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2023.05.23

【2023】鎌倉のおすすめ「あじさい」スポット8選!明月院・長谷寺などの見頃情報

梅雨の時期の風物詩ともいえる、あじさい。あじさいの名所として知られる鎌倉では、例年5月下旬~7月上旬頃に見頃を迎えます。“あじさい寺”で有名な「明月院」や「長谷寺」を始め、一度は足を運びたいおすすめスポットを紹介します。憂鬱な気分になりがちな雨の日も、色とりどりの花々に癒されてくださいね!

※この記事は2023年4月26日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
記事配信:じゃらんニュース

明月院(あじさい寺)【山ノ内】

あじさいの季節は参道が“明月院ブルー”一色に染まる

(画像提供:明月院(あじさい寺))

[見頃時期]6月上旬~下旬

“あじさい寺”の名で親しまれる「明月院」には、聖観世音菩薩が祀られている本堂をはじめ、密室守厳像が安置されている開山堂(宗猷堂)や、鎌倉エリアで最大級といわれるやぐらなどが建ち並び、境内全域が1984年に国の史跡に指定されています。

境内には、ヒメアジサイと呼ばれる大型のテマリアジサイ3000株や、ガクアジサイ・ヤマアジサイのほか、大きな丸い蕾が弾けるように開花するタマアジサイも自生しています。

日本古来のヒメアジサイが「明月院」の土壌で育ち、淡いブルーの花が開花してからしばらくすると、独特の鮮やかで深みのあるブルーへと変化します。その色が美しいことから“明月院ブルー”と称されるようになりました。“明月院ブルー”が美しいのは6月中旬以降で、梅雨時には多くの観光客が訪れます。

(画像提供:明月院(あじさい寺))

春先にはシダレザクラやレンギョウ・ボケ・モモ、冬はスイセン・ツバキ・ロウバイが彩り、四季折々の情景も見事。本堂裏の庭園は通常非公開ですが、6月の花菖蒲開花時期と12月の紅葉時期のみ公開されます。

■明月院(あじさい寺)
[住所]神奈川県鎌倉市山ノ内189
[参拝時間]【7月~5月】9時~16時【6月】8時30分~17時(16時30分受付終了)
[定休日]なし
[料金]拝観料【大人】500円【小・中学生】300円
[アクセス]【電車】JR北鎌倉駅より徒歩約10分
[駐車場]なし 
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(画像提供:明月院(あじさい寺))

建長寺【山ノ内】

臨済宗建長寺派の大本山!鎌倉で有数の西洋アジサイの名所

(画像提供:建長寺)

[見頃時期]5月下旬~6月下旬頃

「建長寺」は1253年に創建され、鎌倉五山第一位の歴史ある寺院です。1953年に梵鐘が国宝に、境内は1966年に国の史跡に指定されています。境内に建ち並ぶ三門、仏殿、法堂は、2005年に重要文化財に指定されました。

(画像提供:建長寺)

あじさいを見るなら、総門から徒歩15分ほど先にある半僧坊の鳥居付近がおすすめです。西洋アジサイやガクアジサイ、山アジサイが咲き誇ります。半僧坊へ続く道沿いの側溝には鎌倉の名花といわれるイワタバコも見られます。さらに上ると展望台からの眺望が素晴らしいので、体力に自信のある人はぜひ!広い境内のあちらこちらで、趣あるあじさいを観賞しながら散策してみてください。

また、仏殿前の庭園の柏槇(びゃくしん)の名木も見どころ。南宋から渡来した禅僧、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が植えたと伝わり、樹齢は推定760年にもなります!力強く根を張り悠然と枝を伸ばす樹高13m、胸高周囲6.5mの古木の姿は一見の価値ありです。

■建長寺
[住所]神奈川県鎌倉市山ノ内8
[参拝時間]8時30分~16時30分
[定休日]なし
[料金]拝観料【大人(高校生以上)】500円【子ども(小・中学生)】200円
[アクセス]【電車】JR北鎌倉駅より徒歩15分【車】横浜横須賀道路朝比奈ICより20分
[駐車場]あり(1時間600円以後30分ごと300円)
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(画像提供:建長寺)

