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2025.03.31

【全国】絶景が見られる高原27選!自然が生み出す壮大な景色を満喫

素晴らしい絶景スポットを有する、日本各地の高原を紹介します。標高の高いところに位置しているため、遠くの山々や海などを望めたり、季節の花畑や紅葉が見られたりと、それぞれに見どころが満載。散策やドライブにもおすすめです。自然が見せてくれる壮大な景色を見に出かけてみませんか?

【秋田県】仁賀保高原

鳥海山と日本海を一望!風車を見ながらドライブできる

仁賀保高原

秋田県・鳥海山の北麓に広がる「仁賀保高原」。高原に設置された展望施設「ひばり荘」からは山々だけでなく、日本海も望むことができます。天気が良ければ海の向こうに男鹿半島まで見渡せますよ。

近くには牧場があり、時期によっては放牧されたジャージー牛がのんびりと過ごす様子を見られることもあります。

仁賀保高原

「仁賀保高原」を南北に縦断する道沿いに立ち並ぶ、15基以上の風力発電用風車を眺めながらのドライブもおすすめです。

■仁賀保高原
秋田県にかほ市馬場
日本海東北自動車道仁賀保ICより20分
あり(無料)
「仁賀保高原」の詳細はこちら

(画像提供:一般社団法人にかほ市観光協会)

【山形県】山形蔵王中央高原

ロープウェイで行ける標高1387mの絶景スポット

山形蔵王中央高原

標高約1300mと高い山の上に位置する「山形蔵王中央高原」。麓の蔵王温泉街から「蔵王中央ロープウェイ」で鳥兜山山頂までアクセスできます。山頂の鳥兜駅に隣接する「霧氷テラス」からは蔵王の山々を眺めることができますよ。

山形蔵王中央高原

「山形蔵王中央高原」のエリア内にあるドッコ沼は日差しによって、湖面の色がエメラルドグリーンや青色に変わります。特に秋には赤や黄色の紅葉と水面の鮮やかなコントラストが楽しめますよ。

■山形蔵王中央高原
山形県山形市蔵王温泉
【蔵王中央ロープウェイ】8時30分~17時※時期によって異なる。詳細は公式サイトを確認
なし※5、11月に整備運休あり。詳細は公式サイトを確認
蔵王中央ロープウェイ 往復【大人(中学生以上)】2400円【子ども(小学生)】1200円※幼児は付き添いの大人1人につき1人無料
山形駅よりバスで45分/山形中央自動車道上山ICより20分
あり(冬期間土日祝は有料)
「山形蔵王中央高原」の詳細はこちら

(画像提供:蔵王中央ロープウェイ)

【福島県】郡山布引風の高原

一面のひまわりやコスモスと風車をパノラマで見通す

郡山布引風の高原
郡山布引風の高原

猪苗代湖の南に位置し、磐梯山を一望できる福島県「郡山布引風の高原」。標高1000mにあるため、平野部より気温が低く、真夏でも吹く風が涼しく感じられて心地よいですよ。

例年8月下旬~9月上旬にはひまわりが、9月~10月にはコスモスが見頃を迎えます。一面に咲く花々と、33基の風車とが合わさった景色を見るために例年多くの人が足を運ぶそう。花の開花状況は公式サイトで確認可能です。

■郡山布引風の高原
福島県郡山市湖南町赤津字馬頭原(布引山の麓)
12月~4月末頃※年度によって異なる、詳細は公式サイトを確認
磐越自動車道猪苗代磐梯高原ICより50分
あり(無料)
「郡山布引風の高原」の詳細はこちら

(画像提供:湖南町商工会)

【栃木県】那須高原

展望台から那須連山や関東平野を見渡せる

那須高原

栃木県・那須岳の中腹に位置する「那須高原」。特に標高1048mにある「那須高原展望台」からは、天気によっては那須連山や八溝山系はもちろん、関東平野までも見渡せます。

那須高原

春や秋ごろの昼夜の寒暖差の激しい時期の朝には、眼下一面を雲海がすっぽりと覆う日もあるそうです。また、遠くまで街明かりが広がる夜景もぜひ見に行ってみてください。

■那須高原
栃木県那須郡那須町大字湯本
那須塩原駅よりバスで60分/東北自動車道那須ICより25分
あり(無料)
「那須高原」の詳細はこちら

(画像提供:那須町観光協会)

