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2024.11.01

おしゃれな琉球ガラスの店5選!体験ができる工房もおすすめ【沖縄・2024】

沖縄で受け継がれる伝統工芸品「琉球ガラス」。美しさや透明感に魅了され、旅行のお土産にする人も多いようです。そこで今回は、沖縄本島のおしゃれな琉球ガラスのショップを紹介。吹きガラス体験などができる工房もあるので、自分だけのオリジナルグラス作りに挑戦してみるのも良いですね。参考にしてぜひ出かけてみてください。

琉球ガラスとは?

廃ガラスに命を吹き込む美しいガラス製品

琉球ガラス
沖縄では日用品として愛用されている琉球ガラス(画像提供:写真AC)

沖縄県では、明治時代から吹きガラスの製造が行われていました。琉球ガラスと言われる現在の伝統工芸品が誕生したのは戦後になってからです。原料は米軍施設で消費されたジュースやお酒の空き瓶を溶かしたもので、さまざまな色付きのガラス製品を造ったのがはじまりと伝えられています。

琉球ガラスの大きな特徴が気泡です。ガラス製品にとって本来気泡は不良品扱いでしたが、逆に個性とされています。もう一つの特徴は色とされ、廃棄された瓶の種類によって色が異なるのです。例えばビール瓶は茶色、ジュースは緑色など、カラフルな色合いとなっています。

こうした琉球ガラスを購入したり、体験で作ったりできるスポットが、沖縄県内には点在しています。雨の日の観光にもぴったりですよ。

【南城市】おきなわワールド「琉球ガラス王国工房」

オリジナルのシーサーグラス作りに挑戦

おきなわワールド「琉球ガラス王国工房」
琉球ガラス体験は2860円~

沖縄の歴史・文化・自然を体感できる観光施設・おきなわワールド内にある「琉球ガラス王国工房」。グラスなどの製造工程の見学が可能で、実際に琉球ガラスの製品を作る体験も行っています。

おきなわワールド「琉球ガラス王国工房」
写真はオリジナルのシーサーグラス。体験は3300円〜

琉球ガラス体験は7歳から楽しめるため、家族みんなでマイグラスを製作するなど旅の思い出作りにおすすめです。

琉球ガラスの基本的な技法「型吹」で、シーサーの型を使って作る「シーサーグラス」は、工房オリジナルグラスとなっています。ガラス作りは他にも、泡ガラスやカラフルなガラス粉末のフリットで模様をつけるコップや一輪挿しもあります。

おきなわワールド「琉球ガラス王国工房」
おきなわワールド「琉球ガラス王国工房」

琉球ガラスのショップが隣接していて、工房職人手作りのアート作品や普段使いのグラス類、アクセサリーなどが豊富に揃っています。      

グラス類は吹きガラスという技法で息を吹き込んで成形するため、色の出方や厚み、ゆがみが微妙に異なります。実際に手を取り、自分の手になじむ作品を探すのも、楽しみ方の一つです。

■おきなわワールド「琉球ガラス王国工房」
沖縄県南城市玉城字前川1336 おきなわワールド
9時~17時30分、琉球ガラス体験は受付9時~15時、体験時間10時~12時・13時~15時
琉球ガラス体験は火、おきなわワールド・工房併設のショップは定休日なし
[入園料]おきなわワールド入園料【大人】2000円【4歳〜14歳】1000円
那覇空港道南風原ICより15分 
400台(無料)
おきなわワールド「琉球ガラス王国工房」の詳細はこちら

【那覇市】くば笠屋 平和通り本店

暗闇で光るグラスなどインパクト大なアイテムがずらり

くば笠屋 平和通り本店
くば笠屋 平和通り本店

那覇市のメインストリート・国際通りからすぐの平和通り沿いで、琉球ガラスを中心に工芸品・民芸品を扱うセレクトショップです。創業100余年の老舗で、長年培ってきた目利き力が自慢。とんぼ玉アクセサリーやシーサーの置物なども販売しています。

おすすめは、インパクト大なホタル石(蓄光石)が入ったグラス。光を吸収し、暗闇でほんのり光を放つ不思議なグラスです。

くば笠屋 平和通り本店
ホタル石入り。LOVE&STARタルグラス(ペアで2750円)
くば笠屋 平和通り本店
ホタル石入り。黒紫泡グラス(3300円)

ハート型の飲み口が特徴の「ハートグラス」(2940円)は、ピンク、ブルーなど全7色と、カラーバリエーションが豊富。渋い色合いの「黒紫泡グラス」は、黒に近い深赤紫色で、重厚感漂うグラス。高い技術力をもった熟練の職人による手作りで、くば笠屋限定販売となっています。

