日本有数のパワースポットで「出雲大社」、国宝「松江城」など歴史ある観光スポットが豊富な島根県。また、美肌の湯として知られる「玉造温泉」など良泉質の温泉地や、豊かな自然が生んだ景勝地も点在しています。今回は島根に行くなら訪れておきたい定番スポットや温泉地、モデルコースを紹介します。
画像提供:公益社団法人 島根県観光連盟
島根県ってどんなところ?
海と山に囲まれ、歴史と神話に彩られた見どころがたくさん

島根県は中国地方の日本海側である山陰(さんいん)に位置する、歴史と自然の魅力あふれる場所です。東西に長い県のため、「出雲・大田・石見銀山」エリア、「松江・安来・玉造・奥出雲」エリア、「益田・浜田・津和野」エリアと大きく3つに分けて紹介します。
「出雲・大田・石見銀山」エリアは、日本の神話に深く関わる出雲大社や世界遺産・石見銀山があり、歴史と神秘を体験できます。国宝・松江城の城下町巡りや広大な本格日本庭園、玉造温泉などの美肌温泉を堪能するなら「松江・安来・玉造・奥出雲」エリア。情緒ある江戸の町並みから、海絶景や大規模な水族館まで楽しめる「益田・浜田・津和野」エリアも魅力的です。
ここからは、それぞれのエリアの代表的な観光スポットと温泉地の情報もお届けします。
島根県へのアクセス
島根県までは、電車や高速バスでもアクセスできますが、おすすめは飛行機です。県内には「出雲縁結び空港」と「萩・石見空港」の2カ所があります。
【出雲縁結び空港】東京(羽田)、大阪(伊丹)、名古屋(小牧)、福岡、仙台、静岡の空港から、1日1~5便ほど運航。また、8月のみ札幌(新千歳)からも運航しています。空港連絡バスを使って、出雲大社までは直通40分ほど、JR松江駅までは直通30分ほどでアクセスできるなど、東側のエリアへ行くのに便利です。
【萩・石見空港】東京(羽田)間で1日2便、運航しています。JR益田駅へは路線バスで15分ほど、津和野・浜田方面へは1人でも利用できる予約制の乗合タクシーが便利で、JR津和野駅までは50分ほど、JR浜田駅までは1時間ほどでアクセスできます。
しまね海遊館アクアスや、益田・浜田・津和野エリアへ行く際にはこちらを利用するのがおすすめです。
詳しいアクセス情報は下記サイトからもチェックしてみてください。
https://www.kankou-shimane.com/access
出雲・大田・石見銀山のおすすめ観光スポット
出雲大社【出雲市】

国内外から多くの参拝客が訪れる「出雲大社(いずもおおやしろ)」。縁結びの神様として信仰されている大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られています。
境内には歴史的な建造物や鎮守の森が広がり、中でも高さ24mの御本殿は国宝に指定された貴重な建物です。

御本殿以外にも、重要文化財指定の銅鳥居、大注連縄(おおしめなわ)が掲げられた神楽殿(かぐらでん)など見どころはたくさんです。
また、出雲大社といえば日本の神話では神々が集まる場所とされており、毎年10月に行われる「神在祭(かみあらいさい)」では、国中の神様たちが出雲に集結するといわれています。
神社周辺は豊かな自然が残され、多くの野鳥や植物なども見ることができますよ。
0853-53-3100
島根県出雲市大社町杵築東195(出雲大社社務所)
[参拝時間]6時~19時
なし
参拝無料
【電車】JR 出雲駅より一畑バスで25分、正門前下車徒歩すぐ【車】山陰道出雲ICより3分
385台(無料)
「出雲大社」の詳細はこちら
稲佐の浜【出雲市】

出雲大社の西方、約1kmの場所にある「稲佐の浜(いなさのはま)」。神話の舞台にもなっているスポットです。

浜には、豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)がまつられた弁天島があります。1980年代頃までは島に波が打ち寄せていたそうですが、現在は歩いて近くまで行けるようになりました。
白い砂浜と青い海に囲まれた島の姿は、どこか神秘的です。

