関東屈指の温泉地・鬼怒川温泉。肌に優しいアルカリ性単純泉が湯量豊富に湧いていて、神経痛や五十肩、疲労回復などに効果があるとされ、雄大な渓谷沿いに温泉宿が建ち並んでいます。
今回は鬼怒川温泉で、おすすめの日帰り温泉を紹介します。日帰り入浴ができる温泉宿や、日帰り専門の貸切露天風呂施設などをピックアップしたので、記事を参考にぜひ訪れてみてくださいね。
ほてる白河 湯の蔵
渓谷美が間近に迫る絶景露天。古き良き湯治場の趣きを残す温泉宿

巨岩が並び、水が白泡を立てて流れる風光明媚な渓谷に建つ「ほてる白河 湯の蔵」。約40室の和室を持つ、日本情緒を感じさせる温泉宿です。


温泉も古き良き時代の湯治宿の雰囲気。内湯は窓が大きく、まるで露天風呂のような開放感。女湯「石湯」の湯船は、幅2.5m、長さ9.5mと広々としています。


川面を吹き抜ける風や紅葉が奏でる梢のざわめきも感じられ、自然の中でゆったりと湯浴みが楽しめる渓谷露天風呂もおすすめ。「木立の湯」は足がすくむほどの眺めですよ。

また、貸切露天風呂「庭風の湯」「木風の湯」があり、宿泊者優先ですが、空いていれば日帰りでも利用できます。電話予約は受け付けていないので、当日フロントで尋ねてみてくださいね。
栃木県日光市鬼怒川温泉滝483
日帰り入浴14時~20時(最終受付19時)※最大利用90分
不定※混雑時入場制限の場合あり
【日帰り入浴】中学生以上1000円、0歳~小学生500円【貸切露天風呂】1回50分3300円(日帰り入浴料別途要)※手ぬぐい販売200円、バスタオルレンタル300円
鬼怒川温泉駅より徒歩15分/日光宇都宮道路今市ICより約20分
あり(無料)
「ほてる白河 湯の蔵」の詳細はこちら
(画像提供:ほてる白河 湯の蔵)
日光きぬ川ホテル三日月
水着で楽しむ屋上温泉プールなど多彩な温泉が揃うスパリゾート

「日光きぬ川ホテル三日月」は、鬼怒川温泉駅から徒歩3分の好立地に位置する、1000室を超える客室を持つ広大な温泉スパリゾートホテルです。
館内には、20種類以上の湯船がある温泉や、プールのように水着で温泉を楽しめる「おぷーろ」、プールを備えた温泉テーマパーク「ガーデンスパ三日月」など多彩な施設が揃っています。



温泉は「きぬの湯」「渓谷の湯」「夢見の湯」という3つのゾーンに分かれています。「きぬの湯」「渓谷の湯」は広々とした露天風呂から、内湯、開運の湯と言われる黄金の風呂などまで合計20種類以上の湯船があり、バリエーション豊か。「夢見の湯」は団体でも利用可能な貸切風呂です。



水着で楽しむ「おぷーろ」は屋上にあり、眺望も抜群。湯温は約40℃で一年中利用でき、水着のレンタルも利用できますよ(1100円)。
水盤テラスの足湯の横には、スイーツやランチを味わえるカフェもあります。


さらに「ガーデンスパ三日月」はウォータースライダー、水流浴プール、落水ポールなど、16種類ものプールがある室内施設!季節や天候に左右されずたっぷり遊べますね。
栃木県日光市鬼怒川温泉大原1400
【日帰り入浴】12時~18時【おぷーろ・ガーデンスパ三日月】平日10時~18時、土・日・祝・特定日10時~20時(ともに最終受付1時間前まで)※季節により変更あり、混雑時入場制限の場合あり
なし
【日帰り入浴】平日:大人1500円、4歳~小学生900円、土・日・祝・特定日:大人2000円、4歳~小学生1200円【日帰りおぷーろ・ガーデンスパ三日月】平日:大人2000円、4歳~小学生1200円、土・日・祝・特定日:大人2500円、4歳~小学生1500円※その他セット料金あり。上記にバスタオル・フェイスタオルのレンタル料含む
鬼怒川温泉駅より徒歩3分/日光宇都宮道路今市ICより約30分
あり(日帰り利用3時間まで無料、以降有料)
「日光きぬ川ホテル三日月」の詳細はこちら
(画像提供:日光きぬ川ホテル三日月)
鬼怒川温泉ホテル
“パワーストーン”で旅の幸運をもらえそうな個性豊かなお風呂

1931(昭和6)年創業と、鬼怒川でも指折りの老舗温泉宿「鬼怒川温泉ホテル」。明治初年に生まれたリゾートホテルをルーツにもつ歴史ある旅館です。
温泉は木造り大浴場「渓谷の湯」と、石造り大浴場「湯里(ゆり)」の2種があり、それぞれに露天風呂や内湯など5種類の湯船が設けられています。


