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2023.05.08

伊勢神宮(外宮・内宮)の正しい参拝方法を指南!周辺観光情報も<2023・三重>

三重の旅で欠かせないのはやっぱり「伊勢神宮」。

今回は伊勢神宮の内宮・外宮の様子と参拝方法、見どころなど、行く前に知っておきたい情報をまとめました。

周辺のグルメ情報など観光にぴったりなスポットもご紹介!伊勢の雰囲気を存分に楽しんでくださいね♪

※この記事は2023年4月1日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

伊勢神宮とは

伊勢神宮とは内宮と外宮その他、別宮・摂社・末社・所管社を合わせた125社の総称。正式名称はずばり「神宮」。その名からも他の神社とは別格なのが分かる。

そして、ひとくくりに「伊勢神宮」と言っても、別宮まで入れるとエリアは広大。

伊勢神宮内宮
伊勢神宮 内宮の正宮。天照大御神をお祀りしている

代表する大きな社が「内宮」と「外宮」。呼び方はそれぞれ「ないくう」・「げくう」。内宮では皇室の御先祖と言われる最高位の神様、天照大御神をお祀りしている。

神宮のお祭りが外宮から行われるのにならい、外宮から内宮の順にお参りするのがならわし。

外宮から内宮へのアクセスは徒歩では1時間近くかかるため、公共交通機関がおすすめ。バスやタクシーで約10分で到着する。

伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)

衣食住や産業の守り神「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」をお祀りし、中心となる正宮と3つの別宮が鎮座する豊受大神宮。

名前の由来は「外にある宮」という意味で、実は内宮と同列ではない。

同敷地内にあり令和元年11月にリニューアル開館した「せんぐう館」では、式年遷宮など伊勢神宮の歴史が学べる。

伊勢神宮 外宮のめぐり方。

豊受大神宮

手水舎(てみずしゃ)
神域へ入る前に手や口を洗い清める場所のこと。心身をきれいにして参拝へ向かおう。※現在は柄杓を撤去し、流水式の手水で対応。

豊受大神宮

第一鳥居
外宮の神域への入口。鳥居をくぐる時は一礼して。

伊勢神宮外宮
(画像提供:神宮司庁)

第二鳥居前参道
玉砂利を踏みしめ鳥居をくぐれば、清々しい空気が満ちあふれる参道へ!

豊受大神宮

外宮 正宮(しょうぐう)
天照大御神の食事を司る豊受大御神が鎮座。正殿は神宮だけの建築様式「唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)」。

豊受大神宮

三ツ石
式年遷宮で新しい御神宝や神宮祭主以下の奉仕員などを祓う神聖な場所。手をかざすのは失礼な行為なので注意を。

豊受大神宮

亀石
御池にかかった亀のような形をした石橋。ここを通って別宮「多賀宮」・「土宮」・「風宮」にもぜひ参拝を。

伊勢神宮 外宮へのアクセス。

【電車(名古屋駅より)】
1.近鉄またはJRで伊勢市駅まで約1時間20分~1時間40分、伊勢市駅より徒歩約5分
2.近鉄で宇治山田駅まで約1時間20分~1時間40分、宇治山田駅より徒歩約10分
【車】伊勢道伊勢西ICより7分

■伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)
[TEL]0596-24-1111(神宮司庁)
[住所]三重県伊勢市豊川町279
[参拝時間]5時~17時(1月~4月・9月は~18時、5月~8月は~19時)
「伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)」の詳細はこちら
「伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)」のクチコミ・周辺情報はこちら

伊勢神宮 内宮(皇大神宮)

皇室の御祖神であり、日本人の総氏神ともいわれる「天照大御神」をお祀りする皇大神宮(内宮)。

宇治橋を渡り神域へ。身心を清め、ご正宮、荒祭宮、風日祈宮へ参拝を。

伊勢神宮 内宮のめぐり方。

皇大神宮
(画像提供:伊勢志摩観光コンベンション機構)

宇治橋
五十鈴川に架かり内宮の神域へと誘う橋。宇治橋と紅葉した山が織りなす風景が美しい。

皇大神宮
(画像提供:伊勢志摩観光コンベンション機構)

五十鈴川御手洗場
内宮に沿うように流れるおだやかな清流。御手洗場があるほか春は桜、秋は紅葉が見事!