また、夕日スポットとしても親しまれており、「日が沈む聖地出雲」として日本遺産にも登録されています。
旧暦10月10日には全国からお集まりになった神様たちが、この「稲佐の浜」から「神迎の道」を通って出雲大社へ向かうといわれており、それにならってここからお参りをスタートしてみるのもおすすめですよ。
0853-31-9466(出雲観光協会)
島根県出雲市大社町杵築北稲佐
散策自由
【電車】JR 出雲市駅より一畑バスで40分、稲佐の浜下車徒歩すぐ【車】山陰道出雲ICより20分
23台(無料)
「稲佐の浜」の詳細はこちら
出雲日御碕灯台【出雲市】

島根半島の西端、大山隠岐国立公園内の断崖にそびえる「出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)」。真っ青な空と海に映える、白亜の灯台です。
高さ44mと石造灯台としては日本一の高さで、1998年には「世界の歴史的灯台百選」、そして2022年には国の重要文化財に指定されました。

灯台の内部は見学でき、らせん階段で展望台へ昇れます。展望台から見る日本海や島根半島の全景は圧巻の眺めです。
また周囲には海岸沿いに松林の遊歩道が設置され、海や島々などの景色を堪能しながらゆったりと過ごせますよ。
0853-54-5341
島根県出雲市大社町大字日御碕1478
【3月~9月】平日9時~16時30分、土・日・祝9時~17時【10月~2月】9時~16時30分(最終入場20分前)※悪天候時は参観休止
なし
【参観寄付金】中学生以上300円
【電車】JR 出雲市駅より一畑バスで1時間、日御碕灯台下車徒歩5分【車】山陰道出雲ICより30分
なし(近隣に無料の県営駐車場あり)
「出雲日御碕灯台」の詳細はこちら
石見銀山【大田市】

「石見銀山(いわみぎんざん)」は、16世紀から20世紀にかけて繁栄した鉱山遺跡で、その周辺エリアなどと合わせて世界文化遺産に登録されています。
散策の拠点にはバス停もある「石見銀山世界遺産センター」がぴったり。豊富な展示やVRなどの資料で知識を深めてから各スポットを訪れると、より楽しめますよ。

予習が済んだら、実際に鉱山遺跡へ足を運んでみてください。当時の採掘坑道は「間歩(まぶ)」といわれ、「大久保間歩」や「龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)」など、坑内を見学することができる遺跡もあります。

効率的に回りたい人や歴史などについて詳しく知りたい人には、「石見銀山ガイドの会」によるガイドツアーもおすすめです。
▼「龍源寺間歩」の詳細はこちら
https://www.city.oda.lg.jp/ohda_city/city_organization/23/596/15162/3672
▼「大久保間歩 一般公開限定ツアー」の詳細はこちら
https://www.iwami.or.jp/ginzan/
▼「石見銀山ガイドの会」の詳細はこちら
http://iwamiginzan-guide.jp/
0854-89-0183(石見銀山世界遺産センター)
島根県大田市大森町
【電車】JR大田市駅より石見交通バスで40分、大森または大森代官所跡または石見銀山世界遺産センター下車【車】山陰道大田中央IC・三瓶山ICより25分
約400台(石見銀山世界遺産センター)
「石見銀山」の詳細はこちら
大森の町並み【大田市】

かつて鉱山町として栄えた大森の町。江戸時代の武家屋敷や豪商・熊谷家住宅など、歴史的な建造物や文化財が今も残されています。
ノスタルジックな町並みの中には、古民家を改装したカフェやおしゃれな店などもあり、散策が楽しめるエリアです。

町の中央部、小高い岩山に建つ「観世音寺」へ立ち寄ってみるのもおすすめです。石段を昇った先から町の全景が見渡せるビュースポットとして知られています。

歩き疲れたら「大森観光案内所」でひと休み。観光案内所と休憩所、大田市の特産品を集めたおみやげ処が併設されています。休憩所にはコインロッカーもあり便利です。
0854-88-9950(大森観光案内所)
島根県大田市大森町
【電車】JR大田市駅より石見交通バスで30分、大森下車【車】山陰道大田中央IC・三瓶山ICより25分
なし(石見銀山世界遺産センター駐車場を利用可)
「大森の町並み」の詳細はこちら
出雲・大田・石見銀山のおすすめ温泉地
湯の川温泉【出雲市】

