暑さが過ぎ去り、空気が澄み渡る秋。この爽やかな季節に、夜ならではの絶景を楽しみに出かけてみませんか。
大人世代の心に沁みる、色とりどりに変わる光や、吸いこまれそうな静かな灯り。
喧騒から離れて美しい非日常の世界を堪能できる、大人におすすめの夜景とイルミネーションをご案内します。
【栃木県・足利市】あしかがフラワーパーク
本物とはまた違う美しさ。今だけの光の花が満開に。




春には見事に咲き誇る藤の花で知られる、あしかがフラワーパーク。今年で22回目の開催となる「光の花の庭」は、元々、パークで咲いている花を秋から冬の時期に光で楽しめるようにと始まった。
10万平方メートルの園内に500万球を超えるイルミネーションを装飾。中でもシンボルである「奇蹟の大藤」はまるで春の藤を見るかのように、咲き始めから満開、そして舞い散るまでのストーリーを演出。他にも園内各所で、この時期にしか出会えない光の花が咲き誇る。
宿泊するならこのエリア
車で15分のJR足利駅、JR佐野駅周辺にホテル、旅館がある。温泉付きの宿泊施設や老舗の宿も。
光の花の庭2023
[開催期間]10月18日(水)~2024年2月14日(水)予定
[開催時間]点灯16時30分~営業終了時間
0284-91-4939
栃木県足利市迫間町607
15時30分(入場時間)~未定(入場は閉園の30分前まで)
期間中は12月31日のみ
入場料:1300円
【電車】JRあしかがフラワーパーク駅より徒歩3分【車】北関東道出流原スマートICより15分
6000台
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【神奈川県・横浜市】工場夜景ジャングルクルーズ
運河に次々と現れる近未来的な夜景を船から。







高所から見下ろす街灯り系とはまったく異なる、独特の雰囲気が魅力の工場夜景。このクルーズは各地で増えてきている工場夜景クルーズの先駆け。
賑やかな赤レンガ倉庫を出発し、京浜工業地帯までおよそ15分。やがてジャングルクルーズの名の通り、運河を進む人々の目にそれぞれが個性的な工場夜景が飛び込んでくる。ひしめくプラントやタンク。光だけではなく、時にはかすかなにおいを感じることも。
ガイドする工場夜景ナビゲーターの解説も見事で日々稼働状況が変わる、生きている夜景を存分に体感することができる。工場夜景マニアでなくとも楽しめる。週末だけのチャンスをお見逃しなく。
工場夜景ジャングルクルーズマップ

見どころではスピードを落としたり止まってくれるので、じっくり眺めたり、撮影する時間もある。また工場夜景ナビゲーターは、時には写真撮影のポイントまで解説してくれることも。中でも1:RESONAC 川崎事業所「扇町地区」と2・5:東亜石油 京浜製油所が大きな見どころ。
宿泊するならこのエリア
みなとみらいをはじめ元町中華街から横浜駅周辺までホテルが集中。ハイクラスからカジュアルまで種類も豊富。
リザーブドクルーズ「工場夜景ジャングルクルーズ」
[開催期間]基本的に土日(じゃらんnetにて乗船約1カ月前より受付)
[開催時間]9月18時、10月17時30分、11月17時
公式HPを参照
神奈川県横浜市中区新港1-1先 横浜赤レンガ倉庫ピア赤レンガ桟橋より出航
6000円
【電車】横浜高速鉄道みなとみらい線馬車道駅より徒歩15分【車】首都高みなとみらい出入口より5分
近隣に赤レンガパーク駐車場ほかあり
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【神奈川県・藤沢市】湘南の宝石
江の島と周辺エリアを回遊する光と色の祭典。


1999年に開催された旧江の島展望灯台のライトアップを前身に、今年で24回目を迎える地域一体型のイベント。江の島サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドルをメイン会場に、周辺の各所も楽しめる回遊型エリアイルミネーションだ。
玄関口となる最寄りの3つの駅や、道中の橋も光に彩られる。西空に輝くサンセットグラデーションとのコラボが見事な、日没直後の時間帯がおすすめ。
宿泊するならこのエリア
江の島周辺のほかバスで15分のJR藤沢駅、電車で25分のJR鎌倉駅、電車で40分のJR逗子駅周辺など。
湘南の宝石
[開催期間]11月23日(木・祝)~2024年2月29日(木)予定
[開催時間]17時~20時(主な土日は~21時)予定
0466-25-3525(湘南藤沢活性化コンソーシアム/江ノ島電鉄事業部)
神奈川県藤沢市江の島2-3-28(江の島サムエル・コッキング苑/江の島シーキャンドル)ほか
江の島サムエル・コッキング苑入場料:500円
メインスポットへは小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅より徒歩20分または江ノ島電鉄江ノ島駅より徒歩25分または湘南モノレール湘南江の島駅より徒歩26分
なし ※江の島島内は駐車場が少ないため、公共交通機関での来場がおすすめ
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【新潟県・佐渡市】北沢浮遊選鉱場
金山発展を支えた史跡が夜はSFの世界のように。


