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2021.09.03

京都の下鴨神社でパワースポット巡り!ご利益や見どころ・まわり方まで徹底ガイド

賀茂御祖神社(通称・下鴨神社)のパワースポットを楽しく巡るモデルコースを解説します。河合神社、糺の森、相生社といったスポットや、葵祭や秋の紅葉などの見どころも詳しく紹介!
その他、チェックしたいお守りや御朱印、美味しいみたらし団子などの休憩スポット、駐車場を含めたアクセス情報も紹介します。

※この記事は2021年8月24日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース

下鴨神社[賀茂御祖神社]とは

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

下鴨神社(しもがもじんじゃ)という通称で知られる賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は、京都市左京区にあり、アクセスは京都駅から電車、バス、タクシーいずれでも30~40分ほど。

日本で5番目に世界文化遺産として登録された下鴨神社。

勝利、導き、厄除、縁結び、子宝、安産、子育て、交通安全など、様々なご利益がある京都でも有数のパワースポットです。

下鴨神社の歴史

紀元前90年ごろ、神社の生垣の修造がおこなわれたという記録があり、過去、糺の森周辺の発掘調査で縄文式土器や弥生時代の祭祀跡が見つかったという裏付けから、それよりも古くからまつられていた、といわれます。

また、残された書物などから、奈良時代よりも前からこの神社が大きなお社で、葵祭が盛大に行われていたこともわかっています。

下鴨神社のおすすめパワースポット

それではここからは、下鴨神社の中でも特にパワースポットとして知られる「河合神社」「糺の森」「相生社」「下鴨神社本殿」について詳しく見ていきましょう。

【河合神社】身も心も美しく、その願いを絵馬に

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

下鴨神社の摂社(神社本社の管理に属する小規模な神社)として古くよりまつられている河合神社は、女性守護としての信仰を集めるお社。

ご祭神である玉依姫命は、玉の様に美しかったことから美麗の神としての信仰も深いそう。

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

河合神社ではこの美麗の祈願絵馬として、鏡絵馬の授与を行っています。

手鏡の形の絵馬に描かれた顔に、自分が普段愛用しているコスメでメイクアップをして、裏に願いごとを記入。
清らかな気持ちで願いを託すことで、外見だけでなく内面まで美しくなれそうですね。

■河合神社
[拝観時間]6時30分~17時
[定休日]なし
[拝観料]無料

【糺の森】聖なる森の散策でパワーチャージを

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

糺の森(ただすのもり)は、下鴨神社の表参道を中心に広がる3万6千坪もの広大な森。
その昔は150万坪にもおよんでいたとか。

古代の原野の姿をそのまま留めているというこの森には、ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの広葉樹を中心に、樹齢600年から200年の樹木が何百もあります。

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

参道をゆったりと歩いているだけで、樹々の緑や木漏れ日、清らかな小川のせせらぎに癒されるはず。
秋には鮮やかな紅葉も楽しめますよ。

■糺の森
[営業時間]6時~18時
[定休日]なし
[料金]無料

【相生社】良いご縁を呼び込む力をキャッチ!

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

縁結びのご利益が大いにある社として、古くから格別の信仰を集めている相生社(あいおいしゃ)。

御祭神は宇宙の生成力を神格化したものとされる産霊神(むすひのかみ)です。

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

お社の左側にまつられている連理の賢木(れんりのさかき)も縁結びのパワースポット。

このご神木は、縁結びのお社のご神徳のあらわれとして、なんと木が1本に結ばれ、その根元には子どもの木が芽ばえているのだとか。そこで、縁結びはもちろん、安産・育児・家庭円満などにもご利益があるとされています。

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

こちらでは良縁祈願の特別な参拝方法があります。

まず「えんむすび祈願」と書かれた絵馬(500円)に願い事を書き、お社の前へ。

絵馬を持ったまま女性は反時計回りに、男性は時計回りにお社を2周します。

3周目の途中で絵馬掛けに絵馬を結び、再び正面に戻ってきたらお参りを。

最後に縁結びの象徴である連理の賢木へ。
連理の賢木の正面からでている綱「御生卑(みあれびき)」を二度ひいてお参りをします。カップルの方は両側からひいてください。

「良い恋愛がしたい」「ずっと仲良しでいたい」そんな願いをぜひ、おまいりしてくださいね。

また、源氏物語の作中で詠まれた和歌が書かれた恋のおみくじもあるので、お参りの後に占ってみては。

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)
■相生社
[拝観時間]6時30分~17時
[定休日]なし
[拝観料]無料

【下鴨神社本殿】西殿と東殿、それぞれに大きなご利益が

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

国宝にも指定されている本殿は、西と東に分かれています。

西殿にまつられているのが賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、東殿にまつられているのが玉依媛命(たまよりひめのみこと)です。