“日本三美人の湯”の一つといわれる「湯の川温泉」は、歴史ある温泉地です。pH8.4の弱アルカリ性の泉質で、しっとりつるつるとした湯ざわりが特徴です。
6軒の宿があり、日帰り入浴を行なっている宿もあります。
温泉津温泉【大田市】

「石見銀山」エリア内にある「温泉津(ゆのつ)温泉」。開湯1300年超と伝わる古湯で、その薬効の高さにより、県内外から多くの人が訪れる湯治湯です。元湯と薬師湯、2つの源泉があり、共同浴場のほか、各宿では薬師湯の温泉に入れます。
江戸から昭和まで、様々な時代の建物が建ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された温泉街での散策も楽しめますよ。
0855-65-2065(温泉津観光案内所 ゆう・ゆう館)
島根県大田市温泉津町温泉津
【電車】JR 温泉津駅より徒歩10分【車】山陰道温泉津ICより5分
7台(温泉津観光案内所 ゆう・ゆう館)
「温泉津温泉」の詳細はこちら
三瓶温泉【大田市】

国立公園三瓶山の麓に湧き出る「三瓶(さんべ)温泉」は、褐色に濁ったお湯が特徴です。毎分3000Lという豊富な湧出量を誇り、鉄分と塩を多く含んだ温泉は保温・保湿効果に優れた美肌温泉です。2つの共同浴場「亀の湯」「鶴の湯」で、かけ流しのお湯を堪能できます。
また、早朝の雲海や夜の星空、夏のハイキングや冬のスノーシューなど、三瓶山の大自然の中でレジャーも楽しめます。
0854-88-9950(大田市観光協会)
島根県大田市三瓶町
【電車】JR 大田市駅より石見交通バスで45分、三瓶温泉下車徒歩すぐ【車】松江道吉田掛合ICより40分
施設により異なる
「三瓶温泉」の詳細はこちら
松江・安来・玉造・奥出雲のおすすめ観光スポット
松江城【松江市】

「松江城」は城下町・松江のシンボル的な存在。築城から400年以上、全国に現存する12天守の一つで、国宝にも指定されました。最上階である5階の望楼まで登ると、松江市街や宍道湖(しんじこ)が一望できる360度の絶景が望めます。

城のある松江城山公園内も興雲閣(こううんかく)、松江神社など見どころがたくさん。園内の遊歩道を散策しながら、松や竹林、春の桜に秋の紅葉など四季折々の自然が楽しめます。
また、武者や忍びの者に扮したガイドが案内してくれるツアーもおすすめ。城の様々な仕掛けや工夫など、ただ見るだけでは分からない豆知識も含め、楽しく紹介してくれますよ。
0852-21-4030(松江城山公園管理事務所)
島根県松江市殿町1-5
【4月~9月】8時30分~18時30分【10月~3月】8時30分~17時(最終受付30分前)
なし
【天守入場料】高校生以上680円、小・中学生290円
【電車】JR 松江駅よりレイクラインバスで10分、国宝松江城・県庁前下車徒歩すぐ【車】山陰道松江西ICより20分
市営駐車場67台(1時間300円、以降30分毎100円)
「松江城」の詳細はこちら
ぐるっと松江 堀川めぐり(堀川遊覧船)【松江市】

「ぐるっと松江 堀川めぐり(堀川遊覧船)」は国宝・松江城築城当時に造られたお掘の約3.7kmを50分かけて巡る観光遊覧船。松江城をはじめ、武家屋敷などが並ぶ城下町を普段と違う視点で眺めながら、小船でゆったりと周遊する癒しのひと時が過ごせます。

