さりゅーさんの京都府〜愛媛県の旅行記

瀬戸内海沿岸をめぐる旅に出ました。
- 1日目2024年4月28日(日)
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岩国錦帯橋空港
空港到着後、バスを乗り継いでこの旅最初の目的地錦帯橋へ向かいました。
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錦帯橋に到着したのが、もう正午近かったので、錦帯橋のたもとにある「平清(ひらきよ)」で昼食をとることに。注文したのは「彩(いろどり)御膳」。野菜を薄味でお吸い物のように仕上げた「おおひら」(左上)、岩国の名物であるレンコンを使用した「れんこん三杯酢」、「岩国寿司」、てんぷらの盛り合わせ、小鉢、茶わん蒸し、小鉢がセットでついてきます。
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店を出た後、錦帯橋を渡る前に河原に降りてみました。ぎっしりと敷き詰められた石畳や頑丈そうな橋脚、複雑に組み込まれているアーチ部分など、見どころがたくさんあります。江戸時代によくこんなものが作れたものだと感心させられます。
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入場料ならぬ入橋料を支払いいよいよ橋を渡ります。いざ渡ってみると、思ったよりアップダウンが激しかったです。
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錦帯橋を渡ってすぐのところにある「佐々木屋小次郎商店」。ソフトクリームで有名な店で、さまざまな賞を受賞している店です。私はこちらでソフトクリームを購入。本当においしかったです。 ところで、この近くには「むさし」というソフトクリームの品数200品を売りにしている店もあり、長蛇の列ができていました。ここ岩国ではソフトクリームの巌流決戦(?)が繰り広げられています。
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芝生や噴水、四季折々の花の名所として有名で、藩政時代を忍ばせる建造物が点在しています。噴水からは勢いよく大量の水が噴き出していて、少し暑くなってきたせいか噴水のそばでは子供たちが水遊びしている光景を見ることができます。
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鵜飼いといえば、長良川が有名ですが、ここ岩国でも6/1〜9/30の期間内に実施されています。金網越しに鵜の様子やトレーニングする様子を見ることができ、その隣には鵜飼いの歴史などについて学べる展示室があります。
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国の天然記念物である「岩国のシロヘビ」の生態や歴史について紹介されている「岩国のシロヘビ館」へ向かいました。館内に入ると、生きているシロヘビを実際に見ることができ、古文書や骨格標本等の展示も行われています。
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「岩国シロヘビの館」を出た後、ほぼ真正面にある岩国城ロープウェイの山麓駅へ向かいました。標高200mの城山の山頂駅まで3分で結びます。
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山頂駅から山道を歩くこと約10分。岩国城に到着しました。この城は1962年に復元され、市内から眺望することができる位置に移動させられたものです。本当の岩国城は1608年に初代岩国城主吉川広家によりこのそばにある石垣の上に建てられていましたが、わずか7年後一国一城令のため、取り壊されています。
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いろんな文化財や武具、出土された瓦や器などが展示されていますが、大体撮影禁止なところが多いですが、ここ岩国城は撮影OK。
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展示物を見つつ階段を登って行き、岩国城天守に到着しました。城下を見下ろすとかなり大きいと思っていた錦帯橋ですが、さすがに天守から見るとかなり小さく見えました。すっきり晴れていれば瀬戸内海まで余裕で見ることができますが、少し雲が見えていてこの日はよく見えませんでした。
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岩国では6〜9月の間は鵜飼いが行われていますが、オフシーズンである3〜5月は「さくら舟」という遊覧船が運行されています。約20分間上流方向に向けて周りの風景を楽しめます。この日は風が弱かったせいか水面に錦帯橋が逆さまに映っています。橋が水面に映る様子がそろばんの玉のように見えることから「そろばん橋」という愛称があるのだとか。
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JR西日本宮島フェリー
JRで宮島口まで移動後、JR西日本宮島フェリーに乗船しました。出港すると船上から大鳥居が見えてきました。この時潮が引いていたため、鳥居の足元にも大勢の観光客の姿が見えました。
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宮島桟橋のほぼ真正面にあるホテルです。1Fのラウンジは宿泊客が自由に使え、無料のコーヒーやアイスが提供されるなど、サービスが素晴らしかったです。 また、部屋も3タイプあるようで、私が案内された部屋はロフト付き。ベットはロフトにあり、そこにもテレビが設置されています。
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ホテルの夕食後、ライトアップされている大鳥居を見に行きました。船から大鳥居の足元の潮が引いているのを見ましたが、あれから2時間経過してもまだ引いたままだったので、大鳥居の足元まで行くことができました。