西殿の賀茂建角身命は、古代の京都をひらいた神さまであり、農耕を広めて民生の安定につとめていたことから、世界平和、五穀豊穣、殖産興業、身体病難解除といったご利益があるとされています。

また、導きの神、勝利の神、方除、厄除け、入学・就職試験などの合格、交通・旅行・操業の安全など多方面にわたるご利益も。

東殿の御子神、玉依媛命は、婦道の守護神として縁結び、安産、育児等にご利益があるとされています。

■下鴨神社本殿
[拝観時間]6時30分~17時
[定休日]なし
[拝観料]無料

下鴨神社のおすすめのまわり方

(画像制作:トリクル合同会社)
(画像制作:トリクル合同会社)

先に紹介した4つのパワースポット以外にも、下鴨神社には多くの見どころがあります。ここでは、下鴨神社の魅力を存分に堪能できるおすすめのまわり方を紹介します。

全部まわるとおよそ3時間かかりますが、それだけの価値あるスポットばかりなので、ぜひ参考にしてください。

まずは、地下鉄出町柳駅から徒歩2分の大鳥居をくぐって、河合神社を目指しましょう!

1、河合神社(所要時間 30分)
↓(徒歩3分)
2、糺の森(所要時間 20分)
↓(徒歩2分)
3、休憩処 さるや(所要時間 20分)
↓(徒歩1分)
4、さざれ石(所要時間 5分)
「君が代」にもうたわれているさざれ石とは、ちいさな石という意味。
年を経ると大きく成長し、岩になると信じられているこのさざれ石もパワースポットとして知られています。
↓(徒歩すぐ)
5、相生社(所要時間 15分)
↓(徒歩2分)
6、御手洗社(所要時間 10分)
「みたらししゃ」と読む、病気やけがなど災難除けの神様がまつられているお社です。井戸の上に建っていることから、「井上社」(いのうえしゃ)とも。

お社の前にある「みたらし川」には、周辺や川底から清水が出るそうで、みなさんご存知の「みたらし団子」は、ここから湧き上がる泡をかたどってできたといわれています。
↓(徒歩すぐ)
7、言社(所要時間 20分)
言社(ことしゃ)は干支の守護神として知られています。
子年から亥年までそれぞれの小さなお社があるので、自分の生まれ年のお社におまいりしてみては?
↓(徒歩すぐ)
8、本殿(所要時間 20分)
↓(徒歩1分)
9、大炊殿(所要時間 10分)
重要文化財に指定されている大炊殿(おおいどの)は、ご飯やお餅などでつくられる神饌(しんせん、神様のお供え物)を調理していた建物です。入り口付近にはかまど、建物内は台所となっています。
葵祭の特別な神饌をはじめ、お供え物のレプリカ・調理器具などの展示を見ることができます
↓(徒歩2分)
10、加茂みたらし茶屋(所要時間 30分)

下鴨神社内外の休憩処も利用したい!

下鴨神社内外には、おまいりの途中に立ち寄ってほっと一息つける休憩処が点在しています。

「休憩処 さるや」の申餅

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

神社境内にある茶店「さるや」の申餅(さるもち)は、葵祭が行われる期間の申の日に食し、無事息災を願ったという故事に由来するお菓子。

明治の法令制度化以来、この申餅をお供えしたり食べたりする風習が途絶えてしまっていたのを、2010年、140年ぶりに和菓子屋「宝泉堂」が復元しました。

小豆のゆで汁で色づいたお餅は、明け方に見られる薄あかね色の空を思わせることから、命が誕生する瞬間を表す色といわれています。

あんやお餅の優しい味わいとともに、その縁起の良いパワーもしっかりいただきたいですね。

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)
■休憩処 さるや(下鴨神社内)
[営業時間]10時~16時30分
[定休日]なし

「河合神社」の授与所でいただく美人水

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

河合神社で美麗祈願のお参りをした後、忘れずに試したいのがこちら。

秋に境内の庭で収穫したカリンを使い、さらに下鴨神社の御神水で仕上げているという美人水です。

カリンに含まれる成分は美容にもいいといわれています。寒い時期にはホットでも提供される、というのもうれしいですね。

■河合神社 授与所(下鴨神社内)
[営業時間]9時30分~17時(時季により変更あり)
[定休日]なし

「加茂みたらし茶屋」のみたらし団子

(画像提供:加茂みたらし茶屋)
(画像提供:加茂みたらし茶屋)

下鴨神社を一通り巡って、最後に寄りたいのが加茂みたらし茶屋。西参道を抜けてすぐ、下鴨本通りの向かいに位置する甘味処です。

創業は1922年という老舗で、どこか懐かしい佇まいが目を惹きます。

おすすめは、お店の中でも長年愛され続けるみたらし団子(3本420円)。

甘さ控えめで食べやすく、たっぷりかかった餡が魅力です。

お店の横には、緑豊かなお庭のようなスペースがあり、ここに設置されている椅子に座って寛ぐこともできます。

■加茂みたらし茶屋
[住所]京都府京都市左京区下鴨松ノ木町53
[営業時間]9時30分~19時(LO18時)
[定休日]水曜日(祝日は営業)
[アクセス]【バス】京都駅より市バス4または205番「下鴨神社前」バス停よりすぐ
[駐車場]なし
「加茂みたらし茶屋」の口コミ・周辺情報はこちら

下鴨神社の御朱印・お守りもチェック!

