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2021.08.02

衣替えいつやる?時期や目安の気温から収納のコツ!旅行時に慌てないためのポイントも

季節ごとに服装の変わる日本には、古くから衣替えという風習があります。「衣替えっていつ、どんなやり方ですればいい?」「いつからが夏服、いつからが冬服?」など、よく分からないという方もいるのでは。
この記事では、衣替えの時期や旅行の予定がある場合の注意点を手間のかからない衣類の収納方法などとあわせて紹介します。

※この記事は2021年7月23日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

衣替えはいつするのがいいの?

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

四季のある日本では、衣替えも年に4回をおすすめします。

ただしスーツや制服は春夏用・秋冬用という2シーズンに分かれているので、こちらの衣替えは年に2回、というのが一般的です。

平均的な衣替えの時期は「春服=4月上旬・夏服=6月上旬・秋服=9月上旬・冬服=10月上旬」とされています。

ただし、住んでいる地域や、異常気象の発生など、その年ごとの気候の傾向によって服装の切り替えのタイミングは変わってきます。

では、その調整の判断はどのようにするのがいいでしょうか。

衣替えの時期は「気温」を目安にしよう

(イラスト:Uzu兎)
(イラスト:Uzu兎)

上のイラストのように、快適な服装は気温によって変わってくるので、「最高気温」を目安にしながら衣替えをするのがおすすめです。

ただ、夏や冬はエアコンも活躍するため、外気の温度だけでアイテムを判断しないよう注意したいところ。

また夏でも北海道や避暑地は冷え込むこともあり、逆に冬でも沖縄やリゾート地は暖かいということもあるので、旅行のときの荷づくりで慌てないようにもしたいですね。

それぞれの季節で目安にしたい気温や、エリアごとの衣替え時期を見ていきましょう。

春の衣替え:最高気温15℃~20℃

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

最高気温が15℃を超えるようになると、ダウンジャケットやウールコートといった冬のアウターが暑く感じますので、このタイミングで春服への衣替えを。

気温の上昇に合わせてスプリングコートやマウンテンパーカーなど薄手のアウターへ移行していきますが、20℃近い日々が続けば、長袖シャツ一枚でも快適に過ごせるはず。

<最高気温が15~20℃になるのはこの時期!>
北海道(札幌) 4月下旬
関東(東京) 3月下旬
九州(福岡) 2月下旬
沖縄(那覇) 1月下旬

夏の衣替え:最高気温22℃以上

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

最高気温が22℃を超えるようになってきたら、夏服への衣替えをスタート。最高気温が25℃を超えれば夏本番、完全に夏服へ移行してOKです。

うだるような猛暑日の多い近年ですが、半袖やノースリーブなど露出の多いアイテムばかりでなく、強い日差しから肌を守ったり、室内の冷房による冷えを防止したりするためにも、カーディガンなどの薄い羽織りものは、しまわずに出しておくようにしましょう。

<最高気温が22℃以上になるのはこの時期!>
北海道(札幌) 6月下旬
関東(東京) 4月下旬
九州(福岡) 4月上旬
沖縄(那覇) 3月下旬

秋の衣替え:最高気温15℃~20℃

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

最高気温が20℃を下回るようになってきたら、秋服への衣替えを。

日差しのある昼間は暖かいけれど、夜や朝方はひんやりして油断ができない、そんな季節です。

長袖の上に着るカーディガンやセーター、ジャケットを準備しておけば、温度差の対応もばっちりです。

<最高気温が15℃~20℃になるのはこの時期!>
北海道(札幌) 9月下旬
関東(東京) 11月上旬
九州(福岡) 11月中旬
沖縄(那覇) 12月下旬

冬の衣替え:最高気温15℃以下

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

最高気温が15℃以下になると、あたたかいアウターの出番、冬服への衣替えをしましょう。

さらに10℃を下回るようになると冬も本番、晴れた昼間でも厳しい寒さを感じるはず。

ダウンやウール素材、厚手の生地などのしっかり防寒できるアウターの中は保温性のあるセーターなどといった組み合わせがマストになる季節ですが、移動時以外はほとんど暖房のきいた室内で過ごすという日は、調整しやすい重ね着をしましょう。

<最高気温が15℃以下になるのはこの時期!>
北海道(札幌) 10月下旬
関東(東京) 11月下旬
九州(福岡) 12月上旬
沖縄(那覇) 最高気温が15℃以下になる時期はほとんどないため、基本的に冬服は不要

衣替えの「収納」のコツ

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

カラッと晴れた日の朝から作業する

雨の日に衣替えをしてしまうと、湿気をクローゼットの中に閉じ込めてしまい、洋服のカビや臭いの原因に。

そうならないためにも、衣替えは晴れた日にするのがおすすめです。

また、入れ替えの作業は思いのほか時間がかかるもの。1日で終わらせられるよう、晴れた日の午前中から取り掛かりましょう!

クローゼットの掃除&防虫剤などを準備しておく

カビや害虫が発生する原因のひとつは収納場所の汚れ。衣替えの前にさっと掃除機をかけ、雑巾で乾拭きをしてクローゼットを掃除しておきましょう。

収納時にクローゼットや引き出しに入れておく防虫剤や除湿剤も準備を忘れずに。

事前に不要な服を処分すれば収納もラクに

作業負担を減らすためにも、しまうタイミングでできるだけ服の数を減らしてしまうのがおすすめ。

着ることがなくなった服を手放してしまえば、収納場所にも余裕ができるし、洗濯の手間やクリーニングのコストも減らせますね。

収納の前には「しまい洗い」を忘れずに

シーズン中に着用し、普段通りの洗濯まで済ませているアイテムは、一見きれいに見えても実は繊維の奥に汗や皮脂の汚れが残っていることも。

特に襟や袖口、脇は汚れが蓄積しやすく、時間が経つほど落ちにくくなり、黄ばみやシミ、臭いの原因となってしまいます。

「家で洗うもの」と「クリーニングに出すべきもの」を振り分けて、しまう前にきれいに洗濯をしなおしましょう。

移行期間や旅行に備えた衣替えのポイント

前シーズンのものを数枚残す

気温が安定するまでの2~3週間は、前シーズンの服を全てしまい切らずに数枚残しておくのがおすすめ。

また、移行期や気温差のある旅先で活躍するものは「通年使える調整アイテム」として、常時取り出せるスペースにキープしておくのもいいですね。

旅行用のアイテムは圧縮パックやスーツケースに

旅行時だけに必要になるアイテムは、スーツケースに入れてしまうといった方法もあります。

寒い日にしか着ないダウンコートなどかさばるものは、圧縮袋を使ってコンパクトにするといいでしょう。

衣替えの手順

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

衣替え作業全体の基本的な手順は以下の通りです。

1.いる服、いらない服のチェック&処分

2.移行期間に残す服を選ぶ

3.「しまい洗い」をしながらクローゼットの掃除

4.収納し、防虫剤、防湿剤などを入れる

洋服がたくさんあったり、処分の判断に時間がかかったりする場合は無理に1日で終わらせようとせず、2日に分けて行うのもいいでしょう。

その年の気温や旅行の計画などに合わせてプランを立てて、楽しく取り組んでくださいね。

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トリクルマガジン編集部  トリクルマガジン編集部

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