航路には17もの橋が架かり、中には船の屋根を下げて身をかがめないと通過できない橋もあり、ちょっとしたアトラクション気分も味わえます。船頭さんによる個性豊かなガイドや民謡も魅力です。
乗船所は3カ所あり、1日乗船券なので、何度でも全ての乗り場から自由に乗降できます。
0852-27-0417
島根県松江市黒田町507-1
9時~17時※時期により変動あり
なし※荒天時は運休の場合あり
【1日乗船券】一般1600円、中・高校生1300円、小学生800円
【電車】JR 松江駅よりレイクラインバスで10分、堀川遊覧船乗場下車徒歩すぐ【車】山陰道松江西ICより20分
城山西駐車場(黒田町)158台(1時間300円※乗船客には割引あり)
「ぐるっと松江 堀川めぐり(堀川遊覧船)」の詳細はこちら
八重垣神社【松江市】

素盞嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなたひめのみこと)を祀る「八重垣(やえがき)神社」。ヤマタノオロチ退治の後、2人がこの地で結ばれたという言い伝えがあり、夫婦円満や良縁結びにご利益があるといわれています。

拝殿への参拝を済ませたら、神話の舞台となった佐久佐女(さくさめ)の森も散策してみてください。
森の中にある「鏡の池」は稲田姫命が水を飲み、姿を映したと伝わっており、和紙にコインを乗せて池に浮かべ様々な縁を占う「縁占い」が人気です。占いの用紙は佐久佐女の森へ向かう前に授与所へ立ち寄り、100円で受け取っておきましょう。
0852-21-1148
島根県松江市佐草町227
[参拝時間]【社務所】9時~16時30分※変更の場合あり
なし
参拝無料【宝物収蔵庫】拝観料200円
【電車】JR 松江駅より松江市営バスで20分、八重垣神社下車徒歩すぐ【車】松江道松江中央ICより6分
120台(無料)
「八重垣神社」の詳細はこちら
日本庭園 由志園【松江市】

中海(なかうみ)に浮かぶ大根島にある「日本庭園 由志園(ゆしえん)」。約1万坪の池泉回遊式庭園に出雲地方の風景を再現した本格的な日本庭園です。
年中、様々な品種の牡丹が見られますが、中でも3万輪の牡丹の花で池が埋め尽くされるGW開催の「池泉牡丹(ちせんぼたん)」の美しさに魅了されます。

広大な園内には滝や築山など見どころがたくさん。その他、料亭や気軽なお休み処もあるので、時間をかけてゆっくり過ごせます。
夏にはミスト庭園やサマーイルミネーション、秋には紅葉のライトアップ、冬にも大規模なイルミネーションなどが開催されており、季節ごとの様々なイベントにも注目です。
0852-76-2255
島根県松江市八束町波入1260-2
10時~17時※11月中旬~1月中旬頃のライトアップ時には延長営業あり
12月30日・31日
【入園料】一般800円~1400円、小・中・高校生400円~700円※企画展・花の開花状況等により変動あり
【電車】JR 松江駅より松江市営バスで1時間、八束町・由志園入口下車徒歩5分【車】中国道松江玉造ICより30分
300台(無料)
「日本庭園 由志園」の詳細はこちら
足立美術館【安来市】

「足立美術館」は、近代から現代までの日本画と日本庭園で知られる美術館です。日本の近代美術を代表する芸術家である横山大観(たいかん)や北大路魯山人(きたおおじろさんじん)の作品など、約2000点を所蔵。季節ごとに展示替えを行いながら、順次公開しています。
四季折々に趣を変える5万坪の日本庭園は、アメリカの日本庭園専門誌『数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』の日本庭園ランキングで、2003年から20年連続日本一に選ばれており、一見の価値ありです。

また、館内の喫茶室「翆(みどり)」では、枯山水庭を眺めながらドリンクなどが味わえます。
名園と名画の調和を楽しみながら、優雅な時間に浸れる場所です。
0854-28-7111
島根県安来市古川町320
【10月~3月】9時~17時【4月~9月】9時~17時30分
なし※新館のみ展示替えのため休館日あり
【入館料】一般2300円、大学生1800円、高校生1000円、小・中学生500円
【電車】JR 安来駅より無料シャトルバスで20分【車】山陰道安来ICより10分
400台(無料)
「足立美術館」の詳細はこちら
松江・安来・玉造・奥出雲のおすすめ温泉地
玉造温泉【松江市】