佐渡と言えば金山。浮遊選鉱法とは、採掘した原鉱石から有用な金銀を取り出す方法で、この施設は1カ月で5万tもの鉱物を処理できたことから「東洋一」と謳われた。1938(昭和13)年に建造され、稼働は15年間のみ。
現在、史跡内への立ち入りは禁止だが、8年前からライトアップ。色彩豊かなLEDで昼とはまったく異なる、まるでSF映画のセットのような姿を浮かび上がらせる。
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佐渡島内に宿が点在。中でも両津港、真野地区、相川地区周辺に多い。相川地区の宿はライトアップのためにバスで送迎しているところも。
北沢浮遊選鉱場ライトアップ
[開催期間]4月21日(金)~2024年2月29日(木)
[開催時間]19時~22時(10月~2月は17時~)
0259-67-7602(佐渡市観光振興課)
新潟県佐渡市相川北沢町3-1
期間中はなし
なし
【電車】両津港より本線相川行バスで1時間5分、相川より徒歩11分【車】両津港より50分
30台
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【京都府・京都市】嵯峨野トロッコ列車
幻想がテーマの光の中を、トロッコに乗ってゆっくりと。

トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの7.3km、保津川渓谷の大自然の中を走る観光列車が、紅葉時期は沿線や駅をライトアップ。車窓の外には幻想をテーマに彩られた光の世界が展開。紅葉の名所「殿の漁場」は様々な色に変わり神秘的に、トロッコ保津峡駅は華やかなイルミネーションで包まれる。
今年度は照明機器を増設。ライトアップや車窓からのイルミネーションがさらにアップグレードの予定。
宿泊するならこのエリア
嵐山・嵯峨野エリアほか、河原町・烏丸、京都駅周辺など宿泊施設多数。
光の幻想列車
[開催期間]10月中旬~12月29日(金)予定(運休日あり)
[開催時間]トロッコ亀岡駅16時30分発列車から最終列車まで
075-861-7444(自動音声案内)
京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町(トロッコ嵯峨駅)
片道880円
【電車】トロッコ嵯峨駅はJR嵯峨嵐山駅より徒歩1分、トロッコ亀岡駅はJR馬堀駅より徒歩10分【車】トロッコ亀岡駅は京都縦貫道篠ICより10分
40台(1台700円/トロッコ亀岡駅)
※乗車方法:チケットは乗車の1カ月前の10時よりJR西日本のインターネット予約サービス「e5489」、JR西日本の駅(京阪神の一部)のみどりの窓口、全国の主な旅行会社で発売。トロッコ列車各駅(トロッコ保津峡駅除く)の窓口は当日販売のみ
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【福岡県・北九州市】皿倉山
100億ドルと讃えられる 一大パノラマ夜景。



日本三大夜景ほか、各地には様々な夜景の名所があるが、最近じわじわと認知度を上げているのが、北九州が誇る皿倉山。標高622mの山頂へは、ケーブルカーとスロープカーを乗り継いで。
展望台からは200度以上の視野角度で市内を一望。市街地、工場夜景、洞海湾、若戸大橋、アウトレット…。あらゆる光が織りなすパノラマ夜景は“100億ドル”と讃えられるほどの大迫力。夕景から夜景に移り変わる様子から、時間をかけて楽しみたい。
宿泊するならこのエリア
八幡東区内にホテルがある。また宿泊施設が集中している山陽新幹線小倉駅へ車で35分。
093-671-4761(皿倉山ケーブルカー)
福岡県北九州市八幡東区大字尾倉1481-1
ケーブルカー運行時間【4~10月】10時~22時(上り最終21時20分)【11~3月】10時~20時(上り最終19時20分)
火(2024年1月2日、2月13日除く)、2月16日~29日
ケーブルカー・スロープカー往復通し券の乗車料金1230円 ケーブルカー山麓駅まで
【電車】JR八幡駅よりタクシーで5分(無料シャトルバスあり。運行期間、時間等は要確認)【車】北九州都市高速道路大谷出入口より5分
178台(2時間以内100円)
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【長崎県・佐世保市】ハウステンボス
1200万球もの光がまばゆく煌めく「光の王国」。






石畳、海へと繋がる運河、美しい建物。辺りが夕闇に包まれる頃、中世ヨーロッパの街並みを再現したこの広大なテーマパークは「光の王国」へと姿を変えていく。世界最大(総合エンタテインメント施設で展開するイルミネーションに限る)と言われる1200万球ものイルミネーションが365夜、園内を彩る。
シンボルタワーであるドムトールンや白い観覧車から見下ろす眺め、カナルクルーザーで運航する光に包まれた運河、夜景を堪能できるレストラン、季節限定スポットなど見どころにあふれ、ひと晩では回りきれないほど。
宿泊するならこのエリア
ハウステンボス内ほか、JRハウステンボス駅周辺や近隣の西海市、JR佐世保駅周辺にもあり。
光の王国
[開催期間]通年
[開催時間]日没~営業終了時間
0570-064-110
長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
9時~21時(季節により異なる)
公式HPで確認
入場料:7000円
【電車】JRハウステンボス駅より徒歩7分【車】西九州道佐世保大塔ICより10分
5000台(1日1000円)
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(写真提供:(C)ハウステンボス/J−20700)
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※この記事は2023年7月13日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部
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