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2024.03.15

関西の「ご当地グルメ」ランキングTOP10!大阪や兵庫の人気メニューも紹介【2024】

“コナモン文化”で知られる大阪グルメをはじめ、地域の食文化に根付いた多彩なご当地グルメが魅力の関西エリア。

今回は、関西在住の人に聞いたおすすめのご当地グルメをランキング形式で紹介!全国的な知名度を誇るグルメのほか、知る人ぞ知る郷土料理もランクイン。関西を訪れた際にはぜひ食べて欲しいグルメが満載です!

記事配信:じゃらんニュース

1位 たこ焼き【大阪府】

アツアツとろとろ!大阪グルメの代表格

(画像提供:PIXTA)
(画像提供:PIXTA)

たこ焼きは、大阪では一家に一台たこ焼き器があると言われているほど生活にとけこんでいるグルメです。

“コナモン文化”に詳しい日本コナモン協会長の熊谷真菜さんによると、大正から昭和にかけて流行した「ちょぼ焼」や「ラジオ焼」がたこ焼きの原型と言われているそうです。

(画像提供:大阪市観光局)
(画像提供:大阪市観光局)

丸い形がかわいいたこ焼きですが、半円状の凹みが並んだ鉄鋳物や銅板の鍋に小麦粉をダシで溶いた生地を流し込み、タコ、ネギ、紅ショウガ、天かすなどを入れて焼き上げます。ソース、青のり、けずり粉、マヨネーズなどをかけるのが定番ですが、醤油、塩、ポン酢など味付けも店によってバリエーションも豊富。

また生地の焼き加減で食感もさまざまなので、店ごとの食べ比べを楽しむのもおすすめですよ。

2位 お好み焼き【大阪府】

鉄板でジューッと!大阪ソウルフード 

(画像提供:大阪市観光局)
(画像提供:大阪市観光局)

たこ焼きと並ぶ大阪グルメのスター選手で、“大阪人のソウルフード”と言っても過言ではないお好み焼き。たこ焼き同様、小麦粉をダシで溶いた生地にキャベツと卵を入れ、豚肉などの具をのせたり、イカやエビなどの具を混ぜ入れたりして、鉄板の上で焼き上げます。

諸説ありますが、現在のスタイルが確立したのは戦後で、1970年の大阪万博を機に大阪名物として全国的に知られるようになりました。

(画像提供:大阪市観光局)
(画像提供:大阪市観光局)

今では、チーズやキムチ、餅など具材のバリエーションも増え、焼きそばを生地に混ぜ込んだモダン焼きなども人気です。鉄板の上でジューっとソースが焦げる音と、香ばしい香りが食欲をそそります。

3位 明石焼(玉子焼)【兵庫県】

タコ&ふわふわ生地の絶妙食感ハーモニー

(画像提供:(一社)明石観光協会)
(画像提供:(一社)明石観光協会)

一説には“たこ焼きのルーツ”とも言われている明石焼は、兵庫県明石市で「玉子焼」の名で親しまれているご当地グルメです。

小麦粉やじん粉(小麦デンプン)、卵を使った生地が特徴で、加熱しても硬くならずふんわりした食感が楽しめます。具はシンプルにタコのみ。四角い板の上にのせて提供され、三つ葉などを浮かべたダシ汁につけて食べるのが定番のスタイルです。

(画像提供:(一社)明石観光協会)
(画像提供:(一社)明石観光協会)

明石観光協会の梅田さんによると、江戸時代に作られていた「明石玉(宝飾品に使われる模造サンゴ)」の製造過程で大量に余った卵と、明石でたくさん獲れるタコを使った料理が、明石焼のルーツとのこと。現在、明石エリアでは約70店舗で明石焼を味わうことができます。

4位 串カツ【大阪府】

ソース二度漬けNG!揚げたてサクサクの食感が美味

(画像提供:大阪市観光局)
(画像提供:大阪市観光局)

“ソースの二度漬け禁止”で全国に知られている串カツ。日本串カツ協会理事長の吉野さんによると、二度漬け禁止は大阪のローカルルールでしたが、今では日本串カツ協会の公式K2K(串カツ二度漬け禁止)ルールとして制定されているそうです。