「玉造(たまつくり)温泉」は約1300年前、『出雲風土記』に美肌の湯、神の湯と記録の残る歴史ある温泉地。湯上がりは、お肌がしっとりすべすべになるのを実感できます。
温泉街には40を超えるお店が並び、足湯や温泉水の持ち帰りなど、町歩きも楽しめますよ。
0852-62-3300(松江観光協会玉造温泉支部)
島根県松江市玉湯町玉造
【電車】JR 玉造温泉駅より一畑バスで7分、玉造温泉下車徒歩すぐ【車】山陰道玉造ICより7分
「玉造温泉」の詳細はこちら
松江しんじ湖温泉【松江市】

宍道湖(しんじこ)の北側湖畔に広がる温泉地「松江しんじ湖温泉」。天然のミネラル成分たっぷりの美肌温泉に海、山、湖の新鮮な食材、そして四季折々の美しい湖の眺めが堪能できます。
松江城、堀川遊覧船など、松江市内の観光スポットへも車で5分以内と立地も抜群です。
0852-21-7889(松江しんじ湖温泉組合)
島根県松江市千鳥町、西茶町、末次本町
【電車】一畑電鉄 松江しんじ湖温泉駅より徒歩3分~15分【車】山陰道松江西ICより10分
「松江しんじ湖温泉」の詳細はこちら
さぎの湯温泉【松江市】

「さぎの湯温泉」は、724~729年の神亀(じんき)年間に湧出したと伝わる歴史ある温泉です。源泉温度は50度ほどとかけ流しが楽しめる温度で、湯量も豊富。湯冷めしにくく、無色透明でさらっとした湯ざわりの美肌温泉としても知られています。
郷土民謡「安来節(やすぎぶし)」やどじょう料理など、地域ならではの文化やグルメも堪能してみてください。
益田・浜田・津和野のおすすめ観光スポット
津和野 殿町通り【津和野町】

小京都ともいわれる山あいの城下町、津和野。その中でも「殿町(とのまち)通り」は江戸時代の古い佇まいを残し、白壁の土塀や、道沿いの堀割を泳ぐ鯉など情緒ある風景が広がっています。
カトリック教会や藩校養老館跡など多くの史跡があるだけでなく、郷土料理が味わえる店、おしゃれなカフェや雑貨店なども並ぶ、津和野のメインストリートです。

夜にはライトアップされるほか、初夏には花菖蒲、秋には銀杏並木で彩られ、時間帯や季節ごとに異なる町の様子を楽しめます。
近隣には、国指定名勝の堀庭園や、秋には雲海が見られる津和野城跡、日本五大稲荷の一つに数えられる太皷谷稲成神社など、見どころたくさんの町です。
0856-72-1771(津和野町観光協会)
島根県鹿足郡津和野町後田
散策自由
【電車】JR 津和野駅より徒歩10分【車】中国道六日市ICより1時間
なし(近隣に有料駐車場あり)
「津和野 殿町通り」の詳細はこちら
島根県立しまね海洋館アクアス【浜田市】

中国・四国地方の中でも屈指の規模を誇る「島根県立しまね海洋館アクアス」。日本海の生き物を中心に、約400種1万点が展示されています。
出雲神話にも登場する大型のサメやエイなどが悠々と泳ぐ大水槽「神話の海」をはじめ、全国的にも珍しい島根県の県魚・トビウオの通年展示、様々な角度から4種類のペンギンを観察できる「ペンギン館」など、見応え十分の館内です。

館内一の人気者はCMでも有名なシロイルカ。1日数回行われるパフォーマンスでは“幸せのバブルリング(R)”を繰り出す愛らしい姿が見られます。
また、館内各所で見られるプロジェクションマッピングを使ったダイナミックな演出にも注目ですよ。
0855-28-3900
島根県浜田市久代町1117-2
9時~17時※7月21日~8月3日は9時~18時(最終入館1時間前)
火(祝日の場合は翌平日)※春・夏・冬休み、年末年始、GWは営業
【入館料】一般1550円、小・中・高校生500円
【電車】JR 波子駅より徒歩10分【車】山陰道浜田東ICより6分
約2000台(無料)
「島根県立しまね海洋館アクアス」の詳細はこちら
石見畳ヶ浦【浜田市】


