毎年、主人公のゆかりの地が話題となるNHKの大河ドラマ。2020年「麒麟がくる」では明智光秀が主人公ですね。
明智光秀は有名な「本能寺の変」で主君・織田信長を討った織田家随一の家臣。築城の名手、善政の名君など知られざる表情も多い。
波乱に満ちた一生を送った明智光秀が生き抜いた、ゆかりの場所を巡りながら、その生涯をたどってみませんか。
今回は岐阜から福井、滋賀、京都をぶらりと巡ってみました。歴史的名所はもちろんその道中で出合ったグルメスポット、カフェ、お土産屋さんや雑貨屋さんもご紹介します!
第一章<すべてはここから始まった>岐阜【岐阜県】
光秀の人生に影響を与えた道三と信長の地を歩く。
実は明智光秀が史料に登場するのは30代後半頃で、その出自や前半生は謎だ。一説によると、美濃国守護・土岐氏の流れを汲む出自で、現在の岐阜県で生まれ育ち、斎藤道三に仕えていたという。
峻険な金華山山頂に立つ稲葉山城(岐阜城)を見上げる。(あんな山頂まで通勤なんて大変だろうな)などと凡人の妄想もまた歴史旅の醍醐味。遅咲きであったろう光秀の若き日の時間に思いを馳せ、この旅をスタートさせた。
<岐阜城下へ>
[アクセス]【電車】JR岐阜駅または名鉄岐阜駅よりバスで15分【車】東海北陸道岐阜各務原ICより20分
\ゆかりの地/岐阜城【岐阜県岐阜市】




聳え立つ石垣の城を見上げ若き日のルーツを想像する。
かつての斎藤道三の稲葉山城、また織田信長の天下布武への足掛かりとなった城。329mの金華山山頂に立ち難攻不落の城といわれる。内部は史料を展示し、最上階からは眼下に長良川を見渡せる。
[TEL]058-263-4853
[住所]岐阜県岐阜市金華山天守閣18
[営業時間]9時30分~16時30分(季節変動あり)
[定休日]なし
[料金]大人200円、金華山ロープウェー大人往復1100円
[駐車場]岐阜公園堤外駐車場310円(1時間無料)
「岐阜城」の詳細はこちら
\ゆかりの地/足を延ばして生誕の地へ。明智城跡【岐阜県可児市】


光秀の出生地については諸説あるが、土岐明智氏の出自の地である可児市には光秀が生まれたという明智城跡が残っている。
[TEL]0574-62-1111(可児市観光交流課)
[住所]岐阜県可児市瀬田
[営業時間]散策自由
[アクセス]東海環状道可児御嵩ICより10分
[駐車場]70台(ふれあいパーク・緑の丘)
「明智城跡」の詳細はこちら
\観光/長良川デパート 湊町店【岐阜県岐阜市】





江戸時代の物流拠点・川湊長良川の伝統工芸を感じる。
ユネスコ無形文化遺産・本美濃紙製品や木工製品など、その歴史や職人の背景を感じるアイテムが並ぶ。徒歩1分のところに岐阜和傘と提灯を扱う「和傘CASA」がある。
[TEL]058-269-3858
[住所]岐阜県岐阜市湊町45
[営業時間]10時~18時
[定休日]年末年始
[駐車場]周辺駐車場利用
【和傘CASA】
[TEL]090-8335-9759
[住所]岐阜県岐阜市湊町29
[営業時間]11時~18時
[定休日]火・水
「長良川デパート 湊町店」の詳細はこちら
「和傘CASA」の詳細はこちら
\グルメ/かわらまち 花ざくろ【岐阜県岐阜市】


信長公の城下町でおもてなしの飛騨牛を堪能。
築130年の古民家を活かした、ゆったりとした時の流れる空間でいただく飛騨牛懐石は、五感で味わう至福の時。自家製ドリンクやデザートも美味。
[TEL]058-264-0290
[住所]岐阜県岐阜市元浜町29
[営業時間]ランチ11時30分~14時、ディナー17時30分~22時(LO21時30分)※GW等、特定日のランチは要問合せ
[定休日]水、12月31日、1月1日
[駐車場]11台
「かわらまち 花ざくろ」の詳細はこちら
\グルメ/和菓子処 緑水庵 川原町店【岐阜県岐阜市】


家紋が浮かぶ!?もちもちの家紋アイス。
今夏登場した家紋アイスは、独自の技術で家紋がくっきり、一口齧れば葛のぷるぷるした食感にびっくり!女将の創作意欲溢れる武将和菓子も続々登場予定だ。
[TEL]058-215-5476
[住所]岐阜県岐阜市湊町48
[営業時間]11時~16時(季節変動あり)
[定休日]水(鵜飼開催期間はなし)、12月18日~1月10日
[駐車場]周辺駐車場利用
「和菓子処 緑水庵 川原町店」の詳細はこちら
第二章<運命の分岐点>越前【福井県福井市】
朝倉氏の城下町を歩くと往時の姿がありありと。
美濃での斎藤道三と義龍父子の合戦により明智城は攻め落とされ、明智家を守るため越前に逃れた光秀。朝倉家に仕官し、約10年間をこの地で過ごしたとされる。後にやってきた足利義昭の上洛の助力を求めて、信長との仲介役となったのもこの地からだ。
450年前の姿を留めた城下町の跡は、鮮烈に往時の人々の息遣いまでを思い起こさせる。明智家再興を願い、ひとすじの光を掴むように時代の寵児・信長と出会ったのは運命を感じざるを得ない。(※諸説あり)
<一乗谷へ>
[アクセス]【電車】JR福井駅より朝倉特急バスで30分、復原町並より徒歩すぐ【車】北陸道福井ICより10分
\ゆかりの地/一乗谷朝倉氏遺跡【福井県福井市】



450年前の戦国時代の姿に時空を超えて運命の地を感じる。
孝景から5代、103年間越前国を支配した朝倉氏の遺跡。一乗谷城や城下町など278haの遺跡は、庭園、武家屋敷、職人屋敷など町全体がほぼ完全な姿で発掘された。国の三重指定、日本遺産。
[TEL]0776-20-5346(福井市おもてなし観光推進課)
[住所]福井県福井市城戸ノ内町
[営業時間]見学自由※復原町並は9時~17時(最終入場16時30分)
[定休日]年末年始
[料金]復原町並入場料220円
[駐車場]周辺無料駐車場利用
「一乗谷朝倉氏遺跡」の詳細はこちら
\グルメ/一乗谷レストラント【福井県福井市】


散策後の時を超えた余韻を丁寧で優しいお料理とともに。
遺跡内にあり、地元食材を使った彩り豊かな籠盛りランチが楽しめる。福井名物のおろし蕎麦750円など手軽な単品メニューも揃う。窓から遺跡を眺めてゆったりと。
[TEL]0776-97-5335
[住所]福井県福井市城戸ノ内町10-48
[営業時間]11時~17時(12月~2月は15時まで)※ランチは11時~14時
[定休日]火(祝日の場合は翌日)
[駐車場]25台
「一乗谷レストラント」の詳細はこちら
\ゆかりの地/「あけっつぁま」の小さな祠。明智神社【福井県福井市】

越前時代の居住地といわれる東大味地区にある神社。一向一揆討伐などから光秀がこの地の住民を守ったと伝わり、親しみを込め「あけっつぁま」と呼ぶそう。
[TEL]0776-20-5346(福井市おもてなし観光推進課)
[住所]福井県福井市東大味町
[営業時間]参拝自由
じゃらん編集部
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