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2022.10.12

祈りの空間で心が洗われる…。一度は訪れたい、東京名教会おすすめ6選

素敵なステンドグラスがあるものや、名建築家が建てたものなど、実は東京には一度は訪れたい名教会がたくさんあるのをご存知でしたか?

今回は、ぜひ一度は訪れたい素敵な教会の中から厳選して6教会ご紹介いたします!

なかなか普段訪れる機会が無い教会ですが、たまには静かな空間で祈りをささげてみてはいかがでしょうか。

※「祈りの場」ですので、服装やマナーなど気遣いはお忘れなく!
また、教会によって見学できる時間が決まっていたり、事前に予約が必要だったりするので、必ずホームページなどで確認してからおでかけください。

1.「日本ハリストス正教会 東京復活大聖堂(ニコライ堂、首座主教座教会)」

日本最大級のビザンチン建築

日本ハリストス正教会 東京復活大聖堂
初代の実施設計は三菱三号館などの建築で知られるジョサイア・コンドルが担当。関東大震災後に岡田信一郎が構造補強を行い、大アーチ下部に鉄筋コンクリートの小アーチがとりつけられた

御茶ノ水駅近くに建つ東京復活大聖堂は、築126年の歴史ある教会です。

初代の建築は1891年に完成したものの、1923年の関東大震災で鐘楼の上部が倒壊。さらに類焼に見舞われ、1929年に修復され現在の姿になりました。煉瓦壁と土台は創建当初のままで、国の重要文化財にも指定されています。

■日本ハリストス正教会 東京復活大聖堂(ニコライ堂、首座主教座教会)
03-3295-6879
東京都千代田区神田駿河台4-1-3
[礼拝時間]【土曜】17時~徹夜祷【日曜】10時~聖体礼儀
[開門時間]【4月~9月】13時~16時【10月~3月】13時~15時30分 ※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、状況によって拝観制限あり
拝観献金300円(中学生は100円、小学生以下無料)
JR 御茶ノ水駅より徒歩2分、東京メトロ 新御茶ノ水駅より徒歩2分
「日本ハリストス正教会 東京復活大聖堂」の詳細はこちら

2.「聖路加国際大学 聖ルカ礼拝堂」

まるで中世ヨーロッパの教会

聖路加国際大学 聖ルカ礼拝堂"
礼拝堂入り口の洗礼盤奥には天使像が。搭上の鐘楼からは1日3回、聖歌のメロディが流れる

聖ルカ礼拝堂は聖路加国際病院旧館内にあるチャペルで、一歩足を踏み入れると中世に建てられたヨーロッパの教会を訪れたような錯覚を覚えます。

大きなステンドグラスや薔薇窓、アーチを組み合わせた天井などがあり、厳粛な雰囲気を醸し出しています。病院内の礼拝堂は、患者やその家族、医療スタッフ、地域の人々などにとって今も欠かすことのできない「祈りと慰めの場」として生き続けています。

■聖路加国際大学 聖ルカ礼拝堂
03-3541-5151
東京都中央区明石町10-1
[礼拝時間]【日曜】10時30分~聖餐式・説教 ※2022年9月現在、保存改修工事のため立ち入り禁止。2023年3月完了予定
[開門時間]病院敷地内のため、病院の開館時間に準じる
東京メトロ 築地駅より徒歩6分、東京メトロ 新富町駅より徒歩7分
「聖路加国際大学 聖ルカ礼拝堂」の詳細はこちら

3.「日本基督教団 安藤記念教会」

大震災をくぐり抜けた石の教会

日本基督教団 安藤記念教会
創立者の安藤太郎が文子夫人の遺志を重んじ、自宅を講義所として神に捧げたことに始まる安藤記念教会

大谷石を積んだ重厚な外観と切妻屋根が特徴的な安藤記念教会は関東大震災をくぐり抜けた、築100年を数える教会堂です。

尖塔アーチの開口部をはじめ塔内にはめ込まれたステンドグラスは日本ステンドグラス作家の草分け小川三知によるもの。

■日本基督教団 安藤記念教会
03-3442-4988
東京都港区元麻布2-14-16
[礼拝時間]【日曜】9時30分~教会学校 11時~主日礼拝
[開門時間]要確認
東京メトロ 麻布十番駅より徒歩10分
「日本基督教団 安藤記念教会」の詳細はこちら

