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やんまあさんの東京都〜高知県の旅行記

★★★★運慶・快慶次世代!湛慶・行快・肥後定慶・康弁・・作仏像巡り★★★★

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快慶は別ページ『★★★★快慶作の仏像巡り★★★★』参照。運慶・快慶という絶対的な実力を持つ次世代は、両方を踏襲したと思われる。そんな弟子たちの仏像巡り。●湛慶・・・運慶の長男!!運慶継承者!!●肥後定慶・・・運慶の次男「康運」を肥後別当定慶とする説があり、観音を作らせたら慶派No1だと思っている。仏像は顔は運慶で彫と衣などは快慶寄りに感じる。●行快・・・快慶愛弟子で、国宝仏師になった。●康弁・・・運慶の三男。●◆◆『◆1日目:滋賀◆2日目:京都◆3日目:奈良◆4日目:大阪◆5日目:和歌山◆6日目:兵庫◆7日目:東海◆8日目:中国・四国・九州◆9日目:関東◆10日目:海外or個人蔵

神社ツウ やんまあさん 男性 / 40代

1日目2018年12月1日(土)

西教寺

大津市

「西教寺」を   >

阿弥陀三尊像のうち本尊「三尺阿弥陀如来立像」と「観音菩薩像@重文」が行快作。三千院の観音を思い出させる佇まいで、截金文様と金泥が残っており、快慶存命のときの作品。

阿弥陀寺

滋賀県長浜市西浅井町菅浦240。行快作「阿弥陀如来立像@重文」が安置されているが秘仏で、御開帳の予定はないらしい。平安時代の阿弥陀如来坐像と聖観音坐像は拝見できる。

2日目2018年12月2日(日)

千本釈迦堂(大報恩寺)

京都市上京区

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●肥後定慶作「変化六観音@重文」●肥後定慶作「変化六観音@重文」は仏像好きでは有名な美仏。常時見仏可能なありがたい仏像。変化六観音は聖観音・十一面観音・馬頭観音・千手観音・准抵観音・如意輪観音で、東京国立博物館の『大報恩寺展』では准抵観音は肥後定慶作で、それ以外は肥後定慶設計の工房の仏師作とされていた。

千本釈迦堂(大報恩寺)

京都市上京区

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●快慶作「十大弟子立像@重文」●「十大弟子立像@重文」は快慶作だが、その中で「優波離」と「目?連」は快慶・行快作であることが墨書よりわかっている。さらにいうと、この十大弟子は運慶工房と快慶工房のコラボ制作で、頭が丸くて袈裟が長いのが快慶工房、頭がデコボコで袈裟が短いのが運慶工房とされている。わかりやすく言うと設計など上流工程は快慶で、下流工程は次世代に任せたのかも。

千本釈迦堂(大報恩寺)

京都市上京区

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●本尊「釈迦如来坐像@重文」は行快作●秘仏の期間が長く、驚くほど保存状態がよい行快作「阿弥陀如来坐像@重文」は快慶を継承していることがよくわかる仏像である。

鞍馬寺

京都市左京区

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●肥後定慶作「聖観音立像@重文」●千本釈迦堂こと大報恩寺に安置されている「聖観音立像@重文」と双子とされる「聖観音立像@重文」が安置されている。レッツ!仏像見比べ!!

三十三間堂(蓮華王院)

京都市東山区

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●本尊は湛慶作「千手観音坐像@国宝」●本尊は湛慶作「千手観音坐像@国宝」で、行快など慶派仏師の「千手観音立像@国宝」があるが、探すのが大変である。ちなみに行快作は「千手観音立像(第490号) 」である。

六波羅蜜寺

京都市東山区

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教科書にも載っている康勝作「空也上人@重文」!!口から阿弥陀如来を出している有名な仏像。唯一無二の仏像ここにあり!!

聞名寺

三尺阿弥陀三尊@行快●京都市左京区東大路通仁王門上ル北門前町485 。「もんみょうじ」と読む。2019年4月13日〜6月9日京博「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」展の事前調査で、阿弥陀立像と両脇の観音菩薩立像・勢至菩薩立像の両菩薩の足元から「巧匠 法眼行快」と墨書が発見された。寺の情報としては、一度、荒廃してしまったが、鎌倉時代に遊行(ゆぎょう)上人と呼ばれる一遍(いっぺん)が時宗(じしゅう)の大炊道場として名を聞名寺と改め再興したそう。ということで、京博の特別展に展示されることになり、行快作と判明!!最後にこの寺の石仏は鎌倉時代の作と伝わり、一説には、石像寺の石仏(釘抜地蔵)の写しとも言われている。

東寺(教王護国寺)

京都市南区

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康勝は東寺南大門の金剛力士像で運慶とともに携わり(明治に焼失)、御影堂の「弘法大師@国宝」を作成している。また、奈良・円成寺の四天王像も康勝作とか。