大阪名物通天閣のお膝元・ジャンジャン横丁には、戦後から続く老舗店や行列店が軒を連ねています。カウンター席では、目の前で揚げられたアツアツの串カツを気軽な雰囲気で味わえます。

牛肉、エビ、アスパラガス、卵にチーズなど具のバラエティーも豊富で、たっぷりソースをまとわせて食べるのが定番の味わい方。甘辛いソースとサクサクの衣の食感が絶妙です。どれも一口二口で食べられるサイズなので、いろいろな具を試してみてください。

5位 近江牛【滋賀県】

とろける脂の旨味が口いっぱいに!

(画像提供:滋賀県庁畜産課)
(画像提供:滋賀県庁畜産課)

近江牛は、日本で最も長い歴史と伝統を誇るブランド和牛。滋賀県の豊かな自然環境で400年にわたって育まれてきました。近江牛の美味しさの理由は、琵琶湖を囲む山々を源流とする清流と、豊富な稲わらにあると言われています。

バランスよくサシが入ったきめ細やかな肉質が特徴で、人肌で溶け出す上品な脂は芳醇な香りと甘みがあり、一度食べたら忘れられない味わいです。

(画像提供:滋賀県庁畜産課)
(画像提供:滋賀県庁畜産課)

滋賀県内ではステーキ、焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶなど、さまざまなスタイルで提供されています。滋賀県庁畜産課の内本さんによると、「じゅんじゅん」という地元ならではの食べ方もおすすめなんだとか。

青ネギと白菜、近江牛を鉄なべで焼き、シンプルに薄口醤油で味わえば、近江牛の旨味や甘みがダイレクトに感じられるそうなので、機会があればぜひ試してみて!

6位 いか焼き【大阪府】

モチモチ生地とイカの食感がマッチング

(画像提供:大阪市観光局)
(画像提供:大阪市観光局)

いか焼きと言えば、縁日などで見かけるいかの姿焼きが一般的ですが、関西ではたこ焼きやお好み焼きと同じ“コナモン料理”のひとつです。小麦粉を水やダシで溶いた生地にイカの切り身を入れ、鉄板で押し焼き、最後にソースを塗って味わいます。

生地は押し焼きするため小麦粉のグルテンの作用でモチモチっとした弾力があり、イカの歯ごたえとも相まって絶妙な食感。食べ応えもバッチリです。

日本コナモン協会長の熊谷真菜さんによると、大阪駅前の百貨店で販売されたことをきっかけに広く知られるようになり、現在では大阪市内を中心に数々の店があるそう。小腹がすいた時のおやつや食べ歩きグルメ、また大阪土産としてなど、さまざまなシーンで親しまれています。

7位 たこ飯【兵庫県】

タコの旨味がご飯にしみた郷土料理

(画像提供:(一社)明石観光協会)
(画像提供:(一社)明石観光協会)

明石だこは、瀬戸内海に面した兵庫県明石市を代表する食材。なんと2000年ほど前のたこつぼが明石近海から発見されているほど、明石とタコの関係は深いのです。明石海峡の流れの速い潮流に鍛えられたタコは太くて短い脚が特徴で、歯ごたえのある食感を楽しむことができます。

明石だこを使ったたこ飯は、生ダコや、柔らか煮、干しダコを使ったものなど地域や店によってバリエーションもさまざま。明石市内の和食店や明石焼の店などで味わえるので、タコの旨味がしみこんだご飯と、プリプリの食感を堪能してください。

8位 柿の葉寿司【奈良県】

柿の葉の香りが爽やかな奈良名物

(画像提供:奈良県食と農の振興部)
(画像提供:奈良県食と農の振興部)

奈良県吉野地方の郷土料理である柿の葉寿司は、古くから地元でお祭りの際に食べられています。塩で締めたサバやサケを酢飯と一緒に柿の葉で包んだ押し寿司の一種です。

作ってから一晩おくことで柿の葉の香りとサバの旨みが酢飯に移るので、作った翌日が食べごろと言われています。

現在では、吉野地方だけでなく県内でも多数の店があり、奈良土産としても有名です。サバやサケが主流ですが、鯛、穴子などさまざまな種類の柿の葉寿司もあります。奈良県食と農の振興部の上田さんによると、冷蔵保存して硬くなったものは、オーブンで柿の葉に包んだまま焼くとほんのり温かくなって美味とのことなので、ぜひお試しください。

