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東京・浅草のかっぱ橋道具街は、調理器具や食器などを扱う店が多い街。プロ向け商品や一般家庭向けに、最新のものからレトロな商品まで幅広いラインナップを揃える老舗が魅力ですが、実は新店やリニューアルした店もたくさんあります。

今回は、日常でも使いやすいアイテムが揃う、おすすめの店を紹介します。

かっぱ橋道具街ってどんな街？何が買えるの？

大正時代に誕生し、調理器具や食器など飲食業向けの問屋街として発展してきたかっぱ橋道具街。今では170近くの道具店が立ち並び、国内外から多くの人が訪れます。

日常使いの食器や調理器具、ラーメン屋で使われるような寸胴鍋、飲食店で見かける食品サンプル、テイクアウト用の容器など様々な商品が手に入ります。店によっては、オリジナルの食器や型の特注を相談できます。

問屋街なので土・日・祝が休みだったり、夕方17時頃には閉店する店が多かったりします。行きたい店舗は事前に営業日、営業時間をチェックするのがおすすめ。また、支払いは現金のみという店もあるので、普段キャッシュレス決済を利用している人は現金も準備していきましょう。

かっぱ橋へのアクセスは？上野駅からの行き方は？

かっぱ橋道具街はJR上野駅から徒歩15分、都営地下鉄浅草駅から徒歩5分のところにあります。

上野駅から行く場合は浅草口から出て、高架下の道路を渡ります。浅草通りを田原町駅に向かってまっすぐ歩き、左手にジャンボコックが現れたら左に曲がってください。そこからかっぱ橋道具街が続いています。

ニイミ洋食器店

かっぱ橋の顔！？ジャンボコック像が目印の老舗大型店

かっぱ橋道具街の入り口にあり、屋上のジャンボコックがランドマークにもなっている「ニイミ洋食器店」。1907年創業の老舗で、業務用専門問屋がひしめくかっぱ橋道具街の中でも有数の規模を誇る大型店です。

店内には、和洋中の食器類をはじめ、業務用の鍋や包丁から、多種多様なキッチングッズ、消耗品まで飲食業に関する商品が幅広く揃っています。

食器好きなら一日中楽しめる店ですが、商品が多いので、探し物がある場合は店員に尋ねるとスムーズ。本店隣のお買い得商品が並ぶアウトレット広場で、掘り出し物を探すのもいいですよ。

（画像提供：ニイミ洋食器店）

和の器 田窯

国内各地の窯元から器を集めている和陶器のセレクトショップ

「和の器 田窯」では、伝統的な和陶器の技法・絵柄を引き継いだ器から、現代の生活に溶け込む扱いやすいデザインの器まで数多く揃えています。

毎日使う茶碗や湯呑など、自分の手に馴染む食器を探している人におすすめの店です。

佐賀県の有田焼、石川県の九谷焼、滋賀県の信楽焼など有名な窯元の焼き物も購入できます。また季節ごとに新作も登場。季節に応じて器を変えてみてはいかが？

（画像提供：和の器 田窯）

馬嶋屋菓子道具店

クッキー型は1400種！お菓子作りが好きなら一度は訪れたい専門店

創業73年を迎える菓子道具の専門店。店内に入ってまず驚くのが中央を貫くクッキー型のタワーです。1400種、3000点以上のクッキー型が、螺旋階段の中央の金網にディスプレイされています。

菓子型の専門店として長い歴史があり、洋菓子型はもちろん和菓子の型・木型、製菓機械なども多数扱っています。

クッキー型を製作できるスタッフが在籍しているので、いつでもオリジナル製作の相談にのってくれるそうですよ。

（画像提供：馬嶋屋菓子道具店）

はし藤 本店

手に馴染む自分用の箸やお祝い用の特別な箸が見つかる

職人による、国産の木を使った割箸・塗箸・無塗装木地箸を販売している「はし藤」。箸を通じて多くの人が日本の森、木を感じ、職人の技と心意気を感じてほしいという想いで1910年に創業しました。

箱根寄木細工や、漆塗りなど伝統工芸とのコラボ作品、ワイン樽を再利用したおしゃれなデザインがあり、美術品を見るような感覚で楽しめます。お揃いの夫婦箸を買いに来るカップルもいるそうですよ。

（画像提供：はし藤 本店）

ユニオン

コーヒー好きにおすすめ！憧れの喫茶道具が揃う

コーヒー・喫茶の器具を専門に取り扱う「ユニオン」。喫茶店を営む人はもちろん、初めてコーヒー器具を買う一般の人も訪れるのだそう。店に入ると目に飛び込んでくるのは、ユニオンの顔ともなっているコーヒー用の巨大な100人用水出しドリッパー。こちらは非売品ですが、店内では大人数向けの商品も購入できます。

電動、手動のコーヒーミル、コーヒーマシン、サイフォンなどのコーヒー専用器具のほか、紅茶、中国茶、ワイン用品が揃っています。

また、「喫茶厨房器具のユニオン」と道路を挟んで隣には、「世界の珈琲ユニオン」という自家焙煎のコーヒー豆と茶葉を扱う店もあり、生豆から焙煎、粉砕し販売。コーヒー好きがわざわざ通うそうです。

（画像提供：ユニオン）

co-bo-no

スイーツを盛ると映えるグラスがズラリ！カトラリーも揃う

かっぱ橋の老舗「とうしょう窯」の系列店「co-bo-no」。カフェや雑貨店向けのオリジナル食器を多数取り扱っている店です。

家にいながらカフェ気分が味わえるような、カラフルな商品が店内に並んでいます。

スイーツに合うグラスやカトラリーなどもあり、何を盛り付けようか、どんなシーンで使おうか考えながら商品選びをしていると、ついつい財布の紐が緩んでしまいそうです。

（画像提供：co-bo-no）

とうしょう窯 合羽橋店

和モダンのスタイリッシュな食器が欲しい時にぴったり

「とうしょう窯」の合羽橋店は、和モダンをテーマにした独創的なオリジナル食器を扱う店です。

店内には、スタイリッシュなデザインの器が並んでいます。自社のオリジナル商品のため、手ごろな価格で購入可能。

普段使いから、おもてなし用の器までデザイン性の高い食器は、海外の人からも好評なのだとか。ロゴ入れなども承っているそうなので、気になる人はホームページをチェックしてみてください。

（画像提供：とうしょう窯 合羽橋店）

bai-se

様々なメニューやシーンで活躍する白い食器と調理器具が充実

“白のある暮らし”をコンセプトに、白い食器やキッチンツール、調理道具を多く取り扱っている「bai-se（バイスー）」。

店内には真っ白の食器が一面に配されています。白のアイテムは3000点以上という品揃え。波佐見焼きや美濃焼、瀬戸焼、益子焼と白い焼き物を扱う産地がセレクトされていて、産地によるそれぞれの微妙な色の違いも楽しめます。

2階と3階では、グラスやカトラリー、保存瓶、インテリアなど“白に合うもの”も展開しています。清潔感があり、どんな料理にも合わせやすい食器は、自宅でも活躍すること間違いなしですね。

（画像提供：bai-se）

※この記事は2024年4月16日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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