極楽寺木造阿弥陀如来立像

城陽市

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●行快作「三尺阿弥陀如来立像@重文」●快慶と言えば「三尺阿弥陀如来立像@重文」で安阿弥様様式を完成させた。ここの三尺阿弥陀は行快作だが、墨書から故・快慶の記載があることから、快慶晩年の設計で、行快が完成させた仏像という噂がある。この仏像から快慶がお亡くなりになった日がわかった。

高山寺

京都市右京区

「高山寺」を   >

湛慶作パラダイス!?で「善妙神立像・白光神立像@重文」と「狛犬@重文」と「神鹿 @重文」と「仔犬@重文」が安置されている。神鹿と仔犬は2017年に行われたトーハク「運慶展」の最後の方に展示されていました。

3日目2018年12月3日(月)

興福寺国宝館

奈良市

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康弁作「天燈鬼・龍燈鬼立像@国宝」が安置されている。龍燈鬼像の胎内納入の紙片のから康弁作と判明。天燈鬼像には納入品はないが、康弁作としている。

興福寺北円堂

奈良市

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興福寺北円堂諸像では、四天王像の「多聞天」は康勝作で、「広目天」は康弁作。運慶作の仏像が多いこのお堂では、運慶工房の息子たちが関係している。

東大寺

奈良市

「東大寺」を   >

運慶・快慶・定覚・湛慶の慶派一門により、「金剛力士像@国宝」がり、運慶・快慶の仏像もある。東大寺は快慶作の仏像が多いことが特徴。

円成寺

奈良市

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奈良市東方の柳生街道沿いに位置する古寺で、仏師・運慶作「大日如来坐像@国宝」で有名な寺に、慶派の康勝作とされている 「四天王@重文」が安置されている。東寺などでも運慶とともに仕事をしているので、信ぴょう性が高い。

4日目2018年12月4日(火)

藤田美術館

大阪市都島区

「藤田美術館」を   >

快慶作「地蔵菩薩立像@重文」の墨書に快慶とともに行快の記載がある。この仏像の玉眼部分を担当していることから、快慶が信頼している仏師なのだろうと推測できる。

四天王寺

大阪市天王寺区

「四天王寺」を   >

2018年に三井記念美術館で展示された「十一面観音立像@重文」は肥後定慶作のウワサがある。根拠は作風が京都・大報恩寺の准抵観音と衣文などが似ており、元々は興福寺所蔵という噂があることから、慶派・肥後定慶もわからなくはない。

天野山金剛寺

河内長野市

「天野山金剛寺」を   >

行快作「不動明王坐像@国宝」と「木造降三世明王坐像@国宝」が安置されている。寺では運慶作と伝えられていたが、修復で墨書から快慶の愛弟子・行快と判明。そのまま、国宝になった。

5日目2018年12月5日(水)

石龕寺

丹波市

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肥後定慶作「金剛力士像@重文」は山門に安置されている。ここの金剛力士像を見ると、京都舞鶴・松尾寺の金剛力士像も肥後定慶作と思わせる。

6日目2018年12月6日(木)

両界山 横蔵寺

揖斐川町(揖斐郡)

「両界山 横蔵寺」を   >

肥後定慶作「金剛力士像@重文」は山門に安置されている。「肥後定慶=観音作は慶派No.1」と思っているが、金剛力士像が多く残っている。時代なのですかね〜。

7日目2018年12月7日(金)

滝山寺

岡崎市

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●2017年「運慶展@トーハク」と「運慶展2@金沢文庫」で見仏●運慶作と謳われることが多い「聖観音立像@重文」と「梵天立像@重文」と「帝釈天立像@重文」は父・運慶と長男坊・湛慶の合作である。面白い三尊形式で、源頼朝供養のための仏像と言われ、同時に熱田神宮の宮司と足利家も関係している仏像。

8日目2018年12月8日(土)

パラミタミュージアム

菰野町(三重郡)

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快慶弟子・長快作「木造十一面観音立像」 」は長谷寺の本尊「十一面観音像@快慶作」の模刻したものとされる。もとは、興福寺の仏像であった可能性があるらしい。最後に、長谷寺にある快慶作の十一面観音立像は焼失している。

9日目2018年12月9日(日)

雪蹊寺

高知市

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●2018年三井記念美術館で見仏●運慶の長男坊・湛慶作「木造毘沙門天@重文」と脇侍「吉祥天@重文」と「善膩師童子@重文」が安置されている。毘沙門天像の墨書から湛慶の数少ない真作の一つととされる。毘沙門天像の右腕と左手首などが失われているが、顔は父・運慶に共通する毘沙門顔なのが、すぐわかる。

10日目2018年12月10日(月)

東京芸術大学大学美術館

台東区

「東京芸術大学大学美術館」を   >

「毘沙門天立像」は顔が運慶継承率100%の天である。小さいながらも力強く、ところどころ特徴的である。邪鬼を踏んでおり、邪鬼が蛇を掴んでいるところに注目。

★★★★運慶・快慶次世代!湛慶・行快・肥後定慶・康弁・・作仏像巡り★★★★

1日目の旅ルート

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