9位 出石皿そば【兵庫県】

多彩な薬味で味変も楽しい小皿のそば

(画像提供:NPO法人但馬國出石観光協会)
(画像提供:NPO法人但馬國出石観光協会)

兵庫県豊岡市の城下町・出石で古くから愛されている出石(いずし)皿そばは、出石焼の小皿に盛りつける独特のスタイルで提供されています。

出石観光協会の中原さんによると、出石皿そばの歴史は古く、江戸時代の国替えに伴い信州からやってきたそば職人の技法が出石地域に伝わったのが始まりだそう。いまでは関西でも有数のそば処として知られています。

(画像提供:NPO法人但馬國出石観光協会)
(画像提供:NPO法人但馬國出石観光協会)

玉子・とろろ・ねぎ・大根おろし・わさびなどの薬味と、徳利に入った関西らしい濃いめのダシで味わいます。小皿ごとに薬味を変えられるので、お好みで味変も楽しめます。「箸を立てた高さまでお皿を重ねると一人前」と言われているので、大食いに自信のある人は何皿食べられるかチャレンジしてみては。

10位 和歌山ラーメン【和歌山県】

どこか懐かしい味わいの「中華そば」

(画像提供:(一社)和歌山市観光協会)
(画像提供:(一社)和歌山市観光協会)

和歌山県では「中華そば」と呼ばれている和歌山ラーメン。麺はストレートのやや細麺で、具材はチャーシュー、メンマ、ネギ、カマボコが入るのが特徴です。和歌山市観光協会の上山さんによると、和歌山ラーメンのスープには大きく分けて3つの系統があるそう。

一つ目は醤油系。和歌山市内の路面電車の停車場に軒を並べていた屋台の味がベースで、濃い茶色のスープは見た目に反して意外とあっさりしているのが特徴です。二つ目は豚骨醤油系で、コクのあるまろやかな豚骨スープと醤油が絶妙に絡み、奥行きの深い味。いずれも「中華そば」という呼び名にふさわしい、素朴でどこか懐かしい味わいですよ。

(画像提供:(一社)和歌山市観光協会)
(画像提供:(一社)和歌山市観光協会)

近年は上記の2種類の範ちゅうには入らないラーメン店も増えてきているそうなので、何店舗か巡って食べ比べを楽しんでみて下さい。

10位 ねぎ焼き【大阪府】

青ネギたっぷり!醤油風味のソースでさっぱり

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

小麦粉をダシで溶いた生地に、青ネギをたっぷり入れて焼き上げる「ねぎ焼き」。西洋野菜のキャベツの栽培が普及する以前は青ねぎを刻んで入れる店も多く、お好み焼きのキャベツの代わりに青ネギが入っていると言えばイメージしやすいかもしれません。今では関西圏のお好み焼き店では定番メニューの1つに数えられるほどポピュラーになっています。

特徴は青ネギをたっぷり入れることに加えて、ソースが醤油ベースのものが主流なこと。薄口醤油やダシ醤油、レモン醤油など店舗によってさまざまですが、基本的にソース系のお好み焼きに比べてさっぱりした味わいです。

牛すじとこんにゃくを甘辛く炊いたものが具に入っていることも多く、食感も楽しい逸品です。

まとめ

たこ焼きやお好み焼きなど“コナモン”グルメが多くランクインする結果になったのも、関西のランキングらしいですね。その他のグルメも、地元を訪れたらぜひ味わってほしい逸品ばかり。店ごとの違いを楽しめるグルメも多いので、ぜひ食べ歩いてバリエーションを楽しんでみてください!

【アンケート調査概要】
インターネット調査:選択方式によるアンケート
調査時期: 2023年9月22日~2023年9月27日
調査対象:関西在住20代~50代男女
有効回答数:640名

※この記事は2024年3月1日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
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じゃらん編集部  じゃらん編集部

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