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2026.07.30

新潟のご当地グルメ「へぎそば」とは?特徴・食べ方から県内のおすすめ店まで紹介<2026>

新潟の郷土食である「へぎそば」は、海藻の布海苔(ふのり)をつなぎに使っており、つるりとしたのどごしと独特のコシが魅力です。

この記事では、特徴や食べ方のほか、十日町・小千谷、南魚沼、新潟駅周辺、越後湯沢エリアから美味しい「へぎそば」が食べられるおすすめ店を紹介。創業100年を超える老舗のほか、観光の拠点となる新潟駅や越後湯沢駅からアクセスしやすい店など新潟に行ったら食べてみたい名店を厳選しました。

新潟名物「へぎそば」とは、どんなそば?

須坂屋そば 新潟駅前店
(画像提供:須坂屋そば 新潟駅前店)

「へぎそば」の特徴・味の魅力

「へぎそば」とは、新潟県の魚沼地方を中心に親しまれてきた郷土そば。つなぎに海藻の布海苔を使うことで、なめらかなのどごしと、しなやかな弾力が生まれます。

小千谷周辺では古くから織物「小千谷縮」が盛んで、糸を張るのりとして使われていた布海苔を、そばのつなぎにしたのが始まり。雪国の暮らしと深く結びついた郷土食で、文化庁の「100年フード」にも認定されています。

「へぎ」は、何を指す言葉?

「へぎ」とは、そばを盛り付ける木の器のこと。布海苔を使ったそばはくっつきやすいため、ひと口ずつ丸めるように板に盛ることで食べやすくなります。この盛り方は「手繰り」と呼ばれ、「手繰りそば」ともいわれています。

「へぎそば」の食べ方・薬味

小嶋屋総本店
(画像提供:小嶋屋総本店)

冷たいそばをつゆにつけて味わうのが定番の食べ方。大きな「へぎ」に盛られたそばをシェアするため、2人前から提供している店が多いのも特徴。

薬味には、ねぎやわさびのほか、からしを添えることもあります。すっきりした布海苔そばに辛みが加わり、後味がきりっと引き締まります。

【十日町・小千谷エリア】元祖小千谷そば角屋

海苔の香りがふわりと広がる、老舗のへぎそば

元祖小千谷そば角屋
「へぎそば」(2人前)2100円、「天ぷら」(1人前)1180円

小千谷インターから車で約1分に位置する「元祖小千谷そば 角屋」。1889年創業の老舗で、小千谷で親しまれてきたへぎそばの味を長く受け継いでいます。

良質なそば粉をたっぷり使い、布海苔をつなぎにして打つ角屋のへぎそば。独自の打ち方が生む、強いコシと心地よい歯ざわりを楽しめます。枕崎産の本枯節などを使ったやや甘めのつゆも、そばと好相性!

元祖小千谷そば角屋
「はなまきへぎそば」2人前2600円

おすすめは「はなまきへぎそば」。へぎそばが見えないほど有明産の海苔をたっぷり重ねた一枚は、口に運ぶたびに磯の香りがダイレクトに広がります。

元祖小千谷そば角屋
「手作りそばブリュレ」500円

食後には、数量限定の「手作りそばブリュレ」もぜひ。香ばしいキャラメリゼとそばの実のカリカリ食感、魚沼産そば茶が香る濃厚なクリームを楽しめる和スイーツです。

■元祖小千谷そば 角屋
新潟県小千谷市桜町4992
11時~14時30分、16時30分~19時(そばがなくなり次第閉店)
水(月に1回火)
関越道小千谷ICより2分
あり(無料)
「元祖小千谷そば 角屋」の詳細はこちら

(画像提供:元祖小千谷そば角屋)

【十日町・小千谷エリア】わたや 本店

定番のへぎそばのほか、みどりのラー油で味わうつけそばも注目

わたや 本店
「へぎそば」(1人前)1012円 ※写真は4人前

「わたや」は、1921年創業のへぎそば店。もともと綿の打ち直しをしていた屋号が店名の由来で、戦中戦後を乗り越えて土地の味を守ってきた一軒です。

職人が材料を見極めて打つ「へぎそば」は、ひと口目はつるっ、噛むとぴんっとしたコシが返ってきて、軽やかなのにちゃんと満足感があります。

わたや 本店
「みどりのピリ辛鶏つけそば」1551円

定番のへぎそばだけでなく、つけそばやぶっかけそばなどが揃うのも特徴。

冷たいそばを温かいつけ汁で味わう「みどりのピリ辛鶏つけそば」は、新潟県特産の青唐辛子・かぐら南蛮を使ったオリジナルの「みどりのラー油」を加えると、爽やかな辛みが広がります。