「渓谷の湯」の「健緑石風呂」はぬるめの湯でじっくりと入る長湯向き。広々とした浴槽の「木造大風呂」もゆっくり湯浴みを楽しめそうですね。


「湯里」は天然石を配したさまざまな湯めぐりが楽しめる大浴場。ターコイズとムーンストーンが使われた「結旅風呂」、トルマリンの「健康風呂」、アイオライトとブルーアパタイトの「美容風呂」など、幸運をもらえそうな5つのお風呂に入れます。

露天風呂では鬼怒川のせせらぎも感じられ、爽快な雰囲気。公式ホームページでは大浴場の混雑状況をリアルタイムで見られるので、利用の際にチェックすると便利ですよ。
栃木県日光市鬼怒川温泉滝545
日帰り入浴14時~17時
不定※要事前問合せ(宿泊者優先により利用不可の場合あり)
日帰り入浴【大人】1700円【3~12歳】880円
鬼怒川温泉駅よりバス・タクシーで約5分/日光宇都宮道路今市ICより約25分
あり(無料)
「鬼怒川温泉ホテル」の詳細はこちら
(画像提供:鬼怒川温泉ホテル)
ホテルサンシャイン鬼怒川
渓谷を見下ろす大露天風呂。四季折々の鬼怒川を堪能

水面から約37mと、目もくらむような高さから鬼怒川を一望できる名所・鬼怒楯岩(きぬたていわ)大吊橋。そのたもとに位置する14階建てのリゾートホテルが「ホテルサンシャイン鬼怒川」です。


温泉は、黒御影石を配した「鬼黒美湯(きこくびゆ)」と、白大理石を使った「鬼白美湯(きはくびゆ)」のそれぞれに、露天風呂と内湯の大浴場があります。


窓の大きな内湯は開放感抜群。露天風呂は木々の緑や色付いた紅葉が湯面に映り込み、自然との一体感も味わえるぜいたくなひとときです。
栃木県日光市鬼怒川温泉大原1437-1
日帰り入浴11時~20時(最終受付19時)
不定※混雑時入場制限の場合あり
日帰り入浴【大人】1000円【小学生】700円(未就学児無料)
鬼怒川温泉駅よりバスで約6分/日光宇都宮道路今市ICより約20分
あり(無料)
「ホテルサンシャイン鬼怒川」の詳細はこちら
(画像提供:ホテルサンシャイン鬼怒川)
大江戸温泉物語Premium 鬼怒川観光ホテル
岩風呂大浴場や露天風呂など多彩。湯上がりは無料ラウンジでくつろげる

「大江戸温泉物語Premium 鬼怒川観光ホテル」は2024年7月、全国で35カ所ある大江戸温泉物語の宿の中で8宿しかない“Premiumシリーズ”にリニューアル。日帰り入浴でも無料のドリンクサービスが利用できるプレミアムラウンジなどが特徴です。


大浴場は2カ所。「鶏頂の湯」には2つの露天風呂「五十里の湯」「竜王の湯」があり、開放的な雰囲気で湯浴みが楽しめます。



もうひとつの大浴場「霧降の湯」は、多彩な浴槽のある半露天風呂が印象的。ガラス窓の向こうに渓谷の緑が見える一番広い「華厳の湯」、一人で浸かるのにちょうどいい六角形の湯船「眠猫の湯」、岩間からお湯が滝のように流れ落ちる落ち着いた雰囲気の「岩風呂大浴場」などがあり、湯めぐり気分が楽しめます。

また、日帰り利用の「入浴付ディナーバイキング(要予約)」プランもあり、肉料理・魚料理・ハーゲンダッツのアイスクリームなど、豪華メニューが食べ放題。季節ごとのプレミアムな創作料理と入浴をセットで堪能するのもおすすめです。
栃木県日光市鬼怒川温泉滝359-2
日帰り入浴15時~24時(最終入場22時)
土・日・祝・特定日※当面の間は平日のみ利用可。詳細は公式ホームページを要確認
【日帰り入浴】大人2200円、小学生1100円※フェイスタオル販売110円、バスタオルレンタル220円【入浴付ディナーバイキング(要予約)】大人4200円、小学生2700円、3歳~未就学児2100円
鬼怒川温泉駅より徒歩15分/日光宇都宮道路今市ICより約30分
あり(無料)
「大江戸温泉物語Premium 鬼怒川観光ホテル」の詳細はこちら
(画像提供:大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ)
一心舘
バラエティ豊かな浴槽で心身ともにリフレッシュ!

