【順路3】地下1階(近代・印象派など)

地下1階は、系統展示の近代作品を中心に展示するフロア。近代は、ルネサンス~バロックの様式を模範とするアカデミーに対し、自由な創造をモットーとする印象派の芸術家たちが異を唱え、新しい芸術表現を追求した時代です。



フィンセント・ファン・ゴッホの『ヒマワリ』は、水彩なども含めると10数点あります。そのうち花瓶に入った『ヒマワリ』は全部で7点あり、このフロアでは7点すべてが陶板で原寸大再現されています。なかでも、兵庫県芦屋市にありながら大空襲で焼失した幻の『ヒマワリ』を再現したものは、現在では本物が存在しないという陶板名画ならではの作品です。
また『夜のカフェテラス』は、2023年に開館25周年を迎えたことを記念して、追加再現された作品。ぜひチェックしてみましょう。
<この作品は絶対チェック!~約20分~>

写真左より右へ
7つの『ヒマワリ』フィンセント・ファン・ゴッホ/『民衆を導く自由の女神』ウジェーヌ・ドラクロワ/『笛を吹く少年』エドゥアール・マネ/『セーヌ川の舟遊び』オーギュスト・ルノワール/『落ち穂拾い』ジャン=フランソワ・ミレー/『オフィーリア』ジョン・エヴァレット・ミレイ/『接吻』グスタフ・クリムト/『皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠』ジャック=ルイ・ダヴィッド/『叫び』エドヴァルト・ムンク
※上記作の品他、ゴヤの家『黒い絵』フランシスコ・デ・ゴヤ*など
*=環境展示
【順路4】1階・2階(現代、テーマ展示)
系統展示の現代の作品と、テーマ展示のフロア。現代は、20世紀に入り、フォービズム(※1)やキュビスム(※2)、シュルレアリスム(超現実主義)など、新しい芸術が生まれました。芸術は筆で表現するものから、アクションペインティングやパフォーマンスアートまで、さまざまな表現がされるようになった時代です。
テーマ展示では、8つのテーマ(空間表現、トロンプ・ルイユ(だまし絵)、時、生と死、食卓の情景、家族、運命の女、レンブラントの自画像)に分けた作品を鑑賞できます。
※1 20世紀のはじめにフランスで起こった絵画運動。野獣派や野獣主義、フォーブとも言われる
※2 20世紀のはじめに起こった絵画運動。あらゆる対象を幾何学的図形に還元して描く、立体派とも呼ばれる美術運動のひとつ
<この作品は絶対チェック!~約15分~>

写真左より
『ストゥディオーロ』*/『トロンプ・ルイユ』(だまし絵)/レンブラントの自画像
※上記作品の他、シャガールコーナー/『ゲルニカ』パブロ・ピカソなど
*=環境展示
【順路5】地下3階(ミュージアムショップ)
ミュージアムショップでは、図録から雑貨、お菓子まで幅広く販売。大塚国際美術館オリジナルのグッズも充実しています。※商品によっては売切、終売の可能性あり




館内のカフェでひと休みもOK♪

地下2階「カフェ・ド・ジヴェルニー」では、カレーや丼、ケーキが提供されています。6~9月頃はモネの『大睡蓮』周辺の池に咲く睡蓮を眺めながら、心癒されるひとときを過ごしましょう。※地上1階「レストラン ガーデン」と地下3階「カフェ フィンセント」は毎週土・日・祝のみ営業。詳細は公式ホームページを確認
夏のおすすめはモネの名画にちなんだ「スイレンパフェ」


“自然光で見て欲しい”というモネの願いを実現した屋外展示、モネの『大睡蓮』。6月~9月は、作品周辺の池に色とりどりの睡蓮が咲き、名画とともに楽しめるベストシーズンです。睡蓮は朝から花を開かせて、午後になると花を閉じ始めるので、午前中に訪れるのがおすすめですよ。

また、作品に隣接する「カフェ・ド・ジヴェルニー」では、夏限定の「スイレンパフェ」が登場。トップには自家製アイスクリームと季節のフレッシュフルーツで、作品に描かれた水面に咲く水連が表現されています。層になったレモンとハチミツのゼリーは、まるで光で輝き煌めく水面のようで、フレッシュな果実との相性は抜群!食べ始めから最後の一口まで、さまざまな味と食感を楽しめますよ。
まとめ
「一度は見たい!」と思わせる名画を一挙に鑑賞できるのは、本当に貴重な体験。原寸大での再現ならではの迫力があります。
また、チケットは事前購入できる「公式オンラインチケット」でのスマートな入館がおすすめ。前売り価格でお得なうえ、公式ホームページや全国のコンビニ端末でも購入できるので便利です。
オンラインが苦手な人は、鳴門駅前の観光案内所などに前売券取扱所があります。詳細は公式ホームページを確認してくださいね。
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※この記事は2023年7月27日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※この記事は2023年7月にじゃらん編集部が更新しました。
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じゃらん編集部
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