- 2日目2024年4月29日(月)
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ビュッフェタイプの朝食を取った後、チェックアウトしました。天気予報では昼以降から雨になるということだったのですが、ホテルを出てすぐに雨が降り始めました。
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昨晩一度通った道を歩いて厳島神社へ向かいます。野生の鹿達の姿をちらほら見かけます。そして、大鳥居が見える場所まで来たのですが、昨夜とは異なり、潮が満ちてきて大鳥居の足元が見えなくなっています。ただ、まだ満潮ではないようですね。
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入り口で参拝料を納めて厳島神社へ入ります。まずは入口すぐにある天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)など五男神が祀られている「客(まろうど)神社」でお参りをします。
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回廊を歩き、「御本社」でお参りをします。ここは厳島神社の中心部で本殿、幣殿、拝殿、祓殿が連なる複合社殿。それぞれが国宝に指定されていて、本殿は約80坪あり日本最大級らしい。
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西回廊の右側には厳島神社にあるもう一つの舞台「能舞台」が見えます。日本で5つしかない重要文化財に指定登録されている舞台です。
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館内には名だたる武将が奉納した刀剣類や鎧など数々の宝物が収蔵されています。また、入り口には切り株が展示されていますが、これは現在の大鳥居を昭和26年に大補修された際に取り換えられた「クスノキ」の根元材です。こうやってみると、大鳥居の柱がかなり太いことが分かります。
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神仏分離令により、遷された厳島弁財天が安置されている真言宗の寺です。境内にある平成18年に再建された「護摩堂」には一条六尺(4m80cm)の総白檀の不動明王像が祀られています。また、堂内には島内に現存する堂塔に祀られていた仏像が安置されています。
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豊臣秀吉が戦没武士を慰霊するために1587年に建立した大経堂で、広さから別名「千畳閣(せんじょうかく)」とも呼ばれています。内部に入るとその広さに驚かされます。
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厳島神社で参拝しているときにもご本殿の背後に見えていた五重塔です。「豊国神社」のすぐ目の前にたっていて、高さは28mあります。
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「岩惣」のそばの無料シャトルバスで紅葉谷駅まで移動後、ロープウェイで獅子岩駅まで移動しました。晴れていれば混雑して予約が必要でしたが、小雨が降っていたため予約もなく乗ることができました。
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獅子岩駅から散策路を歩くこと20分。弥山本堂に到着しました。ご本尊は虚空蔵菩薩が祀られています。まずは無事にふもとに戻れるようにお祈りをします。 そして、弥山本堂の真正面に建つ霊火堂の中には、弘法大師が修行の際に使用したとされる火が1200年以上たった今も堂内で燃え続けています。ちなみにこの火は広島平和記念公園の「平和の灯火」の元火になっているのだとか。
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山頂を目指して歩いていくと、大きな岩が次々と姿を現します。大きな岩が持たれるようにできた岩のトンネルである「くぐり岩」。不動さんが祀られている不動岩など様々な奇岩が点在しています。
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しばらく歩くと頂上に到着しましたが、ここにも巨岩が並んでいます。そして、岩々の向こう側に建てられている展望台で休憩します。本来ならば瀬戸内海の島々を見ることができたはずでしたが、生憎の悪天候のために全く見ることができませんでした。15分ほど休憩後、ロープウェイ山頂駅まで戻り下山しました。
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注文したのは名物の「あなご飯」。あなごのだしで炊いた甘辛いご飯のうえに手焼きのあなごがたくさん乗せられています。穴子にぬられたたれが香ばしくて本当においしかったです。
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ホテルでいただいた引き換え券があったので、「宮島じゃけぇ」こと「揚げもみじ」と引き換えました。揚げもみじ自体を食べたのは初めてだったのですが、揚げたてだったせいかサクサクしていて、カステラ生地とこしあんの甘さがのバランスがとてもよく本当においしかったです。あと、看板メニュー「広島でがんす」ことがんすも揚げたててでとてもおいしかったです。
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宮島を後にした後、路面電車で広島市内へ向かいます。ホテル最寄りの電停で下車後、ホテルにチェックインしました。