4.「東京カテドラル聖マリア大聖堂」

丹下健三が設計した十字架の聖堂

カトリック 東京カテドラル関口教会
教会としては日本最大級をほこるパイプオルガンもぜひ注目したい

木造で畳が敷かれ履物を脱いでから入室したという旧聖堂が東京大空襲で焼失し、1964年に丹下健三の設計により再建されたのが今の聖堂。

当時のコンクリート技術を最大限に駆使した天井の高い聖堂は神秘的な空間を作り出し、建物全体で大きな十字架を形づくっています。天井の十字架型のスリットと四隅の垂直なスリットから差し込む光に心が洗われます。

■東京カテドラル聖マリア大聖堂
03-3941-3029
東京都文京区関口3-16-15
[礼拝時間]【日曜】8時~、10時~、12時~
[開堂時間]【月~土曜】9時~17時
東京メトロ 江戸川橋駅より徒歩15分
「東京カテドラル聖マリア大聖堂」の詳細はこちら

5.「カトリック 碑文谷教会(サレジオ教会)」

日本最大規模のフレスコ画は圧巻

カトリック 碑文谷教会
日本三大サンタマリアの1つ、「江戸のサンタマリア」と呼ばれる絵画も必見

イタリア産の大理石の柱や、イタリア人修道士による日本最大級のフレスコ画が美しい荘厳な聖堂を有する碑文谷教会。別名「サレジオ教会」と呼ばれ、カトリックの男子修道会「サレジオ会」に委託された教会です。

美しい壁画・天井画はもちろん、キリストの生涯や聖書などを見事に表現しているステンドグラスにも注目してください。

■カトリック 碑文谷教会(サレジオ教会)
03-3713-7624
東京都目黒区碑文谷1-26-24
[ミサ時間]【日曜】7時~、9時~、10時30分~、18時~
[開門時間]【月~土曜】6時~17時
東急 学芸大学駅より徒歩15分、JR 目黒駅西口・東急バス「サレジオ教会」より徒歩15分
「カトリック 碑文谷教会」の詳細はこちら

6.「日本ハリストス正教会 山手ハリストス正教会(東京至聖三者聖堂)」

場所や形を変え、1世紀以上の歴史を持つ

写真提供:山手ハリストス正教会
写真提供:山手ハリストス正教会

この教会のルーツとなったのは麹町に設立された麹町洗礼教会。1911年に四谷に移転し「四谷神現教会」となりましたが、戦災で聖堂を失い、1969年に杉並区に「降誕聖堂」が再建されました。

現在の聖堂は同地に2022年に再建されたもので、日本で唯一の木造ビザンティン様式聖堂となっています。建物平面はギリシャ十字型で2つのドームを備え、「東京至聖三者聖堂」と命名されました。

■日本ハリストス正教会 山手ハリストス正教会(東京至聖三者聖堂)
03-3333-4201
東京都杉並区宮前3-28-10
[礼拝時間]【土曜】17時~前祈祷(※第三週主日はない月あり)【日曜】10時~主日聖体礼儀(※第三週主日は代式祈祷となる月あり)
[開門時間]要問い合わせ
JR・東京メトロ 荻窪駅南口より関東バス「大宮前体育館前」バス停下車徒歩6分
「日本ハリストス正教会 山手ハリストス正教会」の詳細はこちら

まとめ

美しいステンドグラスやフラスコ画はもちろん、その歴史を知ることでより教会の素晴らしさを知ることができそうですね。

今回ご紹介した教会は「東京の名教会さんぽ」から選ばせていただきました。

もっと東京の教会が知りたい!という方はぜひ「東京の名教会さんぽ」も読んでみてくださいね♪

東京の名教会さんぽ
「東京の名教会さんぽ」
著者:鈴木元彦
発行所:株式会社エクスナレッジ
体裁:B5版160頁、1944円

※この記事は2022年9月26日にじゃらん編集部が更新しました。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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