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北アルプスをはじめとする山々に囲まれ、国宝松本城で知られる街・長野県松本市。新宿から特急1本で行けるアクセスのしやすさも魅力です。

今回は松本城をはじめとする定番観光スポットやおしゃれカフェ、ちょっと足を延ばしてでも訪れたい絶景などのおすすめスポットをご紹介します。

※この記事は2021年9月21日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信：じゃらんニュース

国宝松本城

400年にわたり町を見守るシンボル。

国宝に指定された5つの城郭の中の1つである松本城。五重六階の天守としては日本最古とされています。連結複合式天守という構造をとっており、これは松本城だけに見られる構造です。

黒漆で塗られた下見坂と白の漆喰で塗られた城壁と青空、遠くに望む北アルプスとのコントラストは、是非目に焼き付けておきたい景色です。

夜には年間を通じてライトアップも開催されます。

築城400年を誇る城内は、ほぼ戦国時代のまま残っており、「五重六階」という言葉にも示されているように、2層目の屋根の中に外から見えない3階部分があります。4階から5階への階段の勾配は61度あるため、上る際は十分に気をつけてください。

急階段の先に待ち受ける展望窓からは、美ヶ原や北アルプスの山並みを望むことができます。地上約30mの景色を堪能すれば、お殿様の気分になれるかも。

松本市時計博物館

古時計の歴史を感じる優雅なひととき。

全長11m、振り子が5.6mもある日本有数の大きさの振り子型時計が出迎えてくれる時計の博物館。現在800点以上が収蔵されており、常時約110点の時計ができる限り動いている状態で展示されています。

時計と関係の深い蓄音機やSPレコードのコーナーもあります。

2階の時計コレクションはゆっくり鑑賞したいところ。特に和時計は機械工芸品としても世界で高く評価されているそうです。200年前の西洋時計の「ボーン、ボーン」という音色に浸るもよし、和時計のインパクトあるデザインを楽しむもよし、お気に入りの時計に出会えるかもしれません。

なお、現在も収集は継続中とのこと。いつ行っても発見のある博物館です。

旧松本高等学校本館及び講堂（あがたの森文化会館）

レトロ建築と自然に囲まれた庭園をゆったり散策。

1919年に開校した、木造洋風建築の旧松本高等学校がある公園で、ヒマラヤ杉やケヤキに囲まれた、癒やしのスポットです。

旧松本高等学校は重要文化財であり、校舎の一部が今も保存され、そのまま図書館や貸館として活用されており、ドラマのロケ地としても使われています。

回遊式日本庭園からは東の方向に美ヶ原高原を望み、自然豊かな癒やしの場所。レトログリーンの建物や開放的な景色、思わずカメラに収めたくなる場面がたくさんあります。

なお、現在耐震補強工事中のため、施設内外部は一部見学できない場所がありますが、本館正面玄関、西棟、北棟及び講堂の外観、復元校長室は見ることができます。

松本民芸館（松本市立博物館分館）

歴史ある民芸品から温かさ感じる空間。

松本が手仕事の町とされる、シンボルとなる博物館。無名の職人たちの手仕事、日常品であるものに美を見出した丸山太郎氏が創館しました。

集められた収蔵品は、家具や陶器・染織物など6800点に及びます。特に人気なのは、イギリスやアメリカで100年以上前に作られた椅子が、和風の応接間に溶け込んでいる談話室。

手仕事の温かさに思いをはせながら、ゆったり座ってみてください。

2階の展示室では、焼き物やタンス類が展示されています。また、年数回、展示替えされる企画展もぜひ押さえておきたいところです。

なお、ギャラリーショップでは、展示品のお皿をレプリカにした「銘々皿」や、丸山太郎デザインのてぬぐいなどのお土産も購入できます。

なわて通り商店街

江戸情緒あふれ、かえるが出迎える街並み。

約150mの通りに長屋風の建物が並び、城下町に相応しい風情を醸す商店街。昔、縄のように細く長い土手であったことから名づけられました。終日歩行者天国であるため、のんびり散策を楽しむことができます。