皇大神宮

内宮 正宮(しょうぐう)
日本の神様で最も尊い天照大御神が鎮座。三種の神器のひとつ「八咫鏡(やたのかがみ)」を御神体としている。

皇大神宮
(画像提供:伊勢志摩観光コンベンション機構)

別宮 荒祭宮(べつぐう あらまつりのみや)
天照大御神の荒御魂を祀り、10ある内宮の別宮の中でも第一別宮として最も重要とされている。

皇大神宮

四至神(みやのめぐりのかみ)
内宮の神域を守る神様。外宮の三ツ石と同じく手をかざすのは失礼なので、注意を。

皇大神宮

風日祈宮橋(かざひのみのみやばし)
風雨を司る神様を祀る別宮「風日祈宮」。その参道にある風日祈宮橋からの景色は必見。

伊勢神宮 内宮へのアクセス。

【電車(名古屋駅より)】
近鉄またはJRで伊勢市駅まで約1時間20分~1時間40分、外宮内宮循環バスで20分。内宮前降車、徒歩すぐ
【車】伊勢道伊勢西ICより7分

■伊勢神宮 内宮(皇大神宮)
[TEL]0596-24-1111(神宮司庁)
[住所]三重県伊勢市宇治館町1
[参拝時間]5時~17時(1月~4月・9月は~18時、5月~8月は~19時)
[アクセス]【電車】JR・近鉄伊勢市駅より外宮内宮循環バスで20分。内宮前降車、徒歩すぐ【車】伊勢道伊勢西ICより7分
「伊勢神宮 内宮(皇大神宮)」の詳細はこちら
「伊勢神宮 内宮(皇大神宮)」のクチコミ・周辺情報はこちら

正しい参拝方法って?

外宮と内宮で通行方法が違う!

外宮が左側通行なのに対し、内宮は右側通行と反対。手水舎が外宮は左、内宮は右にあり動線を考えての配慮なのだそう。

手水で清めを。

内宮で手水を行う場所は、手水舎も良いが、もう少し奥に進むと五十鈴川の御手洗場が。川の水で清めるのも良い。

参拝は二拝、二拍手、一拝。

襟を正しお賽銭を入れたら「二拝、二拍手、一拝」で拝礼。伊勢神宮は心静かに毎日の感謝の気持ちを伝える場所と言われている。感謝の気持ちを込めてお参りを。

秋に行われる2つの大きな祭典

神嘗祭(10月15日~25日)

神嘗祭
(画像提供:神宮司庁)

年間で1500回ものお祭りが行われる神宮の中で、最も由緒深い大祭が、神嘗祭(かんなめさい)。

毎年10月に行われ、その年に収穫された初穂を最初に天照大御神に奉納し、秋の恵みに感謝するお祭りだ。

新嘗祭(11月23日)

「勤労感謝の日」の起源である新嘗祭(にいなめさい)。毎年11月23日に宮中を始め日本全国の神社で行われる。

お守り、御朱印、おみくじについて

お守りを授かれる場所。

外宮、内宮共に神楽殿(かぐらでん)または別宮宿衛屋(しゅくえいや)にていただける。

違いは、内宮は天照大御神、外宮は豊受大御神のご神徳を頂いていること。天照大御神が本来のお力を発揮されるためには、豊受大御神のお力が必要と言われているので、ぜひお守りも内宮と外宮を合わせて持とう。

多くの神社と同じように、交通安全や開運、学業、厄除けなどいろんな種類があり、色もたくさん揃っている。

御朱印を授かれる場所。

御朱印は内宮と外宮の神楽殿と、別宮である月読宮(つきよみのみや)、倭姫宮(やまとひめのみや)、月夜見宮(つきよみのみや)、瀧原宮(たきはらのみや)、伊雑宮(いざわのみや)でいただくことができる。

境内におみくじはありません。

昔からおみくじは普段お参りできる身近な神社で引くものだったので、神宮にはないのだそう。

「“一生に一度”と参拝する人々の憧れだった伊勢参りが大吉でない訳がない!」とも言われたことから、おみくじを引く必要がなかったとの説もある。

伊勢神宮参拝をもっと楽しむ

ガイド付きで参拝が楽しい!

お伊勢参りにおすすめなのが、「お伊勢さん観光案内人」(有料)。伊勢神宮に関する興味深い情報を教えてくれるから参拝もより楽しくなるはず。

伊勢神宮で紅葉を愛でる。

伊勢神宮(内宮)
(画像提供:伊勢志摩観光コンベンション機構)

木漏れ日も心地いい自然いっぱいの「内宮」。実は紅葉の名所でもあり、11月中旬頃から木々が黄、赤、オレンジに色づき、いたるところで秋の深まりを感じさせてくれる。

日の出を望む。

内宮宇治橋の大鳥居
(画像提供:神宮司庁)

冬至を中心とした前後2カ月の11月下旬~1月下旬は、毎日7時30分頃に内宮宇治橋の大鳥居から昇る、神々しい日の出が望める。神秘的で美しすぎるその光景に涙する人も。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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