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人気店であるせいか行列ができていました。20分ほど待った後、店内に案内され「そば肉玉子」とビールを注文しました。しばらく待っていると鉄板に乗せられたお好み焼きが運ばれてきましたが、かなりボリュームがあるので、完食できるかなと心配になりましたが、無事に完食することができました。本当においしかったし、大変満足しました。
- 3日目2024年4月30日(火)
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朝食をとった後、荷物を預けてチェックアウトしました。徒歩で広島平和記念資料館へ向かいました。
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昭和20年8月6日の原爆投下のせいで破壊された建物の一部や被爆した人々の遺品、そしてその当時の体験談など被害の凄まじさを伝えるものが展示されています。
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公園内にある「原爆死没者慰霊碑」へ向かうと、取り囲むように祈りを捧げていたり、写真を撮っている人たちが大勢いました。慰霊碑には「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから」という碑文が刻まれていて、中央の石室には30万人を超える原爆死没者名簿が収められています。
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「平和の灯」の上部で炎が静かに揺れていました。この炎は昭和39年に日本各地から火種が集められて点火されたもので、昨日(4/29)に訪れた弥山の霊火堂の火もその一つです。
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被爆により白血病を発症して12歳で亡くなった少女と原爆で犠牲となった子供たちのために碑であるたてられた「原爆の子の像」です。塔の中には金色の鶴の鐘が吊るされていて、自由にならすことができます。
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14万を超える被爆体験記や証言映像などが閲覧可能な施設です。入口からスロープで降りていくと被爆当時の広島の街並みが360度のパノラマで表現されていました。また企画展では体験記をテーマにした映像をみることができ、原爆の被害の悲惨さを感じることができます。
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むき出しの鉄骨や崩れ落ちた外壁など被爆当時の様子のまま川沿いに異様な姿で佇みます。原爆の破壊力が本当に凄まじいものだったことを無言で語ってくれます。
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12階建てのタワーで屋上には「ひろしまの丘」と名づけられた展望台があり、そこからは原爆ドームやサンフレッチェ広島の新スタジアム「エディオンピースウィング広島」を一望することができました。
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展望台から12F「おりづるの壁」へ向かいました。1Fの受付で購入した折紙の引き換え券で入手した折紙で作った折り鶴を12Fから投入します。手に入れた折紙で折り鶴を作り始めますが、中学生以来折ったことがなかったので、さっぱり思いだせませんでしたが、折り方の解説書があったので、折り始めました。ただ、私の理解力が足りないのか中々難航しましたが、スタッフさんに教えてもらって何とか完成させることができました。そして、折り鶴を投函口から投げ入れます。
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広島県内に11店舗展開する汁なし担担麺の人気店です。ただ、ゴールデンウィークとは言え平日だったせいかそれほど並ばずに店内に入ることができました。 注文したのは看板メニューの「汁なし担担麺」+温玉で辛さ1。辛さはちょうどよくてなかなかおいしかったです。
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天守閣に向かう途中にあり、広島東洋カープが毎年必勝祈願に訪れる神社です。子供の日が近いせいかカープが関係しているせいかこいのぼりが鳥居の両脇で泳いでいます。
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「鯉城(りじょう)」の別名を持つ「広島城」天守閣は戦国武将・毛利輝元により1589年に建てられました。やはりこの城も原爆投下時に焼失していて、昭和33年に復元されています。天守閣内は歴史博物館として常設、企画展が催されています。
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呉へ向かうため、JR広島駅へ向かいました。新幹線に乗る前に両親へのお土産を購入しました。
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JR呉駅に到着後、駅前のホテルにチェックインします。この日は街に出ずにホテル内の「音戸」というレストランで夕食をとることにしました。
- 4日目2024年5月1日(水)
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最上階のレストランで朝食を取った後、荷物を預けてチェックアウトしました。
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大和ミュージアムの吹き抜け部分の広場に1/10スケールの戦艦大和が鎮座しています。全長26.3m、幅3.9mで精巧に再現されていて、船首やスクリューなど普段は見ることができない部分も見ることができます。これが実物の1/10サイズ・・・。実物は本当に巨大だったんですね〜。