昔、“かじかがえる”がたくさんいたこの通りは、水がきれいで活気ある街並みに戻したいということで再建されました。そのため、通りのあちこちに、かえるのモチーフを見つけることができるのも面白いポイントです。

小道具や骨董品、今では珍しい1本1本独立した型で焼くたい焼き屋や、かえるグッズのお店などが並び、あっという間に時間が過ぎてしまう街並みです。

四柱神社（よはしらじんじゃ）

すべての願い事がかなうと言われ親しまれる神社。

なわて通りの一角にあり、天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神の四柱の神が祀られている神社です。すべての願い事がかなう「願い事結びの神様」と言われ、親しまれています。

社務所の前には根の部分が繋がっていて幹が二本伸びているのが珍しい「縁結びの松」があります。

秋の紅葉シーズンの景色や、鳥居の向かい側にある女鳥羽川の景色もまた美しい場所ですので、ぜひ訪れてみてほしい場所です。

中町通り（［信州・松本］中町商店街振興組合）

散歩が楽しいレトロな街並み。

女鳥羽川を挟むようになわて通りの反対に位置する商店街。漆喰と黒なまこの蔵の街並みが特徴的で、なわて通りと雰囲気がガラッと変わります。

現存する10軒の蔵はおよそ100年前に建てられたもので、その歴史をひっそりと物語ります。ランドマーク的な、元酒屋の蔵「中町・蔵シック館」や、民芸＆工芸品が軒を連ね、蔵をリノベーションしたカフェやスイーツのお店も多いので、ひと休みしたりお土産を買ったりと、1軒1軒じっくり見て回りたいところですね。

通りには蔵以外にも、街灯や看板などのレトロな建築物があふれています。ぜひ見つけてみてください。

4月～12月の土曜日には、地元の方自慢の野菜や果物を販売する「中町 蔵の朝市」が開催されています。

プリン専門店春夏秋冬　中町店

蔵の街並みとともにいただく、プリンスイーツ。

ビッグサイズのプリンの置物が目印のプリン専門店。プリンはもちろん、プリンをベースにしたパフェやケーキメニューを提供しています。

「地元の素材でここでしか味わえないプリンを召し上がっていただきたい」という思いから、安曇野の牛乳や松本の生みたて卵といった長野県産の素材を使用することにこだわっています。

中町店限定のメニューの中でも、特に中町の蔵づくりをイメージしたナカマチ蔵パフェや、凍ったまま食べる焼きプリンキャラメルがおすすめです。

蔵の街並みを眺めながらあま～いひと時を楽しんでください。

珈琲まるも

松本民芸家具が醸し出す、あたたかな雰囲気の喫茶店。

1868年創業のまるも旅館に併設されている珈琲店。蔵造りの佇まいが美しいお店です。

和家具の一大産地だった松本で生まれた和風洋家具「松本民芸家具」を使用しており、その使い込まれた艶や経年変化のあたたかさがにじみ出る店内は、穏やかなひと時が流れます。

店内にある椅子はあえて全て統一せずに、席ごとに違う組み合わせの椅子をしつらえているため、自分の好みにあう椅子を探すのも楽しそうです。

お店の自家製プリンは、柔らかい食感ではなく昔ながらの焼きプリン特有の固め食感を楽しめます。和菓子のような上品な甘さのモンブランもおすすめです。

見た目・食感・お店の雰囲気で、レトロに浸ってみたい場所です。

栞⽇（しおりび）

お気に入りの本と椅子を、スコーンと楽しむブックカフェ。

クラフトをはじめとした、カルチャーな雰囲気漂う松本の魅力に惹かれた店主・菊地さんが、松本にクリエイティブな刺激をもたらす場所としてオープンしたブックカフェ。制作者の思いに共感できる本を集めて陳列しています。