■くば笠屋 平和通り店
沖縄県那覇市牧志3-2-56
10時~19時
なし
ゆいレール牧志駅より徒歩8分
なし
「くば笠屋 平和通り店」の詳細はこちら

【名護市】森のガラス館

グラスやフォトフレーム、アクセサリー作りなど体験の種類が豊富

森のガラス館

琉球ガラス専門店の「森のガラス館」。自然豊かなやんばるエリアや、沖縄美ら海水族館といった沖縄の北部観光に便利な名護市にあります。

森のガラス館
グラス作り体験3000円~※2025年より価格変更の予定

職人気分を味わえるオリジナルグラス作りでは、デコボコグラスを制作できます。色は水色、青色、緑色から選べますが、追加オプション(500円~)として3色以外の色にも変更可能です。
 
他にはアクセサリーやフォトフレーム、ジェルキャンドル、万華鏡と5つの体験があり、熟練スタッフの指導付きで初心者でも気軽にチャレンジできます。

森のガラス館
森のガラス館
オリジナルのぐいのみ(販売商品)

また、手作りの美しい琉球ガラス製品を展示販売するギャラリーでは、300種類以上のアイテムを楽しめます。100%ハンドメイドの琉球ガラスが並ぶカラフルな店内は見応え抜群。お土産探しにも最適ですよ。

■森のガラス館
沖縄県名護市為又478
9時~17時30分
なし
沖縄道許田ICより30分 
30台(無料)
「森のガラス館」の詳細はこちら
「森のガラス館」のクチコミ・周辺情報はこちら

【うるま市】琉球ガラス匠工房 石川本店

形、デザイン、カラーを組み合わせて作るマイグラス

琉球ガラス匠工房 石川本店

リゾートホテルやオーシャンビューカフェが立ち並ぶ恩納村と、高速の石川ICの中間に位置する「琉球ガラス匠工房 石川本店」。

琉球ガラス匠工房 石川本店
琉球ガラス体験。料金は3500円~

琉球ガラス体験は、6歳から体験でき、熟練のスタッフが丁寧に指導してくれます。作れるアイテムは、お皿、グラス、ジョッキ、フラワーベースなど多数。体験を通じて琉球ガラスを知って欲しいと、種類豊富に揃っているのが特徴です。形、デザイン、カラーと、すべて自分好みで組み合わせることが可能。世界に一つのオリジナル作品が作れます。

琉球ガラス匠工房 石川本店
グラスは3630円~

また、工房で作られたアイテムは併設するショップや公式HPのオンラインショップでも購入可能です。特に沖縄の青い海を閉じ込めたような美しい水色のアイテムや、「おんなブルー」という作品では、エメラルドグリーンとブルーの鮮やかな色使いに目を奪われます。

琉球ガラス匠工房 石川本店

海をはじめとする自然・文化をデザインした琉球ガラス。100%ハンドメイドのグラスは手作りならではの味があり、日常でも沖縄を感じられますね。

■琉球ガラス匠工房 石川本店
沖縄県うるま市石川伊波1553-279
9時~18時

沖縄道石川ICより5分
15台(無料)
「琉球ガラス匠工房 石川本店」の詳細はこちら
「琉球ガラス匠工房 石川本店」のクチコミ・周辺情報はこちら

【糸満市】琉球ガラス村

施設も体験メニューも充実の手作りガラス工房

琉球ガラス村

那覇空港から車で30分圏内と、アクセスも良い「琉球ガラス村」は、琉球ガラスのテーマパークで、可愛いモザイク模様の建物が目印です。

琉球ガラス村
Ryukyu Glass Life Shopの店内

敷地内には多目的ガーデンの「GLASS GARDEN」、1500種類以上の琉球ガラスとバイヤーセレクトの日用品を取り揃えるガラスショップ「Ryukyu Glass Life Shop」があります。他にも、匠の技術から世界のガラスまでを展示した「GLASS GALLERY」、琉球ガラスについて学べる「ガラスの自由研究室」、ガラス製作をライブで楽しめる「RGCファクトリー」、食の商店「福地商店」などのコンテンツが点在しています。

琉球ガラス村
各種体験料金はHPや公式SNSで要確認

「体験工房WORKSHOP Think Think」で行われる体験教室はグラス作りをはじめ、10種類以上のメニューが揃います。琉球ガラス製作は、実際に職人が行う作業と同じで型吹き・成形を行い、所要時間10分ながらも職人気分を味わえます。

琉球ガラス村
琉球ガラスのドーム天井

またSNS映えするフォトスポットもたくさんありますよ。

■琉球ガラス村
沖縄県糸満市福地169
9時30分~17時30分
なし(最新情報はHPやSNSで要確認)
那覇空港より車で25分
100台(無料)
「琉球ガラス村」の詳細はこちら
「琉球ガラス村」のクチコミ・周辺情報はこちら

まとめ

体験も買い物も、思い出作りにもぴったりの琉球ガラス。雨の日に楽しめるのも魅力の一つですね。ぜひお気に入りのアイテムを見つけてください。

※この記事は2024年10月28日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

山田陽子  山田陽子

旅とグルメをこよなく愛し、年間500軒以上は食べ歩く。九州の旅行、グルメ、温泉について主に執筆。 共著に「ご当地グルメコミックエッセイ まんぷく福岡・九州」がある。

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