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「大型資料展示室」にはゼロ戦や二人乗り有翼潜水艇「海龍」など、かつて本当に使用されていた戦闘機やエンジンや砲弾が展示されています。
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大和ミュージアムのすぐそばに鎮座する存在感のある潜水艇が目印です。日本で唯一潜水艇内に潜入できる施設で、入場料は無料です。
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2Fは掃海艇についての展示が行われています。戦後日本の復興を陰から支えた航路啓開活動から湾岸戦争時の夜明け作戦における国際貢献まで掃海部隊の活躍が紹介されています。 3Fには、ここは潜水艦の歴史やテクノロジーが紹介されているフロアーです。実物の魚雷や艦内の食堂や乗組員の寝室を体感できます。そして、3Fから潜水艇「あきしお」内に入ることができますが、かなり狭いと感じました。
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広島駅に戻り新幹線で新尾道駅まで行き、そこから千光寺山ロープウェイの乗り場まで移動しました。
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千光寺頂上展望台PEAK
ロープウェイで山頂駅に到着後、とてもユニークな形状をした建築物が姿を現しました。スロープを登ると展望デッキがあり、そこからは「尾道大橋」や対岸の「向島」、尾道水道を行き来する船など素晴らしい景色を一望することができます。
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山頂から文学のこみちを下り、千光寺の境内に入りました。「客殿」や「大師堂」の前の細い道を通りぬけ、「大師堂」まえの小門を潜り抜けると断崖絶壁に朱塗りの「鐘楼」が姿を現します。
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さらに進むと朱塗りの「本堂」にたどり着きました。中国地方には珍しい舞台づくりの本堂です。ご本尊は千手観音菩薩で33年に一度開帳される秘仏です。
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市内へ降りていくと「天寧寺」の三重塔「海雲塔」が見えてきました。旅行雑誌でよく見かけるアングルですね。なかなか素晴らしい景色です。
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「天寧寺」の裏側の入り口から境内に入り、まずは本堂でお参りをします。本堂でお参りをした後、境内にある「羅漢堂」へ向かいます。「羅漢堂」内には見ごたえのある五百羅漢の群像がずらりと並んでいました。お堂内に私が一人。羅漢様たちに見つめられている気分になって、圧倒されます。
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艮神社
創建は平安時代初期の806年で尾道で最初にできた神社とされています。本殿の境内には樹齢900年を超える大きな楠の木が生い茂っていて圧倒されます。この神社は大林宣彦監督の「時をかける少女」や「ふたり」のロケ地となったことで有名な場所でもあります。
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尾道駅から少し離れた場所に建つホテルにチェックインしました。予約を入れていれば、尾道駅から送迎バスでホテルまで送ってくれます。
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平原温泉ぽっぽの湯
ホテルからの無料送迎バスを利用して訪れた温泉施設です。大浴場には、露天風呂につぼ風呂、大風呂、電気風呂、しるく風呂、冷水風呂などとバラエティに富んだ風呂がたくさんあります。入浴後は、レストランで夕食も食べ、無料送迎バスでホテルに戻りました。
- 5日目2024年5月2日(木)
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朝食をとった後、無料送迎バスで尾道駅まで送ってもらいました。その後、予約していたレンタサイクルを受け取り、いよいよしまなみ海道を走行することになります。
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向島行き渡船乗り場
船着き場に到着すると、私のようにヘルメットをかぶって自転車で渡船に乗り込む人たちだけではなく、この日は平日だったせいか向こう岸に渡る学生の姿を見かけました。
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後藤飲料水工業所(後藤鉱泉所)
看板商品の「マルゴサイダー」を購入しました。のど越しがよくてとてもおいしかったです。「マルゴサイダー」以外にも様々なドリンクが販売されていて、全国発送されているそう。
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展望台へ通じる坂道が本当に大変でした。頂上が見えない坂道を見てげんなりしましたが、何とか30分ほど掛けて展望台に到着しました。本当に素晴らしい景色でした。因島大橋や瀬戸内海の島々を一望することができ、さらには遠くの方に四国山地が見えました。
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海辺の道から傾斜3%の坂道を登り、因島大橋の入り口にたどり着きました。因島大橋は上部が車道、下段が自転車&歩行者が通行する道路となっています。