わたや 本店
「そばソフト」539円

そばにちなんだドリンクや、そば粉とそば茶で風味付けをした「そばソフト」もあり、食事からデザートまでそばの魅力を楽しめる一軒ですよ。

■わたや本店
新潟県小千谷市本町2-3-34
【平日】11時~15時(LO14時)【土・日】10時45分~20時(LO19時30分)

関越道小千谷ICより5分
あり(無料)
「わたや本店」の詳細はこちら

(画像提供:わたや)

【十日町・小千谷エリア】小嶋屋総本店

つるりと滑らか、もちもち。技が随所に光る老舗のへぎそば

小嶋屋総本店
「天へぎ」1人前1958円~※写真は4人前

1922年創業の「小嶋屋総本店」は、新潟を代表するへぎそば専門店のひとつ。創業以来、挽きたて・打ちたて・茹でたての“三たて”にこだわり、伝統の味を守り続けています。

国産玄そばを石臼で自家製粉し、甘皮まで挽き込んだそば粉を使用。つなぎには時間をかけて煮溶かした布海苔を用い、つるりとした滑らかな食感とのどごし、もちもちしたコシのある食感を生み出しています。

おすすめは、へぎそばに天ぷらを添えた「天へぎ」。揚げたての海老や旬の野菜の天ぷらが、へぎそばの味わいを引き立てる満足感のあるメニューです。

小嶋屋総本店

店内は、ケヤキ材や土壁を用いた落ち着きのある空間。へぎそばの歴史や文化を紹介する展示もあり、その背景にも触れられますよ。

■小嶋屋総本店
新潟県十日町市中屋敷758-1
11時~20時30分(LO20時)
不定休(月に1~2回休みあり)
関越道六日町ICより25分
あり(無料)
「小嶋屋総本店」の詳細はこちら

(画像提供:小嶋屋総本店)

【十日町・小千谷エリア】名代生そば 由屋

すっきり煮干しつゆが、そばの風味を引き立てる

名代生そば 由屋
「中へぎそば」4565円

「名代生そば 由屋」は、1938年の創業以来、基本の味を大切にしてきたへぎそばの名店。メニューはそばと天ぷらのみとシンプル。休日には行列ができることもあり、その味を目当てに多くの人が訪れます。

地元の玄そばを石臼で挽き、手作業で仕上げる昔ながらの「ざるそば」は、つるりとしたのど越しに、噛むとむちっとした弾力が返ってきます。煮干しのうまみがきいたすっきり味のつゆに、練りからしを合わせると、香りと辛みが加わります。

名代生そば 由屋

中庭を望む落ち着いた雰囲気の店内で、ゆっくりとそばを堪能してくださいね。

■名代生そば 由屋
新潟県十日町市土市4区
【平日】10時30分~14時頃(LO13時30分)【土・日・祝】10時30分~15時頃(LO14時30分)
火(1~3月は定休日以外に週1回臨時休みあり)
土市駅より徒歩6分/関越道塩沢石打ICより30分
あり(無料)
「名代生そば 由屋」の詳細はこちら

(画像提供:十日町観光協会)

【南魚沼エリア】塩沢そば処 田畑屋

ボリュームたっぷり!食べ応えのある「まいたけ天ざるそば」

塩沢そば処 田畑屋
「まいたけ天ざるそば」1650円

南魚沼市塩沢エリア、国道沿いにある「塩沢そば処 田畑屋」は、車旅の途中にも立ち寄りやすい店です。

そばは、しっかりとしたコシの強さが魅力。鰹節や宗田節、鯖節から出汁を取ったつゆが風味を引き立てます。

注目の一品は、一人前でも大盛りに感じるほどの「まいたけ天ざるそば」。深い香りとうまみを持つ舞茸を使った天ぷらは、へぎそばとの相性もぴったりです。

塩沢そば処 田畑屋
「田畑屋セット」1550円

さらに満腹感を求めるなら、布海苔そばに野菜天ぷら、サラダ、茶碗蒸し、南魚沼産コシヒカリのご飯、漬物が付く「田畑屋セット」をセレクト。さっぱりとしたそばを味わいつつ、天ぷらをご飯にのせて“米どころの天丼風”に楽しむなど、食べ方を変えながら最後まで満喫できます。