国の天然記念物に指定されている「石見畳ヶ浦(いわみたたみがうら)」は1600万年前の海底が地上で見られる珍しい景勝地。
ひんやりとした賽の河原洞窟のトンネルを抜けて海岸に出ると、自然にできたものとは思えないような形の石が並ぶ不思議な光景が広がります。貝や鯨などの化石も多く見られ、ハートの形をしているノムラナミガイの化石を3つ見つけると幸せになれるという、恋のパワースポットとしても話題です。

また条件が揃えば、まるでウユニ塩湖のように水面に映る写真を撮影できる絶景フォトスポットでもあります。
毎週日曜日はボランティアによる無料ガイドを行っているので、詳しい話を聞きながら回りたい人にはおすすめです。
▼「浜田市観光ボランティアガイドの会」の詳細はこちら
https://www.kankou-hamada.org/volunteer
0855-24-1085(浜田市観光協会)
島根県浜田市国分町
散策自由
【電車】JR 浜田駅より石見交通バスで10分、千畳苑下車徒歩15分【車】山陰道浜田ICより10分
約10台(200円)
「石見畳ヶ浦」の詳細はこちら
益田・浜田・津和野のおすすめ温泉地
美又温泉【浜田市】

山あいの閑静な地にある「美又(みまた)温泉」。pH9.9の高いアルカリ性と、81.9ppmという高濃度のメタケイ酸の相乗効果による美肌の湯として古くから知られています。
湯治場風情の残る石畳の温泉街には、「美又温泉足湯公園」や日帰り温泉施設なども点在し、散策も楽しめます。
有福温泉【江津市】

1370年以上前から続く「有福(ありふく)温泉」は、緑深い山里に湧く古湯。無色透明なアルカリ性単純温泉のお湯は、低刺激の美肌の湯として知られています。
石段の坂道沿いに宿や民家などが並び、温泉街は散策も楽しめます。昭和レトロな「御前湯(ごぜんゆ)」をはじめ、3つの共同浴場での湯巡りもおすすめですよ。
0855-52-0534(江津市観光協会)
島根県江津市有福温泉町
【電車】JR 江津駅より石見交通バスで30分、有福温泉下車徒歩3分【車】山陰道浜田東ICより15分または江津西ICより10分
「有福温泉」の詳細はこちら
1泊2日おすすめ観光モデルコース
歴史と神話の息吹を感じる知的Trip

神話ゆかりのパワースポットと、歴史的に価値の高い建造物や街を巡ります。知性と内面を磨く旅を楽しみましょう。
<1日目>
出雲大社【出雲市】
↓徒歩15~20分
稲佐の浜【出雲市】
↓車で15分
出雲日御碕灯台【出雲市】
↓車で1時間
玉造温泉に宿泊【松江市】
<2日目>
玉造温泉【松江市】
↓車で15分
八重垣神社【松江市】
↓車で15分
松江城【松江市】
↓徒歩10分
堀川めぐり【松江市】
美しい町並みや風景に感動する癒やされ旅

石見銀山のある大森のレトロな町でゆったり過ごした後は、かわいい生き物たちや絶景に出会える海辺へ。きっと、心も体もリフレッシュできるはずです。
<1日目>
石見銀山【大田市】
↓車で10分
大森の町並み【大田市】
↓車で30分
温泉津温泉に宿泊【大田市】
<2日目>
温泉津温泉【大田市】
↓車で40分
島根県立しまね海洋館アクアス【浜田市】
↓車で10分
石見畳ヶ浦【浜田市】
まとめ
1000年以上の歴史と自然の魅力がたっぷり味わえる、島根県のおすすめ観光スポットを紹介しました。スポット情報からモデルコースまで、旅のプランの参考にしてみてくださいね。
\宿・ホテル検索はこちら/
※この記事は2023年10月20日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載の価格は全て税込価格です。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
岡本 いつか
3人の子を持つ、ママ編集ライター。たまにひとり旅に出かけます。奈良とウィーンが大好き。今一番欲しいものは、加齢とともに失った「睡眠1時間で働ける身体」。