あえてちぐはぐになるように選んでいる、2階カフェにある椅子やソファもおしゃれ。

元電器屋だった店内を、古材を使ってリノベーションしています。

店内の雰囲気は、活版印刷機のあるインダストリアルなイメージの1階と、パッチワーク感があり温かみ感じる2階の違いがあり、楽しい場所です。1階の席も利用可能です。

菊地さんの奥さんが開発したスコーンがイチオシ。発酵バターを用いて、生地を折りたたんで空気を含ませて作るのが特徴。そのため、一口食べるごとにサク、ザク、しっとりという食感のハーモニーを楽しむことができます。

お気に入りの本を片手に、ゆったり流れる時間を味わってみてください。

山辺ワイナリー　レストランマリアージュ

松本産ワインの旨みをぎゅっと堪能できる絶景レストラン。

自社農園を設け、松本平産ぶどう100％でのワイン造りにこだわるワイナリーに、併設しているレストラン。イチオシメニューは、「山辺ワインメルローを使った信州牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」。

山辺ワインのメルローをふんだんに使って、希少な信州産のホホ肉を煮込んでおり、箸ですっと切れてしまうほどの柔らかさが特徴的です。赤ワインメルローを合わせていただくのがおすすめです。

窓からは北アルプスの雄大な景観を眺めることができ、ウッディな雰囲気の店内で落ち着いて食事を楽しむことができます。
テラス席もありますが、現在は利用できません。

乗鞍高原

絶景・アクティビティ…楽しみ盛りだくさんの高原。

松本市内から車で1時間ほど走ると、絶景スポットの点在する高原に着きます。乗鞍岳の東山麓に広がる標高1200～1800m地点に広がる乗鞍高原です。

特に、一の瀬園地には、60万平米もの広さの敷地の中に、草原、湿原、池、白樺林などがあり、季節ごとにミズバショウやレンゲツツジなどの可憐な姿も見ることができます。夏季には周遊バスが運行されているので、敷地内を移動するのにおすすめです。

番所大滝、善五郎の滝と並ぶ「乗鞍三滝」の一つ、三本滝もおすすめ。水源が異なる3つの沢が、別々の様相の滝となり1つ所に集まるので、1ケ所で3つの滝が一望できます。

絶景アクティビティや、秋のきのこ、夏限定のぶどう葉寿司といったグルメや乗鞍高原温泉郷の温泉も合わせてじっくり楽しみたい高原です。

美ヶ原高原

リニューアルオープンのテラスもある、標高2000mの絶景スポット。

松本市内から車で1時間15分ほどで、標高2000mに広がる美ヶ原高原に着きます。600haの大地にさまざまな高山植物が咲き乱れ、晴天の日には、北アルプス・浅間山・南アルプス連峰・富士山を眺める、360度のパノラマ絶景を楽しむことができます。「美ヶ原高原美術館」などの観光スポットもあります。

2021年7月には、美ヶ原高原自然保護センターに隣接する駐車場売店が「うつくしテラス」としてリニューアルオープンしました。絶景を楽しみながらハンバーガーなど写真映えするオリジナルメニューをいただくことができます。

イチオシメニューは、見た目のインパクトが大きい雲ソーダ！

青空や夕焼けをイメージしたドリンクの上に、わたあめがどどん。ぜひ、空をバックに写真に収めてみてくださいね。

まとめ

「国宝松本城」のイメージが強い松本エリアですが、他にも魅力的な観光スポットをたくさんご紹介しました。

駅周辺を、徒歩やタウンバスで散策して、おしゃれカフェでまったりしたり、お気に入りのお土産を見つけるもよし、ちょっと足を延ばして車で絶景を見に行くもよし、楽しみがたくさんなのです。

ぜひ何度も訪れて、松本の魅力を感じてみてくださいね。

※掲載の価格はすべて税込価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。

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