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グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるたんぱく質の一種。小麦アレルギーなどの原因とされており、都内には、グルテンフリーの専門カフェが続々オープンしています。ランチ利用はもちろん、アイスやパン、ケーキなどメニューも多彩で、写真映えもしますよ。ぜひ一度、足を運んでみませんか。

グルテンフリーとは？

グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるたんぱく質の一種で、小麦アレルギーの原因とされています。グルテンフリー専門カフェ「avan渋谷本店」によると、最近では、アレルギー患者ほどではなくても、グルテンを摂取することで、ちょっとした倦怠感や頭痛などを引き起こしてしまうグルテン不耐性の人がいることもわかってきたそう。

また、グルテンには腸内環境を乱す働きがあり、グルテンフリーにするだけで腸内環境が整い、便秘の解消や体のむくみ改善によるダイエット、ニキビなどの肌荒れ軽減の効果が期待できるとか。
そこで、グルテンを含む食品を摂取しないようにするライフスタイルが注目され、専門のカフェが徐々に増えているのです。次からはグルテンフリーなごはん・スイーツを楽しめる専門店を紹介します。

【神泉駅から徒歩3分】avan渋谷本店

山形県庄内産「はえぬき」の米粉を使用

山形県生まれのオーナーが“地元の味を大切にしたい”と開いたグルテンフリーの専門店です。山形県庄内産「はえぬき」を丁寧に挽いた米粉を使用し、フードメニューの調味料も小麦粉不使用で、油も酸化しにくい米油を使っています。

看板メニューの「米粉チュロ」には、チョコやナッツなどをトッピングした「リッチチュロ」と、シュガーやピスタチオといったシンプルなトッピングの「フレーバーチュロ」があります。

「リッチチュロ」の人気No.1メニュー「ダブルチョコ」は、サクサク食感がクセになるチョコ好きにはたまらない一品。塩味の効いた4種のナッツとキャラメルソースが絶妙なバランスの「キャラメルナッツ」も人気です。

レモンの果肉入りシロップを使うブルーの色鮮やかなオリジナルドリンク「ブルーレモネード」は写真映えも抜群ですね。

木目調の店内には観葉植物が飾られ、ホッと和めるような癒しの空間が広がっています。「タコライス（1200円）」や「自家製からあげプレート（1200円）」といった食事メニューはもちろんグルテンフリー。ランチでもおやつでも使えるのがいいですね。

【神谷町駅直結】ALCHEMY

バリ島発の完全植物由来のレストラン

インドネシア・バリ島の「ALCHEMY（アルケミー）」が日本で2023年にオープンした動物性由来食品や卵、乳製品、白砂糖不使用のレストラン。全メニューがグルテンリーです。

米粉と、タロイモ、バナナをベースに作る「タロパンケーキ」には、季節の果物をトッピング。ココナッツクリームとメープルシロップ、生地のもちもち食感がクセになる味わいです。

ココナッツミルクを使った「ソフトクリーム」は、多肉植物から作られるアガベシロップが優しい甘さ。種類のトッピングと、3種類の自家製ソースから好きなものを1つずつ選んで、オリジナルサンデーを作れます。

看板メニューの「アルケミーサラダバー（1800円〜）」は、温かいものや冷たいものなど、独自に調理された30種類のトッピングから選んで、自分だけのサラダボウルに出来るのが魅力です。

また、アーモンドミルクに浸したチアシードと、ふわふわのココナッツホイップクリーム、フルーツとメープルシロップが層になった瓶入りのプディング「チアヘンププディング（1200円）」や、店内でカカオペーストから作った非加熱の「ローチョコレート（330円〜）」も好評。非加熱のため、栄養と風味がそのまま楽しめます。全メニューがテイクアウト可能なので、お土産にも喜ばれそうですね。

木を基調とした内装と観葉植物、バリから輸入した家具を使った店内は、リゾート感あふれる空間。大きな窓から差し込む日差しと開放的な雰囲気は、都会のオアシスのようです。

テーブルとテラスで全48席あり、ランチやティータイムにゆったりとした時間を過ごせます。

【代々木公園駅から徒歩4分】グルテンフリースイーツ専門店　NachuRa Yoyogi park

全国の洋菓子店を訪ねたシェフが生み出すグルテンフリースイーツ

18歳からパティシエの世界に飛び込み、九州から北海道まで各地のフランス菓子店を巡る旅の中で、学びたいと思った愛知、広島、東京のシェフの元で修行を積んできた羽佐田雄飛シェフによるグルテンフリースイーツの専門店です。