浄智寺【山ノ内】

鐘楼門へ続く参道や甘露の井の傍に咲くガクアジサイが見事

(画像提供:PIXTA)
(画像提供:PIXTA)

[見頃時期]6月中旬~7月初旬頃

1281年ごろ創建された「浄智寺」のご本尊は、1985年に県の重要文化財に指定されている「木像三世仏坐像」です。阿弥陀・釈迦・弥勒の各如来は、それぞれ過去・現世・未来の三世に渡って人々の願いを聞き入れてくれる仏様といわれています。

境内は深い木々に囲まれており、風情ある石造りの階段など野趣に富んでいます。あじさいの花が彩りを添える季節は、一層美しく感じられます。境内の奥には鎌倉江の島七福神の一つ「布袋尊」が祀られているので一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

■浄智寺
[住所]神奈川県鎌倉市山ノ内1402
[参拝時間]9時~16時30分
[定休日]なし
[料金]拝観料【大人】200円【小人】100円
[アクセス]【電車】JR北鎌倉駅より徒歩8分
[駐車場]あり(無料)
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長谷寺(長谷観音)【長谷】

色とりどりのあじさいが咲き誇る境内はまるで“極楽浄土”

(画像提供:長谷寺(長谷観音))

[見頃時期]5月下旬~7月上旬

緑深い観音山の裾野から中腹に広がる「長谷寺(長谷観音)」の境内は、四季を通じて花が絶えることのない“鎌倉の西方極楽浄土”と呼ばれています。

(画像提供:長谷寺(長谷観音))

鎌倉の海や街並みが一望できる見晴台があり、さらに“あじさい路”と呼ばれる眺望散策路を進めば、遠く相模湾の眺望と共に梅雨に映えるあじさいが40種類以上約2500株!鎌倉でも有数の景勝地と謳われるほどの、風情あふれる景色を楽しむことができます。

境内の3カ所に置かれている良縁地蔵もぜひ一緒に探してみてくださいね。訪れるなら、参拝客も少なくゆっくり花を観賞できる早朝がおすすめです。

■長谷寺(長谷観音)
[住所]神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
[参拝時間]【4月~6月】8時~17時【7月~3月】8時~16時30分
[定休日]なし
[料金]拝観料【大人】400円【小学生】200円 ※「あじさい路」でのあじさい観賞は「あじさい入場券」500円(小学生以上)が別途必要 詳細はHPで確認
[アクセス]【電車】江ノ島電鉄長谷駅より徒歩5分、JR鎌倉駅より京急バスで7分 ※長谷観音下車徒歩5分
[駐車場]あり(30分350円)
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(画像提供:長谷寺(長谷観音))

光則寺【長谷】

鉢植えで丁寧に育てられた多種多様なあじさいを観賞

(画像提供:PIXTA)
(画像提供:PIXTA)

[見頃時期]5月中旬~6月上旬頃

「光則寺(こうそくじ)」は1274年(文永11)頃、5代執権北条時頼の家臣で日蓮宗を信奉していた宿屋光則が、自らの屋敷を寺に改めたことから始まりました。

樹齢約200年の“カイドウ”のほか、四季を通じて花の咲く庭が見事で、あじさいが美しいスポットとしても知られています。境内に並ぶあじさいは、生育環境に応じて鉢植えで丁寧に育てられた約200種類600鉢。全国各地から集められたヤマアジサイ、エゾアジサイ、ガクアジサイなど、その一つひとつの鉢には花の名前や解説が書き込まれています。

特に品種によって色も花の形もさまざまなヤマアジサイは必見!自分好みの品種を探してみてはいかがでしょうか。

■光則寺
[住所]神奈川県鎌倉市長谷3-9-7
[参拝時間]8時~17時
[定休日]なし
[料金]拝観料【大人】100円【中学生以下】無料
[アクセス]【電車】江ノ島電鉄長谷駅より徒歩6分、JR鎌倉駅より京急バスで7分 ※長谷観音下車徒歩4分
[駐車場]なし 
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鎌倉中央公園【山崎】