100席以上の広々とした店内には大広間もあり、グループ旅行や家族旅行の食事にもぴったりですよ。

■塩沢そば処 田畑屋
新潟県南魚沼市目来田53-2
11時~15時30分、17時~20時(LO)
木(祝日の場合は前日)
塩沢駅より徒歩20分/関越道六日町ICより15分
あり(無料)
「塩沢そば処 田畑屋」の詳細はこちら

(画像提供:塩沢そば処 田畑屋)

【南魚沼エリア】そば処富永

魚野川と山を望む、2025年オープンのそば処

そば処富永
「へぎそば」(2人前)2000円、「天ぷら盛り合わせ」1000円

魚野川のすぐそばにある「そば処富永」は、2025年7月にオープンしたそば処。店主は以前この場所で営業していた「中野屋」で修業を積み、その味を受け継いで独立しました。

「へぎそば」や海苔がたっぷり乗った「花巻そば」(2人前2200円)には、小千谷産のそば粉を使い、一部は皮付きのそばの実を店頭の石臼で挽いてブレンドしているそう。

なめらかな口あたりに、そばの香ばしさと素朴な風味が重なります。天ぷらは、えびやまいたけ、かき揚げのほか、春には山菜が登場することもあります。

そば処富永

店内にはテーブル席と座敷席があり、大きな窓からは魚野川や南魚沼の山々を望めます。春の桜、夏の鮎釣り、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとの眺めも魅力。自然を感じながらゆっくり食事を楽しめる一軒です。

■そば処富永
新潟県南魚沼市南田中534-89
【月】11時~15時(LO)【水~日】11時~19時(LO)

関越道塩沢石打ICより9分
あり(無料)
「そば処富永」の詳細はこちら

(画像提供:そば処富永)

【新潟駅周辺エリア】越後長岡小嶋屋 CoCoLo新潟店

へぎそばとタレかつ丼のセットで、新潟の味を堪能

越後長岡小嶋屋 CoCoLo新潟店
「へぎそばとタレかつ丼のセット」2145円

「長岡小嶋屋 CoCoLo新潟店」は創業60年、本格的なへぎそばを提供する店です。

吟味した素材で作られるへぎそばは、流れるようななめらかさ、独特の歯ごたえあるコシ、風味のよさが三拍子揃った味わい。鹿児島県産の本枯れ節や北海道産昆布のだしを生かした自家製つゆが、そばの風味を引き立てます。

新潟名物を一度に楽しむなら、タレかつ丼とへぎそばのセットをオーダー。甘辛い醤油だれをまとったかつは、ご飯が進むしっかりした味わいです。 

越後長岡小嶋屋 CoCoLo新潟店
「天へぎ」2486円

へぎそばに揚げたての天ぷらを添えた「天へぎ」も注目メニュー。胡麻油でさっくりと揚げた天然海老と季節野菜の天ぷらは香ばしく、そばとも好相性です。

越後長岡小嶋屋 CoCoLo新潟店

新潟駅直結の駅ビル「CoCoLo新潟」にあるので、旅のスタートにも最終日にも立ち寄りやすいですよ。

■長岡小嶋屋 CoCoLo新潟店
新潟県新潟市中央区花園1-1-1 新潟駅ビルCoCoLo新潟1階レストラン街「エキナンキッチン」内
11時~22時(LO21時)
なし
新潟駅直結/日沿道新潟亀田ICより車で15分
あり(有料)
「長岡小嶋屋 CoCoLo新潟店」の詳細はこちら

(画像提供:越後長岡小嶋屋)

【新潟駅周辺エリア】須坂屋そば 新潟駅前店

24時まで営業、へぎそばで一杯楽しめる駅前店

須坂屋そば 新潟駅前店
「へぎそば(2~3人前)」2300円

新潟駅万代口から徒歩すぐの「須坂屋そば 新潟駅前店」は、へぎそばや郷土料理、地酒が楽しめる駅前のそば処。ランチはもちろん、深夜まで開いているので夕食や旅の一杯にも便利です。

小千谷の本店から毎朝届く打ち立ての「へぎそば」は、噛むほどにしっかりとした歯ごたえを楽しめます。

須坂屋そば 新潟駅前店
「のっぺ」650円

郷土料理「のっぺ」は、里芋や鶏肉、野菜などを使った具だくさんの煮物で、冷やして食べるのが新潟流!