【栃木県】古峰ヶ原高原

春にはツツジ、秋には紅葉が美しいハイキングコース

古峰ヶ原高原

古くは修験道の修行地だった栃木県「古峰ヶ原高原」。現在はハイキングコースが整備されています。

コースでは季節ごとにさまざまな花が見られますが、特におすすめしたいのが春。ヤマツツジやレンゲツツジの赤やオレンジの花と、ズミの白い花のコラボレーションは必見です。

古峰ヶ原高原

駐車場から北側には行者沼や行者岳を経て地蔵岳・夕日岳へ向かう登山道があり、尾根の眺望を求めて登山者に人気なのだそう。秋には道沿いの木々が紅葉し、ハイキングだけでなくドライブコースとしてもおすすめですよ。

■古峰ヶ原高原
栃木県鹿沼市草久
東北自動車道鹿沼ICより50分
あり(無料)
「古峰ヶ原高原」の詳細はこちら

(画像提供:鹿沼市観光協会)

【群馬県】榛名高原

榛名富士からの絶景や湖畔の散策が楽しめる

榛名高原
ロープウェイ(画像提供:榛名観光協会)

高原内に榛名湖を有し、湖のほとりの散策やボートなどのアクティビティが楽しめる「榛名高原」。湖畔からロープウェイに乗って榛名富士の山頂まで一気に登れば、パノラマで関東平野が見渡せます。冬の晴天時には遠くに富士山も見られますよ。

榛名高原
(画像提供:フォトAC)

榛名湖周辺には遊歩道が整備されています。ユウスゲやコオニユリなど、季節ごとの花々を見ながら、ゆったりハイキングを楽しんでくださいね。

■榛名高原
群馬県高崎市榛名湖町
ロープウェイ【4月~11月】9時~17時(登り最終16時30分)【12月~3月】9時~16時(登り最終15時30分)
なし※ロープウェイは悪天候の場合運休
ロープウェイ【大人】往復950円、片道500円【子ども(小学生)】往復470円、片道250円
高崎駅よりバスで70分/関越自動車道渋川伊香保ICより40分
あり(無料)
「榛名高原」の詳細はこちら

【神奈川県】仙石原高原

夕日を浴びて一面黄金色に輝くススキは必見

仙石原高原

神奈川県「仙石原高原」の見頃は秋。特に「仙石原すすき草原」の、一面に広がる黄金色のススキが風に揺れる光景は息をのむ美しさです。夕暮れ時には、夕日を浴びたススキによって高原一帯が金色に輝いているように見えます。

仙石原高原

高原内には歩道が整備されています。秋が近くなるとススキの色づき状況が観光情報サイト「箱根全山」で更新されるので、お出かけ前にはぜひチェックしてみてくださいね。

■仙石原高原
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
箱根湯本駅よりバスで30分/箱根新道山崎ICより40分
あり
「仙石原高原」の詳細はこちら

(画像提供:箱根町役場観光課)

【石川県】獅子吼高原

夕日に染まる一面の田畑と日本海は一見の価値あり

獅子吼高原

白山連峰や日本海を一望できる「獅子吼高原」。夕日の時間帯は、空、海、山、一面の田畑が赤く染まる雄大な光景が見られます。

獅子吼高原
高原のカフェ

「獅子吼高原」はふもとに「パーク獅子吼」、山頂に「スカイ獅子吼」というレジャーエリアが整備されています。「スカイ獅子吼」までは、「パーク獅子吼」から乗れるゴンドラか徒歩でアクセスが可能。運が良ければカモシカを見ることもできます。

「スカイ獅子吼」にある「高原のカフェ」では、ドリンクを味わいながらゆったりと風景を眺めることができますよ。

※スカイ獅子吼、ゴンドラは11月下旬から4月中旬冬季休業

■獅子吼高原
石川県白山市八幡町リ110番地
【パーク獅子吼・スカイ獅子吼・ゴンドラ】10時~17時※変更の可能性あり、詳細は公式サイトを確認
【パーク獅子吼・スカイ獅子吼・ゴンドラ】火、11月下旬から4月中旬
ゴンドラ【大人(中学生以上)】往復710円、片道500円【子ども】往復300円、片道250円
鶴来駅よりバスで10分/北陸自動車道白山ICより30分
あり(無料)
「獅子吼高原」の詳細はこちら