野鳥も集う園内をのんびり散歩しながらあじさい観賞

(画像提供:(公財)鎌倉市公園協会)
(画像提供:(公財)鎌倉市公園協会)

[見頃時期]6月初旬~下旬頃

鎌倉市のほぼ中央に位置する、谷戸と呼ばれる山あいの地形を利用して作られた「鎌倉中央公園」。約23.7haの敷地には、自然とのふれあいや農業体験ができるゾーンと、2つの溜池を中心に湿生花園や庭園植物園、子供の森などを配した植物園ゾーンがあります。

緑豊かな公園内には四季折々の花が咲き、例年6月初旬からはあじさいが見頃を迎えます。池にはカワセミやカモ、サギなどの野鳥が訪れることもあるので、あじさい観賞にとどまらず自然観察をしながらのんびりと散策してみてください。

■鎌倉中央公園
[住所]神奈川県鎌倉市山崎1667
[営業時間]【9月~6月】8時30分~17時15分【7月~8月】7時30分~18時
[定休日]なし
[料金]入園無料
[アクセス]【電車】JR大船駅東口より京急バスで9分 ※山の上ロータリー下車徒歩3分
[駐車場]あり(無料)※事前予約制、周囲に民間駐車場等はなし
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妙本寺【大町】

鎌倉らしい谷戸の静けさの中、慎ましく咲くあじさいにうっとり

(画像提供:PIXTA)
(画像提供:PIXTA)

[見頃時期]6月初旬~下旬頃

鎌倉駅から徒歩10分ほどの場所ながら、谷戸の奥に伸びる参道は緑深く、山奥まで訪れたような静寂が漂います。

この地にはかつて、鎌倉幕府の有力御家人であった比企能員(ひきよしかず)の屋敷がありました。北条氏の攻撃を受けたことにより比企(ひき)家が滅亡した後、菩提(ぼだい)を弔うため1260年に「妙本寺」が創建されました。

あじさいは「二天門(にてんもん)」までの長い参道や「蛇苦止堂(じゃくしどう)」などのほか、比企(ひき)一族の墓の前にも可憐なあじさいが2株咲いており、その淡い色合いと慎ましい雰囲気が魅力です。

■妙本寺
[住所]神奈川県鎌倉市大町1-15-1
[参拝時間]【御朱印等授与品】10時~16時
[定休日]なし
[料金]拝観無料
[アクセス]【電車】JR鎌倉駅より徒歩8分、江ノ島電鉄鎌倉駅より徒歩8分
[駐車場]あり(無料)
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鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区【稲村ガ崎】

あじさいが咲き誇る展望広場から見る江の島と富士山

(画像提供:(公財)鎌倉市公園協会)

[見頃時期]6月初旬~下旬頃

潮の香りに包まれる、稲村ガ崎。鎌倉幕府を滅ぼした新田義貞の徒渉伝説で知られる岬で、高台から富士山と江の島を望む相模湾の景観が素晴らしく、かながわ景勝50選に指定されています。

(画像提供:(公財)鎌倉市公園協会)

一帯は「鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区」として整備されており、展望台や展望台へと続く階段の脇に咲く大輪のあじさいはとっても華やか!潮風に吹かれながら美しいあじさいを眺めれば、気分も晴れやかになりそうですね。

また、日没後に数十分間体験できる“マジックアワー”と呼ばれる時間帯に訪れるのもおすすめ。太陽が姿を消しているものの、辺りが残光に照らされていて幻想的な薄明かりの中で咲くあじさいを楽しむことができます。

■鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区
[住所]神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1
[アクセス]【電車】江ノ島電鉄稲村ヶ崎駅より徒歩5分
[駐車場]なし
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(画像提供:(公財)鎌倉市公園協会)

※この記事は2023年4月にじゃらん編集部が更新しました。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
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