早い時間に売り切れることも多いという「ピスタチオのシュークリーム」は、グルテンフリーでなかなか作るのが困難なシュークリームを、普通と変わらない食感で作られています。有機栽培のコーンスターチを使用したカスタードには、高品質のピスタチオが混ぜ込まれており、贅沢な味わいを堪能できます。

素材にこだわった「チーズケーキ」は、クリームチーズや生クリーム、鶏卵などすべて北海道から直接仕入れているそう。チーズの風味は控えめで、あっさりとした味が特徴です。

富ヶ谷に移転前の南青山の頃から親しまれている「裏青山ブレンド」は、中深煎りで苦味がありつつも飲みやすく、リピーターの多いコーヒーです。

全てのスイーツに白砂糖・小麦粉不使用なのは“お菓子を食べる時間に罪悪感を持って欲しくない”というシェフの想いから。グルテンフリーを気にしている人もそうでない人も、この店のお菓子を通じてほんの少し健康について考えるきっかけになったらといいます。

渋谷の喧騒をはなれた代々木公園近くに位置するカフェで、自然素材を使った心地よい空間。心のこもった手作りスイーツで豊かな時を過ごせますよ。

【代々木上原駅から徒歩4分】SO TARTE代々木上原

毎朝市場でプロが目利きしたフルーツたっぷりのスイーツ

“みんなのタルト、これからのタルト”をコンセプトに、アレルギーがある人にも楽しめるタルトが提供されています。

クリームには、フルーツの美味しさを最大限に引き出すオリジナル豆乳を使っており、タルト生地は乳、卵、白砂糖、小麦不使用です。

プロが市場で目利きして仕入れる旬のフルーツを使った「季節のフルーツミックスタルト」は、この店のタルトを初めて食べる人におすすめ。見た目の鮮やかさも相まって、贈り物としても喜ばれそうです。

夏季限定のかき氷もグルテンフリーかつヴィーガン対応で、練乳は自家製のアーモンドクリームと、クリームはタルトにも使用している豆乳クリームです。

アールグレイのクリームがアクセントの「アールグレイピーチ」は、フレッシュな完熟の桃と少し大人な紅茶の香りのマリアージュが楽しめる一品。ほかに「マンゴーパイン（2400円）」、「ピスタチオストロベリー（2400円）」もあります。

清潔感のある白い店舗の扉を開けると、旬のフルーツを美しく飾り付けたタルトがズラリと並ぶショーケースが目に入り、見ているだけでわくわくします。

直径約8cmの1人用タルトのほか、18cm、24cmのバースデー用タルトも用意されているので、店内でのイートインはもちろん、手土産や記念日のプレゼントにも喜ばれそうです。

表参道駅より徒歩3分の所には、姉妹店もあります。

【表参道駅から徒歩5分】Riz Labo Kitchen

減農薬米粉を使ったパンケーキ専門店

減農薬で栽培された米粉、有機豆乳、穀物飼料にこだわった平飼卵、ミネラル豊富な奄美諸島の素焚糖（すだきとう）、国産の米油を使ったパンケーキ専門店です。

イチオシメニューの「抹茶とフレッシュいちごのパンケーキ」は、ふわふわの米粉パンケーキに、京都・宇治にある播磨園の有機抹茶を混ぜ込んだクリームとフレッシュないちごをデコレーション。抹茶アイス付きです。

「チョコパンケーキ」は、濃厚なチョコソースと、ベルギー・カレボー社製のルビーチョコ、ホワイトチョコといった3種類のチョコをトッピング。有機カカオニブやカカオパウダー、自家製の素焚糖を使ったキャラメルナッツ、米粉クランブルなど、味が幾種も重なって食べ応え満点です。

店舗は1947（昭和22）年築の古民家をリノベーションした複合施設「裏参道ガーデン」内で、インテリアも木材をふんだんに使って、表参道にありながらどこか懐かしい雰囲気です。

店内では、自分でも簡単にふわふわパンケーキを再現できる「パンケーキミックス（650円）」を販売しているので、自宅でグルテンフリーのパンケーキ作りに挑戦するのもいいですね。

まとめ

グルテンフリーや体に優しいと聞くと、味や見た目は二の次になってしまうのでは…と思われがち。でも、実は美味しさも、盛り付けの美しさも妥協なし！のメニューが続々登場しています。気になるスイーツや料理が見つかったら、ぜひ一度試してくださいね。

※この記事は2024年8月21日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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