(画像提供:白山市地域振興公社)

【福井県】六呂師高原

昼はのどかな牧歌的風景、夜は満天の星降る高原

六呂師高原

経ヶ岳の裾野標高400~700mに広がる「六呂師高原」では、春から秋にかけて乳牛が放牧されているのどかな風景が見られます。

高原内にはアイスクリーム作り体験が出来る施設や、温浴施設もあります。令和7年度にはサウナやオートサイトなどを備えたキャンプ場「SORA to DAICHI」がオープン予定。

六呂師高原

「六呂師高原」は、2005(平成17)年には環境省・日本環境協会による「全国星空継続観察」で“日本一星空がきれい”と認定されたスポットでもあります。さらに、2023(令和5)年にはアーバン・ナイトスカイプレイス部門において、アジアで始めて「星空保護区」として認められました。

大野市街地から車で25分程度とアクセスも良好ながら、街の明かりに邪魔されない漆黒の夜空に数えきれないほどの星が見られます。

■六呂師高原
福井県大野市南六呂師
中部縦貫自動車道大野ICより25分
あり(無料)
「六呂師高原」の詳細はこちら

(画像提供:大野市役所観光交流課)

【山梨県】清里高原

橋の上やリフトから富士山や南アルプスの山々を眺める

清里高原
(画像提供:NPO法人清里観光振興会)

本州のほぼ中央に位置する山梨県「清里高原」。訪れた際にぜひ立ち寄りたいのが高さ100m、全長490mの「八ヶ岳高原大橋」です。

橋の東側に設置されている展望駐車場からは八ヶ岳や南アルプスを一望できます。駐車場に車を停め、徒歩で橋の中央に向かえば、富士山や八ヶ岳をひとりじめした気分になります。

清里高原
(画像提供:サンメドウズ清里)

高原内のアウトドア施設「サンメドウズ清里」にある全長1100mの「パノラマリフト」でも、山々や針葉樹の緑を眺めながら10分間の空中散歩が楽しめます。

リフトを降りたら、山頂エリアである「清里テラス」に設置されたアウトドアソファに座って、遠く野辺山高原を眺めながらくつろぎの時間を過ごすのもおすすめです。

※「サンメドウズ清里」の詳細は公式サイトを確認

■清里高原
【八ヶ岳高原大橋】山梨県北杜市高根町川俣167【サンメドウズ清里】山梨県北杜市大泉町西井出8240-1
【八ヶ岳高原大橋】駐車場開放時間9時~17時【サンメドウズ清里パノラマリフト】9時~下り最終16時30分(上り最終16時)
【サンメドウズ清里】11月中旬~5月中旬※GWは除く、詳細はサンメドウズ清里公式サイトを確認
パノラマリフト【大人】2800円【小学生】2200円【子ども(3歳以上)】2000円
清里駅より車で10分/中央自動車道長坂ICより15分
あり(無料)
「清里高原」の詳細はこちら

【長野県】乗鞍高原

多くの池や滝を有する高原。雪壁の間を走るバスもぜひ乗りたい

乗鞍高原
まいめの池と乗鞍岳

北アルプスの南端、中部山岳国立公園の一部である「乗鞍高原」。標高3026mの剣ヶ峰を主峰とする、23の峰々で形成された乗鞍岳の裾野に広がる高原です。

高原内には乗鞍岳から流れる川が多くの滝や池となって存在しています。特にまいめの池では、晴天で風のない日には水面に乗鞍岳が写り込む風景を見ることが可能です。

乗鞍高原

乗鞍岳へと通じる山岳道路「乗鞍エコーライン」のおすすめポイントのひとつが、例年ゴールデンウィークから6月上旬に雪の壁の間を通っていく「春山バス」。壁の高さは年によって異なるものの、8~10mもの高さになる地点もあります。

また、除雪が進み、道が開通するにつれて見られる光景も変わります。6月1日から行ける、残雪の向こうに穂高連峰を見渡せるスポットは写真映え抜群です。

※乗鞍エコーライン全線開通は7月1日

■乗鞍高原
長野県松本市安曇
新島々駅よりバスで60分/長野自動車道松本ICより70分
あり(無料)
「乗鞍高原」の詳細はこちら

(画像提供:松本市アルプスリゾート整備本部)