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またしても自転車を押しながら坂道を登り、山頂にある「五百羅漢」を目指します。江戸時代後期に作られたというたくさんの石仏が並ぶ光景に圧倒されました。また、景色もなかなか素晴らしく因島大橋だけでなく、遠くの方にこの後通過予定の生口橋も一望することができます。
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到着してみると観光客も少なくて資料館や店も開いていませんでした。いやな予感がして慌ててスマホで調べてみると、毎週木曜日が閉館日とのこと。そう、この日(5/2)は木曜日でした。下調べが足りませんでしたね。
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表側は人が登る階段があるのですが、裏側からは自転車で境内に乗り入れることができます。境内には「自転車神社」というサイクリストに有名な神社があります。鳥居を相棒(自転車)と一緒にくぐってこの自転車旅が無事に済むようにお参りをします。
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生口橋
巨大な塔とそこから延びるケーブルに圧倒されます。そして、橋を遠くから見たときに気が付いていたけれど、やはり橋の中央に向けて上り坂になっていました。
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生口島に上陸後、海辺の道を走っていると行列ができている店がありました。ジェラートで有名な店です。30分程度並んでようやく注文できました。そして私が購入したのは「伯方の塩&瀬戸田のレモン」。ほんのりとした塩味と甘味そしてレモンの味の相性がよくて本当においしかったです。
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サイクリング旅初日のゴールで本日の宿泊先です。この旅館は、大林宣彦監督の映画「転校生」の舞台になった場所です。
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自転車で長閑な雰囲気の瀬戸田の町を走らせていると、その雰囲気にそぐわないド派手な「山門」が出現しました。山門をくぐり、拝観料を納めて境内に入ります。境内には日光東照宮の陽明門や平等院鳳凰堂など有名な寺社をモチーフにした建物が数多く建てられています。
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耕三寺境内を通り抜けた先にある広さ5000平方メートルの大理石の庭園である「未来心の丘」。さっきまで「和」の世界にいたはずなのにヨーロッパかどこか海外へ来た気分になります。雲一つない快晴の空を背景にしているせいか大理石の白さが引き立ちます。
- 6日目2024年5月3日(金)
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旅館をチェックアウトする前に向上寺へ向かいます。ここには国宝の三重塔が建立されています。
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まだ海水浴には早いため、ビーチにはあまり人はいませんでしたが、白い砂と海辺の景色が素晴らしいです。そして、ビーチには「島ごと美術館」と呼ばれる野外アートが点在しています。
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多々羅大橋
広島と愛媛県境の間にかかっている完成当時世界最長だった斜張橋です。橋には2つの塔があるのですが、広島側の塔で「鳴き龍」を体験することができます。その塔の近くで手をたたいたりすると音が響き渡る現象が発生します。
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サイクリストの聖地記念碑
多々羅大橋を渡り大三島に上陸してすぐのところにある道の駅のそばに記念碑はあります。そして、そこからは多々羅大橋を一望することができ、素晴らしい景色を楽しむことができます。
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「総門」を通過すると両脇に大小100本以上のクスノキが群生している参道が伸びていました。「神門」のそばには樹齢2600年といわれる国の天然記念物に指定されている「小千命御手植の楠(おちのみことおてうえのくすのき)」が鎮座していました。「根の周りを息を止めて3周すると願いが叶う」という言い伝えがあるそう。
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「神門」をくぐるとその真正面には1427年に建てられた「拝殿」が姿を現します。色彩がない素木造りで切妻屋根に檜皮が葺かれている建物です。この背後に本殿があります。
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長閑な海沿いにある工場です。工場内では塩の製塩行程を見学することができます。ただ、この日は祝日であったため、工場のラインは動いていませんでしたが、自然乾燥中の塩の山や使用されている釜などは見ることができました。また、工場裏ある「流下式枝架併用(りゅうかしいきしじょうかへいよう)塩田」も見学することができます。
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この日が祝日のせいか大勢の自転車の人たちの姿を見かけます。これまで通過した橋の中で最も幅が広いサイクリングロードを走り、「伯方島」に上陸しました。
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「伯方・大島大橋」のたもとにある道の駅です。昼食として伯方の塩が使用されたラーメンを注文しました。食べてみるとあっさりとしていてとてもおいしかったです。