かつては割烹料亭だったという「一心舘」。80年ほど前に店主が冬の河原を散歩していると、一カ所だけ雪が積もっていない場所があり、そこに落ちていた寛永通宝を拾うと温かかったことから源泉を発見し、温泉宿へと生まれ変わったのだそう。


「温泉クアハウス」「すぱプール」などいくつかある入浴施設のうち、「温泉クアハウス」が日帰り入浴可能。全身浴、渦流浴、立ち湯、寝湯などさまざまな浴槽があり、温泉をぜいたくに掛け流しています(一部加温)。

箱蒸しやサウナなどもあり、ヘルシーコース、ビューティーコースといった“温泉入浴プログラム”が紹介されているので、参考にして健康作りやリフレッシュするのもいいですね。

露天風貸切風呂「心泉の湯」も日帰り入浴が可能(50分間・予約制)。スタート時間は、12時、13時、14時の3つから選べます。
栃木県日光市鬼怒川温泉滝542-3
【温泉クアハウス(日帰り入浴)】13時~21時(最終受付20時)
不定
【温泉クアハウス(日帰り入浴)】1名1650円※中学生以上は別途入湯税50円【露天風貸切風呂】50分4400円※温泉クアハウス入浴料別途要
鬼怒川温泉駅よりタクシーで約5分/日光宇都宮道路今市ICより約20分
あり(無料)
「一心舘」の詳細はこちら
(画像提供:一心舘)
大江戸温泉物語 ホテル鬼怒川御苑
鬼怒川のせせらぎに癒される露天風呂が自慢。バイキングセットプランも

45mもある赤鬼の絵が描かれた大階段のある歩行者専用橋「ふれあい橋」は、鬼怒川温泉のランドマーク的存在。「大江戸温泉物語 ホテル鬼怒川御苑」はその大階段を上がった場所に位置する、渓谷美を一望できるホテルです。


ロビーから専用廊下を通って露天風呂へ向かうと、喧噪から離れ、木立に囲まれた静かな雰囲気。女湯の「姫の湯」と男湯の「殿の湯」があり、四季折々の鬼怒川の自然美を眺めることができます。


内湯の「百花の湯」「月光の湯」は日によって男女入れ替え。広々としていて、ゆっくり足を伸ばして寛げます。
また、ここは日帰りの「入浴付ディナーバイキング(要予約)」プランもあるので、食事とセットで満喫するのもよさそうです。
栃木県日光市藤原1-1
15時~21時
不定※混雑時入場制限の場合あり
【日帰り入浴】平日:大人1000円、小学生440円、土・日・祝・特定日:大人1400円、小学生550円※フェイスタオル販売110円、バスタオルレンタル220円【入浴付ディナーバイキング(要予約)】平日:大人3350円、小学生2200円、3歳~未就学児1650円、土・日・祝・特定日:大人4450円、小学生3300円、3歳~未就学児2750円
鬼怒川温泉駅より徒歩10分/日光宇都宮道路今市ICより約25分
あり(無料)
「大江戸温泉物語 ホテル鬼怒川御苑」の詳細はこちら
(画像提供:大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ)
渓流の宿 緑水
鬼怒川温泉の上流部、渓谷に迫る露天風呂の宿


鬼怒川渓谷の見どころの1つが、大岩によって川幅が狭まり音を立てて流れ落ちる「大滝」。周辺には木道の遊歩道や展望スポットも整備されています。「渓流の宿 緑水」はその川べりに建つ眺望の良い温泉宿です。

2階に大浴場があり、窓からは眼下に渓流を眺められます。大きな岩が配された岩風呂はゆったりとした広さ。


露天風呂は建物を地下へ降りていった河原に近い位置にあり、間近に鬼怒川の流れを感じられる造りになっています。渓谷のせせらぎを聞きながら、ゆったりと温まってくださいね。
栃木県日光市鬼怒川温泉滝861-3
【日帰り入浴】15時~18時
不定※都合により臨時休の場合あり
【日帰り入浴】大人:700円、小学生以下400円※フェイスタオルレンタル200円、バスタオルレンタル300円
鬼怒川公園駅より徒歩5分/日光宇都宮道路今市ICより約25分
あり(無料)
「渓流の宿 緑水」の詳細はこちら
(画像提供:渓流の宿 緑水)
自然浴 離れの湯 あけび
日帰り貸切露天風呂でプライベートな湯浴みを満喫

「鬼怒川温泉 離れの湯 あけび」は、10室の個室貸切露天風呂と、足湯や岩盤浴を備えた、鬼怒川温泉では貴重な日帰り利用専門の施設です。


木立にひっそり佇む東屋の門は、隠れ家のような雰囲気。奥には古民家風ラウンジ「風待ち亭」があり、足湯や喫茶も楽しめます。


10室の湯処は、各室に木造りと石造りの2つの浴槽が設けられていて、お湯が贅沢にかけ流されています(加水の場合あり)。

湯上がりは和の個室でまったりと過ごせます。聞こえてくる鳥のさえずりや、誰にも邪魔されないプライベート感もぜいたくですね。
栃木県日光市小佐越原19-26
10時~23時※19時以降は閉店が早まる場合あり
不定
1室1時間3800円~※詳細は公式ホームページを要確認
小佐越駅より徒歩15分/鬼怒川温泉駅よりタクシーで約10分/日光宇都宮道路今市ICより約25分
あり(無料)
「自然浴 離れの湯 あけび」の詳細はこちら
「自然浴 離れの湯 あけび」の口コミ・周辺情報はこちら
(画像提供:自然浴 離れの湯 あけび)
※この記事は2024年8月20日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載の価格は全て税込価格です。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。