【岐阜県】ひるがの高原

高原に咲くペチュニアやミズバショウは長い期間楽しめる

ひるがの高原
ひるがのピクニックガーデンのペチュニア

岐阜県「ひるがの高原」は標高約900mに位置し、春のミズバショウ、秋の紅葉や赤く色づくコキアなど、季節ごとにさまざまな草木が見られる高原です。

さまざまなアクティビティや散策スポットのあるレジャー施設「ひるがのピクニックガーデン」の「高原リフト」に乗れば、眼下にペチュニアの花畑や山々を眺めることができますよ。ペチュニアは7月下旬~9月上旬まで見頃が続きます。

あやめ沢湿原のミズバショウ群生地は、位置ごとに4月中旬から5月上旬頃までと長い期間、花を楽しめるのが特徴です。

ひるがの高原

国道156号線に面するひるがの分水嶺公園では、山の上から流れてきた水が、太平洋に向かう長良川と日本海へ行く庄川とに分かれていく分水嶺(ぶんすいれい)を見ることができます。

■ひるがの高原
岐阜県郡上市高鷲町ひるがの
【ひるがのピクニックガーデン】9時~17時【高原リフト】9時~16時(下り最終乗車16時30分)
【ひるがの分水嶺公園、あやめ沢湿原】なし※天候によって入場不可【ひるがのピクニックガーデン】10月中旬~4月上旬
ひるがのピクニックガーデン入園料【大人(中学生以上)】800円【子ども(4歳以上)】600円、高原リフト【大人(中学生以上)】往復900円【子ども(4歳以上)】往復600円
白鳥高原駅よりバスで35分/東海北陸自動車道ひるがの高原スマートICより8分
あり(無料)
「ひるがの高原」の詳細はこちら

(画像提供:協同組合 高鷲観光協会)

【静岡県】朝霧高原

雄大な富士山を背に牛が牧歌的に過ごす風景を眺めよう

朝霧高原

地盤が富士の溶岩帯で高い樹木がほとんど生えないため、富士山の全景を間近から仰ぎ見ることができるのが特徴の静岡県「朝霧高原」。周囲には牧場が多く、富士山を背景に放牧された乳牛がのどかに過ごす光景が見られる日もあります。

朝霧高原

700mの標高に位置するため気温が低く、真夏でも心地よく散策できます。涼しいなかで青々とした木々の緑と雄大な富士山、青空の取り合わせの風景をのんびり眺めるのもよいですね。

■朝霧高原
静岡県富士宮市北部
富士宮駅よりバスで30分/新東名高速道路富士ICより45分
施設により異なる
「朝霧高原」の詳細はこちら

(画像提供:公益社団法人 富士宮市観光協会)

【愛知県】茶臼山高原

星空とサンパチェンスの花畑が美しい、愛知県の最高峰

茶臼山高原

愛知県内で最も標高が高い「茶臼山」と「萩太郎山」それぞれの山頂にわたって広がる「茶臼山高原」。標高1415mから見下ろす風景はもちろん、星空も格別の美しさです。

茶臼山高原

茶臼山山頂にはウッドデッキやアウトドアチェアが設置された「スカイガーデン(茶臼山高原展望台)」があり、ゆっくり座って南アルプスの山々を眺められます。7~10月頃には、長く満開の時期が続くサンパチェンスの花畑を見下ろしながらリフトで山頂へ向かうことができますよ。

その他にも春には芝桜と新緑、夏の青々とした木々、秋の紅葉、冬の雪景色など、一年を通して異なる景色を楽しめます。

■茶臼山高原
愛知県北設楽郡豊根村坂宇場字御所平
観光ペアリフト【月~金】11時~16時【土日祝】9時~16時30分※時期によって異なる。詳細は公式サイトを確認
【観光ペアリフト】木※時期によって異なる。詳細は公式サイトを確認
観光ペアリフト【小学生以上】往復800円、片道500円【未就学児】無料
新東名高速道路新城ICより80分
あり(芝桜シーズンのみ有料)
「茶臼山高原」の詳細はこちら

(画像提供:豊根村観光協会)