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「伯方・大島大橋」へのスロープを登り、橋を渡ります。そして、しまなみ海道の最後の島である「大島」へ上陸しました。
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海賊たちの海上活動や能島城跡の発掘調査で明らかになった海賊たちの文化について常設展示されています。また、展示室からは「伯方・大島大橋」や「能島」、「鵜島」などの島々が一望することができます。
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「来島海峡大橋」のたもとにある道の駅「よしうみいきいき館」で最後の休憩です。海辺に見える「来島海峡大橋」が本当に素晴らしい光景でした。
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「来島海峡大橋」は、約4Kmの来島海峡にかかる世界初の三連つり橋です。休憩後、スロープを登っていよいよ来島海峡を越えていきます。橋の上からは夕日に照らされる瀬戸内海の島々やそこを行き来する船などの素晴らしい景色を堪能できました。
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約25分ほど掛けて「来島海峡大橋」を渡り切り、とうとう四国に上陸しました。あとは、JR「今治駅」を目指すだけでしたが、その前に「糸山公園」の展望台へ向かいます。「来島海峡大橋」をはじめとした素晴らしい景色を一望できました。この景色を堪能後、サイクリングロードのゴール地点であるJR今治駅を目指しました。
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電車を乗り継いで道後温泉に到着後、「道後温泉本館」の目の前にあるホテルにチェックインしました。
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チェックイン後、温泉に入るつもりで「道後温泉本館」に行こうとしましたが、すべての整理券を配布し終えると案内終了というシステムだったため、この日は入れませんでした。「飛鳥乃湯泉」も案内終了していたため、「椿の湯」へ向かいましたが、行列ができていて20分ほど並んでようやく大浴場へ入ることができました。大浴場も人がいっぱいいて、ゆったりと疲れない状態でした。
- 7日目2024年5月4日(土)
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朝起きて「道後温泉本館」に向かったのですが、すでに行列ができてました。すでに整理券を入手しても入浴できるのが昼過ぎになるということで、諦めて「飛鳥乃湯泉」へ行き、入浴しました。
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1Fのお寿司屋さんで出された朝食を取った後、チェックアウトしました。荷物を預けて道後温泉を散策します。
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空の散歩道
道後温泉本館の背後にある「空の散歩道」には足湯があり、「道後温泉本館」を見下ろすことができます。
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135段の階段を登りきるとすぐ目の前に朱塗りの「楼門」が姿を現します。前回、道後温泉に来た時にも訪れたことがあったのですが、その時は絶賛工事中で覆いと足場が設置されていました。
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道後温泉前広場にある足湯でそのそばには温泉が湧いている湯釜が置かれています。
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午前9時になるとカラクリ時計のカラクリが動き始めます。「伊予万歳」という楽曲が聞こえるとカラクリが動き出すとまずはマドンナが文字盤の裏から姿を現します。時計のあちこちから「坊ちゃん」の登場人物たちが次々と姿を現します。そして、最後にはからくり起動前は3層だったのに時計台ごと持ちあがって最下層に温泉につかるおじさんたちが出現します。
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愛媛の食卓1970
「愛媛県の家庭では蛇口からミカンジュースが出る!」というあまりにも有名すぎる愛媛県の都市伝説を経験できる店です。店に入ると20種類のみかんジュースが出る蛇口がずらりと並んでいます。飲み比べしてみるとジュースの色や味が種類ごとに違うことがよく分かります。
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正岡子規の作品や障害についての資料や夏目漱石と52日間過ごしたという「愚陀仏庵」を再現した建物。道後・松山の歴史についての資料が展示されています。
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注文したのは、愛媛名物の「宇和島鯛めし」です。ご飯の上に鯛の刺身を乗せ、卵の黄身を溶いた醤油だれをご飯にかけて食べます。きんぴらごぼうにじゃこ天、味噌汁付きでした。たい飯もじゃこ天もとてもおいしかったです。
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10 FACTORY 道後店
ボトル入りみかんジュースなどのみかん製品が販売されている店です。イートインでみかんソフトも購入することができます。
瀬戸内海沿岸をめぐる旅に出ました。
1日目の旅ルート
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