料理6品に、〆のへぎそば30分食べ放題が付くコース(1人5500円)もおすすめ。地酒4種を含む飲み放題付きなので、地元の味をたっぷり堪能できます。

約100席の店内には、カウンター席やテーブル席、座敷席も揃うため、ひとりでもグループでも利用しやすい一軒です。 

■須坂屋そば新潟駅前店
新潟県新潟市中央区弁天1-4-29
11時~24時(LO)
なし
新潟駅より徒歩5分/日沿道新潟亀田ICより車で15分
なし(近隣に提携駐車場あり)
「須坂屋そば新潟駅前店」の詳細はこちら

(画像提供:須坂屋そば)

【越後湯沢エリア】越後十日町 小嶋屋 越後湯沢店

新幹線の待ち時間にも!駅ナカで出合う本格派へぎそば

越後十日町 小嶋屋 越後湯沢店
「へぎそば」一人前1300円

越後湯沢駅構内にある「越後十日町小嶋屋 越後湯沢店」は、温泉旅や観光途中にも利用しやすい一軒。

駅ナカとはいえ、味は本格派!へぎそばの名店、「小嶋屋総本店」の流れをくむ「越後十日町小嶋屋」らしく、そばはつるりとのどをすべる軽やかさと、心地よい弾力が印象的です。

そば粉は北海道産と長野県産を100%使用し、石臼で丁寧に製粉。つなぎの布海苔は青森県産、つゆのだしには高知県産の本鰹、鹿児島県枕崎産の宗田鰹、北海道利尻産の昆布を使うなど、素材選びにもこだわりが光ります。

越後十日町 小嶋屋 越後湯沢店

天ざるや野菜天ざる、鴨せいろ、舞茸天ぷらなどメニューも幅広く、しっかり食べたいときにもぴったり。42席あり、木目調の落ち着いた店内で味わってくださいね。

■越後十日町 小嶋屋 越後湯沢店
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢主水2427-1 越後湯沢駅構内
11時~19時30分(LO19時)※イベント時や混雑状況により閉店時間が前後する場合あり
なし
越後湯沢駅より徒歩1分/関越道湯沢ICより車で5分
あり(有料)※湯沢駅地下
「越後十日町 小嶋屋 越後湯沢店」の詳細はこちら

(画像提供:越後十日町 小嶋屋)

【越後湯沢エリア】しんばし

魚沼仕込みの本手打ちそばを味わう

しんばし
「へぎそば」(2人前)2500円※写真は4人前

越後湯沢温泉駅から道なりに続く温泉街に店を構える「しんばし」は、創業以来85年以上、旅人や地元の人に親しまれてきたそば処。

約10年前にリニューアルした店内は、伝統とモダンが調和した雰囲気で、魚沼の食と酒をテーマにセレクトされた書棚の本もあり、ゆったりと過ごせます。

しんばし

越後湯沢や南魚沼、小千谷など魚沼産のそば粉をその日の分だけ店内で石臼挽きし、そば打ちから茹で、洗いまで全てに魚沼の水を使用。

雪国の恵みが詰まったそばは、豊かな香りとほどよい歯ごたえがあり、地域の滋味をじっくりと味わえます。そばに合わせて、とろろやなめこおろし、新潟の辛味噌調味料「からいすけ」を添えるのもおすすめ。

しんばし
「身欠きにしん煮付け」(大皿)2350円

一品料理では新潟の郷土料理である「身欠きにしん煮付け」や、料理に合う魚沼の地酒も種類豊富に揃うので立ち寄ってみてください。

■しんばし
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢488-1
11時~20時(LO19時30分、そばがなくなり次第閉店)
水(祝日の場合は前日または翌日)
越後湯沢駅より徒歩7分/関越道湯沢ICより7分
あり(無料)
「しんばし」の詳細はこちら

(画像提供:しんばし)

新潟県内・「へぎそば」マップ

※この記事は2026年7月24日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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