【三重県】青山高原

約70基の風車と伊勢湾を一望。ハイキングにもおすすめ

青山高原

津市と伊賀市の境にまたがって広がる「青山高原」。高原内を縦断する道路沿いには、大きな風力発電用風車がおおよそ70基立ち並んでいます。

どこまでも続くような草原と木々、風車の列を眺めながらのドライブは気分爽快ですよ。

青山高原
カフェウインディーヒルと遠景

高原内にあるカフェ「カフェウインディーヒル」の前からは、伊勢湾や知多半島、秋の終わりころの晴天時には、はるか富士山まで見渡せる絶景ポイント。

また、店近くにある「青山高原」の頂上を示す三角点からは高原の風車郡や津市の街並みがパノラマで眺められます。遊歩道が整備されているのでハイキングにもぴったりです。

■青山高原
三重県伊賀市勝地
西青山駅よりタクシーで15分/伊勢自動車道久居ICより30分
【カフェウインディーヒル】11時~17時※時期によって異なる。詳細は店舗公式サイトを確認
【カフェウインディーヒル】不定※詳細は店舗公式サイトを確認
あり(無料)
「青山高原」の詳細はこちら

(画像提供:青山観光振興会)

【兵庫県】砥峰高原

90haにススキが広がる草原。秋には一面が黄金色に染まる

砥峰高原

約90haものススキの草原が広がる、兵庫県「砥峰(とのみね)高原」。秋が深まるにつれススキの穂の色が濃くなっていき、やがて一面が黄金色でおおわれる絶景が見られます。

また、春の小さな山野草の小さな花々が咲く様子や、夏の青々とした新緑のススキも美しいですよ。

砥峰高原

ススキの生える湿原を保護するために、遊歩道及び木道以外の部分は立ち入り禁止となっているので注意しましょう。

■砥峰高原
兵庫県神崎郡神河町川上801
12月~3月下旬※接続道路通行止めのため。詳細は公式サイトを確認
播但連絡道路神崎南ICより40分
あり(ススキシーズンのみ有料)
「砥峰高原」の詳細はこちら

(画像提供:一般社団法人 神河町観光協会)

【奈良県】曽爾高原

春の青・秋の黄金色、どちらも美しいススキの草原

曽爾高原
曽爾高原

倶留尊山から亀山を結ぶ西麓に広がるのが「曽爾高原」です。高原いっぱいに広がるのはススキの草原。2~3月頃に毎年山焼きを行い、春から夏にかけて芽吹いたススキによって一面に青い絨毯が敷かれたような姿をみせます。

また、例年秋にはススキの穂が陽射しを浴びて昼間は銀色、夕方には金色に輝く光景になりますよ。

春秋の寒暖差が大きい時期の朝には、草原一帯が雲海に覆われた幻想的な光景が見られることもあります。

■曽爾高原
奈良県宇陀郡曽爾村太良路
名阪国道針ICより120分
あり(無料)
「曽爾高原」の詳細はこちら

(画像提供:曽爾村役場企画課)

【和歌山県】生石高原

淡路や四国、紀伊水道まで見渡せるパノラマビュー

生石高原

和歌山県紀美野町と有田川町にまたがる「生石高原」では、晴天時には六甲エリアや淡路島、紀伊水道、四国まで見渡せるパノラマビューが楽しめます。

夏の草木の爽やかな緑や、秋の黄金色にきらめくススキの草原など、季節ごとに見どころがあります。ススキの見頃は例年10月上旬から11月中旬。風にゆれて輝くようなススキと山々、遠景の街並みのコラボをぜひ楽しんでください。

生石高原
レストハウス「山の家おいし」からの眺め

山頂近くにあるレストハウス「山の家おいし」では、風景を眺めながらランチやティータイムを過ごせます。近隣で生産された農産物やはちみつ、味噌などの販売もあり、お土産におすすめです。

■生石高原
和歌山県海草郡紀美野町中田
【山の家おいし】9時30分~16時30分
【山の家おいし】年末年始
阪和自動車道海南東ICより50分
あり(無料)
「生石高原」の詳細はこちら

(画像提供:紀美野町役場産業課)

【鳥取県】大山ますみず高原

リフトに乗って、日本海や島根半島を一望できる展望台へ

大山ますみず高原

標高約800mに位置する「大山ますみず高原」では、冬だけでなく春~秋にもリフトが運行しています。片道7分かけてゆっくり山頂へ向かう「天空リフト」に乗って、高原の緑をのんびり眺めましょう。