パワースポットめぐりでは、御朱印やお守りも忘れないようにしたいところ。

それぞれどんなものがあるか、見ていきましょう。

下鴨神社の御朱印

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

中央に大きく書かれるのは下鴨神社の正式名称、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。

かわいらしいグリーンの押印の葉は、御神紋である葵(双葉葵、賀茂葵)という植物です。

葵のことをその昔は「あふひ」と書いたそうで、「あふ=会う」「ひ=神様の力を示す言葉」とのことから、「大きな力に巡りあう」という意味を示していると伝えられています。

下鴨神社のお守り

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

下鴨神社で多種多彩に揃うお守りの中でも、特に多くの人がいただいているのが「媛守(ひめまもり)」。

ちりめん生地で作られている愛らしいこのお守り、なんと同じ柄は一つとしてないのです。

世界にひとつだけ、自分だけのためのお守りとして「これだ!」と思える柄を選んでくださいね。

男性用にはデニム生地でつくられた「彦守(ひこまもり)」もあります。

下鴨神社の年中行事・季節のイベント

ここからは、有名な葵祭をはじめ、下鴨神社の行事やイベントを紹介します。

5月:葵祭(あおいまつり)

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

今から1400年ほど前、凶作に見舞われた時に、天皇の命をうけて「鴨の神」の祭礼を行ったのが起源とされている葵祭。上賀茂、下鴨両神社の例祭であり、「祇園祭」「時代祭」と並んで「京都三大祭」のひとつに数えられています。

5月を通して葵祭に関する様々なイベントがありますが、ハイライトは「路頭の儀」という行列。

すべて平安貴族そのままの姿で行列をつくり、京都御所を出発したのち市中を練り、下鴨神社を経て上賀茂神社へと向かいます。

7月:みたらし祭

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

みたらし祭の起源は、平安期の頃、季節の変わり目に貴族が禊祓いをしていたことから。

土用の丑の日、御手洗池の中に足をひたすことで、罪、けがれを祓うことができるといわれています。

この逸話に則って、御手洗池にはだしで入る「足つけ神事」は、無病息災を祈る夏の風物詩として、老若男女が集まる行事となっています。

暑さが日ごとに増す時期なので、池の冷たい水が気持ち良いのだとか。脚つけを終えたら神様に参拝、ご神水をいただいて心身を清めます。

10~12月ごろ:秋の紅葉

(画像提供:賀茂御祖神社)
(画像提供:賀茂御祖神社)

下鴨神社の境内に広がる糺の森は、広大な敷地に約40種類、樹齢200年以上の樹木が約600本、直径10cm以上の樹木は約4700本も群生している緑豊かな森。

紅葉が進む秋は、森全体が赤・黄・オレンジと色とりどりに染まり、お散歩していると、まるでおとぎ話の世界にいるかのような非日常の感覚に。

また、この糺の森は、京都エリアの中でもかなり長く紅葉が楽しめるといわれ、12月半ばまで紅葉を堪能する人々で賑わっています。

下鴨神社へのアクセス

【電車利用の場合】

JR京都駅より奈良線で東福寺駅へ。
京阪線京阪東福寺駅から出町柳駅行きに乗り換え、出町柳駅で下車し、徒歩12分。

【バス利用の場合】

京都駅から市バス4番・205番に乗り、下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)で下車すぐ。

【車利用の場合】

■東京から東名高速道路経由で京都東IC→下鴨神社(計5時間40分)
■大阪から名神高速道路経由で京都南IC→下鴨神社(計1時間10分)
■名古屋から名古屋神戸線で京都東IC→下鴨神社(計1時間55分)
※京都東IC、京都南ICより下鴨神社までは下記の通り

<京都東ICより>
三条通りを道なりに進み河原町通→三条河原町通り交差点を右折し、直進→葵橋を渡り、渡り終えたところの信号から4つ目の信号を右折

<京都南ICより>
国道1号線を北向きに進み、堀川五条を右折し河原町まで→河原町五条を左折し、しばらく道なりに進む→葵橋を渡り、渡り終えたところの信号から4つ目の信号を右折

■賀茂御祖神社(下鴨神社)
[住所]京都府京都市左京区下鴨泉川町59
[参拝時間]6時30分~17時
[定休日]なし
「賀茂御祖神社(下鴨神社)」の詳細はこちら
「賀茂御祖神社(下鴨神社)」の口コミ・周辺情報はこちら

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トリクルマガジン編集部  トリクルマガジン編集部

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