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2019.04.26

京都・三室戸寺のあじさい2019!開花や見ごろは?アクセス、混雑を避けるコツも

古都・京都にあじさいを見にでかけませんか?

1年を通して多くの観光客で賑わう京都でも「あじさい寺」として評判が高いのが、宇治にある三室戸寺。
6月中旬~下旬に見ごろを迎え、約50種・約10,000株のあじさいが境内に咲き誇ります。

中でも絶対見つけたいのが、ハート型のあじさい!たくさんのあじさいの中から「ハートあじさい」が見つけられたら恋が叶うといわれています。

今回は、三室戸寺を訪れたら絶対見逃せない見どころやあじさいを快適に見るための裏ワザを、三室戸寺の方に教えていただきました。

記事配信:じゃらんニュース

<目次>
■三室戸寺のあじさいの開花時期と見ごろは?
■混雑する時期はいつ?ゆっくり見るためには?
■恋が叶うかも?ハートのあじさいに願いを込めて
■あじさい鑑賞と一緒に楽しみたいスポット
■三室戸寺へのアクセス

三室戸寺のあじさいの開花時期と見ごろは?

約1200年前に光仁天皇の勅願により創建されたといわれている三室戸寺。西国三十三ヶ所巡礼の十番札所として、毎日多くの巡礼者が参拝に訪れるお寺です。

そして、寺社仏閣を数多く有する京都の中でも、あじさいが綺麗に咲くことで有名な三室戸寺は「あじさい寺」とも呼ばれ、あじさいの名所として有名。また、今回ご紹介するあじさいの他に、つつじやシャクナゲ、蓮等、四季折々の花が境内に綺麗に咲き誇ります。

三室戸寺
様々な色や形のあじさいが、境内を美しく彩ります
出典:じゃらん 観光ガイド 三室戸寺

三室戸寺のあじさいは6月に入る頃から徐々に色づき始め、6月中旬~下旬に見ごろを迎えます。様々な種類のあじさいが咲くので、7月上旬まであじさい観賞を楽しむことができるのが特徴。

あじさい園には約50種、約10,000株の西洋アジサイ、額あじさい、柏葉アジサイ等が咲き乱れ、「幻のあじさい」とも称されている「七段花(シチダンカ)」を見られるのも三室戸寺の見どころのひとつ。七段花が可憐に咲く姿は、ここを訪れるなら必見です。

三室戸寺
約10,000株のあじさいが杉木立の間に咲く様は絵画を見ているかのよう

■2019年あじさい園の開園について
◆期間:6/1(土)~7/7(日)
◆時間:8:30~16:30(16:30には下山してください)
◆拝観料:大人800円、小人400円(税込)

混雑する時期はいつ?ゆっくり見るためには?

6月後半の土・日曜は、混雑がピークを迎えます。見ごろの時期には2~3時間待ちになることも…。
静かに列に並んで順次入園していきますが、中で見るあじさいは、待ち時間の苦労も吹き飛ぶほどの美しさ!

ゆっくりあじさい観賞を楽しみたい方は、平日や開園直後を狙って訪れてみてください。土・日曜は開園前から行列ができていますが、開園直後であればそれほど待たずにスムーズに進みますよ。

三室戸寺
日が落ちてあじさいがライトアップされると、あたりは幻想的な雰囲気に

あじさい園開園時の土・日曜は期間限定でライトアップも開催されます。夜、灯りに照らされたあじさいは昼に見るそれとはまた違う表情を見せてくれ、妖艶で幻想的な雰囲気が感じられます。
20:30まで受付、21:00まで見ることができるので、デートや京都観光の最後に訪れるのもおすすめです。

■2019年のあじさい園ライトアップについて
◆期間:6/8(土)~6/23(日)の間の土・日曜のみ
◆時間:19:00~21:00(20:30受付終了)
◆拝観料:大人800円、小人400円(税込)

恋が叶うかも?ハートのあじさいに願いを込めて

この三室戸寺で見られるのがハート型のあじさい!たくさんのあじさいの中からハート型のあじさいが見つけられたら恋が叶うといわれています。
ハート型のあじさいが境内のどこに咲いているかは誰もわからないので、見つけられたらラッキー♪

三室戸寺
ハート型のあじさいを見つけたら、スマホの待ち受けに!良いことがあるかも…
 出典:じゃらん 観光ガイド 三室戸寺

世界最古の長編恋愛小説のひとつ「源氏物語」にゆかりのある三室戸寺は、恋愛成就を願って参拝する女性客も多くみられます。ハートあじさいのお守り(500円/税込)やハートあじさいの絵馬(500円/税込)もあり、恋の願いをハートに込めて購入する方も多いそうですよ。

ハートあじさいのお守り
コロンとしたフォルムもかわいい「ハートあじさいのお守り」

あじさい鑑賞と一緒に楽しみたいスポット

あじさいだけじゃない!「花の寺」と呼ばれる三室戸寺

別名「花の寺」と呼ばれている三室戸寺は、あじさい以外にも様々な花が咲いています。

三室戸寺
250鉢の色とりどりの蓮(はす)が咲く「蓮園」
 出典:じゃらん 観光ガイド 三室戸寺

本堂前には、大賀ハス・古代バス・青円寺ハス・陽山紅・ミセススローカム・珍種の蓮「大洒錦」等、約100種が6月下旬~8月上旬にかけて咲きます。6月下旬に訪れるとあじさいと時期がかぶるので、両方楽しめますよ。

