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2018.04.08

いつかは行きたい!憧れの「ニッポン世界遺産ランキング」TOP10を発表【日本】

<憧れの世界遺産2位> 知床【北海道】

海、川、山へと巡る命。「最果ての地」で圧倒的な自然を学ぶ。

知床
知床の語源は、アイヌ語で「地の果て」を意味する「シリエトク」 ※2
知床
原生林に囲まれた知床五湖には、高架木道と地上遊歩道、2つの散策路がある ※2
知床
観光船を利用すれば、クマ、イルカなどの野生動物や知床の壮大な風景を海上から観察できる ※2
知床
湧き出る温泉が川へ流れ込む、カムイワッカ湯の滝 ※2

\大人旅voice/

・雄大な自然でリフレッシュできた。きちんと整備されていて観光しやすいのもよい。(30代男性)
・知床五湖の散策やクルーズにより自然を楽しめ、学びにもなった。(50代男性)
・広大な景色が素晴らしかった。野生の熊も近くで見られて怖かったけれど興奮した。(40代女性)

北海道の東端に突き出し、流氷が接岸する最南端の地とされる知床半島。世界遺産の登録エリアは、その陸域だけでなく、沖合3kmまでの海域も含まれている。評価されたのは、海から陸へとつながる貴重な生態系だ。流氷が運ぶ栄養分によってプランクトンが繁殖し、それがサケなど魚介類のエサとなる。その魚を食糧にするのがアザラシなど海獣類。さらに川を遡上したサケは、キツネやヒグマのエサに。動物たちの糞は森に栄養を与え、やがて川に流れて海へと注ぐ。狭い範囲で、壮大な命の循環が繰り広げられているのだ。
また、険しい地形で人を阻んできた海岸から山頂までの原生林には、シマフクロウをはじめ希少な動植物が数多く存在する。越冬のために渡来するオオワシなども絶滅危惧種だ。多様な生き物が生命を謳歌する知床。この地に立てば、生きていることの尊さを改めて実感できるはずである。

観光船でウトロのヒグマ、羅臼のシャチをウォッチ。
ゴジラ岩観光(有)丸は宝来水産
すぐ目前を泳ぐシャチの群れは迫力満点
ゴジラ岩観光(有)丸は宝来水産
ヒグマを見るならウトロクルーズ「知床岬コース」がおすすめ。断崖や滝も見もの

知床半島西側の海を運航するウトロクルーズと、東側を運航するラウスクルーズ。「ゴジラ岩観光」はその両方を手がける。西側ではヒグマ、東側ではクジラやイルカ、シャチの目撃が多数。両クルーズのセット割引プランでお得に知床の魅力をご堪能あれ。

ゴジラ岩観光(有)丸は宝来水産
TEL/0152-24-3060(ウトロ)、0153-85-7575(羅臼)
住所/北海道斜里郡斜里町ウトロ東51(ウトロ)、北海道目梨郡羅臼町本町30-2(羅臼) http://kamuiwakka.jp/
「知床半島クルーズ ウトロコース+羅臼クジラコース」
・開催期間/5月~10月
・出港時間/コースにより異なる(所要時間ウトロコース1~3時間、羅臼クジラコース2時間30分 ※ウトロと羅臼の乗船場所へは各自で移動)
・乗船料/大人9600円~1万3600円(セット割価格) ※ネット限定プラン。ウトロクルーズはコース選択自由。※3日前までにHPから要予約。詳細はHPで要確認。

知床
ドライブ中に遭遇することもあるキタキツネ。運転する際はスピードに注意を ※2
知床
エゾシカの出産シーズンは6月頃。親子一緒の姿が見られることも ※2
知床
森の中ではエゾリスが食事中。愛らしい仕草に癒やされる ※2

~春夏便り~
知床横断道路が開通し、知床五湖の園地がオープンするのは4月下旬。6/1にはカムイワッカ湯の滝の道路が開通。6月下旬~7月上旬には、エゾスカシユリをはじめ種類様々な花が開花する。

■旅の注意点
海や山の観光は天候や熊の出没で中止になる場合があるので、余裕のある旅計画を。ヒグマ活動期の5/10~7/31、知床五湖の地上遊歩道は登録引率者によるツアー参加者のみ散策可能に。

※2 写真提供:知床斜里町観光協会

知床(自然遺産)
登録年/2005年
TEL/0152-22-2125(知床斜里町観光協会)、0153-87-3360(知床羅臼町観光協会)
アクセス/【ウトロ】女満別空港より車で2時間15分【羅臼】根室中標津空港より車で1時間30分
「知床」の詳細はこちら

>>次は憧れの世界遺産1位!

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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