到着した先の展望台からは、日本海や弓ケ浜、島根半島の景色を一望できますよ。また、冬の晴れた夜には、日本海を行くイカ釣り漁船の照明である漁火(いさりび)が見えることもあります。

■大山ますみず高原
鳥取県西伯郡伯耆町大内 桝水高原
【天空リフト】9時~上り17時(下り17時15分)
【天空リフト】火※冬期、悪天候時は運航中止。詳細は公式サイトを確認
天空リフト往復【大人(高校生以上)】1500円【子ども(4歳以上)】1000円
伯耆溝口駅よりタクシーで15分/米子自動車道溝口ICより20分
あり(無料)
「大山ますみず高原」の詳細はこちら

(画像提供:伯耆町役場産業課 商工観光室)

【岡山県】蒜山高原

大山、擬宝珠山など山陰の名峰を仰ぎ見る

蒜山高原

岡山県と鳥取県にまたがる県境の高台に広がる「蒜山(ひるぜん)高原」。北側には大山や烏ヶ山、擬宝珠山など雄大な山々がそびえています。

蒜山高原

高原内を通る「蒜山大山スカイライン」の途中にある「鬼女台(きめんだい)展望休憩所」からは山並みや高原の緑をパノラマで眺められます。敷地には地元の特産品やお土産などを販売する売店もありますよ。

※「蒜山大山スカイライン」は例年12~3月頃冬期通行止め(降雪状況等により変更の場合あり)

■蒜山高原
岡山県真庭市蒜山下徳山1109(鬼女台展望休憩所)
【鬼女台展望休憩所】12月~3月頃※降雪状況等により変更の場合あり
米子自動車道蒜山ICより15分
あり(無料)
「蒜山高原」の詳細はこちら

(画像提供:蒜山観光協会)

【徳島県】大川原高原

7月上旬には約3万本のアジサイで一面が青く染まる

大川原高原

「大川原高原」の山頂には、約3万本のあじさいが植えられていて、例年7月上旬頃には一帯が青く染まります。さらに徳島県の固有種とされるアワノミツバツツジの群生地もあり、こちらは4~5月ごろに満開となります。

大川原高原

標高1020mと周囲の山々と比べても高い場所に位置するため、朝日と夕日のどちらも見ることができます。また、真夏でも涼しく、避暑地としても知られるスポットです。

■大川原高原
徳島県名東郡佐那河内村大川原
徳島自動車道徳島ICより60分
あり(無料)
「大川原高原」の詳細はこちら

(画像提供:佐那河内村役場企画政策課)

【愛媛県】翠波高原

菜の花、コスモス、ススキなど季節ごとの草花で彩られる

翠波高原

標高892mの翠波峰に位置する愛媛県「翠波高原」では、季節ごとに菜の花やソメイヨシノ、コスモス、ススキなどさまざまな草花が咲き誇ります。特に瀬戸内海の島々と四国山地を背景に、菜の花の黄色が一面に広がる様子は圧巻。

翠波高原

高原の山頂にある翠波峰広場からは、四国中央市の夜景を見ることもできます。広場には光源が無いため、家々や工業地帯の明かりがよりまばゆく感じられますよ。

■翠波高原
愛媛県四国中央市金砂町平野山乙306-1
松山自動車道三島川之江ICより30分
あり(無料)
「翠波高原」の詳細はこちら

(画像提供:四国中央市観光協会)

【高知県】四国カルスト 天狗高原

高山植物の中に石灰岩が点在する独特の風景

四国カルスト 天狗高原
石灰岩とハンカイソウ

地面のあちらこちらに白い石灰岩が点在する「四国カルスト 天狗高原」。特に夏には黄色いハンカイソウと石灰岩の白、空の青のコントラストが美しいですよ。

高原内には、約1kmの遊歩道にヒノキのチップが敷き詰められた散策路「セラピーロード」があり、こちらでも季節ごとにマンサクやササユリ、ツリガネニンジンなど、さまざまな高山植物を見られます。

