伝統を守りながら進化し続ける老舗の和菓子、見た目もワクワクするようなキュートな和菓子…。関西エリアで見つけた「ネオ和菓子」をご紹介します。
暮らしに和菓子が根付く町・京都は、新旧問わずハイレベルなお店が随所に点在。お茶×新・和菓子の心安らぐ至福コンビに、ジャンルレスな魅惑ペアリングも見逃せない。おはぎの概念を覆す美しすぎるデコレーションにも注目。
歴史を重ねる京菓匠による新ブランドから、気鋭の和菓子職人の感性が光る注目店まで。温故知新なお気に入りの一品を見つけて。
【京都府・京都市】果朋 -KAHOU-
京菓子の伝統を継承する熟練職人が、果実・ナッツ・洋酒など洋素材を贅沢に駆使して絶妙なバランスで仕上げる華やかな創作和菓子。初めて出会う味・香り・食感の和菓子たちに驚きと感動があふれる。
一游 – 莟HANASHIBE –

クランベリー、マスカルポーネ、ピスタチオ、檸檬、アールグレイ×白あんを寒天で包んだモダンな餡玉。
珠響

コンフィチュールとクリームあんを、伝統的な蒸菓子の浮島でサンド。
果ルフェ

ゼリー&パンナコッタ&羊羹の三層仕立て。季節替わりの果実よせ702円も人気。

【京都府・京都市】IRODORI 京都駅八条口
江戸時代から続く京菓匠「鶴屋吉信」が展開する菓子ブランド。モダンでスタイリッシュな琥珀糖や、マカロンのようにかわいい手づくり最中は、店名の通り彩り豊か。既存の概念を超えた楽しく新しい和菓子を提案する。
IROMONAKA


小倉、抹茶、こしあんの3種のあんを、天然色素を用いた5色の最中種につめて出来たてを。手づくりの楽しさも堪能できる。
IRODORI「琥珀糖」

ジャスミン、カモミール、ラベンダー、ミント、ローズの5種。しゃりっ、つるっとやさしい甘さが広がる。

075-574-7627
京都府京都市下京区東塩小路町8-3 JR京都駅八条口1階アスティロード内
10時~20時
なし
JR京都駅よりすぐ
なし
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【京都府・京都市】菓子屋のな
餡玉の「アントニオとララ」はアンデルセンの小説に着想を得た看板菓子で、森鴎外翻訳の文体の雅さも表現。ほかにも四季の情景等を描く3~4種の季節の上生菓子など、一品一品に店主の感性が凝縮する。
アントニオとララ

登場人物のアントニオを濃厚な焦がしキャラメルあん、ララを甘酸っぱいマンゴートロピカルあんの、洋酒が香る餡玉で表現。
亜麻栗

亜麻色の栗あんに、紅色のカシスあんをプラス。中のナッツがアクセント。9月~11月頃の販売。

【京都府・京都市】御室和菓子 いと達
老舗京菓子店での修業経験をもとに、オリジナルのエッセンスを加えて創造する和菓子たち。店主の地元、愛知銘菓・ういろうの生地を平安装束の色彩で表現した「包み餅」や、アイシングを施したかわいい最中が名物。
包み餅

焼き上げたういろうは2枚重ねでもっちり。粒あん、こしあん、白味噌あんの3種。
いと達のもなか

一休寺納豆入りのこしあんを挟んだ、通称・くま最中。
あんと塩きなこ

飲めるほどトロトロのこしあんと、求肥+卵白で作る雪平をティーカップで。毎月1・10・20・30日のみ販売。

じゃらん編集部
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