かずあき)

通称「ラーメン官僚」。ラーメン食べ歩き歴20年以上、実食杯数は11,000杯以上に及ぶ。直近の数年間は、毎年700杯~800杯のラーメンをコンスタントに実食。2016年現在、日本でラーメンシーンの「今」を最もよく知る人物。

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