蓮の葉に酒を注ぎ、茎より飲む「ハス酒を楽しむ会」が開催され、蓮を鑑賞するだけではない楽しみ方も提案しています。2019年の「ハス酒を楽しむ会」は、7/12(金)9:00~12:00に先着300名、参加費500円(税込)で開催されます。

三室戸寺
毎年4月下旬~5月上旬に開園する「つつじ・しゃくなげ園」は必見
 出典:じゃらん 観光ガイド 三室戸寺

こちらでは、平戸ツツジを中心に霧島つつじや久留米つつじ等、約20,000株のつつじの花と、三重塔を望む山の斜面に西洋シャクナゲ約1,000株が見事に咲き誇ります。それらの花たちが素晴らしい景観に、風情をプラスしています。
ゴールデンウィーク前後に満開になるので、その頃訪れた方は、お見逃しなく!

狛兎、狛蛇、狛牛も!ここなら願いが叶うかも…

本堂前には、狛犬ならぬ「狛兎」と「狛牛」が対面で安置されています。

この狛兎、高さ約150cm×幅約90cmととても大きな兎なんです。この兎が抱いている、幅約60cmの大玉の中に卵型の石があり、それを立てることができれば願いが通じるといわれています。

三室戸寺
なかなか難しい卵立て。叶えたい願いがある方は、トライしてみて!
出典:じゃらん 観光ガイド 三室戸寺

そして狛兎の対面に鎮座する「狛牛」。この牛の口の中には石の玉があり、これを撫でると勝運がつくといわれています。気になる勝負や試験がある人は、ここで祈願をお忘れなく!

三室戸寺
狛牛のおなかには小さな穴が。ぜひ中を覗いてみてください
 出典:じゃらん 観光ガイド 三室戸寺

また、巳年に御利益があると参拝者が増えたことで注目を浴びることになった、狛蛇でもある宇賀神の像が本堂前に鎮座しています。この宇賀神を撫でると、財運(金運)・良運がつくといわれています。

他にも三頭みつければ昇運がつくと言われている「龍・辰の彫刻」や撫でるとお金(鐘)のかえる「朝鮮鐘の龍頭」等、様々なパワースポットがあるので御利益を期待して訪れる方も多いんだとか。

三室戸寺
財運・金運の蛇神で、頭は老翁、体は蛇で蓮に乗っています
 出典:じゃらん 観光ガイド 三室戸寺

京都府文化財の建造物

江戸時代に建てられた本堂を始め、阿弥陀堂、鐘楼、三重塔は京都府の府文化財になっています。また、室町時代に建てられた十八神社本殿は重要文化財なので、境内ではたくさんの歴史的建造物を見ることができます。

他にも、藤原時代の貴重な仏画や仏像、源氏物語宇治十帖「浮舟」の古跡、枯山水と池泉回遊式の石庭等、境内には見どころが多く、滞在予定時間はたっぷり取っておくのがおすすめです。

三室戸寺
境内は広いので、歩きやすい靴で行きましょう

三室戸寺へのアクセス

三室戸寺は、京都駅から30分程の場所にある宇治市にあります。京阪宇治線「三室戸」駅より徒歩約15分、もしくはJR「宇治」駅よりバスもしくはタクシーで行くことができます。

三室戸寺
高くそびえたつ、立派な山門が目印!
 出典:じゃらん 観光ガイド 三室戸寺

車の方は、京滋バイパス「宇治東」ICより約3分。駐車場(乗用車500円、バス2,000円/税込)は300台収容可能ですが、ピーク時には周辺の道路も混雑し、三室戸寺も駐車場の入場規制や最終入山受付時刻を早める場合があるため、電車やバスを利用するのがおすすめです。

三室戸寺
三脚・一脚を使用しての写真撮影は禁止されているので、注意してくださいね
■西国第十番札所 明星山 三室戸寺
[住所]京都府宇治市莵道滋賀谷21
[拝観時間]【4月1日~10月31日】8時30分~16時30分【11月1日~3月31日】8時30分~16時 ※拝観・納経最終受付は閉門30分前 ※混雑時には駐車場の入場規制並びに最終入山受付時刻を早める場合あり
[休業日]12月29・30・31日
[アクセス]【電車】京阪「三室戸」駅より徒歩約15分、JR「宇治」駅よりバスもしくはタクシー【車】京滋バイパス「宇治東」インターより約3分、大阪方面からは「宇治西」インターを利用
[拝観料]大人500円、小人300円【あじさい園の開園期間中】大人800円、小人400円【あじさいライトアップ時】大人800円、小人400円
[駐車場]300台 ※有料(乗用車500円、バス2,000円)
「三室戸寺」の詳細はこちら

まとめ

古都・京都で、満開のあじさいを心ゆくまで楽しめる三室戸寺。しとしとと降り続く雨の中、華やかな色とりどりのあじさいを鑑賞したら、日本の風情や京都ならではの文化や地形が織りなす自然美を感じて心から癒されそう。
悠久の時に思いを馳せ、あじさい観賞をしながら境内を散歩してみてはいかがでしょうか。

※この記事は2019年4月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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