四国カルスト 天狗高原

標高1000mと高い位置にあるため、夜になれば何にもさえぎられない、一面の星空を見ることができます。

■四国カルスト 天狗高原
高知県高岡郡津野町芳生野乙
高知自動車道須崎東ICより70分
あり(無料)
「四国カルスト 天狗高原」の詳細はこちら

(画像提供:津野町役場産業課・観光推進課)

【長崎県】白木峰高原

春は約10万本の菜の花、秋は約20万本のコスモスが咲き乱れる

白木峰高原

五家原岳の中腹にある「白木峰高原」。有明海から昇る日の出を見られるスポットでもあります。

春には約10万本の菜の花と点在する桜が、秋には約20種・20万本のコスモスが咲き乱れます。一面の花々と眼下の諫早平野や雲仙岳、有明海をパノラマで眺めましょう。

白木峰高原

それぞれの花のシーズンが近くなると、高原内の体験学習施設「コスモス花宇宙館」の公式サイトで開花状況を確認できます。

■白木峰高原
長崎県諫早市白木峰町
肥前長田駅よりバスで10分/長崎自動車道諫早ICより30分
あり(無料)
「白木峰高原」の詳細はこちら

(画像提供:諫早市役所緑化公園課)

【熊本県】瀬の本高原

阿蘇五岳、九重連山を一望できるドライブコース

瀬の本高原

南に阿蘇五岳、北に九重連山が一望できる熊本県「瀬の本高原」。中心には県道11号線、通称“やまなみハイウェイ”が通り、道路の左右には大草原が広がっています。

春には新緑、秋には紅葉と、草原の向こうの壮大な山々を眺めながらのドライブは気持ちが晴れ晴れします。

県道11号線沿いには展望レストランやカフェ、売店、ガソリンスタンドを併設する「瀬の本レストハウス」が設置されています。ドライブがてら立ち寄るのもいいですね。

■瀬の本高原
熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺
阿曽駅よりバスで60分/九州自動車道隈本ICより70分
あり(無料)
「瀬の本高原」の詳細はこちら

(画像提供:南小国町観光協会)

【大分県】飯田高原

新緑から雪景色まで。季節を問わず絶景ドライブを満喫できる

飯田高原

阿蘇くじゅう国立公園内に位置する大分県「飯田(はんだ)高原」。新緑の春や緑が眩しい夏、ススキや紅葉が金色に輝く秋だけでなく、冬の白銀の雪景色もおすすめです。丘陵沿いでカーブが多いので、冬はスタッドレスタイヤやチェーンの装着を忘れないでくださいね。

高原にあるタデ原湿原では、マスガヤ、ミズゴケなどの高原植物が見られます。湿原を囲むように木道の散策道が整備されているので歩きやすいですよ。

■飯田高原
大分県玖珠郡九重町大字田野
豊後中村駅よりバスで50分/大分自動車道九重ICより40分
あり(無料)
「飯田高原」の詳細はこちら

(画像提供:九重町観光協会)

【宮崎県】生駒高原

霧島連山と四季の花畑の組み合わせを楽しめる

生駒高原

雄大な霧島連山を背に約9万km2の広さを誇る宮崎県「生駒高原」。高原内にある、カフェや土産店、花畑などの複合施設「花の駅生駒高原」では、四季ごとに草花が楽しめます。

特に10月上旬から見頃を迎える約100万本のコスモスが咲く姿は絶景。園内を埋め尽くすほどのピンクや白の花は写真映えもばっちりですよ。

生駒高原

コスモスの他、春の約15万本のポピーと一面のネモフィラ、梅雨時期のアジサイ、秋の赤く色付いたコキアなど、各季節に見頃を迎える植物が育てられています。

■生駒高原
宮崎県小林市南西方8565
【花の駅生駒高原】9時~17時
【花の駅生駒高原】木※12月~翌2月のみ
花の駅生駒高原入場料【大人(中学生以上)】700円【子ども】無料
小林駅よりタクシーで15分/宮崎自動車道小林ICより8分
あり(無料)
「生駒高原」の詳細はこちら

(画像提供:花の駅生駒高原)

※この記事は2025年3月13日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載の価格は全て税込価格です。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

エニママ編集部  エニママ編集部

子育てを優先しながら、自分たちらしいはたらき方を実現するママの社会復帰支援サービス「Any MaMa(エニママ)」に登録する、精鋭ライターチームです。女性、ママならではのリアリティある視点での記事をご提供しています。